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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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もうすぐ夏の鎌倉;仏行寺・笛田公園・鎌倉山を一回り

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                               <野趣豊かな笛田の谷戸>

   もうすぐ夏の鎌倉;仏行寺・笛田公園・鎌倉山を一回り
         (単独プチプチ散策)
        2013年5月12日(日) 晴

<ルート地図>



 [散策ルート]
 鎌倉中央公園清水塚口→大慶寺→忠魂碑→仏行寺→笛田公園→鎌倉山→扇湖山荘→林間病院−(往路を戻る)→鎌倉山→しのぶ塚→鎌倉山動物病院→三嶋神社→湘南記念病院→深沢→大慶寺→鎌倉中央公園清水塚口

 水平歩行距離   8.2キロメートル
 累積登攀高度   245メートル
 累積下降高度   245メートル

<深沢から笛田の谷戸へ>

■深沢でコーヒーでも飲もうかな
 今回も,特に行き先を決めないまま,鎌倉中央公園清水塚口(バス停鎌倉中央公園入口)から適当に歩き出す.どこを歩いても構わないが,この所大船駅まで歩くことが多いので,何となく何時もとは反対の方向に歩きたくなる.
 ならば,まずは山を下って,深沢辺りまで行ってみるか.それで気が向いたら深沢でコーヒーでも賞味して帰ろうか.こんな軽い気持ちで歩き出す.

 少々蒸し暑いのに閉口するが,お天気は上々.
 そうなると最初思っていたのと大分違うところまで,ついつい足が向いてしまう.例によって“口笛吹き”の曲を口ずさみながら…
 “さて,どこへ行こうか…深沢でコーヒー飲んだだけで帰るのは勿体ない”
 とっちにしても,笛田の谷戸を少し歩こう.その内に,自然に歩くコースは決まるさ.

<深沢の民家の庭先>

■仏行寺
 深沢の谷戸に入って,最初に,
 “ちょっと覗こうかと思ったのが仏行寺である.ひょっとしてツツジでも咲いているかな?
 でも,山門から境内を覗いても,ツツジが咲いているようでもないので,今回はわざわざお庭を見学せずに素通りすることにする.

<仏行寺>

<笛田公園>

■笛田公園からの眺望
 仏行寺の前の道をそのまま登り,笛田公園沿いの道を山頂まで登る.
 途中,深沢から常磐緑地方向の展望が開ける.なかなかの絶景である.

<笛田公園からの眺望>

■公園の綺麗な花
 途中,綺麗な花が沢山咲いている.花のことは,殆ど分からない私は,ただ綺麗だなと言うだけ.花の名前には興味がないし,たとえ興味があっての,到底覚えられない.
 “何の花か知らないが,とにかく綺麗だな”

<笛田公園にて>

■山頂に到着
 笛田公園脇の道を登り切って山頂に到着する.この辺りは,多分,もう鎌倉山に鳴るだろうと思う.
 新緑で清々しい感じがする雰囲気になる.

<笛田の山を登り切ると鎌倉山に入る>

<鎌倉山を一回り>

■田園風景
 鎌倉山さくら通りを横切って鎌倉山1丁目方面に向かう.この道は自動車で入ると袋小路になっているから要注意.
 サクラ通りから一寸中に入ると,畑の向こうに梶原方面の山並みが見える.ここも実に景色の良いところである.
 ご夫婦と思われる年配の方が,スケッチブックを並べて水彩画を画いている.ちょっと拝見したいなという衝動に駆られる.でも,私自身,絵を画いているところを,人に覗かれるのが大嫌いである.場合によってはツッケンドンに,
 “あっちへ行ってくれ”
と言ってしまうこともあるくらいである.だから,このお二人も私と同じような気持ちを持っているかもしれないので.無関心を装って,そっと通り過ぎる.

<鎌倉山1丁目付近から梶原常盤方面を望む>

■緑陰を行く
 緑陰が涼しい散策路が続く.自動車も殆ど通らないし,通行人もほとんど居ない.
 この道を突き当たりまで行くと,車は通れないが人だけは通れる細い道に通じているが,今日はちょっとルートを変えて,長くて急な階段を登ってみる.
 この階段は,多分,丹沢大倉尾根の駒止階段程度のシンドさだろうと思う.
 階段を登り切ると自動車道路に出る.
 
<静かな散策路>                               <長い階段を登る>

■扇湖山荘
 自動車道路から左折して,林間病院に向かう袋小路に入る.林間病院に突き当たって抜けられないことを承知しているが,辺りの様子を見てみたかった.
 暫く歩くと,扇湖山荘に突き当たり,左に急カーブする.
 もちろん山荘の中に入ることはできないが,古風で立派な門に圧倒される.
 扇湖山荘については,資料1に詳しい説明がある.
 「扇湖山荘(旧鎌倉園)は本館、茶室等の建物及び庭並に荘(旧鎌倉園)は本館、茶室等の建物及び庭並にこれを取り囲む 自然環境が,一体となって優れた風致景観を形成しいる施設で製薬会社 「ワカモト製薬」創業者の長尾欣彌別邸として建られたもの.「扇湖山荘」の名前由来は,長尾欣彌が杉木立から海扇形に見えることから付けられたという(以下略).」
 インターネットで調べると,この施設は鎌倉市の所有で,公開することもあるようだ.

<扇湖山荘の門>

<往路を引き返す>

■裏路地に入る
 扇湖山荘の門を見たら,この路地にはもう用はない.この先へ行っても林間病院に突き当たるだけだ.
 往路を少し戻り,途中から右折して人しか通れない路地を下る.そして,先ほど登った長い階段の所まで戻る.そこから先はサクラ通りまで往路をそのまま戻る.
 先ほど遠目に通り過ぎた夫婦がお互いの絵を見ながら批評し合っている.

<閑静な路地に入る>

■しのぶ塚
 さてここからどこへ行こうかと,また,迷うが,結局,しのぶ塚を経由して,ふたたび深沢へ戻ることにする.
 サクラ通りを鎌倉山ロータリー方面に少し歩いて右折,住宅地の中の路地に入る.坂道を登って最初の三角を右折して,さらにほんの少し登ったところの右側にしのぶ塚がある.
 しのぶ塚の説明は,すでにこのブログでも何回も取り上げているので,今回は説明を省略する.

<しのぶ塚>

<展望を楽しみながら深沢へ>

■鎌倉山動物病院付近からの眺望
 しのぶ塚からほんの少し奥まったところに鎌倉山動物病院がある.この病院の脇から笛田に抜ける未舗装の道路がある.途中から階段道になるので,歩行者以外は通れない道である.
 この脇道に入った途端に,富士山,丹沢,藤沢方面を見通す素晴らしい展望を楽しむことができる.残念ながら,今日の富士山は雲の中だが…
 私はここからの展望が気に入っているので,時々,ここを訪れている.

<しのぶ塚近くからの展望>

■優雅な情景
 笛田に向けて坂道を下りはじめる.
 ここでも,ひとりの女性が油彩の風景画を熱心に画いている.
 遠くから,この様子を見ている私は,この優雅な情景を大変羨ましく感じる.
 “私も早く家に帰って,絵を画かなければ…”
という衝動に駆られる.

<未舗装の小径を笛田に下る>

■石垣に咲く可愛い花
 坂道を下って笛田青少年公園のところで夫婦池に向かう道に突き当たる.左折して深沢方面に向かう.
 毎年,この時期になると,石垣の間に可愛い花が咲いている.端の名前は何回も来ているが,その度に忘れてしまう.この端は大変強いので,放置しておくとドンドン増えるとのことである.
 …ま,この花が雑草かどうか知らないが,私には例えどんな花でも綺麗ならそれで良い.毎年,この花が咲くのを楽しみにしている.

<綺麗な花>

<笛田の裏道を通って深沢へ>

■不思議なオブジェ
 三嶋神社の前を通って,笛田の谷戸に戻る.でも,往路と同じ道を辿ったのではつまらないので,脇道に入る.
 最初に入った脇道は袋小路.突き当たりに茅葺きの立派な屋敷がある.脇道の入口に,木の幹のようなものが立っている.中に本当に幹が入っているのか分からないが,数センチ四方程度の大きさの沢山の銅(かな?)板で覆われている.
  “…☆★#何これ珍百景★☆…” “でも,まあ,何でもイイヤ…”
で通り過ぎる.
 裏道の路地を深沢方面に向かう.
 
<オブジェ?>                <裏路地の散策路>

■結局,随分長い時間のブラブラだった
 深沢からは,何時もの散策コースだ.
 コンビニに立ち寄ったり,あちこちの社寺に立ち寄ったりで,全くのブラウン運動だ.そして,夕方,無事帰宅.
 何だか,時間を損したような,得したような妙な気分である.
 総歩行距離8.2キロメートルのプチ,プチぶらりハイキングだった.
                                (おわり)

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/1c17fac32d220e4a15959888c5917b94
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)

[参考資料]

資料1;http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kisya/data/2012/documents/senkosansousisetugaiyou.pdf




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