<これぞ熊本!>
閑話休題;何だか忙しなくって…
2014年12月18日(木) 晴
■これぞ熊本!
先日,熊本の縁者からお歳暮が届いた(冒頭の写真).
贈り物の包みを開いてビックリ.この色の鮮やかなこと! 正に"これぞ熊本!!"
熊本を旅して,まず第一に感じるのは,食べ物のこってり感である.私のような信州育ちの人間には,この熊本の"こってり感"が何とも羨ましく感じる.
早速,この中の一つを頂戴する.こってりとしたトンコツスープのラーメンである.勿論,とても美味しい.このラーメンが熊本を代表するものかどうかは分からないが,信州を代表するソバと比較してみるのも面白い.
"是,即ち熊本県民対信州人之県民性の相違也"
いろいろなことを連想しながら,美味しく頂戴する.
■師走なのにまだ決められない…
先日,鎌倉小町通りの某レストランで,偶然,山歩きの知人MOさんにバッタリ.驚いた.
MOさんと知り合ったのは,もうかれこれ20年ほども前のことである.私が鎌倉の天園を歩き始めた頃,品のある紳士と何回もお会いする内に,だんだんと親しくなった.
レストランでお会いしたとき,NOさんは開口一番,
「…年を取ると,一年,一年が過ぎ去るのが早くて! 早くて!…」
と頻りにボヤく.
私も同感である.
歳月の過ぎ去る様は,まるでトコロテンのように,太い棒で背中を押されているような感じである.当の私の感情など無視して,時間がむりやり押し出されている.
彼が感じるように,年を取ると確かに時間が素早く過ぎ去るような気がしてならない.
考えてみれば,これは当然のこと.
10歳の子どもには,同じ1年でも,自分の人生の10分の1の長さになる.ところが80歳の老人には,僅か80分の1の長さにしかならない.だから同じ1年でも短く感じるのは当然のことなのだ.
…で,12月も中旬を過ぎると,時間の速度はさらに加速される.あれよあれよという間もなく,やたらと忙しなくなる.
"そろそろ年賀状の準備をしなければ…"
"バスの定期券も,12月中に購入しなければ…"
"家の大掃除もやらなければ…そうだ! 注連飾りや門松も…"
”孫達へのお年玉も大変だ…どうしよう!”
……あぁ~ぁ! もう,あれこれ考えるのはヤぁメタッ!…では済まされない.
年末が近付くにつれて,こんなイライラは毎年のことだから致し方ないが,このところ,もうひとつ私の心に重くのしかかっているのが,来年3月末に開催予定の某協会の展覧会にどんな絵を出すかである.
このところ,私はこれまで書き貯めてきたメモ帳を引っ張り出して,どのスケッチ画を水彩画にしようかと迷いに迷っている.これも毎回のことながら,何をテーマに画くかを決めるのに一番難儀する.
心を入れ替えて,書き貯めたメモ帳の中から1冊を取りだして,ペラペラとページをめくる.
”ある,ある…たくさんのスケッチが…”
…が,どれもこれも,今ひとつピンと来ない.
”ム,ム,…ム,,,,,どうしよう”
いますぐにでも,画き始めようと思って,2週間ほど前に,プラスティック容器に水を汲んだ.ところが何時まで経っても書かないので,水は全て蒸発してしまった.
”ああ…どうしよう”
以下の写真は,メモ書きの一例.でも,どれもこれも,どうも今ひとつ気に入らない.
こういうのを
"帯に長し,たすきに短し"
という.嗚呼!
■気分直しはやっぱりコーヒーだ
午後から,ブラブラと大船へ向かう.相変わらず寒い.
そろそろ年賀状を書かなければ…
まずは銀行で越年資金を若干引き出す.虎の子がまた消えていく…
その足で,郵便局に立ち寄って,ン百枚ほど年賀状を購入する.昨年度より1割減の枚数に絞り込むつもり.つまり1割の方には不義理覚悟である.
次いでヤマダ電機でプリンターのインクを購入.
"プリンターのインクって…なんでこんなに高いんだろう…"
とブツブツ.でも私は高くても純正インクしか使わないことにしている.
その次に,京急バスの窓口で年寄り向けに販売している通用期間半年2万円+αの定期券を購入する.
ここまでで,虎の子の聖徳太子が数枚消え去った.ああ~ぁ… だから年の瀬は怖いんだよ.
…ま,気晴らしにコーヒーでも賞味しながら,気分直しをしよう.
こうして今日一日も,何となく終わった.
<Becker'sのコーヒー>
(おわり)
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(なし)
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閑話休題:何だか忙しなくって…
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