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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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初冬の丹沢;猫に出会った蓑毛・大山・日向薬師縦走

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    初冬の丹沢;猫に出会った蓑毛・大山・日向薬師縦走
            (塔ノ岳常連グループ)
         2014年12月10日(水) 晴・霞

<ルート地図>



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<蓑毛からヤビツ峠へ>

■秦野駅から蓑毛へ
 12月7日(日)~8日(月)に開催された塔ノ岳常連会で,本日(12月10日(水))に大山・日向薬師を周遊する計画があることを知った.当然私も出席することに…
 7時10分,秦野駅集合である.さて,秦野駅までどのルートで行くかである.秦野ならば,私は当然自宅から最寄りのJR大船駅から小田原駅で小田急線に乗り換えていくことにする.集合時間が7時10分ならば,何時もの塔ノ岳詣でより時間が遅い.私は随分とのんびりとした気分で,集合時間より30分ほど早く到着する.私は秦野駅コンコースに隣接する某コーヒー店に立ち寄って,まずはモーニングコーヒーを賞味する.そして,集合時間10分前に再び集合場所に向かう.
 今日の参加者は,今回の計画を立案したNMさん,TGさん,TNさん,NMさん.TBさん,ONさん他,9人(男性4人,女性4人)である.
 秦野発7時20分発蓑毛行バスに乗車する.バスは私達の他に数名の乗客だけで,意外に空いている.
 7時40分,バスは蓑毛に到着する.長老のTGさんにストレッチの音頭を取るように促される.音頭取りの晴れ舞台は,山旅スクール同期のTBさんにお願いする.
 
<秦野駅前でバスに乗車>                          <バス停蓑毛到着>

■ネコが見送る
 ストレッチを終えて出発準備をしていると,人懐こいネコが寄ってくる.赤い首輪をしているので雌猫だろうか,とにかく人懐こくて仕草が可愛い.早速,このネコの写真を撮りまくる.抱っこをするとずしりと重い.健康そうである.
 ネコの見送りを受けながら,8時丁度にバス停蓑毛を出発する.
 
<人懐こいネコが纏わり付く>

■紅葉の散策路
 歩き出して暫くの間はそちこちに紅葉が見られる小径が続く.狭いながらも舗装道路である.
 前回.蓑毛からヤビツ峠までの山道を歩いたのは,もうかれこれ10年も前のことである.沿道の景色などもうすっかり忘れている.久々の蓑毛道は新鮮で楽しい.
 登山道は深い森の中.舗装道路は何時の間にか草道に変わっている.私達はHNさんを先頭に,ごくユックリとしたペースで歩き続ける.終始緩やかな上り勾配が続く心地よい山道である.

<道路は深い森の中>

■変わったデザインの案内標識
 蓑毛からヤビツ峠までの道はとても良く整備されている.ところどころに案内標識が立っている.
 8時04分,廃屋のような民家の前を通過する.廃屋のすぐ先に石灯籠と案内標識が立っている.そのすぐ先の右手に割烹店の建物があるが,どうやら廃業しているようである.
 この建物を過ぎると,深い杉林のなかの山道になる.
 8時24分,「蓑毛バス停1100m」と書いた案内板のある場所に到着する.一風変わったスタイルの案内板である.形が面白いので写真を撮る.
 
<石灯籠と2種類の案内標識>                      <蓑毛1100mの案内板>

■写真を撮りながらノンビリ登る
 8時25分,髭僧の滝分岐を通過する.
 私達は深い谷間の左岸沿いを高巻きしながらユックリとしたペースで登り続ける.今日のメンバーは日頃から頻繁に塔ノ岳へ登っている方々ばかりなので,至って元気に登り続けている.私は内心で,
 "やっぱり凄いな…今日のメンバーは"
と感心すること頻りである.
 道すがら,MGさんが盛んに写真を撮っている.どんな写真が撮れたのか今から楽しみである.
 
<髭僧の滝分岐>                           <道すがら写真を撮影する>

■ヤビツ峠
 深い杉木立に囲まれた登山道が続く.登山道が良く整備されているので,とても歩き易い.一同1列になって登り続ける.ツアー登山でもないのに,これだけの方々が集まるとは…あらためて壮観だなと思う.
 ヤビツ峠に近付く.蓑毛からここまでだれにも会わなかったが,ヤビツ峠に近付くと人の気配を感じる.ちょうどヤビツ峠にバスが到着したところらしく,人の声が聞こえ始める.
 9時17分,ヤビツ峠に到着する.

 
<杉林に囲まれた登山道>                      <ヤビツ峠に到着>

<ヤビツ峠から大山へ>

■光る海
 ヤビツ峠で10分ほどトイレ休憩を取る.
 9時25分,ヤビツ峠から大山を目指して歩き出す.ヤビツ峠までの道に比較すれば,やや急な上り勾配が連続する.
 9時40分,進行方向左手の視界が開ける.どの辺りを見下ろしているのか正確には分からないが,相模湾の海が日光を反射して鈍く光っている.冬ならでの光る海である.私達より先に歩きだしていたと思われる10名ばかりの集団に追い付いてしまったので,少々間を空けるために,数分立ち休憩を取る.

<相模湾の海が光っている>

■下社からの道に合流
 10時33分,阿夫利神社下社からの登山道と合流する.
 ここは富士山が良く見える場所として有名だが,今日は残念ながら富士山は雲の中である.
 案内標識の足元に取り付けられた板に「頂上まであと10分」と書いてある.もうここまで来れば大山山頂まであとわずか.下社から登って来られた登山者に混じって山頂を目指す.
 ここからは登山道の道幅も広くなる.
 
<あいにく富士山は見えない>                     <下社からの登山道と合流>

■大山山頂に到着
 10時41分,前方に阿夫利神社上社の鳥居が見え出す.
 10時44分,無事,大山山頂に到着する.蓑毛からの所要時間は休憩時間込みで2時間44分である.ヤビツ峠からの所要時間は1時間19分.
 
<阿夫利神社上社の鳥居>                        <大山山頂>

<大山山頂>

■まずは集合写真
 一同,大山山頂のポールの前に集合する.ここで集合写真を撮る.残念ながら私のカメラでは撮っていないので,ここで披露するわけにはいかないが,多分,皆さん良い顔をしているに違いない.
 山頂は,平日にもかかわらず,沢山の登山者で混雑している.気温がどの程度あるのか分からないが,冷たい微風が吹いているので,かなり寒い.
 今日は残念ながら曇り空.大山山頂からの絶景はちょっとお預けである.

<大山山頂>

■阿夫利神社上社とネコ
 まずは阿夫利神社上社を参拝.社殿の直ぐ近くにネコ1匹.山頂の売店で飼っているんだろうか.塔ノ岳尊仏山荘の華伊達美弥雄さんより大分若そうだが,雰囲気が良く似ているネコである.
 ”あいつ(華伊達美弥雄さん)の子どもだったら,ロマンがあって楽しいんだが…”
 私は妙なことを連想する.
  
<阿夫利神社上社>                           <山頂のネコ>

■山頂裏手で昼食
 霜柱を踏んで山頂の裏手に回る.こちらにも登山者が沢山居るが,空いているベンチに座り込んでまずは昼食である.
 私の昼食は,例によって,コンビニで購入したオニギリ2個.それにお湯を注いで作る出来合のスープ.定番ながら美味しく頂戴する.
 昼食後,トイレ先の展望の良い所で,丹沢表尾根の山々を見渡す.残念ながら雲が低く垂れ込めていて,眺望は今ひとつ.塔ノ岳山頂には雲が掛かっている.勿論富士山は雲の中.

<大山山頂から表尾根を望む>

<見晴を経由して日向薬師へ>

■階段道を下って見晴へ
 昼食を終えて,11時20分,大山山頂から見晴へ向けて下山開始.延々と続く階段道を下り続ける.溶けかけた霜柱で足元はぬかるんでいる.
 長い長い階段道の下りが連続する.ときどき登って来る登山者とすれ違う.
 毎度のことながら,見晴までの長い下り坂は,下っている途中で飽きてくる.それでも,下り続けること約1時間,12時20分,見晴に到着する.
 ボコボコする霜柱を踏んで,ベンチで一休み.
 振り返ると,たった今,下ってきた大山が聳えているのが見える.
  "あんな急坂の尾根を下ったんだ…" 
 毎度のことながら,随分長い坂を下ったものだとjつくづく思う.

<見晴で大山を眺めながら一休み>

■心地よい尾根道
 10分ほどの休憩を終えて,12時30分に見晴を出発する.緩やかな下り勾配の尾根道をひたすら下り続ける.実に心地よい山道である.道路沿いの立木の間から,遠くの丹沢の山々が見える.
 12時43分,「日向薬師3.5km 」と書かれた標識の前に到着する.ここで左折,途端に急でジグザグな下り坂になる.下り坂に差し掛かると,途端に行列がバラバラになり始める.
 何回も坂の途中で立ち止まって,ばらけた列を元通りにする.
 
<暫くの間は心地よい尾根道>                     <この標識から左折すると九十九折りの下り坂だ>

■舗装道路を横断
 13時08分,舗装道路に飛び出る.飛び出たところにあるトイレ前でトイレ休憩を取る.
 13時14分,道路を横切って再び草道に入る.結構急な下り坂が連続する.一同足元に注意しながら下り続ける.
 
<舗装道路に飛び出たところで休憩>                 <再び草道に入る>

■一本橋を渡って舗装道路へ
 13時21分,一寸長い木橋を渡る.木が多少腐っているのか一人ずつ渡ってもグラグラと揺れる.渡っていて,あまり気分の良い橋ではない.
 13時23分,広い道路に突き当たる.この三叉路の角に「九十九曲ハイキングコース」と書いてある案内板が立っている.三叉路を右折する.ここからは杉林の中野ほぼ平らな道になる.
 
<木橋を渡る>                               <杉木立の中の平らな道>

■一ノ沢浄発願寺
 13時41分,進行方向右手の立派な寺に到着する.一ノ沢浄発願寺である.立派な五重塔と鐘楼が建っている.その前に生えているモミジがなかなか見事.調和の取れた美しい風景にすっかり魅せられてしまう.
 参道入口に,この寺の由来などを記述した案内板が立っているが,見る暇もなく通過する. 

<一ノ沢浄発願寺>

■日向神社
 13時51分,日向神社の前の到着する.
 皆さんは神社を素通りするので,私1人で神社の階段を登って参拝,拝殿の写真を撮る.
 境内には神社の由来などを紹介している案内板があるが,読んでいる暇がない.取りあえずは,案内分の写真だけは撮っておこう.どうせ読まないだろうが…まあ気休めだ. 
 
<日向神社>                                 <バス停日向薬師>

■バス停日向薬師
 13時52分,バス停日向薬師に到着する.バス待ちの先客は2人だけ.
 日向薬師から伊勢原までのバスは1時間に1本だけ.次のバスまではまだ時間がある.バス停広場の片隅で,入念にクールダウンストレッチを行っていると,意外に早くバスが到着してしまう.伊勢原から来たバスは,ここが終点で,再び伊勢原に折り返す.
 ストレッチを途中で止めてバスに乗車する.

<バス電車を乗り継いで帰宅>

■小田急伊勢原駅
 バスに乗車するとすぐに眠くなる.バスにゆられてウツラウツラしている内に,14時41分に伊勢原に到着する.
 どなたかが,
 「お茶しましょう…」
と提案する.
 勿論異論はない.伊勢原駅前の某チェーン店に入って,オニポテとコーヒーを所望する.
 15時20分頃,お開き.伊勢原駅に向かう.

<伊勢原駅近くの某チェーン店でコーヒーを賞味>

■無事帰宅
 伊勢原15時27分発新宿行の電車に乗車する.相模大野で江ノ島線藤沢行急行電車に乗り換える.NMさん,ONさん,YDさんが一緒.
 電車は大混雑.町田と相模大野辺りは,四六時中人が多いと感じる.まるで毎日がお祭りのような印象を受ける.
 藤沢で東海道本線上り電車に乗り換えて,16時23分,大船に到着する.
 17時頃,帰宅.
 北鎌倉に住んでいる孫2人が我が家に訪れてくる.今夜から数日,ジジババの家で寝泊まりするとのこと.勿論,大歓迎である.何時も年寄り2人だけで,しおたれた感じで生活しているので,孫達の若さが実に眩しく感じる.
 まあ,そんなわけで,今日も"良かった! 良かった!"

<ラップタイム>

 8:00  バス停蓑毛から歩き出し
 9:17  ヤビツ峠(9:25まで休憩)
10:33  阿夫利神社下社からの登山道と合流
10:43  大山山頂(11:20まで昼食)
12:20  見晴(12:30まで休憩)
13:21  木橋を渡る
13:08  林道(13:13までトイレ休憩)
13:41  一ノ沢浄発願寺
13:51  日向神社
13:52  バス停日向薬師

[山行記録]

■水平歩行距離           10.1km

■累積登攀高度           997m 

■累積下降高度          1,170m 

■登り所要時間(休憩時間込み)
  蓑毛 発               8:00
    大山山頂着            10:43
  (所要時間)        2時間43分(2.72h)
  水平歩行速度    4.5km/2.72h=1.65km/h
  登攀速度      997m/2.72h=366.5m/h

■下り所要時間(休憩時間込み)
  大山山頂発            11:20
  日向薬師着                          13:52
  (所要時間)       2時間32分(2.53h)
  水平歩行速度        5.6km/2.53h=2.21km/h
  下降速度     1,170m/2.53h=462.5m/h
                                   (おわり)

「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/165e06e6625c0193f476773a6b90d3b8
「丹沢の山旅」の次回の記事
(なし)











 


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