<クリッペンエッグからの眺望>
オーストリアの山旅:第2日目(4):クリッペンシュタインロッジで昼食
(アルパインツアー)
2014年6月26日(木)〜7月7日(日)
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第2日目;2014年6月27日(火) (つづき)
<ルート地図>
■ハルシュタット→ギャイドアルム小屋
拡大図
■ホーファークリッペンシュタイン付近詳細図 ↓
※これらの地図は筆者が勝手に作ったもので,アルパイン社とは無関係です.
また正確さは全く保証しません.
<ケーブルを乗り継いで…>
■ケーブル乗り場
ハルシュタットの駆け足観光を終えた私たちは,12時08分,駐車場に駐車している専用車にもどる.すぐに専用車はケーブル乗場へ向けて発車する.
ばすは進行方向左手に湖を眺めながら南東方向から次第に東の方向に進む.
12時11分,バッハシュタインバーン(Bachsteinbahn)のlケーブル乗場に到着する.ここの標高は600メートルである.
<ケーブルの乗車券> <ケーブル乗場>
■ケーブルに乗車
現地ガイドのWGさんが,参加者全員にケーブル乗車券を配布する.そして,
「…このキップで,ケーブルに2回乗りますので,なくさないようにして下さい…」
と注意する.
頂戴したキップを見ると,バックにファイブフィンガーズの写真が印刷されている.
ケーブルへの乗り方に少々迷うが,キップ裏面に印刷されているバーコードを機械に読み込ませると開店バーが1人分だけ動くという仕掛けである.
12時20分,私たちが乗車したケーブルがケーブル駅を発車する.ケーブルには私たちの他に沢山の観光客が乗車している.ケーブルは発車すると同時に,ぐんぐんと高度を増す.
<ケーブル乗り場へ到着>
■中間駅で乗り継いでクレッペンシュタイン駅へ
12時25分,中間駅に到着する.中間駅の標高は1,329メートル.5分間で729メートル登ったことになる.したがって,ケーブルの登攀速度は,729メートル÷5分=約155メートル/分ということになる.
下の乗場から中間駅までの水平距離は約1.5キロメートルである.したがって水平方向の移動速度は,1.5キロメートル÷5分=約300メートル/分ということになる.
<ケーブルの高度が上がるにつれて素晴らしい山並みが見え始める>
■クレッペンシュタイン駅到着
12時28分,中間駅を発車して,12時35分にクレッペンシュタイン駅(Krippenstein)に到着する.所要時間は約7分.ここの標高は2,100メートル.中間駅との標高差は773メートル,水平距離は約2.4キロメートルである.したがって,登攀速度は773メートル÷7分=110.4メートル/分.水平移動速度は2.4キロメートル÷7分=約343メートル/分である.
2本のケーブル全体の所要時間は,乗換時間を含めて15分.水平距離は5.3キロメートル,標高差は1,188メートルである.
したがって,
登攀速度 1,502メートル÷15分 =約100メートル/分
水平速度 3.9キロメートル÷15分=約260メートル/分
ということになる.
<ケーブル車窓からの風景> <山上駅に到着>
<山頂駅近くのロッジで昼食>
■山頂駅からの眺望
山頂駅から外を眺める.素晴らしい眺望である.
眼下には,これから私たちが昼食を摂る予定のクレッペンシュタインロッジ(lodge am Kreppenstein)が見えている.その向こうには残雪がまだらに残る山群が見えている.
広々とした風景に思わず見とれてしまう.微風ながら冷たい風が吹いている.
<山頂駅からの眺望>
■クレッペンシュタインロッジに移動
全員が揃ったところで,山上駅の近くにあるクレッペンシュタインロッジへ移動する.
こおロッジは素晴らしい眺望が広がる台地の外れに建っている.私たちは,なだらかな下り坂を歩いて,12時42分にこのレストランに到着する.
<レストランに到着>
■眺望の良い席
ロッジには沢山の観光客が集まっている.ロッジのテラスと屋内に客席が設けられている.
当初,見晴の良いテラスの席に座って昼食を摂ろうとしたが,冷たい風が吹いていて,とても寒い.これは堪らないということで,私はTBさんたち数人と一緒に屋内の窓際の席に陣取る.
この席からも素晴らしい眺望が十分に見渡せる.
前方に見えている山脈の中で三角形の尖鋒の下に流れている氷河がハルシュタット氷河だと現地ガイドのWGさんが教えてくれる(冒頭の写真参照).
<室内の客席からの眺望>
■私の昼食
さて,昼食の注文である.これが一番面倒である.メニューは当然のことながらドイツ語である.メニューを読んだだけでは,どんな料理なのか全く良く分からない.WGさんが私たち一人ひとりに付きっきりで親切に解説してくれる.
私はなるべく軽いものを食べようと思って.ソーセージ付パンとスープを注文する.すると,意外にもスープにもパンが1枚付いている.これは誤算.
勿論,スープもソーセージも大変美味しい…が,茶色の固いパンには馴染めず閉口する.パンを千切ってスープに浸し,柔らかくしてから口に放り込む.
もっとも,WGさんに言わせれば,2本のパンは柔らかすぎて,歯にべったりへばり付く感じで,どうも馴染めないという.つまり私とは全く反対の評価である.こういうのを食文化の違いと言うんだろう.
今日以降,トレッキングが終わる最終日まで,私はこの固いパンに四苦八苦することになる.
ロッジからの眺望を楽しみながら,13時30頃までこのロッジで休憩を取る.
<私の昼食>
(つづく)
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