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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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晩秋の鎌倉;獅子舞・天園・北鎌倉・台峯緑地周遊

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                            <獅子舞の紅葉はまだ早い>

    晩秋の鎌倉;獅子舞・天園・北鎌倉・台峯緑地周遊
           (単独ウォーキング)
       2015年11月19日(木) 晴

<ルート地図>


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<鎌倉駅から鶴岡八幡宮へ>

■鎌倉駅から歩き出す
 所要があって鎌倉駅付近まで出掛ける.
 サザンカ梅雨の時期とあって,最近,雨の日ばかりだったが,今日は久々に晴.こんな日には目一杯歩かなければ…ということであれこれ引っかかっている雑事をすっ飛ばして,鎌倉市内の紅葉の名所を何カ所か廻ることにする.
 まずは本日の出発点の鎌倉駅へ.
 鎌倉駅には高齢の男性20人ほどの大集団が屯している.
 ”これはたまらん…”
ということで,近くのコンビニへ緊急避難.オニギリ2個と飲み物を購入してからもう一度鎌倉駅前に戻る.男性大集団はどこかへ歩き出したらしく,駅前はいくらか空いている.
 10時10分,私もとりあえずは鶴岡八幡宮に向けて歩き出す.
 見物客で雑踏する小町通り,若宮大路を通り抜けて10時21分,鶴岡八幡宮に到着する.
 
<朝から混雑する鎌倉駅前>                       <鶴岡八幡宮>

■今日は何処を回ろうかな
 相変わらず境内は観光客や七五三を祝う家族連れで混雑している.
 とりあえず鶴岡八幡宮までは来たものの,これから先,どこを歩くか決めていない私は,休憩所で何か冷たい物でも飲みながら,今日一日のルートを決めることにする.
 小腹が空いているので,まずは売店で80円也の煎餅1枚を購入する.それに自販機でコーラ1杯も…
 祇園山を一回りしてから衣張山,名越の切通方面を一回りするのも良いな…でも,久々に獅子舞を経由して天園の峠の茶屋でも覗いてみるか…
 あれこれと迷うが,今日の所は,久々に峠の茶屋でも訪れてみるか…ということに決定する.
 ”では,歩き出す前に,鶴岡八幡宮の紅葉の具合をちょっと見ておこう…”

■白旗神社周辺の紅葉
 休憩所を出て,まずは白旗神社に廻って見る.
 私見だが,鶴岡八幡宮で紅葉が一番綺麗なのは,白旗神社から国宝館辺りだと思う.
 …が,白旗神社付近の木々は,まだ青々としている,やっぱり,紅葉の見頃は12月に入ってからかな

<白旗神社>

■国宝館付近の紅葉
 続いて国宝館付近の紅葉を見る.
 何本かの木々は紅葉しているが,全体的には見頃はまだまだ先のようである.この辺りの紅葉が見頃を迎えるのは,やっぱり12月に入ってからのようである. 

<国宝館付近の紅葉>

<源頼朝墓から大塔宮へ>

■源頼朝墓
 10時40分,浜国大附属中傷学校側の鳥居を潜って,鶴岡八幡宮を後にする.清泉小学校脇の道を北に歩いて,10時47分,源頼朝墓の階段下に到着する.
 階段の下から,源頼朝の墓を見上げると,墓の上半分が見える.辺りの木々の紅葉もまださきのようなので,階段下から墓を拝んだだけで,階段登りは省略する.
 
<源頼朝墓の長い石段>                        <墓石の上半分が見えている>

■法華堂跡
 階段の登り口手前から右折して路地に入る.山裾と住宅地の間の狭い路地である.
 10時52分,路地から山側に石段を登ったところにある法華堂跡に到着する.ここも紅葉が美しいところだが,未だ木々は青々としている.
 鳥居の先にある石段を登ると大江広元他2人の墓があるが,今日はわざわざ石段を登る気がしないので,登るのは省略.北条義時墓も近くにある.
 
<路地に入る>                              <法華堂跡>

■三浦ヤグラと村田清風歌碑
 法華堂跡の山際にある三浦ヤグラを詣でた後,石段を下って再び路地に戻る.
 10時56分,長州藩の武士,村田清風歌碑の前を通過する.
 
<三浦ヤグラ>                                <村田清風歌碑>

■荏柄天神を経由して大塔宮へ
 11時03分,荏柄天神の階段下に到着する.境内の欅が紅葉しているかを確かめたかったが,紅葉は未だである.階段下から境内の紅葉を眺めるが,紅葉は未だ未だのようなので,階段は登らずに通過する.
 11時05分,大塔宮に到着する.ここまで来ると観光客の姿はぐっと少なくなる.
 ここでトイレ休憩.そういえば,売店脇にあった案内地図が何時の間にか撤去され,そのあとの自動販売機が並んでいる.この地図を眺めている観光客が多かったのに…
 11時14分,鎌倉テニスクラブ入口からクラブ前の広場を抜けて,緑豊かな草道に入る.
 
<大塔宮>                                   <テニスクラブ脇の草道>

■永福寺跡
 草道を抜けて,11時15分,永福寺跡に到着する.
 永福寺跡の復元工事が大分進んで,池や寺院の基礎部分が姿を表している.池の周辺を散策してから,紅葉ヶ谷を経由して瑞泉寺手前から天園に行くか,それとも獅子舞を経由するかで少々迷う.

<永福寺跡>

<獅子舞経由で天園へ>

■獅子舞入口
 11時27分,獅子舞入口に到着する.ここで舗装道路は途絶えて,鬱蒼とした木立に囲まれた土道に変わる.昨日まで降っていた雨のために足許はかなり泥んこのようである.
 11時29分,泥まみれの木橋を渡って二階堂川の左岸沿いの泥んこ道を遡る.
 
<獅子舞入口>                            <土まみれの木橋を渡る>

■滝のような川
 谷間を遡る.何段にもなって連なる滝のような川が続く.ここは鎌倉市内なのに,まさに深山幽谷の趣のあるところである.
 夏の間は蚊が多くて難儀するが,今の時期は蚊がいないので,雰囲気を充分に堪能しながらユックリ登ることができる.
 いまはまだオフシーズン.すれ違う観光客も少ない.

<獅子舞を遡る>

■獅子舞の紅葉
 モミジが群生している場所に到着する.
 空一杯に紅葉の枝が広がっているが,まだ青々としている.紅葉が見頃を迎えるのはまだまだ先のようである.
 山の上の方から女性群4~5人が下ってくる.すれ違いざまに,
 「紅葉にはまだ早いですね…」
と私に話しかける.

<獅子舞の紅葉>

■新立付近の紅葉
 獅子舞からさらに遡って新立付近の紅葉を眺める.勿論,こちらの紅葉も,見頃にはまだまだ早い.
 ”さて.さて,来週末の某グループの鎌倉見物までにうまく色付くかな…”
 私は設定しているコースを変更した方が良いかなと思い始める.

<見頃には未だ未だ早い紅葉>

<天園の峠の茶屋>

■岩塊からの展望
 11時51分,コルを通る天園ハイキングコース(俗に鎌倉アルプス)に突き当たる.展望を楽しむために,コルの左手にある岩塊の頭まで登る.ところが数名の性群がわずかなスペースしかないところに,敷物を敷いて腰を下ろし,昼食を摂っている.
 ”こんな公共のスペースを占領するなんて…けしからん”
と思ったが,注意して口喧嘩になったら気分が悪いので.注意するのを止める.
 「ここからの展望を写真に摂りたいので,ちょっとゴメンナサイ…」
とお断りして,岩塊の上から写真を撮る.
 ところが,目の前の草木が繁茂しすぎていて肝心の風景は下の写真のように惨憺たる有様である.

<天園岩塊からの展望>

■峠の茶屋
 12時03分,峠の茶屋に立ち寄る.ここに立ち寄るのは半年ぶりのことである.
 茶屋の女主人が,開口一番,
 「…おや,珍しいこと.随分とご無沙汰でしたね」
と私に言う.
 「(FHさんは)オレンジジュースでしたね…」
ということで,オレンジジュースを購入する.
 「暫く顔を出さないと死んじゃったかと思われるからね…」 

<峠の茶屋>

■相変わらずのご常連
 茶屋には,EDさん他常連の皆さん(犬も常連)がテーブルを囲んでいる.
 相変わらずマスコットの犬が可愛い.この犬の年令は人間換算で約80歳.塔ノ岳山頂の尊仏山荘の山ネコみゃ~君のほぼ同じ年令である.
 私もここで昼食を摂ることにする.
 以前,EDさんと一緒に山歩きをしたときのことを懐かしく思い出しながら,もっぱら山のお話しをする.私も懐かしい.
 話題は鎌倉仙人KOさんのことになる.KOさんとは,夏に源氏山公園でバッタリ会ってからずっとご無沙汰である.
 女主人の話によると,土日に峠の茶屋に顔を出すことが多いとのこと.私も塔ノ岳に登るのがしんどくなったら,平素登る山を天園ハイキングコースに切り替えようかなと思い始める.
 
<峠の茶屋常連のわんちゃん>                       <峠の茶屋の客席>

■峠の茶屋からの眺望
 そろそろ,峠の茶屋から歩き出そうと思う.
 峠の茶屋から日光を反射して光る相模湾がとても良く見えている.思わず写真を何枚も撮る.
 この写真を撮りながら,大倉尾根の見晴山荘から相模湾を見下ろした風景を連想する.

<峠の茶屋からの眺望>

<天園ハイキングコース>

■ミナトミライ地区遠望
 12時18分,峠の茶屋を出発する.
 どちらに向かって歩こうかと,少々迷うが,今日は温和しく天園ハイキングコースに沿って歩こうかと思う.
 峠の茶屋からゴルフ場に向けて坂道を下る.意外に急な下り坂である.路面の苔が濡れていて滑りやすくなっている.
 ゴルフ場脇の平地まで降りると,浜方面の眺望が開ける.ミナトミライ地区のビル群が意外に近くに見える.
                                                     ランドマーク
                                                        ↓    

<ゴルフ場からミナトミライ地区を望む> 

■大平山からの眺望
 12時28分,岩稜を登って大平山山頂(標高159.2メートル)に到着する.
 山頂で一息入れる.
 遠くに三浦三山が見えている.すぐ手前に見えている谷間が獅子舞である.何時ものことながら,素晴らしい眺望である.

<大平山山頂から三浦三山を望む>

■百八ヤグラから大窪寺薬師如来へ
 12時40分,百八ヤグラ近くの十字路に到着する.ここで,今泉台方面から登ってきた数十人の老人の集団に遭遇する.リーダーらしい方2~3人で,案内板を眺めながら,何やら相談をしている.私は,勿論,ここの住民だから,漏れ聞こえてくる相談内容のことは熟知している.よっぽど説明しようかとも思ったが,まあ無難に止めておこう.
 十字路を過ぎて十王岩方面に向かう.
 12時45分,鷲峰山山頂に祀られている四国大窪寺薬師如来を見上げながら写真を撮る.ついでに,真下にあるヤグラの中の仏像を見物する.
 ここで10分ほど過ごしてから再び歩きだす.
 13時01分,建長寺道標の前を通過する.
 
<四国大窪寺薬師如来>                       <建長寺道標>

■十王岩展望台
 13時03分,十王岩展望台に到着する.
 岩の上まで登るのが面倒なので,ものぐさして道路から眼下の風景の写真を撮る.最近まで草木が繁茂していて,見通しが悪かったが,何時の間にか邪魔な草木が刈り取られている.

<十王岩展望台>

■勝上献展望台
 13時08分,勝上献(正字は「山」冠に「献」)展望台に到着する.展望台の腰掛けの位置が変わっているので,少し違和感を持つ.誰も居ない.
 手摺りに寄りかかって,眼下の建長寺と七里ヶ浜方面の風景を楽しむ.
 そこへ外国人男性1人が建長寺から登って来る.私の側に立って,
 「あそこに見えている街は浜か?」
と英語で聞く.
 ”いきなり英語とは失礼な…ここは日本だぞ…”
と少しカチンと来たが,
 「…ちがいよ.あそこは藤沢だよ.浜はこっちの方だよ…」
と英語で答える.ついでに,晴れていればここから富士山が良く見えるとか,ここの標高は約140メートルだとか,碌でもないことをいろいろと話す.

<勝上献展望台からの風景>

<北鎌倉へ>

■今泉台から明月谷へ
 13時17分,勝上献展望台を出発する.尾根道沿いの山道と階段を下る.
 13時26分,今泉台4丁目登山口に到着する.ここから山道を経由して明月谷に折りようかとも思ったが,面倒なので,そのまま今泉台住宅地へ降りる.
 住宅地を歩きながら,明月谷へ降りるか,それとも六国見山を経由して大船駅へ出るか迷うが,結局は明月谷を経由して,とにかく北鎌倉駅まで降りよう…そこから先は,あとで考えよう.結局は何時ものデタラメ歩きである.
 今泉台から急坂の明月谷を下る.
 明月谷の紅葉は,例年,色鮮やかで,とても綺麗だが,まだ今年は殆ど紅葉していない.
 
<今泉4丁目登山口>                          <明月谷>

■明月院から北鎌倉駅へ
 13時39分,名月院前を通過する.ここから先は観光客が多くなる.
 途中から裏道を通って,13時45分,横須賀線線路沿いの道に飛び出るようにして合流する.ここまで来ると沢山の観光客とすれ違うようになる.
 13時48分,円覚寺に到着する.山門前のモミジが大分紅葉し始めている.沢山の観光客が,このモミジの写真を撮っている.
 横須賀線の踏切を越えて,13時50分,北鎌倉駅に到着する.駅前広場で給水休憩を取る.
 
<明月院>                                <円覚寺>

<台峯緑地から山ノ内へ>

■山ノ内の展望台
 給水休憩を終えて,13時57分,北鎌倉駅から歩き出す.
 駅前の交差点を渡って,駐在所脇から住宅地内の路地に入る.途中,稲荷神社前を左折し狭い路地を抜けて山ノ内配水池に向かう自動車道に出る.この自動車道を2~3分登って,三差路を右折する.さらにその先の三差路を左折して,道幅が狭くて急な上り坂の山道に入る.この辺りからが台道緑地の一角になる.
 途中,階段道になるが,尾根に出る手前まで舗装されている.
 14時12分,山ノ内の展望台に到着する.ここはつい2~3日前にも訪れたところである.今日も六国見山が良く見えている.

<山ノ内の展望台から六国見山を望む>

■山ノ内配水池
 14時15分,右折して山ノ内配水池裏手の草道に入る.
 私には草木のことは全く分からないが,綺麗に紅葉した木が眼を楽しませてくれる.
 ここから先,道なりに進んで,14時18分,レストラン「ブランブルグ」のすぐ脇で自動車道に突き当たる.

<見事に紅葉した木>

<鎌倉中央公園>

■梶原口から中央公園へ
 山ノ内配水池から梶原3丁目の住宅地内の道を辿って,14時25分,鎌倉中央公園梶原口に到着する.
 東谷沿いの散策路を,しし石方面に向けて,ノンビリ歩きを楽しむ.谷の両側の木々が色付き始めている.
 足許は少し泥るんでいるが,よく整備されているので,安心して歩くことができる.すると精神的にも充分にリラックスできるのが嬉しい.

<公園内の東谷を下る>

■イベント広場
 田んぼの脇を歩いてイベント広場に到着する.紅葉し始めた大きな木が眼を楽しませてくれる.
 ”見頃まで,あと1週間かな…10日かな”
などと期待しながら,木の下を通り過ぎる.

<イベント広場にて>

■吾妻屋
 しし石の前を左折して鎌倉中央公園山崎口から園内に入る.近所にお住まいの方々だろうか,奥様方が広場で幼児達を遊ばせている.
 東屋付近の木々が,かなり色付いている.

<吾妻屋>

■本日の終点;清水塚口
 14時52分,本日の終点,清水塚口に到着する.
 今日1日掛けて,紅葉の名所と思われる場所の幾つかを廻ったが,現時点で紅葉が一番見応えのあるのは,結局,鎌倉中央公園ではないか…と言うのが結論である.
 いずれにしても,鎌倉の紅葉は12月まで待たないと見頃にならないようである.

<ラップタイム>

10:10  鎌倉駅前歩き出し
10:21  鶴岡八幡宮()10:40まで参拝・見物)
10:47  源頼朝墓
10:52  法華堂跡
11:03  荏柄天神
11:05  大塔宮(11:10まで休憩)
11:15  永福寺跡(11:20まで)
11:27  獅子舞入口
11:51  天園ハイキングコース
12:03  峠の茶屋(12:18まで)
12:28  大平山山頂
12:40  百八ヤグラ脇十字路
12:45  大窪寺薬師如来(12:55まで)
13:02  十王岩展望台
13:08  勝上献展望台(13:17まで)
13:25  今泉台4丁目登山口
13:39  明月院
13:48  円覚寺
13:50  北鎌倉駅(13:57まで休憩)
14:12  山ノ内の展望台
14:15  山ノ内配水池
14:25  鎌倉中央公園梶原口
14:52       〃   清水塚口着

[山行記録]

■水平歩行距離    11.2km

■累積登攀高度         460m

■累積下降高度      414m

■所要時間(休憩時間込み)
  鎌倉駅発              10:10
  鎌倉中央公園清水塚口着    14:52
    (所要時間)       4時間42分(4.70h)
  水平歩行速度       11.2km/4.70h=2.38km/h 
                                (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/b3d9783559d5cc549528994c894007d8
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)








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