<台峯山頂付近からの眺望>
早春の鎌倉;魯山人釜跡・台峯緑地・常磐緑地台縦走(1)
(独りウォーキング)
2020年3月1日(日) 晴れ
<ルート地図>
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<魯山人釜跡から神明神社へ>
■出発点は鎌倉中央公園清水塚口
自分が十分に高齢者だと自覚しているので,コロナウイルスがやっぱり怖い.したがって乗り物にもなるべく乗らないようにしている.さらに人が集まるところはなるべく行かないという隠遁生活を余儀なくされている.そんなときの唯一の鬱憤晴らしは,2~3時間かけて,めったに人とで会わない鎌倉の山道をひたすら歩き回ることである.その結果,ここ数日,雨が降らなければ,1日に約8000~1万数千歩ぐらい歩き回っている,実は,これだけ歩いても,丹沢塔ノ岳の大倉尾根に置き換えれば,せいぜい観音茶屋のちょっと先まで歩くぐらいの負荷にしかならない.でも歩かないよりはよっぽどマシという気持ちで,今日の上のルート地図に示したようなコースを歩き回った.これで水平距離だけはやっと大倉尾根経由の塔ノ岳より少し上回ったが,肝心の累積標高は観音茶屋まで登ったぐらいにしかならない.
”でも,全く歩かないよりはマシだな”
と思っている.
さて,今回も出発点は鎌倉中央公園清水塚口である.ルートマップに示したルートは,当初からこのルートで歩こうと決めたものではなく,私の足が勝手気儘に歩いた跡をプロットしたものである.でも結果的には鎌倉の三大緑地の内,台峯緑地と常磐緑地を歩いているだけでなく,かなりマニアックな道も歩いているので,鎌倉山歩きに興味をお持ちの方には参考になるかもしれない.
■魯山人釜跡と矢戸池入口
13時15分,何時もの通り鎌倉中央公園清水塚口から歩き出す.
鎌倉中央公園通り抜けて山崎口から薬師堂跡までの道筋は,毎度繰り返しているところなので,今回は記述を省略しよう.薬師堂跡の三叉路を右折して山崎小学校の方向へ向かう.なだらかな上り坂である.やがて道路は左に大きく曲がるが,その曲がり角から右へ川沿いの細い道が続いている.この川に左岸沿いの道を暫く歩いて,13時37分,魯山人釜跡に到着する.入り口の茅葺きの門は今にも崩れ落ちそうだが,ともかく今日も何とか姿を残しているようである.この門を見ていると何となくホッとしたような哀れなような不思議な気分になる.
<魯山人釜跡>
■矢戸池へは相変わらず立入禁止
魯山人釜跡からさらに小径をさかのぼって,13時40分,矢戸池に通じる谷戸の入口に到着する.相変わらず立入禁止の看板が立っている.この看板に向かって少し離れた左側には,自動車も通れる谷戸への新しい道ができているが,通せんぼになっている.ただ,見ていると一人,二人とここを通過する人がいる.多分無断で立ち入っているんだろう…それとも工事担当者なのかな.
…ま,ともかく私は無理に通らなくてもいいやと言うことで山崎小学校方面に引き返す.
<矢戸池への道は立入禁止>
■山崎小学校
山崎小学校の校庭の周囲を半周して広い道に出る.
13時49分,山崎小学校正面玄関の前を通過する.そのまま,山崎切通の下り坂にさしかかる.峠を越えてすぐの三叉路を右折すると台峯緑地に入れるが,今日はコースにもう少しバリエーションを付けてみたいなと思うので,そのまま峠を越えて坂道を下る.
<山崎小学校正門前>
<台の住宅地から台峯緑地へ>
■神明神社
坂道を下って,13時52分,神明神社前に到着する.
神明神社は,社殿まで長い階段を上らなければならない.私はズボラして,階段下でちょっと帽子を脱いだだけでお参りしたことにする.
”さて,これからどこへ行こうか…?”
私はまた例によってどこを歩こうかと迷う.迷うのも独り散策の醍醐味だが,どうも新奇なルートが思いつかない.足任せで北鎌倉方面へでも行こうかな決めかけたときに,
”あっ! そうだ! あの例のクネクネ道を通って台峯に登ろう…”
私はふと珍しいルートを思い出す…ちょっとうろ覚えだが…
私は近くにある台町町内会案内図を眺めながら,思いついたルートを確認する.
※町内会の案内図には姓が書かれているので,読解不能まで画素数をへらして投稿する(あくまで私のメモ用).
<神明神社>
■おっ! 可愛いな!
13時58分,進行方向右側の民家の庭先で可愛いものを見つける.
”こりゃあ…! 実に可愛いな.じいさん達の表情が何とも愛くるしいな…”
私は思わず写真を撮ってしまう.ラッパを吹く真剣そうでユーモラスな表情がとても良い.眺めている内に私の顔を綻んでしまう.
<ラッパ吹きの子人達>
■台峯緑地入口
台の住宅地の一番南側を通る道を暫く歩いて,三叉路を右折して路地に入る.白壁の塀沿いに進んだ突き当たりが登山口である.
<台峯緑地入口>
<台峯緑地の尾根道と展望台>
■急坂を登る
13時58分,登山口から山道に入る.いきなり急な上り勾配の土道になる.人一人が通れるだけの道だが手入れが行き届いていて下草が綺麗に刈り込まれている.
ほんの数分登ると尾根道に合流する.ここから先は,かなり頻繁に通っているおなじみの尾根道である.この尾根道を北鎌倉女子学園グラウンド上を目指して歩き続ける.
<整備された坂道を登る>
■広々とした山頂
14時05分,広々とした山頂に到着する.風通しの良い雑木林が広がっている.この先にもう少し高いところがあるがそこは眺望が利かない.だから,眺望の良いここを山頂ということにしておこう.
”野外ランチには最高の場所だな…”
ここからの眺望もなかなかなもの.樹木の間から横浜方面がよく見える(冒頭の写真).
<広々とした山頂>
■北鎌倉女子学園グラウンド上;富士山は残念!
14時13分,北鎌倉女子学園グラウンド上に到着する.実は昨日もこの辺りを散策したばかりだが…
晴れていればここから富士山が見えるはずだが,今日も残念ながら雲の中である.昨日は見えた丹沢すら今日は雲に隠れている.
<北鎌倉女子学園グラウンド上>
■台峯の展望台
続いて14時16分,台峯の展望台(正式名称は知らない)に到着する.このところ日参している.
相変わらず六国見山がすっきりと見えている.そういえば山崎小学校正門前から,ここまでの間に誰ともすれ違っていない.全くの一人旅である.
”これならコロナも怖くないな…”
<台峯の展望台>
<山ノ内から梶原へ>
■山ノ内の展望台
台峯の展望台から尾根道を通って,14時21分,山ノ内の展望台(正式名称は知らない)に到着する.柵がしてあって中には入れないが,元畑だったところが綺麗に刈り込まれている.昨日も同じことを考えていたが,この空き地一体何になるんだろう.
<山ノ内の展望台>
■山ノ内配水場と新しい建物
山ノ内の展望台を過ぎると土道が舗装道路に変わる.そのまま先へ進んで,14時24分,山の上通りに突き当たる.その三叉路にある山ノ内配水場の隣で建設中の建物がもうすぐ出来上がりそうだ.
建物が建っている敷地の柵に「(仮称)山崎・台峯緑地の整備工事について」という説明図が掲示されている.この説明図を見ると,矢戸池を含むこの辺り一帯が整備されるようである.子細にこの図を眺めると,さきほどの山ノ内の展望台は整備の対象地域には入っていないようである.どうなるかちょっと心配.それに矢戸池が「ため池」という鈍くさい名称になっている.もちろん,これが当然とは分かってはいるが,ちょっと味気ない.
その隣に,「ご迷惑をおかけします.緑地の整備をおこなっています.令和2年3月16日まで 時間8:30~17:00」と大書した案内板が設置されている.
”3月16日までか! なら3月17日にまた来てみるかな”
ここが整備されると我が家周辺は沢山の公園や緑地で囲まれることになる,また散歩の楽しみが一つ増えそうだ.
<新しい建物(現在地)と計画図>
■桜並木の道を梶原方面へ
山の上通りを梶原方面に向けて歩く,下り坂.進行方向左手は桜並木である.この辺りの桜の蕾はまだまだ固いようである.コロナのためだろうか,ここでも全く人に会わない.
<山の上通りを梶原方面へ>
■日当公園
レストラン「ブランブルグ」の前を通過して,14時32分,S字坂上の日当公園に到着する.ここで大船行バス待ち男性1人,それに公園で幼児を遊ばせている母親,合計3人を始めて見る.コロナのためか外を歩く人がほとんど居ないようである.
公園を横切りながら,
”さてこれからどうしよう? まだちょっと歩き足りないな…”
と迷う…が,目の前に階段道が見えている.
”とりあえずは,この階段を降りちゃおう…”
<日当公園の階段道>
(つづく)
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早春の鎌倉;魯山人釜跡・台峯緑地・常磐緑地台縦走(1)
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