<草津温泉湯畑>
2014丹沢塔ノ岳常連会開催;第2日目;草津温散策
(丹沢常連会)
2014年12月7日(日)~8日(月)
第2日目:2014年12月8日(月) 晴
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/165e06e6625c0193f476773a6b90d3b8
<草津観光地図>
※草津観光案内より引用
<草津の朝>
■まずは朝風呂
昨夜は4人相部屋で就寝.
こんな場合,やむを得ないことだが同室の方の鼾交響曲のために,夜中に何回か目が覚める.でも私も交響楽団の1人だから,愚痴を言うのは禁物である.
何れにしても少々寝不足のまま,早朝4時頃,朝風呂に入る.今朝は大浴場の方ではなく桧風呂だ.先客は誰も居ない,1人静かに朝風呂を楽しむ.
風呂に入ると喉が渇く.男部屋と女部屋の間にある集会室に行けば,飲み物があるかもしれないと思って,集会室を覗いてみる.
集会室には早朝なのに,もうTGさんとHYさんが居られる.お二人と雑談しながら,コーラを賞味する.
■朝食はバイキング
一旦部屋に戻って,身支度を調える.
7時から朝食.場所はバイキング食堂.なんとなく学校給食を彷彿とさせる器に,適当に選んだ食べ物を取り分ける.
食材の種類はかなり豊富である.うっかりすると取りすぎてしまうので要注意.
<朝食はバイキング> <仕上げはコーヒー>
■大賑わいの食堂
適当に空いている席に座ろうとすると,先に座っていた仲間が手招きをする.私は手招きに誘われるようにして,皆さんの近くの席に座る.
食堂はかなり混雑している.
<大賑わいの食堂>
<草津散策>
■まずは湯畑見物
チェックアウトを済ませてから,希望者だけで草津散策をしようということになる.結局,全員が参加する.TGさんの後にキンギョのウンコのように付いて歩く.
私は学生時代に一度だけ父親に連れられて,草津を訪れたことがある.もう50年以上も前のことである.歩きながら50年前の草津の印象を思い出そうとしても全く思い出せない.どこかで湯もみをしているところを見たような気がするが,一体,どこで見たんだろう…
まずは湯畑を目指して,温泉街を歩く.
狭い道路の両側に温泉宿や土産屋が立ち並ぶ.如何にも温泉街という雰囲気である.
10分ほど歩いたところで,白い湯気が立ち上る湯畑に到着する.手すりを捉まりながら中を覗き込むと,もうもうと立ち上る湯気の間に沸騰するお湯が見える.物凄い風景である.
<湯畑>
■賑やかな街並み
湯畑付近が草津の中心街なのだろうか,沢山の観光客で賑わっている.
私もお上りさんよろしく辺りをキョロキョロ.人の後をくっついて歩いているので,もし一人になってしまったら帰りの道に迷いそうである.キョロキョロしながらも,置いて行かれないようにしなければ…
<賑やかな繁華街>
■白旗源泉
広場の先に白い垂れ幕が架かっている場所がある.垂れ幕に「白旗源泉」と書かれている.垂れ幕の前に人集りがしている.
"一体何だろう…"
不思議なものがあるとすぐに見たくなる習性がある私は,すぐさま垂れ幕から中を覗いてみる.熱湯が滾々と湧き出ているのが見える.正に熱湯地獄である.
<白旗源泉> <湧き出る熱湯>
■光泉寺
広場の突き当たりに長い石段がある.ここは光泉寺の参道のようである.石段を登って御参りしたいなと思ったが,残雪があることと,長い階段で上るのが億劫なので止めておこう.
光泉寺から,再び道幅の狭い温泉街に入る.狭い道路の両側には芯壁作りの風情ある温泉宿が軒を連ねている.
<光泉寺> <風情のある旅館>
■大滝乃湯
入浴組と観光組に分かれる.私は入浴組.なぜか入浴組は男ばかり6人である.
温泉街を抜けて大滝乃湯に向かう.道幅が狭い路地が続く.路地の一角に「大滝乃湯」と刻字した案内杭が立っている.
やがて,大滝乃湯の駐車場入口に到着する.ところが駐車場は閉鎖中.駐車場入口に,休館中という案内がある.
"なんだ! だめか…!!"
引き返すしかない.
<大滝乃湯の案内杭> <大滝乃湯は休館中>
■地蔵の湯
街中に設置されている温度計によると,只今の気温はマイナス3℃.やっぱりかなり寒い.
私は皆の後をついていくだけなので,どこを歩いているのかはうわの空だが,5分ほど歩いて「地蔵の湯」というところに到着する.ここは無量では入れる湯とのことである.
私達が到着したとき,ちょうど先客が湯から出てきたので,幸いにも私達だけの貸切状態になる.湯船はそれほど大きくないので,私達6人が入ると,ちょうど一杯になる.
お湯はかなり熱めに感じたが,6人が入るといくらか温度が下がって,丁度良い湯加減になる.温泉のお湯は硫黄分のためヌルヌルしている.これが如何にも温泉らしい感じがする.私には,ホテルで入った風呂よりも,こちらの方がずっと温泉らしくて良いなと思う.
タップリと温泉に浸かってから,湯から出る.ここには上がり湯や洗い場がないので,温泉に浸かったホカホカ状態のまま着衣する.
<気温はマイナス3℃> <地蔵の湯>
■温泉街散策
どこをどう歩いているのか定かではないが,温泉街を宿泊ホテルの方に向かってブラブラと歩く.
途中,温泉卵を賞味する.120円也.
店の前に小さな池がある.池の底を良く見るとお湯が湧出している.この温泉卵はこの池で茹でているとのこと.卵は半熟.お店の若い女性店員にお湯の温度を聞くと,湧出口で55℃とのこと.
"なるほど! それで半熟か…!"
温泉卵を食べ終えて再びブラブラ.
途中で,赤,青,黒の郵便ポストを見付ける.ポストは赤と決めつけていたので,赤以外のコストを見て,"ギクッ”とする.勿論,この3本のポスト,使われているわけではないが…
<温泉卵> <赤,青,黒の郵便ポスト>
<賽の河原公園>
■賽の河原公園に到着
宿泊しているホテル脇を通り過ぎて,賽の河原公園へ向かう.途中で観光組とすれ違う.
10時20分,賽の河原公園に到着する.まずは,公園入口付近にある案内図を眺めながら,公園の全貌を頭に入れる.
■園内を一回り
園内には湧出する温泉が川になって流下している.河原の石には残雪.寒々,ほかほかの奇妙な風景である.
足元が残雪で滑りやすい所が随所にある.ここで転倒しては洒落にもならない.足元に注意しながら園内を一周する.
途中で川に手先を入れてみる.水温は44℃ぐらいかな.ちょっと熱い.足湯には丁度良いかもしれない.
<賽の河原公園入口> <賽の河原の温水の川>
<帰途につく>
■退屈な待ち時間
11時頃,ホテルに戻る.
昨日ほどではないが,ロビーは帰りの客で混雑している.バスの到着は11時半から12時半の間とのこと.
退屈しのぎに,ロビー奥に備え付けられている本棚を一瞥する.置かれている本は全部マンガ.どこかの国の副総理と違って,私はどうもマンガは面倒臭くて見る気がしない.もっとも手塚治虫のマンガは好きだったが…
ソファーに座り込んで居眠りをしたり,目覚めたり,他愛のない雑談をしたり…いつも何かしていないと気が済まない私には,とにかく退屈なのが苦手である.
<ロビーは帰宅する観光客で一杯>
■ホテルを出発
11時44分,帰りのバスがホテル前から出発する.昨日と同じバス,同じ運転手である.
バスは自由席だが,何処に座るか考えるのが面倒なので,昨日の往路のときと同じ場所に座る.すぐに出発する.
運転手が,
「…途中,2回トイレ休憩を取ります…今のところ町田到着は16時45分頃と予定しています.トイレ休憩をもう1回増やせば,17時ころになります…」
と案内する.
席に座ると間もなく眠くなる.これ私の悪い癖.
■レストラン「田子作」で昼食
13時01分,レストラン「田子作」に到着する.
出発前のロビーで,予め注文しておいた掻き揚げソバ630円也が私の昼食.広い客席の一角に設けられている予約席で,そそくさとソバを食べる.
食事を終えてから,近くにある売店を覗く.
<レストラン「田子作」> <掻き揚げソバ>
■盛り上がる車内
田子作での昼食を終えて,再びバスの旅を続ける.途中からバス車内は大いに盛り上がる.その切っ掛けを作ったのはキャベツのTZさん.
"草津良いとこ,一度はお出で…"
に引き続いて,私も無理矢理引っ張り出される.元々近代五種,つまり酒,タバコ,麻雀,カラオケ,ゴルフが苦手で,暗くて辛いサラリーマン人生を送った私である.金輪際人前では歌なんか歌わないぞと決めていた私も,やむなく禁を破って,デタラメ歌を少しばかり披露する.化けの皮が剥がれる瞬間である.あんまり良い気分ではない.
ついでにもう一つ愚痴.
旅行中に私のことを「先生」呼ばわりする方が居られた.その方に私はきつく申し上げる.
「”年令"とか" 先生"とか…そういう憂さを忘れるために山登りをしているんです!!…今後一切先生余話割りしないで下さい!!」
これ本音である.
■無事帰宅
16時19分,バスは無事町田駅に到着する.ここで解散.
私は藤沢方面に向かう方々と一緒に,「快速急行」とやらの電車に乗車する.車内は混雑刹してる.町田,相模大野付近は何時来ても混雑しているので,できれば避けたい場所ではあるが,今回はやむを得ない.
「快速急行」というだけあって,意外に早く藤沢駅に到着する.東海道本線との接続もまあまあ.それほど遅くならない内に帰宅する.
こうして今年のメインイベントである塔ノ岳常連会の1泊旅行も無事終わった.
だから今日も”良かった! 良かった!”
(おわり)
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「丹沢の山旅」の次回の記事
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