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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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成り行き任せに鎌倉・藤沢を歩く(後編);日枝神社・二伝寺・久成寺・貞宗寺を一回り

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                                 <梅の貞宗寺>

 成り行き任せに鎌倉・藤沢を歩く(後編);日枝神社・二伝寺・久成寺・貞宗寺を一回り
                 (独り散策)
          2020年3月3日(火) 晴れ  (つづき)
前編の記事
  ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/63842a0a497e7cc97ede69fbebdf45c9

<ルート地図>

■全体図

←クリック拡大
※再掲

■藤沢渡内地図

←クリック拡大
※現地案内板を撮影

<藤沢の大規模住宅地を彷徨く>

■大壁のような杉林
 14時46分,天嶽院の参拝を終えて,先ほど歩いてきた道の続きを歩き始める.
 天嶽院のすぐ側に藤沢市が設置した住居表示案内板が立っている.私はこのあたりの地図を頭に入れるためにこの地図を見上げる.平素,北を上にする地図ばかり見ているので,頭の中で方位を合わせるのに少々戸惑う.もしこのブログ記事を見た人は何でスマホを使わないのと思われるかもしれないが,私は未だに折りたたみ式を使っているので,スマホで地図を見るという器用なことはできない.
 地図の左上に二伝寺が掲載されている.
 ”そうだ! 久々に二伝寺へ行ってみよう…!”
と思う.
 これで,当面の目標が決まった.
 ”まずは,天嶽院のすぐ先で右折するんだな…”
 私は地図を見上げながら,ルートを確かめる.右折してから先のことはなかなか頭に入らないので,まあ右折の後は目検討で歩くことにする.
 地図の通りに右折しようとする…が,それらしい道がない.天嶽院のすぐ隣に大壁のように立ち並ぶ杉並木がある.どうも右折する場所はここらしいが…
ということで,辺りをよく見ると,なるほど右折する道はあるが,右折できるのは歩道だけ,この三叉路は車が通れない構造になっている.三叉路にあたるところはぐるりと円を描いてから元の道に戻るように作られている.
 ”なるほどなかなかうまい仕掛けだなあ…”
 右折した先はちょっと急な上り坂である.道の両側は大きな住宅地になっているらしく,ほぼ同じ大きさの区画が整然と並んでいる.自動車が先ほどの三叉路を通り抜けられないためか,住宅地内を走る車はほとんどなく,至って静かである.

<自動車は通れない三叉路>

■市立天岳院公園
 巨大な住宅地内を歩き始めた途端に,自分がどこを歩いているのか全く分からなくなる.ただ大まかに東西南北が分かる程度である.でもまあいいやで,添えらしい方向に向けて,坂道を登ったり,時には下ったりを繰り替えず.
 14時59分,私立天岳院公園に到着,近くにある地図で現在地を確かめる.この地図は北が上になっているので頭に入りやすい.地図の右上に「鎌倉市」と書かれているので,おおむねそちらの方向を目指して歩くことにする.

<市立天岳院公園> 

<日枝神社>

■村岡4丁目の案内板
 15時03分,渡内公園近くをとおって,村岡4丁目と渡内の境目にある交差点に到着する.この交差点に設置されている案内板で,今の自分の現在地を確かめる.
 この地図を見ても,天嶽院からここまで自分がどこを通ってきたかは良く分からない.とにかく,この地図に鎌倉市が出ているので,安心する.この地図も北が上になっているのでとても助かる.
 
<村岡4丁目の案内板>

■日枝神社を参拝
 15時04分,どこをどう通ったのか正確にはトレースできないが,とにかく無事に日枝神社に到着する.
 この辺りは,何十年も前から何度か歩いているので,ここまで来れば私の土地勘も冴えてくる.私が散歩し始めた頃,この辺りは一面の畑だった,近くには長屋門もあった.あの頃,畑の中を適当に歩き回っていた.この日枝神社も周囲の風景と調和してのどかな雰囲気を醸し出していたが,今はもう昔日の面影は全くなくなってしまった.四方を石垣に囲まれた日枝神社は,以前に比べて何となくせせこましくて息苦しい感じがする.
 拝殿の前の石段を登るのが億劫なので,石段の下で脱帽,軽く会釈して参拝したことにする.


<日枝神社>

<二伝寺> 

■山門前の桜
 日枝神社から先は,鎌倉にも近いので,私にも十分に土地勘がある.ここから先はよく知っているのでルート選びも時間の都合も自由自在である.正直,知らない道を歩く緊張感が全くなくなる.
 日枝神社前の道をまっすぐ歩いて,15時11分,二伝寺に到着する.せっかく二伝寺まで来たのだから平良文らの墓まで行ってみたいところだが,もう15時を回っているので,本堂のお参りだけで済ますつもりである.

<山門前の桜>

■二伝寺の本堂
 二伝寺の本堂で合掌.
 今回は境内の奥には入らずに,本堂を拝観しただけで二伝寺を後にする.

<二伝寺本堂>

<長い石段と久成寺>

■何時もと違う石段を降りる
 二伝寺から鎌倉方面に向かうときには何時も一本の長い階段を使っているが,地元に住んでいる方から,この階段を使わなくても下へ降りられると伺っていたので,二伝寺前の道をそのまま直進してみる.でもその道はやっぱり行き止まりになっている.仕方がないので行き止まりのちょっと手前の三叉路を右折してみる.すると10数段程度の短い石段がある.この石段を降りてすぐに左折してみる.また行き止まりになる.この行き止まりの手前にまた階段がある.

<何時もと違う階段道を降りる>

■前方下に久成寺が見える
 やや急傾斜の下り階段の先に久成寺が見えている.
 ”なるほど! ここに出るのか…”
 私は新しい道を覚えた.こちらの道の方が,一直線に登る何時もの階段より,歩いていても気が紛れるかなと思う.

<階段下に久成寺が見える>

■久成寺
 15時20分,久成寺に到着する.
 もう15時を回っている.あまり遅くならないうちに帰宅しなければ…と,少し焦り出す.そこで参道入口で脱帽し軽く頭を下げるだけで参拝を済ませる.
 ”さて,これからどこを通って帰ろうかな…?”

<久成寺>

<園光寺と貞宗寺>

■裏道を辿って園光寺へ
 15時23分,ふわん坂入口に到着する.
 ”さて,どうしよう…”
 私はここでちょっと戸惑う.このままふわん坂を登って,七曲がり経由で大船駅に出るのもなかなか味のあるコースだ.でも,このコースは最近歩いたばかりばかりだし…大船から路線バスに乗るのもコロナが怖い.
 ”ならば,園光寺と貞宗寺を拝んで,家まで歩いて帰るかな…”
 …というわけで,ふわん坂から久成寺前の横断歩道までちょっと戻ってバス通りとほぼ並行する裏道に入る.
 閑静な住宅街の中を道幅が狭い路地が続く.通行人は誰も居ない.路地からさらに枝道に入って突き当たりにある園光寺に,15時28分,到着する.ここは真言宗の寺.境内はまったく人気がなく至って静かである.
 参拝後,境内の花と本堂の写真を数枚撮る.


<園光寺>

■貞宗寺
 ふたたびもとの路地に戻る.その後はこの路地を歩き続け,15時34分,貞宗寺の案内板が取り付けられている電柱が立っている密角で右折,枝道に入る.その枝道の突き当たりにある貞宗寺に,15時36分,到着する.貞宗寺は梅が見事なので,毎年春になると何回となく訪れている寺である(冒頭の写真).

<貞宗寺本堂>

■六国見山遠望
 貞宗寺から梅の木の向こうに六国見山が見える.
 手前左には草鞋や杖と石塔2基を祀った小さな建物がある.草鞋や杖は三途の川を渡るときに使うものだろうか?

<六国見山遠望>

<コーナンから妙法寺へ>

■相模陣あひる公園
 15時37分,貞宗寺の参拝を終える.枝道を元の路地まで戻り,路地の続きを歩く.
 15時39分,相模陣あひる公園の前を通過する.公園の名前が「あひる」だが,別にあひるが飼育されているわけでもなさそうである.クエンには誰も居ない.

<相模陣あひる公園>

■コーナンの桜が見頃
 相模陣あひる公園近くの三叉路を左に曲がって,大規模商業施設コーナンの前に出る.コーナンの敷地沿いの早咲き桜(正式な名前はわからない)が見頃を迎えている.

<コーナンの桜>

■妙法寺
 15時51分,日比谷花壇大船フラワーセンターの前を通過する.山崎跨線橋を越えて,天神山山裾を迂回する道路に入る.
 16時02分,妙法寺に到着する.

<妙法寺>

<山崎から鎌倉中央公園へ>

■江ノ島道標
 16時10分,バス停山崎の交差点を通過する.
 16時14分,江ノ島道標前を通過する.道標に西日が当たっているので,刻字が鮮明に浮き上がって見えている.

<江ノ島道標>

■鎌倉中央公園山崎口
 山崎の集落を抜けて,16時23分,鎌倉中央公園山崎口に到着する.16時30分までには出発点の清水塚口まで戻りたいなと思っていたので,ほぼ予定通りに鎌倉中央公園まで戻ることができた.
 夕方の園内は至って静かである.犬の散歩をさせている人,2~3人に出会っただけ.

<鎌倉中央公園山崎口>

■休憩舎と梅
 休憩舎前の梅が満開だ.

<休憩舎と梅>

■上池の桜
 上池の畔の桜が見頃を迎えている.今回のブラブラ歩きの締めはこの桜ということにしよう.

<上池の桜>

■フィナーレ;清水塚口
 16時30分,予定通り清水塚口(バス停鎌倉中央公園入口)に戻る.ここが本日のブラブラ歩きの始点であり終点である.今回は鎌倉から藤沢委に掛けての大きな一筆書きルートになった.
 コロナウイルスの予防のために乗り物に乗るのは極力避けているので,今回のようなテクテク歩きで,なるべく足の衰えを防ごうとしているが,なかなか山登りの代わりにはならないようである.

<鎌倉中高校園清水塚口>

<ラップタイム>

13:21  鎌倉中央公園清水塚口あるきだし
13:44  江ノ島道標
13:47  宝積寺跡
14:07  長島ふな公園
14:13  町屋橋
14:19  小塚公園
14:26  東海道本線地下道
14:30  十二天公園
14:35  高谷の立体交差点
14:45  天嶽院
14:59  市立天岳院公園
15:04  日枝神社
15:11  二伝寺
15:20  久成寺
15:28  ふわん坂入口
15:28  園光寺
15:36  貞宗寺
15:39  相模陣あひる公園
15:51  日比谷花壇大船フラワーセンター
16:02  妙法寺
16:10  宝積寺跡
16:23  鎌倉中央公園山崎口
16:30       〃   清水塚口着

[ウオーキング記録]

■水平距離                          10.39km

■沿面距離                          10.40km

■累積標高(+)                      162m

■累積標高(-)                                              162m

■所要時間 (休憩時間込み)
 鎌倉中央公園清水塚口歩き出し                          13:21
      〃         着                                  16:30  
  (所要時間)                 3 時09間分(3.15h)
  水平歩行速度                10.39km÷3.15h=3/30 km/h
                                              (おわり)
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私のボケ防止と趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
  また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへのアクセスはご遠慮下さい.
 なお,古い記事には顔写真が掲載されていますが,すべてご本人の了承を得た上で掲載したものです. 






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