慌ただしかった神奈美会員展が無事終わった
2015年10月15日(木) 晴
今年の神奈美会員展は,10月6日(火)から11日(日)までの6日間,横浜市山下公園近くの神奈川県民ホールで開催された.私はヤットコサットコ2枚の絵を間に合わせ出品した.
ただ,この展覧会が開催される直前に,約10日間あまりの間,カナディアンロッキーの山旅に出掛けていたので,事前に知人友人に展覧会の開催案内を出す機会を逸してしまい,不義理してしまった.
”何で,オレに展覧会のことを報せなかったんだ…”
と叱られそうな面々の顔が眼に浮かぶ.
…が,ともあれ,展覧会は無事終わった.
そして,今日,10月15日,私が某グループの鎌倉案内で家を留守をしている間に,搬入業者が出品していた作品を無事自宅まで届けてくれた.これで,今回の展覧会関係のことは無事終わったことになる.
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さて,そこで今回の展覧会の反省を兼ねて,自分の絵のレビューをして,今後の反省材料にとして,記録しておくことにしよう.
【作品1】
■題名;『熊野古道』(40号)水彩画
数年前,山仲間と一緒に,数日掛けて,大雲取・小雲取を縦走した.
見晴の良い峠道で,古びた地蔵に遭遇した,地蔵の後ろには山脈が幾重にも重なっていた.丁度,西の方向である.
この風景に接したとき,いずれ私も,地蔵に導かれて西方にある極楽浄土に旅をするような気持ちになった.そんな気持ちを込めて,この絵を画いた.
展覧会で,この絵を見た絵の先輩から,
1.右上の遠景が弱いので,もう一つ山脈を入れた方が良い.
2.中景の山脈が3段になっているのは,くどいのでもっと平にした方が良い.
という批評を頂戴した.
【作品2】
■題名;『旅の思い出(スイスアルプス)1』(6号)ボールペン・水彩画
数年前,山仲間徒スイスのユングフラウとメンヒに登った.
登頂に成功した後,束の間の換毛を楽しんだ.そのとき,アイガー付近で流下する氷河の風景を楽しんだ.そのダイナミックな風景に感動して,芯の太いボールペン(6ッmφ)で勢いよく写生した.それに水彩絵の具でアッサリと着色した.
展覧会でこの絵を見た絵の先輩の批評は,
1.ただ青いだけの空が広すぎるので,もっと空を少なくすべきである.
2.左端の中央の岩の描き方に一工夫が必要だ(これは私も同感)
とのことであった.
【作品3】
■題名;『旅の思い出(スイスアルプス)2』(6号)ボールペン・水彩
作品2と組絵である.
作品2と同じ旅の途中,ユングフラウに登頂後,下山途中でアイガーとメンヒが並んで見える所で元絵を簡単にスケッチ,下山後,手を加えたもの.
素晴らしい風景だった.あのときの感動を今でも鮮明に思い出す.
展覧会でこの絵を見た絵の先輩の批評は,
1.青空の面積が少ないのは良い.
2.左下が少し間が抜けているので,岩のようなものを描き足した方が,絵に奥行
きが出る.
3.右側の山(メンヒ)の稜線の陰影をもっとクッキリ書いた方が良い.
とのことである.
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今回のブログ記事は,とりあえず作品の記録に留めるが,いずれ機会を見て,もう少し検討を加えたいなと思っている.
(おわり)
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