<暖炉の火>
アシニボイン紀行;第5日目(1);冷たい雨の朝
<アシニボインロッジ3日目>
(アルパインツアー)
2015年9月21日(月)~29日(火)
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第5日目;2015年9月25日(金) 雨後曇
<ロッジの朝>
■暖炉の火
やっと時差ボケから解放されたのか,夜中の2時頃,1回だけトイレに行ったが,それ以降は悪夢のうなされることもなく,6時05分,自然に目が覚めた.夜半から雨が降っているようである.
まだ,外は真っ暗である.同室のSTさんはスヤスヤと眠っている.
まずは,外のトイレに向う.やっとお腹の調子が正常に戻ったらしく,朝,ちゃんと通じがある.腹が軽くなった感じがして快調である.
一旦部屋に戻った私は,私は,ノートとボールペンを持って,1階の談話室へ行ってみる.談話室の電気は点灯されているが,まだ,誰も居ない.静かな部屋で暖炉の火が赤々と燃えている.私は暖炉に一番近いところに置いてある椅子に座って,静かに燃える暖炉の火を眺めたり,ノートに落書きをしたりしながら,至福の一時を過ごす.
暖炉の脇で,小一時間,ゆったりとした時間を過ごした後,7時30分に自室に戻る.同室のSTさんも,もう起床していて,今日のハイキングの準備をしている.
外が明るくなっているので,空模様を見る.冷たい雨が降っている.
”雨では仕方がないな…ハイキングはヤメにして,終日ロッジでノンビリ過ごすのも悪くないな…”
と思いながらも,部屋の片隅で,ウォームアップストレッチを充分にこなす.
<暖炉の火>
■冷たい雨が降っている
朝食前に,ロッジから外へ出てみる.
雨雲が低く垂れ込めていて,Mt.アシニボインは雲の中で,全く見えない.残雪を抱く近場の山はいかにも寒々としている.
もう8時になるというのに,まだ夜が明けきっていないような雰囲気である.何とも陰気である.
<アシニボインも雨雲の中>
■ロッジの裏手に残雪
ロッジ本部の裏手に回ってみる.地面がうっすらと白くなっている.どうやら夜中に雪がちらついたようである.
”こりゃあ~…ダメだ.今日一日は,ロッジでノンビリだな…”
私は寒々とした風景を見た途端に,ハイキングに出掛ける気力など,消え失せてしまう.
それにしても,今はまだ9月である.東京なら時々夏日になっても不思議ではない時期である.やっぱりアシニボインは高緯度の所だと再認識させられる.
<昨夜の残雪>
<朝食>
■朝食は何時ものテーブルで…
8時05分,食堂に赴く.
何時ものように,食堂の一番奥が私達のテーブルである.何となく毎度ほぼ同じ場所に座る.
ロッジ滞在3日目ともなると,ロッジでの生活にも随分と馴れてきた.
<何時ものテーブルで>
■朝食のメニュー
まずは野菜サラダ.
食堂の片隅にあるサラダバーから自分の好みの量だけ取り分ける.いろいろな果物が入っていて美味しそうである.
私も一寸欲張って,底の深い皿に山盛りのサラダを取り分ける.
メインディッシュは,ゆで卵,ソーセージ,バーガーである.ドリンクはリンゴジュースとコーヒー.
私にはこれだけで十分である.どれも美味しく頂戴する.
<朝食>
<出発準備>
■ランチパック
ツアーリーダーのTMさんから,今日の予定の説明がある.
「…クロードさんの話では,今降っている雨はやがて止むそうです.そこで,今日はワンダーパスを案内してくれる予定です.9時45分にロッジ前集合です…」
私はハイキング決行と聞いて,嬉しいような,ちょっとガッカリのような奇妙な気分になる.
”ワンダーパスって…えらく素敵な名前だな,どんなところだろう…”
私は興味津々である.
朝食後,昨日と同じように,テーブルに並べられた色々な種類の食材から,自分の好みのものを選んでランチパックを作る.これもまた楽しい.ついつい到底食べられそうもない量の食べ物を摂ってしまいそうになるのを抑えながら,まずは好みのサンドイッチを作る.その他に,スナック菓子類少々,ミカン1つを選んで,備え付けの紙袋に収める.これでランチパック寛政である.
8時40分,出来上がったランチパックを持って,一旦,自室に戻る.そして,ベッドに寝転んで,今日歩くというワンダーパスってどこだろうと地図を見るが,一向にイメージが湧かない.
”まあ,いいか…どうせ歩けば分かるんだから…”
■薄暗く愚図ついた天気だ
9時30分頃,同室のSZさんに,
「…ちょっとロッジの廻りをウロウロしたいので先に外へ出ます…」
と挨拶して,部屋を出ようとする.すると,SZさんも,
「私も,一緒に出ます」
とのことなので,少々早めに,ロッジの外へ出る.
雨脚はそれほど強くはないが,相変わらずシトシト雨が降っている.もう9時30分だというのに,どんよりとした雲のために,少々薄暗い感じがする.
”こんな天気のときに,ハイキングとは…少々難儀だな”
というのが正直な感想である.
<どんよりとした天気>
■三々五々と集まる
出発時間の5分前には,ほぼ全員の方がロッジ本部前に集まる.全員が,完全装備の雨支度である.
”みなさん,なかなま良い装備をしているな…”
というのが私の率直な感想である.
ツアーリーダーのTMさんに,
「…ウォームアップのストレッチはしないんですか…」
と伺ってみる.
「ゆっくり歩くので,歩くのがストレッチになるでしょう…」
とのことで,ウォームアップのストレッチはなしとのことである.
9時53分,現地ガイドのクロードさんが現れる.
「…では出発しましょう…」
ということで,私達は,クロードさんの案内で,9時53分,アシニボインロッジ前から歩き出す.
朝食 ナイセットハット
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<ロッジ前に集合>
(つづく)
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(編集中)
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「カナダアシニボインハイキング」の索引
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お断り;
これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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アシニボイン紀行;第5日目(1);冷たい雨の朝
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