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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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アシニボイン紀行;エピローグ(1);こうして旅は終わった

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      アシニボイン紀行;エピローグ(1);こうして旅は終わった
             (アルパインツアー)
        2015年9月21日(月)~29日(火)
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  ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/aecb73445dfa44ccbf4234b0db9ca119

<旅を終えて…>

■10年越しの念願の旅だった
 念願のアシニボイン滞在カナディアンロッキーの旅は,こうして終わった.10月1日から,この旅の記録をブログに掲載してきたが,今回でやっと最終回を迎える.なんと,2ヶ月以上に及ぶ期間,この記事を書き続けてきたことになる.
 書き留めてきた記事を,裏表刷りでプリントアウトしてきたが,これまでの記事は,かなり厚いバインダーでないと収まらないほどの量になってしまった.
 もう10数年前に,山仲間とニュージーランドのルートバーンをトレッキングしたことがある.そのときに,アルパインツアー社のガイドが,
 「カナダのアシニボインロッジに連泊して,日帰りでトレッキングを楽しむことができますよ・・・素晴らしい所ですよ」
と私に教えてくれた.
 あれから幾星霜.
 時は流れて,私もずいぶんと老いぼれた.その証拠に10年前の山行記録を眺めると,極めて頻繁に北,南アルプスをはじめ,各地の山へ出掛けている.何時の間にか,随分と出不精になっているなと実感する.
 そんなことから,昨年頃から,そろそろ念願のカナディアンロッキーに出掛けようかと思い始めていた.とはいえ,このトレッキングに参加するには,かなりの出費もあるし,それに海外の旅となると,どうしても億劫になってしまう.
 グズグスしている内に,月日はどんどんと過ぎ去る.
 そして,もう申し込み期限ぎりぎりに,私は主催旅行者のアルパインツアーに,駆け込むように申し込んだ.幸いなことに滑り込みが認められ,参加した次第である.
 トレッキングはピークハントとは違って,登るという点では,正直なところ,少々,物足りなかった.とはいえ,トレッキングの途中で素晴らしい風景を堪能することができたのが何よりの幸いであった.
 帰国後,旅の途中で記録したメモを頼りに,来年3月に開催予定の神奈川美術協会公募展に,まずは1枚の水彩画を纏めて,出品したいと思っている.
 今回の旅で,書き残したメモや雑なスケッチが沢山ある.これらの資料を元にして,これから沢山の絵に仕立て上げることができるからである.

■旅の記録はノート3冊
 私は長旅に出掛けるときは,何時もノートを持参している.そして1.6mmφの太字ボールペンを使って,何でもかんでも目に付いたもの,思いついたことを,このノートに書きなぐることにしている.
 その結果,今回の旅行では,旅の途中で,ノート3冊の落書きが手許に残った.
 実は,当ブログの記事も,実際に現地で書き貯めたノートの資料をたたき台にして纏めたものである.
 毎年,旅行をする度に,同じような取材ノートが貯まっていく.これが私の宝物である.
 …とは言っても,端の人から見たら,単なるゴミに過ぎないだろう.もし私が死んだら,遺族は何の躊躇もなく,こんなもの捨ててしまうだろう.だからこそ,貴重なんだと自分に言い聞かせる.
 そして私が元気で度を続けている限り,この種のゴミが増え続けるだろう.

<私の取材ノート>
 
■ブログ掲載記事は…
 当ブログに掲載した記事は,プリントアウトして1冊に纏めるようにしている.
 下の写真はこれまでのブログ記事を纏めた資料の一部である.こんなもと纏めても自分以外喜ぶ家族など誰も居ないが.それでも私は性懲りもなく続けている.どうせ後になって,大して読み返すわけでもないが.こうして纏めること自体が,楽しいのである.
 今回も最終章であるエピローグの記事が終わったら,すぐに製本するつもりである.

<当ブログに掲載した山旅記録の事例>

<これまでの海外の山旅>
 
■今までどんなところへ出掛けたか
 私は.現役のサラリーマン時代から,何回となく海外へは出掛けた.一般のサラリーマンに比較して,海外旅行の回数は決して多い方ではないが…
 そんな業務での海外旅行を除いて,私が最初に出掛けた海外の山旅は,順不同で,
  アンナプルナダウラギリ展望トレッキング(ネパール)
  ミルフォードサウンド(ニュージーランド)
  ルートバーン(ニュージーランド)
  ルアペフ・ダウラギリ(ニュージーランド)
  キナバル山(マレーシア)
  キリマンジャロ
  モンブラン
  ツールドモンブラン
  メンヒ
  ユングフラウ
  エルバート山(アメリカ)
  グレースピーク(アメリカ)
  トレースピーク(アメリカ)
  ツブカル山(モロッコ)
  アパチャ山(ロシア)
  ウイルヘルム山(パプアニューギニア)
  ピスコ山(ペルー)
 まあ,こんな所だろうか.まだ,他にあるかな.私の海外の山旅は,決して多い方ではないが少ない方でもないような気がする.

■海外の山旅を始めた切っ掛け
 私が山登りを始めたのは,60歳台中頃からである.切っ掛けは勤務先の健康診断で,メタボリックシンドロームの一歩手前で,体調があまりよくなかったため,医師から散歩を進められたことにある.
 最初は鎌倉の天園(俗に言う鎌倉アルプス)を歩くことから始まった.それが何時しか山学校に通うようになった.それまでは北アルプスの山などは遠くから見るもので,自分で登るものではないと,思っていたが,何時しか厳冬期を除く春夏秋冬に,北,中央,南アルプスや八ヶ岳の大半の山に登っていた.その頃から,
 ”では,海外の山にも行ってみようか…”
と思うようになった.
 これが海外登山を始める切っ掛けであった.
 その結果,60歳台後半から,毎年のように,海外の山に出掛けている.振り返ると,私の登山力がピークだったのは,どうやら70歳台中頃だったような気がする.最近はさすがに4000メートルを越える高山には登る気力がなくなったが,トレッキング程度の山旅は体力が許す限り,続けたいなと思っている…が,毎回,絵画の旅にでるごとに,
 ”此の旅が,年貢の納め時になるかな…”
という曖昧な不安を持ちながら旅をしている.
 
<他の趣味への展開>

■海外の山を題材にした水彩画
 私の手許には数十冊の取材ノートがある.中味は書き殴りのバッチイ代物である.しかし,今,どのノートを取り出しても,その中味を見ただけで,そのときの様子を鮮明に思い出すことができる.
 数年前,私は大学で同じ研究室に居た方の勧誘があって,年に2回,某展覧会に水彩画を出展しつづけている.これらの絵は,全て,この取材ノートをたたき台にして制作したものである.
 海外で取材した資料をもとに展覧会に出した水彩画の一部を並べてみよう.
 さて,今回のカナディアンロッキーの旅を題材にして,どんな画を描こうかな.今から楽しみである. 
  


<グランジョラスと氷河>

<ちょっと不満…でも素晴らしかった>

■1回の山旅を3回楽しむ
 一度の山旅で3回楽しむというのが私の流儀である.これは,以前このブログでも投稿した記憶があるが.折角の旅だから,1回の旅で3回楽しみたいのである.
 第1回目の楽しみは事前調査である.
 旅行社から事前に送られてくる資料を頼りに,インターネットや地図を参考にしながら,これから出掛ける旅に関連する資料,情報をできるだけ沢山収集する.そして,これらを参考人しながら,まずは頭の中にルート地図を思い浮かべる.
 ついで,ルート地図に沿ってバーチャル旅行を開始するのである.地図を眺めながら,
 ”…そろそろ,登山口からウン時間歩いたから,この辺りだな…等高線の具合から,この辺りはなだらかな登り坂だな,もう1時間ぐらいでコルだな.コルからは○○の方向に尖った山が見えるな,この山の名前は○○で標高x,xxxメートルだな…!
…てな具合に想像する.これが実に楽しいのである.
 第2回目の楽しみは,実際に歩いてみて,空想していた景気や地形と,どこがどのように違って居たかを確かめることである.これも実に楽しいのである.
 事前に地形などをシミュレーションしているので,歩きながら次々に先のことが予想できるが,その予想と現実の違いがなければ嬉しいし,違いがあればあったで新発見気分になり,これまた嬉しい.
 私は,旅の最中,小さなノートを持参している.このノートの何でもかんでも記録するように心掛けている.これが第3番目の楽しみの元になる.
 第3番目の楽しみは,旅を終えてからの紀行文を纏めることである.この紀行文,だれかにお見せするというほどのものではないし,出版するつもりもない.ただ紀行文を纏めていると,旅行中の出来事を鮮明に思い出すことができるし,不足分を調査して補うことによって,一層,正確に詳しい旅の記憶が頭の中に残るから,一層楽しいのである.

■今回の旅行で不満なこと
 その意味で,今回の旅行では,一寸不満がある.
 その不満は,折角のハイキングだが,事前にルートが知らされていないので,全く予習ができなかったことである.これでは前述の第1回目の楽しみがゼロになってしまう.
 事実,折角のハイキングも,当日にならないと,どこへ行くのか分からないし,ただ,ただ,現地リーダーの後ろを付いていくだけ…
 これでは折角のハイキングの楽しみも半減してしまう.
 私は,毎回のハイキングの後で,歩いたルートを地図に落として,現地リーダーにチェックして貰っていたが,どうも不満が残ったままであった.

■とにかくブログ記事が終わりに近付いた
 …まあ,そうは言っても,このブログの記事も,ついにエピローグまで辿り着いた.
 本当は,2015年中に書き終えるつもりだったが.それも果たせずに,2016年まで持ち越してしまった.あと1回の投稿で,この紀行文も「完」ということになる.
 いろいろあったけど,ヤッパリ旅はステキだ.体力が続く限り旅を続けたいなと思う今日この頃である(財力は頼りないが…).
                                      (つづく)
次の記事
  ↓
(編集中)

「カナダアシニボインハイキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/6e286e4ab2426961bf48a1d7a17ce46d
「カナダアシニボインハイキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/dae26e12affc9d89924fbd7f43fe2942

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.






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