閑話休題:また歯科通い(2);あれ~ぇ!充填材が取れてしまった!
2015年1月15日(木) 終日雨
昨日(1月15日)塔ノ岳を往復した.その帰り道に,リュックの中に残っていた煎餅をひと囓りしたところ,右下の奥歯に煎餅の破片が挟まってしまった.何とも気分が悪いので,この破片を何とか取りたい.でも,中々取れないまま帰宅した.ところが夕食のときに,ひょっとした弾みで,この破片が取れた.
"…ああ,良かった!"
と思ったのも束の間.取れたのは虫歯に詰めてあった充填材である.大きさ5ミリメートルほど小さな充填材だが,舌で触ってみると,口の中に途轍もなく大きなクレーターが突然できてしまったような感じである.
でも,もう時間が遅いので,これから歯科医を訪れるわけにもいかない.
そして今日.
朝から冷たい雨が降っている.こんな雨の中,わざわざ出掛けたくないが,充填材が取れてしまった虫歯を放置するわけにもいかない.
歯科医院が開業する時間を見計らって,まずは電話である.
「(カクカクシカジカで),予約はしていないが,なんとか診察してもらえませんか…」
と打診する.
「…そうですか,お宅から何分ぐらいで,(歯科医院まで)堪えますか…?」
「10分か15分くらいです」
「では,すぐにお越し下さい…」
ということで,急遽,歯科医師の元へ…
結構強い風が吹いている雨の中,傘をさしているが,瞬く間にびしょ濡れになってしまう.とても惨めな気分である.
待ち時間は殆どなく,歯科医の診断を受ける.
「…ははァ~…歯が欠けていますね.舌で触ってみればお分かりになると思いますが…」
…ということで,取れた充填材を付けるだけでは済まなくなってしまった.
「割れた小さな破片は取ってから,(金属を)被せることにしましょう…破片がまだ(歯肉に)付いています.麻酔しないと痛いので麻酔します…」
とのこと.
是までの経験で,麻酔の注射は結構痛いので,私は,
"仕方がないな…"
と身構える.
ところが,実際には何かが震動しているなと思っている内に局所麻酔が終わる.そして,何の痛みも感じないまま,欠けた歯が取り除かれる.
"これで,オレの体重も少し減ったな…”
とへんちくりんなことが頭の中を過(よ)ぎる.
この井を見ても,歯科医の技術も日進月歩のようである.
「…では,歯型を取ります…」
若くて美しい看護婦が冷たいベタベタしたものを軽く噛むように私に言う.
看護婦さんが美しいからか…あるいは.麻酔が残っているためか,ベタベタを噛んだ下あごが,どうしても左右にガクガクと揺れそうになる.私は慌てて左手で顎が震えないように抑える.
”早く終わらないかな…”
暫くの間,私は顎が動かないようにするのに必死である.
「では今日はこれで終わりです.次の予約日は月曜日でしたね…治療した歯には仮の充填剤を詰めてありますので,夕食は右側では噛まないようにして下さい…」
私はますます激しくなる雨の中を自宅まで歩いて帰る.風が強いので,まともに傘も差せない.実に惨めな気分である.
一昨日,左の歯の治療が終わったときに,
「…暫く左側で噛まないようにして下さい…」
と言われている.
そして,一日おいて今日,今度は,
「…右側で噛まないで下さい…」
と言われてしまう.
”一体,私は,どうすれば良いんだ…!”
(つづく)
「閑話休題」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c01565fa885692ff3efafbf08596eced
「閑話休題」の次回の記事
(なし)
↧
閑話休題:また歯科通い(2);あれ~ぇ!充填材が取れてしまった!
↧