Quantcast
Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2690

山麓の紅葉が見頃でネコ元気な丹沢;塔ノ岳(今年23回目)

$
0
0

                            <堀山の尾根道の紅葉>

   山麓の紅葉が見頃でネコ元気な丹沢:塔ノ岳(今年23回目)
          (リハビリ登山)
2015年11月7日(土) 晴

■めっきり春も深まった
 毎度同じような書き出しになってしまい残念だが,11月も中旬近くなると,いよいよ朝晩がめっきり寒くなってきた.それの夜明けがますます遅くなり,塔ノ岳に出掛けるにも,かなりの勇気が要るようになってきた.
 何時ものように早朝3時に目が覚めるが,寒いのでどうにも起床する気になれない.そろそろ,前夜就寝するときから,冬バージョンの支度をしないと,スムーズに出掛けられないなと思い始める.
 私の冬バージョンとは,出掛ける前日に,登山用の着衣を着て,シュラフに胚って寝込むことである.そうすれば,当日の朝,シュラフから出たまま,あまり抵抗なく,すぐに出掛けることができる.
 …ま,それはともかく,3時半頃,やっと起床して,登山用の着衣を身にまとう.毎度のことながら,登山用の着衣を着てしまえば,
 ”今日も,塔ノ岳に出掛けるぞ…”
という気分になる.
 例によって,真っ暗な中,まずは自宅から大船駅までの山下りである.先週までは細々と聞こえていたコーロギの啼き声も,今日は全く聞こえない.
 ”いよいよ秋も深まったな…”
を実感しながら,東海道本線の電車で小田原まで出る.そして小田急電鉄の新宿行急行に乗り換える.
 その頃,ようやく東の空が白々と明るくなり始める.綺麗な朝焼けである.
 何時も小田急線車窓から富士山と矢倉岳が重なって見えるのを楽しみにしているが,あいにくの富士山は分厚い雲に覆われているのか全く見えない.手前の矢倉岳はまだ明け切らない夜空にシルエットのように見えている.
 今日の天気予報は,日中曇,夜,雨とのこと.それにしても,朝焼けが見えるとは…今日は案外天気が良いのかもしれないと期待する.

■今日の体調はまあ,まあ…
 6時11分に渋沢駅に到着する.大倉行バス停には一番乗り.何時もこの時間に会う常連さんが居ない.
 やがて10分あまり経った頃,常連のIsIさんが現れる.IsIさんとは,つい先日,河津七滝ウォーキングにご一緒したばかりである.その内に下り電車が到着したらしく,沢山の登山客がドヤドヤと集まってくる.途端にバス停には長蛇の列ができてしまう.
 一番バスは登山客で満員である.乗り合わせた常連は毎日登山のTGさん,編集長のYKさん,韋駄天のKMさん,SSKさん,魔法の箒に乗っているのではないかと思うほど足の速いTNさん(女性),久々にお会いするTNさんなど例によって多士済々.
 バスは,たちまちの内に大混雑.はち切れんばかりの登山客である.
 「…この後すぐに臨時バスが出ます…」
という運転手のアナウンスがあって,定刻6時46分に渋沢駅を発車する.
 バスは,7時少し前に大倉に到着する.
 私は常連の皆様と一緒に歩けるほど体力が回復していないので,常連の皆様より一足先に,7時08分に大倉から歩き出す.
 バス停大倉から登山口までの急坂の舗装道路をユックリと登りながら,今日の自分の体調を確かめる.その間にも,実に沢山の若手登山者に追い抜かれる.
 7時25分,丹沢ベースを通過する.この辺りで,今日の自分の体調が,まあ,まあ,普通なことを確認する.
 続いて7時34分,観音茶屋を通過する.まだ,朝が早いので観音茶屋は開店していない.
 観音茶屋から先は,勾配がややきつくてジグザグの登山道らしい道になる.相変わらず次カら次へと若手の登山者に追い抜かれながら,汗をかかないように細心の注意を払いながらマイペース登山を続ける.頭の中では,登山学校で習ったショートステップ,フラットフッティング,ドントキックバックワードの歩き方三原則を遵守するように絶えず気を配る.

■見晴階段
 7時52分,ようやく見晴茶屋を通過する.小屋の主人がテラスの椅子に座って本を読んでいる.渡した通りかかると,見ず知らずの私に,
 「おはよう…」
と挨拶をしてくれる.たったこれだけのことだが,私の気分は上々になる.
 引き続き見晴階段に差し掛かる.
 例によって,定点観測用の写真を撮る.相変わらず沢山の登山者の後ろ姿が写っている.この辺りの木々の紅葉はまだまだ先のことのようである.
 坂の登り口で,たまたま一緒になったかなり年配の方と雑談.
 「…この頃,足が攣るんですよ…」
と愚痴る.この方,南アルプスの高山に登る前にバカ尾根を往復したということである.
 見晴階段を登りきる頃,私はこの方に付いて行けないので,先に行ってもらう.

<花立階段>

■見頃はまだ先のモミジ坂
 花立階段を無事登り切って,モミジ坂に差し掛かる.
 私は気勢が上がらないまま,ノタノタとモミジ坂を登る.この辺りの木々はいくらか紅葉し始めたようだが,見頃を迎えるのはまだまだ先のようである.

<紅葉の見頃はまだ先のモミジ坂>

■駒止階段登り口の紅葉
 8時10分,一本松を通過する.
 一本松上のベンチで,沢山の登山者が休憩を取っている.その中に,先ほどちょっと雑算した年配の方も居られる.私は軽く会釈をして,
 「…私,休憩を取らずに先に行かせてもらいます…」
と挨拶して,ベンチ前を通過する.
 ベンチを過ぎると,暫くの間,平坦な尾根道が続く.大倉尾根を登っていて,最初にホッとする場所である.
 モミジ坂より幾分標高が高いためか,この辺りまで登ると,紅葉が一段と美しくなる.早速,デジカメを取り出して,写真撮りの道草である.

<駒止階段に差し掛かる付近の紅葉>

■駒止階段
 いよいよ大倉尾根2番目の難所,駒止階段に差し掛かる.階段を見上げただけで,”ウェ~”という気分になるが,身体を疲れさせないように,実にユックリ,1段,1段,注意しながら登り続ける.
 8時27分,ようやく駒止茶屋の前を通過する.大倉からの所要時間は1時間19分.リハビリ中にしては,それほど悪いラップでもないな…でも,できれは無理をしないで1時間10分程度で登りたいな…と思いながら堀山の尾根道に入る.

<駒止階段>

■堀山の尾根道
 堀山の尾根道の紅葉は今が正に見頃である.
 私はときどき立ち止まって,美しい紅葉をデジカメに収める.そして,
 ”そろそろ,常連の集団が私に追い付くのでは…”
と思いながら,後ろを振り返る.

<堀山の尾根道の紅葉>

■晴れてはいるが富士山が見えない…
 やがて,富士山が良く見える場所に到着する.
 曇の天気予報が外れて晴れてはいるが,富士山の方向に薄雲がかかっていて,残念ながら富士山は見えない.
 でも,ここで写真を撮る儀式だけは済ませなければならないので,見えない富士山の写真を撮る.
 8時38分,堀山の通過する.

<堀山の尾根道で見えない富士山の写真を撮る>

■大渋滞に巻き込まれながら小草平へ
 堀山の案内標識を通過したところで,ノソノソ歩きの数十人の大集団に追い付く.大渋滞である.いくらリハビリ中の私でもイライラするほどの低速である.仕方がないので,大行列の後ろを歩く.その内に,最後部の方が,
 「…急行列車です.左によって下さい…」
と集団に声を掛ける.
 私は頭の中で,
 ”オレが急行列車なんて飛んでもない.速度の遅い普通列車だよ…お前さん達が石炭焚いている貨物列車なんだよ…”
と訳の分からないことを言っている.
 やっと,追い越しをさせて頂くが,大集団なので全員にリーダの声が届いていない.そのために,追い越すのに一苦労する.
 やっと大集団を抜けたかと思ったら,さらにその先で,もう一つの大集団がつかえている.
 ”…迷惑千万だな…全く!”
 仕方がないので,小草平まで,この集団の後に付いて登る.
 8時46分,漸く小草平に到着する.まだ朝が早いのに,堀山の家はもう開店している.
 堀山の家の入口に掛けてある金井式温度計によると,気温は15℃.暑くも寒くもない丁度良い気温である.
 リハビリ登山を始めた頃は,ここを登山の終点にしようかと迷っていたが,今はもうここで止める気など更々ない.私は休憩を取らずに,そのまま登り続ける.

<小草平の堀山の家>

■萱場平
 小草平からが長丁場である.
 オイボレの私が無事に登る唯一のコツは,マイペース維持である.一瞬たりとも疲労感が生じないように自制しながら登り続ける.
 小草平付近の紅葉が美しいが,写真を撮るために何回も立ち止まって,登りのペースを乱すのを慎むために,写真は下山時に撮ることにして,ひたすら登り続ける.
 9時06分,戸沢分岐のすぐ手前で,後のバスで来られた韋駄天のMGさんに追い越される.
 9時12分,萱場平に到着する.ここで例によって定点観測の写真を撮る.
 つい2~3回前のリハビリ登山までは,萱場平で引き返すことが多かったが,今はここで引き返す気など更々ない.休憩を取らずにそのまま登り続ける.
 萱場平の木道の間で頑張っていたアザミが,すっかり小さくなっている.秋の哀れさを噛み締めながら花立山荘を目指す.

<萱場平>

■後七分坂下から富士山を望む
 相変わらずのノソノソ歩きで,萱場平からの急坂を登り続ける.
 あともう少しで,後七分坂(花立階段のこと)というところで,後ろから登ってきたKIさんとMTさんのお二人が私に追い付く.KIさんが
 「…随分速いじゃないですか…」
と言いながら私を追い越して行く.
 ”「速いじゃないですか…」と言いながら私を追い越すなんて…論理に矛盾があるな”
と思いながらも,
 「いえ,いえ,まあ,…とても,とても…」
と訳の分からないお返事をする.
 9時29分,後七分坂に到着する.坂の登り口から,茫洋とした富士山が見えている.
 ”やっと富士山が顔を出したか…”
 私は立ち止まって,富士山の写真を数枚撮る.

<後七分坂最多から富士山を望む>

■後七分坂
 9時30分,後七分坂を登り始める.2~3年前の元気なときなら,もうそろそろ塔ノ岳山頂に到着する時間だなと思いながら…
 私がノタノタしている内に,常連のTNさんが私を追い越して行く.
 さらに,もう少しで後七分坂が終わりになるところで,毎日登山のTGさんに追い抜かれる.

<後七分坂に差し掛かる>

■花立山荘
 9時39分,ようやく花立山荘に到着する.
 花立山荘脇のベンチで,TGさん,KMさん,TNさん,KIさん,MTさん,JNさんが休憩を取っている.どうせすぐにこの方々に追い越されるのが自明なので,私は休憩を取らずにそのまま花立山を目指して登り続ける.
 今日の大倉から花立山荘までの所要時間は,2時間31分.小草平からの所要時間は54分.どちらもダメ,ダメ,ダメ…遅くて話にならない.クソ~…こんなぶざまな記録.口惜しい!! 私ノ頭の中は悔しさで一杯だが…止むを得ないなと,悔しさを押さえ込む.

<花立山荘>

■花立山
 大倉尾根の中で,花立山荘から先の階段道が,私には一番厳しく感じる.暫くの間,踏み高がヤケに高い階段が連続する.1段登る度に心の中で”ヤッコラショ”と掛け声を上げる.
 漸く階段道を登りきって,ガレ場に入ったところで,後から来たTNさん他常連の皆様2~3人に軽々と追い抜かれる.たちまちの内にTNさんの後ろ姿が小さくなっていく.
 花立山山頂付近から,朧ながら富士山が良く見えている.
 先行する常連の皆さんと一緒に登りたい気もするが,富士山の写真を撮ることを優先して,数枚の写真を撮る.そうこうしている内に,先行する常連の皆さんとは,もう追いつけそうもないほど距離が開く.
 9時49分,花立山山頂を通過する.花立山荘から花立山までの所要時間は10分.ちょっと遅い.

<花立山山頂付近から富士山を望む>

■金冷シ
 馬の背付近の紅葉は,もう終わりである.この辺りから上は,早くも冬景色になっている.そのため,特に写真を撮ることもなく,ややピッチを上げて歩く.
 金冷シ付近で,先行する常連さん達に,やっと追いつく.
 9時53分,金冷シを通過する.
 ここで,韋駄天のKMさんは鍋割山方面に向かうとのことでお別れする.

<金冷シ>

■新しい木道
 金冷シから先,私も歩行ピッチを少し上げて,常連の皆様との距離があまり広がらないように心掛ける.でも,金冷シから最初の階段を登っている間に,また,ジリジリと間隔が広がり始める.
 最初の階段を登り切ってから,新しい木道に差し掛かる.ここで,新しい木道の写真を数枚撮っている間に,常連の皆さんは,もう,2番目の階段を登り始めている.この時点で,私は常連の皆様と一緒に塔ノ岳にゴールインするのを諦める.
 この木道の辺りは冬になると雪の吹き溜まりができるだけでなく,梅雨時になると大変な泥んこになるところである.ここが木道になるのは登山者にとって大変有り難いことである.

<真新しい木道>

■チャンピョンとすれ違う
 金冷シから2番目の階段で,下山してくるMGさんとすれ違う.
 引き続き,山頂直下の階段,つまり金冷シから3番目の階段で下山してくるチャンピョンとすれ違う.
 私の顔を見て,確かめるように,
 「…ああ,FHさんですね…」
という.何時ものことである.
 チャンピョンは,すれ違う登山者に,
 「…はい,これがチャンピョンの名刺です…」
と言いながら,名刺を配っている.

<名刺を配るチャンピョン>

■塔ノ岳山頂
 10時15分,塔ノ岳山頂に到着する.大倉からの所要時間は3時間07分.冴えない記録だが,前回,3時間15分かかったので,幾分は改善されているようである.花立山荘からの所要時間は36分.せめて30分+αぐらいで歩きたいものだ.金冷シからは22分も掛かっている.これはいくら何でも掛かりすぎである.
 山頂の気温は10℃.
 あいにく雲が沸き上がっていて,富士山は見えるような見えないような…微妙.
 丁度同じタイミングで山頂に到着したTNさんが尊仏山荘に立ち寄るという.私はそのまま下山して,堀山の家でコーヒーでも飲もうかと思っていたが,TNさんに誘導されるようにして尊仏山荘に向かう.

<塔ノ岳山頂から富士山を望む>

■尊仏山荘
 「尊仏山荘,混んでいますかね…」
と話合いながら,TNさんと一緒に尊仏山荘に入る.今日の小屋番はWBさんとFYさんのお二人.
 尊仏山荘は何時もの先着の常連で賑わっている.ただ,KIさんとMTさんが居ない.どうやらユーシン方面にトラバーユしたようである.
 私は何となく甘いものが欲しくなり,珍しく400円也の甘酒を注文する.疲れたときには甘いものが一番である.
 甘酒を賞味していると,ほどなくONさんが到着する.さらに間を置いて,SSKさんとIsIさんが尊仏山荘に到着する.

<尊仏山荘の甘酒>

■ご機嫌の華伊達美弥雄さん
 どこからともなく華伊達美弥雄(ネコのミー君のこと)が現れる.私の年令をネコ年に換算すると,華伊達美弥雄さんの方が,私より少し年寄りである.そんなわけで,私は美弥雄さんが何時までも元気でいることを心底から願っている.
 あいかわらずオットリとしていて優雅なネコである.
 「ミャ~や,(写真を撮るから)こっちを向いて…」
と呼びかける.
 美弥雄さんは,ときどきこちらを見るが,私がモタモタしていて,シャッタチャンスが追い付かない.それで,こんな写真しか撮れないが,元気なことが分かれば,まあ,いいか,ということにしておこう.

<山ネコ「ミャ~君」>

■一足先に下山開始
 10時39分,私は常連の皆様より一足先に下山を開始しようと思う.
 「私,ユックリとしか下山できないので,お先に失礼します…」
と挨拶して下山開始.
 ちょっとの間,尊仏山荘に居る間に,山頂は沢山の登山客で大賑わいになっている.
 尊仏山荘を出ると,どこからともなく三角髭のTDさんが現れる.正に鬼神出没のTDsんである.どこをどう廻ったのか分からないが,
 「…もう,疲れちゃいました…」
と私に愚痴る.
 10時52分,金冷シ通過.
 10時58分,花立山を通過する.
 塔ノ岳山頂から花立山まで,TDさんと一緒に下山するが,ここから先は,TDさんに先に行ってもらう.TDさんと一緒の下山は,今の私には到底無理.

<登山者で賑わう塔ノ岳山頂>

■山麓の美しい紅葉
 11時08分,花立山荘を通過する.花立階段は,二本ストックに体重を分散冴えながら,超慎重にユックリ下る.引き続き,ガレ場と階段道をユックリ,ユックリ下って,11時20分,萱場平を通過する.
 この辺りから小草平までは,周囲の紅葉の写真を撮りながらのユッタリ道草旅である.
 もう少しで小草平という所で,私より後から下山開始した常連TGさん,TNさん達が私に追い付く.
 皆さんが堀山の家に立ち寄らないようなので,私も立ち寄らずに通過する.この辺りから,観音茶屋を過ぎるまで,TGさん,植物専門のTNさん,長身のTNさん,SSKさん達と一緒に下山し続ける.

<小草平付近の紅葉>

■紅葉写真集
 以下の写真は小草平から堀山の尾根辺りで撮影した紅葉の写真である.今,正に見頃である.
   

<小草平・堀山の尾根道付近の紅葉>

■堀山
 12時05分,堀山付近を通過する.
 ここで編集長のYKさんとバッタリ.YKさんは,これから堀山の家を目指すという.
 YKさんの熱意,崇高な努力には深い感動を覚える.
 ”私も,YKさんを見習って,もっと,もっと,努力しなければ…”

<堀山付近の紅葉>

■大倉に無事下山
 12時28分,見晴茶屋を通過する.
 12時30分,観音茶屋に到着する.観音茶屋の女主人に,
 「今日は,(13時10分にバスに乗りたいので)失礼して通過します…」
と挨拶して通過する.
 ”この頃,立ち寄らずに通過することが多いので,ちょっと気まずいな…”
と思いながら…
 12時42分,丹沢ベースを通過する.確実に大倉13時10分発のバスに乗りたい私は.一行より,少し歩行速度を早めて歩く.その一方で,
 ”何がリハビリ登山だ…! そんなに歩行速度を速めたらリハビリにならないだろう”
と自分自身を叱りつける.
 13時02分,大倉に無事下山する.
 バス停には既に10人あまりの乗客が列を作っている.その中に途中で追い越されたMGさん,山頂までは来られなかったHNさん,STさん,IIjさんなどの姿も見える.
 まだ発車時間まで余裕があるので,水道で登山靴の泥を洗い流す.
 大倉発13時10分のバスは多数の立ち席が出るほどに混雑している.

■今日も良かった!
 12時28分,バスは渋沢駅に到着する.
 何時も,土曜日には渋沢駅構内のミスタードーナッツでお茶をすることになっているが,色々多忙な私は,今回は失礼して,大倉発12時39分小田原行電車に乗車する.小田原駅で上の東京ライン前橋行電車に乗り換えて,14時55分に大船に到着する.
 まだ天気は上々,気持ちが良い気温である.よほど自宅まで歩いて帰ろうかと思ったが,そこは自重して,路線バスを利用し,15時20分頃,無事,帰宅する.
 まだ,登り所要時間が3時間あまり掛かっているので,体力は元通りには復帰していない.でも平均登攀速度がわずかながらも400メートル/時を越えているので,世間一般から見れば,まあ,まあ,健脚(?)というところだろう.でも,私としては,早く体力が回復して,450メートル/時程度の速度で登れるようになりたいと思っている.そうすれば,2時間45分程度の所要時間で大倉から塔ノ岳まで登れることになる.
 ”2時間45分か!…決して夢ではないな…”
と改めて思う.
 いずれにしても,今日も”良かった!良かった!”である.

<ラップタイム>

 7:08  大倉歩きだし
 7:34  観音茶屋
 7:52  見晴茶屋
 8:27  駒止茶屋
 8:46  堀山の家
 9:39  花立山荘
10:15  塔ノ岳山頂着
10:34     〃   発
11:05  花立山荘
11:54  堀山の家
12:18  駒止茶屋
12:28  見晴茶屋
12:40  観音茶屋
13:02  大倉着

[山行記録] 

■水平歩行距離      7.0km(片道)

■累積登攀高度      1,269m

■累積下降高度             1,269m

■登り所要時間(休憩時間を含む)
 大倉発             7:08
 塔ノ岳着           10:05
 (所要時間)        3時間07分(3.12h)
 水平歩行速度     7.0km/3.12h=2.24km/h
 登攀速度        1,269m/3.12h=406.7m/h

■下り所要時間(休憩時間を含む)
 塔ノ岳発        10:39
 大倉着         12:02
 (所要時間)      2時間23分(2.38h)
 水平歩行速度     7.0km/2.38h=2.94km/h
  下降速度        1,269m/2.38h =533.2m/h
                                                                          (おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a84f2be1d06db11b3fabd00185ad6a81
「丹沢の山旅」の次回の記事
(なし)















Viewing all articles
Browse latest Browse all 2690

Trending Articles