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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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初夏の湯河原:しとど窟・城山・成願寺縦走

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                                <土肥城趾跡>

            初夏の湯河原:しとど窟・城山・成願寺縦走
                (ARENAオフミ定例会)
              2016年6月23日(日) 曇後雨

<ルート地図>


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<湯河原からバス停しとど窟へ>

▇湯河原駅集合
 久々に某グループの定例会に参加する.
 余裕を持って,湯河原駅に到着する.時間があるので駅中コンビニの100円コーヒーを賞味しながらユックリと時間を過ごす.私にとってこの時間は前奏曲,とても気分が良い時間である.
 JR湯河原駅に集合,時間前に参加予定者全員が揃う,今回の参加者は9人(男8人,女1人).何時もより底死少なめだが,行動をするには丁度良い人数である.

<湯河原駅> 写っている人達は私たちと無関係

▇湯河原駅前からバスで・・・
 湯河原駅前9時35分発箱根登山バスに乗車する.目指すはバス停しとど窟.ここを通るバスは1日に3本しかない.
 立派なバスである.私達以外にも数名の乗客があるが,バスは空いている.定刻に湯河原駅前を発車する.

<湯河原駅前からバスに乗車>

▇バス停しとど窟
 バスは見覚えのある温泉街を通過して,ジグザグの坂道をひた走る.標高が増すに連れて,低く垂れ込める雲に近づくのか,今にも雨が降り出しそうな雰囲気になる.
 長い坂道を登って.10時05分,バス停しとど窟に到着する.ここで下車.
 ここは神奈川景勝50選に選ばれている椿台である.バス停近くに「かながわの景勝50選椿台」と刻字された大きな石柱と,「湯河原風致地区」と表示された案内杭が立っている.
 景勝地のようだが,今日は山麓まで雲が立ちこめていて,近場の山並み以外何も見えない.折角の景勝地なのに残念である.

<バス停しとと窟>

<しとど窟往復>

▇しとど窟まで片道徒歩20分
 バス停前の広場に「しとど窟徒歩20分」の案内板が立っている.その下に,しとど窟と源頼朝の由来などの説明文が掲載されている.
 各自トイレとストレッチを済ませて.10時12分,リーダーのNOさんを先頭に歩き始める.

<バス停広場の案内板>

▇トンネルを潜る
 まずは林道のトンネルを潜る.どうやら照明はないようなので,夜は当然真っ暗だろう.何となく不気味である.トンネルを潜りながら,
 「ア~ッ,ああ~・・・」
と子どものように奇声を発しながら木霊を楽しんでいる輩が居る.私達以外に誰も居ないので,童心に帰るのは大いに結構なことである.

<トンネルを潜る>

▇しとど窟
 トンネルを抜けると一寸した広場になっている.広場の周囲には沢山の石塔や石仏が立ち並んでいる.
 広場の先から道幅が狭くて急なジグザグの下り坂が続く.連日の雨で路面はびしょ濡れで滑りやすい.道路の両側には沢山の石仏地蔵が祀られている.
 道を下りながら数枚の写真を撮るが,いずれも大きくブレていて,一体何を写したのか分からない.とても残念だが,ブログに登録できそうな写真は一枚もない.
 暫く下って,10時22分頃,幕山公園に向かう道路との分岐を通過する.ここから少し登り返して,10時26分,しとど窟に到着する.歩き出してからしとど窟までの所要時間は14分.先ほどの案内板に書いてあった20分は,片道の時間のことか往復の時間のことか良く分からなくなる.
 しとど窟でも沢山の写真を撮るがきちんと撮れた写真は1枚もない.それでも何とか見られるのが冒頭の写真1枚だけである,大ぼけの写真の中で,何とか雰囲気が分かるのが下の写真である.


<しとど窟>

▇バス停しとど窟へ戻る
 10時32分,しとど窟の見物を終えて,往路を戻る.結構急な登り坂である.沿道の石仏地蔵を眺めながらユックリ登って,10時53分,もとのバス停しとど窟前の広場に到着する.
 ここで私達と同じ年格好の男性ばかり5~6名のグループと会う.
 広場で休憩.トイレと身支度を調える.

<しとど窟から城山へ>

▇石畳の道
 10時59分,バス停しとど窟前の広場から城山に向けて歩き出す.雨こそ降ってはいないが,辺りに霧が湧いていて,足許は濡れている.折角の散策路なのになんとも惨めな気分である.暫くの間は結構な道幅で中央が石畳になっている水平道が続く.
 ここでも何枚かの写真を撮るが,ほぼ全部ぶれている.何とか見られる写真が,この案内標識の写真だけ.

<しとどの窟,土肥城跡の案内標識>

▇城山山頂着
 なだらかな石畳道が暫くの間連続する.本来ならば林の間から風景を眺めながらの楽しい散策路だが,今日は周りの風景が霧の中なので残念.でも霧にけぶる濡れた道を歩くのも決して悪くはない.なかなか良い雰囲気である.
 城山の山頂近くのちょっと急なジグ座義道を登って.11時52分,城山山頂(標高563メートル)に到着する.山頂は広場になっている.下草が刈り取られていて手入れが行き届いている.

<城山山頂の標識>

▇城山山頂のアジサイ
 山頂には沢山のアジサイが植え込まれている.アジサイの茂みの中に「土肥城趾跡」と大きな字が刻字されている石碑が置かれている.
 「ここで昼食にしましょう・・・」
とNOリーダーが言う.
 私達は三々五々適当に散らばって昼食を摂ることにする.

<アジサイの中の石塔「土肥城趾」>

▇私の昼食
 私は広場の一角にある石の上に昼食を広げる.何時ものように私の昼食は至って簡素.おにぎり2個とヨーグルトだけ.これで十分である.
 食事を始めてほどなく,どこからともなく「ポツン!」
 「ありゃ~っ・・・! 雨だ!」
と奇声を上げる間もなく,雨粒が増え出す.
 ”こりゃ,たまらん!”
と近くにある物置か避難小屋か良く分からない建物の中に逃げ込む.小屋の中の地べたに座り込むわけにもいかないので立ったまま食事を続ける.

<私の昼食はニギリメシ>

<城山山頂から成願寺へ>

▇雨の中のアジサイを楽しむ
 昼食を終えて,12時03分,城山山頂から下山開始.
 雨が降りしきる.止みそうもない.傘やきちんとした雨具も持参しているが,軽く防水したウインドブレーカーと鍔付きの防水ハットをかぶっていれば何とかしのげそうである.なお,リュックの中は予め雨を想定して,品々は防水袋の中に入れてからザックにいれているので濡れる心配はない.まあそんなわけで蒸し暑い雨具なしで下山し続けることにする.
 所々にかなり大規模なアジサイの群生地がある.見頃には一寸早い感じがするが,みごとなアジサイを眺めながらユックリと下山し続ける.

<アジサイの群生地>

▇かぶと石
 雨の中の下山なので,シッカリした記録は残していないが,ときどき舗装道路を横切ったり,滑りやすい舗装の坂道を下ったりを繰り返す.
 12時24分,土道から舗装道路を下り始める.かなり急な下り坂が連続する.濡れた道は滑りやすいので転倒しないように注意しながら下山し続ける.それでも,何人かの方々が滑って転倒している.
 12時42分,かぶと石分岐に到着する.ここには立派な案内板が立っている.この案内板によると,兜石は,ここから山道を70メートルほど登ったところにあるようだが,雨の中登る気がしないので,今回はパス.

<兜石案内板>

▇眺望が開ける
 兜石分岐を過ぎると,だんだんと人里の雰囲気がし始める.段々畑の先に相模湾が見え始める.ただ雨に煙っていて海と空の境目が全く分からない.
 私達はまだまだ高いところに居るようである.ここから先,滑りやすい下り坂がまだまだ連続する.

<視界が開ける>

▇浅間神社参道
 ぽつぽつと民家が建ち並び始める.途中,何枚もの古い映画の看板を展示している家の前を通過する.私達のような年配者には懐かしい映画の看板ばかりである.このような看板を蒐集している方はどんな人なんだろうと想像する.
 13時01分,浅間神社参道入口に到着する.雨の中,わざわざ浅間神社まで行く気がしないので,そのままパスする.

<浅間神社参道>

<成願寺>

▇成願寺本堂
 13時17分,「成願寺参道」と刻字されている大き石塔が立っている三つ角で右折する.突き当たりを右折して成願寺山門を潜る.足許の鉄平石が雨で濡れてとても滑りやすくなっている.
 まずは,本堂でお参りを済ませる.
 ここは土肥一族の菩提寺である.

<成願寺本堂>

▇土肥一族の墓
 境内左手奥にある土肥一族の墓を詣である.
 夥しい数の石塔群に圧倒される.

<土肥一族の墓>

▇七騎堂
 続いて源頼朝七騎像のある七騎堂を拝観する.

<七騎堂>

▇天然記念物ビャクシン
 境内入り口近くにあるビャクシンを見上げる.途轍もなく大きな木に圧倒される.
 「そろそろ,出ましょうか・・・」
というリーダーの指示で,13時28分,成願寺の参拝を終える.

<天然記念物ビャクシン>


<湯河原駅へ>

▇JRガードを潜る
 雨で濡れた滑りやすい道を下って,13時35分,JRガードに到着する.このガードは意外に交通量が多いようである.2台の自家用車をやり過ごしてから,ガードを潜る,
 ガードの先で右折して,線路沿いの道をまっすぐ湯河原駅へ向かう.

<JRガードを潜る>

▇湯河原駅で解散
 13時28分,湯河原駅に到着する.これで3時間26分の軽ハイキングを終える.
 リーダのNOさんの閉会の挨拶で解散.大多数の方はこれから懇親会を開催する.私は出来るだけ早く帰宅したいので.そのまま駅のホームへ.

<湯河原駅で解散>

<湯河原駅から大船経由で無事帰宅>

▇がら空きの電車
 湯河原13時57分発上野東京ライン前橋行電車に乗車する.1車両にほんの数名しか乗っていない.私は4人掛け1ボックスを独りで占領する.
 ところが小田原を過ぎた辺りから乗客が増え出し,平塚ではほぼ満席,藤沢ではかなりの立ち席が出るほどの混雑になる.

<4人掛け1ボックスを1人で占領>

▇無事帰宅
 何時の間にか雨が止んでいる.
 14時55分,大船駅に到着する.
 15時11分発の路線バスに乗車する.15時25分頃,無事帰宅する.何となくじっとりと濡れている衣服を着替えてサッパリ.
 今回の桂ハイキングは大した距離を歩いたわけではないが,雨の中の湿っぽいハイキングだった.でも城山のアジサイは実に見事だった.

<ラップタイム>

10:12  バス停しとどの窟歩き出し
10:26  しとどの窟(10:32まで)
10:53  再びバス停しとどの窟(10:49まで)
11:52  城山山頂(12:03まで昼食)
12:24  舗装道路
12:42  兜石
13:01  浅間神社参道入口
13:07  成願寺案内板
13:17  成願寺(13:30まで参拝)
13:38  湯河原駅着

[ハイキング記録]

▇水平距離          6.7km   

▇沿面距離          6.8km

▇累積標高(+)       271m

▇累積標高(-)       846m

▇所要時間(休憩時間を含む)
 バス停しとど窟歩き出し   10:12
 湯河原駅着         13:38
 (所要時間)      3時間26分(3.43h)
 水平歩行速度      6.7km÷3.43h=1.95km/h
                                                                    (おわり)
「関東・伊豆箱根・上信越」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ec74b7db3ccaf8d997722469d094d5
「関東・伊豆箱根・上信越」の次回の記事
(なし)

お断り
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.


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