<久々の東京>
アシニボイン紀行;第9日目;成田空港から帰宅:9日目の纏め
(アルパインツアー)
2015年9月21日(月)~29日(火)
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第9日目;2015年9月29日(火) 晴
<機中泊>
■日付変更線を越える
私達が搭乗したAC009便機は,18時20分頃,日付変更線を越える.
私達は飛行機に乗ったまま,カナダ旅9日目の9月29日(火)を迎える.そこで,腕時計の日付と時間を,カナダ山岳標準時からJSTに変更する.したがって,現在,.
9月28日(月)18時20分→9月29日(火)9時20分
である.
ここからは時間をJSTで記録することにする.
座席前のスクリーンには,「成田空港到着時間5時06分の予定(Estimated arrival time 15:06)]という表示が出ている.
9時30分,座りっぱなし強張った背筋を延ばすことを兼ねて,トイレに立つ.
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日付変更線を越える 機内の照明が暗くなる
■アップルジュース
機内が暗くなっている.
周囲を見廻すと,殆どの乗客が眠っている.周囲から話し声などは聞こえず,ただエンジン音だけがゴーゴーと連続して聞こえてくる.そんな中,私は眠りそびれて,ボンヤリとしている.
11時15分,キャビンアテンダントが飲み物を持って,客席の間を静かに巡回している.眠らずに起きている私に,
「飲み物いかが…?」
と目線だけで話しかける.
私もボデーランゲージだけで,
「アップルジュースを下さい…」
と指さしながら,お願いする.
眠いような火照ったような気分のときに飲むジュースは最高である.たった一杯のジュースで,随分とサッパリした気分になる.
11時25分,退屈しのぎにスクリーンを見廻す内に,偶然,”I wont you!”という映画を見始める.改造人間が大活躍するという単純なストーリーの映画だが,ついつい全部見てしまう.
丁度そのとき,私達の飛行機は,カムチャッカ半島の南を飛行中である.
成田空港まで,あと,2時間半ほどのフライトである.
アップルジュース
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カムチャッカ沖を通過中 朝食
■チャップリンの「街の光」
12時頃から,チャップリンの「街の光」を見始める.
この映画は,学生時代から何回か見たことがあるが,また何となく引き寄せられるような感じで見始める.懐かしい.白黒映画ながら,これはヤッパリ不朽の名画だなと思いながら,前編を楽しみながら見てしまう.
”Tomorrow the bird will sing…Here's our flendship, we will burn up the town…”
”Wenever you wish…ged rid of him. How can I ever thank you!…”
痺れるような台詞である.この台詞を聞いて,ほのぼの感で,心が洗われたような気分になる.
12時35分,機内の照明が点され,明るくなる.同時に機内が何となくざわつき始める.
■朝食
12時52分,朝食(昼食かな?)が始まる.朝食はビーフを選ぶ.メニューは下の写真の通りである.
チャップリンの映画を見ながら,朝食を食べる.
機内で座りっぱなしなので,あまり食欲はないが,食べ出すと惰性で食べられるから不思議である.ただ,硬いパンだけは,ボソボソしていて食べられない.勿体ないなと思ったが,パンだけは残してしまう.
<朝食>
■食後のスプライト
13時30分,チャップリンの映画が終わる,感激! もう一度みたい.
チャップリンの映画が終わると同時に,朝食も終わる.
13時40分,食後のドリンクが配られる.ワア視はスプライトと水を頂戴する.
スプライトと水
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<食後のスプライト>
■成田空港に着陸
14時15分,機内アナウンスがある.
「…間もなく成田空港…これから徐々に高度を下げる…」
という主旨である.最初に英語,その後日本語で同じ内容のアナウンスである.
14時26分,ガタンという音が下の方から聞こえてくる.多分,車輪を外に出した音だろう.
14時30分,ゴツンという衝撃がある.ランディングした瞬間である.すぐに”ゴー”という音と共に逆噴射が始まる.
<成田空港>
■流れ解散
14時35分,飛行機は成田空港搭乗口に到着する.
14時40分,ディセンバーグ.乗客の流れに乗って,空港内の通路を歩く.
14時52分,入国審査を受ける.係員のきびきびした態度に接し,日本に帰ってきたなと実感する.
15時20分,バゲージクレイム.なかなか自分の荷物が出てこないのでヤキモキする.
15時30分,自分の荷物を受け取る.ここで流れ解散である.私はツアーリーダーのSMさんに,お礼の挨拶をして一人になる.ちょっとした開放感.
一気に緊張感がほぐれる.
…と同時に喉の渇きを感じる.
”そういえば,塔ノ岳から下山したときに,いつも炭酸飲料MACHを飲んでいたな…”
と思い出す.
無事帰国に感謝して,この炭酸飲料を早速賞味する.
<炭酸飲料> <成田エキスプレスの乗車券>
■久々の和食
ようやく日本に戻った.
成田空港のどこかで昼食を食べてから.帰宅しようと思ったが,うまい具合に15時44分発成田エキスプレスに間に合いそうである.
そこで,私は,成田空港内の売店で,握り飯2個をパックした弁当を購入する.この弁当を車内で食べるつもりである.
空港内は少々蒸し暑い感じがする.
<握り飯弁当>
<成田エキスプレスを利用して帰宅>
■成田エキスプレス
成田空港15時44分発成田エキスプレス34号に乗車する.
私の指定席は4号車4ばんD席.やけに”4”ばかり並んでいて,あまり縁起が良くなさそうだが,まあいいや.進行方向左の窓側の席である.
電車はやけに空いている.乗車率は1~2割程度である.
<成田エキスプレスに乗車>
■浜駅で乗り換えて大船へ
成田から千葉辺りまでは,長閑で広々とした田園地帯が広がっている.
でも,つい先ほどまで見ていたカナダの風景に比較すると,千葉の田園地帯は如何にもチマチマとしていて窮屈な感じがする.それに沿線から見える住宅もカナダに比較すると狭隘である.
16時19分,千葉駅を通過する.曇り空である.千葉を通過する頃から,辺りがだんだんと薄暗くなってくる(冒頭の写真).
過密な住宅地や商店街の明かりを眺めながら,16時43分,東京駅に到着する.ここで,列車は池袋行と浜行に分岐する.
16時46分,前半分の浜行きが発車する.この辺りでやたらに眠くなり始める.逆時差である.
16時51分,品川着.大半の乗客が品川駅で下車してしまう.4号車で残った乗客はたった4人.武蔵小杉に停車後,17時12分に終点浜駅に到着する.
浜駅から横須賀線に乗り換えて,17時36分,無事,大船駅に到着する.
■無事帰宅
大船駅から湘南モノレールで近くの駅まで.その駅から,荷物を引っ張って,坂道を登って,18時半頃,ようやく帰宅する.
同居人は出掛けていて不在.友人と湯河原で1泊しているという置き手紙がある.
”結構,結構!…一人でユックリするさ…”
一人で,勝手に風呂を沸かす.やっぱり水深が深い日本式の風呂が一番である.鼻の穴すれすれまでお湯に浸かる.勿論,そんなに深く湯船に浸かるのは心臓に良くないことは知っているが,この際,そんなことクソクラエである.
ついでに恐る恐る体重計に乗る.カナダ滞在中に食べ過ぎて,体重が増えているのではないかと心配していたが,どうやら出発前と同じである.正直,ホッとする.
そしてトイレ,何よりもお尻洗浄器が付いているトイレはヤッパリ良い.風呂とトイレで日本の良さを再認識する.
一段落したところで,PCの電源を入れる.
留守中に着信しているメールは数百通.大部分は不要不急なメールだろうと多寡をくくる.到底,開けてみる気になどならない.
とにかく猛烈な睡魔が襲ってくる.久々の夕食もそこそこに就寝する.
<9日目のラップタイム>
<前日>
(カナダ山岳標準時)
12:45 ガルガリー国際空港発
<機中泊>
(JST)
14:34 東京国際空港(成田)着
15:30 流れ解散
[第8・9日目移動行動記録]
■ガルガリー国際空港→東京国際空港(成田)(エアーカナダ)
ガルガリー国際空港発 12:45
東京国際空港(成田)着 14:34
(所要時間) 9時間49分(9.82h)
<帰国後の数日>
■帰国後1日目;2015年9月30日(水)
逆時差のために,夜中の1時に目が覚めてしまう.
朝食は,自分が食べる分,1合だけご飯を炊く.自炊はお手の物.カナダ滞在中に食べたかった目玉焼き,焼き海苔,漬け物,味噌汁の純和風の朝食である.満足.
午前中はカナダ旅行の後始末をのんびりと進める.
天気も爽やかで気持ちが良い.
同居人が帰宅するまで.まだ,時間がある.私は11時過ぎから,お散歩を兼ねて大船までブラブラ歩きを楽しむ.大船まで出た序でに,駅近くの和食の食堂に入る.そして,これまた食べたくて仕方がなかったネギトロ丼を注文する.その美味なこと.
夕食.
同居人が旅先から購入してきた魚介類で,順和食を楽しむ.
夕食後,ちょっとうたた寝するつもりで横になる.そのまま熟睡してしまい,真っ暗な中で目が覚める.目覚めた瞬間,今何日で,一体自分が何処にいるのか迷う.
■帰国後2日目;2015年10月1日(木)
またまた逆時差のために真夜中に起床してしまう.
朝から雨.
午前中,カナダから持ち帰った荷物の整理を始める.
PCに着信しているメールの整理に取りかかる.題名を見ただけで,必要なさそうなメールは片っ端から消去する.ひょっとしたら大切なメールを消去してしまったかもしれないが,
”まあ,いいや…”
アルパインツアー社KYさんからのDMが届く.
KYさんがツアーリーダをする香港ハイキングのお誘いである.香港の山は以前から一度歩いてみたかったので,PCメールで是非参加したいと返信する.
続いて,絵の搬入搬出業者Aラック社に,神奈川美術展に出品する絵の搬入を依頼する.そして月曜日に絵を受け取りに来てもらうことに決定.
今日を入れて,絵を搬入するまで,あと5日間.
カナダの旅に出掛ける前から画き始めていた40号の絵と,A6版2枚の組絵を5日間の間に完成させなければならない.急にお尻を叩かれたような気分に陥る.それにも関わらず,午後から大船駅まで散歩に出掛けてしまう,途中から雨が降り出す.帰りは仕方なく路線バスを利用する.
■帰国後4日目;2015年10月3日(土)
まだ逆時差ボケが撮れないためか,身体全体が重く感じて,体調も今ひとつである.気温も高く,湿度も高い.でも,久々の土曜日なので,塔ノ岳に出掛けることにする.堀山の家辺りまで登って,下山する積もりで出掛ける.
登り始めると,何となく体調も普通になり始める.その内に欲が出て,ついつい山頂まで登ってしまう.でも記録は最悪.大倉から塔ノ岳山頂まで3時間30分もかかってしまう.元気なときに比較したら1時間近く余計に掛かっていることになる.でも,まあ,世の中で言う標準時間の中に収まっているからこれで良しとするか.
カナダ旅から帰国後,ともかく塔ノ岳に登ったので,ここで一区切りと言うことにしよう.
…ということでカナダ旅の記録は,今回で一段落.FINである.
(9日目終わり)
(行動記録に続く)
次(行動記録)の記事
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「カナダアシニボインハイキング」の目次
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「カナダアシニボインハイキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/dae26e12affc9d89924fbd7f43fe2942
お断り;
これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.