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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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初秋の鎌倉;梶原・月影地蔵・熊野権現・聖福寺跡・七里ヶ浜・広町緑地周遊(前編)

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              <月影地蔵>

  初秋の鎌倉;梶原・月影地蔵・熊野権現・聖福寺跡・七里ヶ浜・広町緑地周遊(前編)
              (独りウォーキング)
          2020年9月18日(金) 曇・風あり
<ルート地図> 


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<まずは梶原口へ>

■とにかく南へ向かって歩き出す
 天気予報によると、太平洋高気圧が勢力を強めて秋雨前線が少し北に寄るので、今日は南風が少し強く吹いて蒸し暑い一日になりそうだという。また残暑のぶり返しのようである。こんな日に長時間お散歩する気にもならないが、このところ、定番の大船駅周遊定番コースばかり歩いていたので、今日はもう少しバリエーションをつけて歩きたいなと思う。
 例により午前中はあたふたと過ごす。誰に頼まれたわけでもないが、とにかく多忙で落ち着かない。10月からはZOOM授業が終わって、通常通りのスクーリングが始まる。そのために資料の提出期日が数日早まる。これが結構大きなプレッシャーになる。また秋の展覧会に出品する絵2枚が仕掛中である。こんなのを横目に眺めながらも、午後からのウォーキングは止めたくない。
 ”えぃっ!”
とばかり、声には出さないが、頭の中で気合を入れて、13時21分、鎌倉中央公園清水塚口から南へ向けて歩き出す。
 まだどこを歩くかは決めていないが、とりあえずは南に向かうつもりである。そこから先は足任せということにしたい。

■今日の天気は高曇り
 鎌倉は坂道ばかり。どっちへ歩いても上りか下りかのどちらかである。住宅地内のやや急な坂道を下りながら、帰りにはまた下っただけ上らなければならないなと思う。
 前方には常盤緑地の山が見えている。
 空一面に雲が覆っている。ただ、絶えず少し強い海風が吹いているので、それほど蒸し暑くはない。まあまあお散歩日和というところだろう。耳元を吹き抜ける風の音が絶えず聞こえている。

<前方に常盤緑地の山が見える>

■階段道を下る
 途中から枝道にそれて、ちょっと急な階段道を下る。緑のトンネルが続く。気分最高。
 長い坂道を下り終えて、13時37分、梶原大通りに突き当たる。
 13時40分、梶原口に到着。ここでちょっとした用事があるので、ロスタイム5分。

<急な階段道を下る>

<トンネルをくぐって西ケ谷へ>

■火の見下から南へ
 梶原口から県道藤沢鎌倉道の裏道を通って、バス停火の見下方面へ向かう。
 バス停火の見下近くで左折して、南へ向かう。進行方向左手は崖、右手は住宅地である。崖の上にも住宅地が立ち並んでいる。
 交通量が少ない静かな上り坂。先へ進むにつれて、上り勾配が次第にきつくなる。

<閑静な上り坂が続く>

■トンネルをくぐって西ケ谷へ
 上り坂がますます急になって住宅街が途絶える。
 14時09分、トンネル入り口に到着する。反対側のトンネル入り口から海風が吹き抜けてくるので、トンネル内はとにかく涼しい。トンネル内は一車線と歩道。トンネル内での自動車のすれ違いは不可能のようである。
 このトンネルの名前は何だろう? 私は知らないが、どなたかが「お化けトンネル」と呼んでいた。
 トンネルを抜けると町名は極楽寺になる。このあたりの谷を西ケ谷という。
 トンネルをくぐると、今度は急な下り坂になる。

<トンネルをくぐる>

■西ケ谷を下る
 ジグザグの下り坂を一気に下る。左右から枝道が合流し、やがて平坦な道になる。
 この道をまっすぐ歩くと、稲村ケ崎小学校を経由して江ノ電極楽寺駅方面へ通じている。この先どこへ行くかが思案のしどころである。

<静かな西ケ谷>

<月影地蔵と熊野権現社>

■月影地蔵
 14時16分、月影地蔵に到着する(冒頭の写真)。
 月影地蔵は、鎌倉に数ある地蔵のなかで、一番のお気に入りである。私には仏像のことはよく分からないが、地蔵の立像はあまり見かけないような気がしている。
 月影地蔵を拝むとなんだか気分が晴れるから不思議である。

<月影地蔵>

■陣鐘山尾根道の十字路
 月影地蔵の脇の道を登る。14時19分、右手の成就院墓地に到着する。この墓地を過ぎると、歩道道路は終わりになり夏草が繁茂する階段道になる。
 左右にジグザグに曲がる坂道を登る。ヤブ蚊に刺されそうな雰囲気である。

<陣鐘山尾根の十字路へ>

■尾根の十字路
 14時22分、陣鐘山尾根の十字路に到着する。陣鐘山山頂に向かう道は崖崩れがあるらしく通行止めになっている。
 今回は尾根の反対側に下山するつもりである。

<尾根は通行止め>

■熊野権現社
 14時24分、熊野権現社に到着する。
 立派な明神鳥居の先に小さな社殿がある。私の手元の資料では、この神社の由来など全く分からない。
 立ち止まるとやぶ蚊に襲われそうなので、足踏みしながら軽く会釈して、熊野権現社の前を通過する。

<熊野権現社>

<聖福寺跡と正福寺公園>

■聖福寺跡
 熊野権現社前の石段を下って、14時26分、稲村ケ崎6丁目19番付近で稲村ケ崎住宅地に下山する。
 突き当りの道を右折して、山に向かって歩くと、この道が民家に突き当たって左折する。左折してからっ緩やかな上り坂を100メートルほど歩いて、14時30分、聖福寺跡に到着する。ここには聖福寺の説明文が刻字された大きな石碑が立っている。
 『かまくら子ども風土記』(p.167)によると、慶長6年(1254年)、北条時頼が子どもの時宗(幼名正寿丸)と宗政(幼名福寿丸)の名前をとって聖(正)福寺と建立したという。ただこの寺は室町時代に廃寺となったという。



<聖福寺跡の石塔>

■正福寺公園
 聖福寺跡は公園になっている。公園の名称は正福寺公園。公園の方は「聖」が「正」に変わっている。なぜか分からない。
 園内を散策する。誰も居ない。
 散策路沿いの花がとても綺麗。芝生の真ん中に滑り台などの遊具がある。


<正福寺公園>
                           (中編に続く)
中編の記事
  ↓
(執筆中)

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/34b665769caf67e64889e641245f5722

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