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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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2019年第42回神奈美公募展;出品作品(1);北アルプス展望(2)

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       2019年第42回神奈美公募展;出品作品(1);北アルプス展望(2)

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https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ab44e62fb0e10eba1fc0d8ef33279d7c

2019年5月15日(火) 雷雨後曇

<出展2枚目の絵について>

▇山のボリューム感を画きたい
 私は,昨日投稿した1枚目の絵と繋がるように2枚目の絵を画いた.
 2枚目の絵では,北アルプス独特の山のボリューム感を表現したかったが.一体どのように表現したら良いのか,素人の私には全く分からない.そこで私が取った態度は,筆の繊細なタッチではなく,自分の感情を叩き付けるように画用紙にぶつけることだった.その結果,乱暴で荒々しい筆遣いになってしまった.

▇北アルプスを四季を入れてしまおう
 書き進めている内に,冬に同じ場所を歩いたことを思い出す.
 ”ならば,いっそのこと,1枚の絵に,夏山だけでなく,春も冬も一緒くたに画いてしまおう・・・”
 ・・・ということで,2枚目の下に早春,右の奥に冬山を書き始めてしまう.
 ”コレデイイノダ! 写真じゃないんだから・・・”
 ついでに折角画いた1枚目の絵(前回当ブログに掲載)も同じ乗りでさらに上塗りを重ねる.その結果,水彩画としての透明感は全く失われてしまう.
 ”それでもイイノダ!”

▇涼風を画きたい
 下界が蒸し暑いときでも,北アルプスの稜線を越えて吹く風は寒いくらいである.絵の中にこの風を感じるように画きたい!
 こんなおおそれたことが素人の私にできるはずもないが,迫り来る雲を画いたら,少しは風が感じられるのではないかと思って,画面の右半分の空は雲を画くことにする.その反動で,1枚目の絵の空もさらに塗りたくってしまう.
 ”ついでに耳元を吹き抜ける風を肌で感じられるような絵にしたい…!”
 私の絵に対する希望はエスカレートするばかりである.できもしないくせに・・・

▇地形を変えてしまう
 書き進んでいる内に,画面中央下に描き続けていた近場の山が邪魔になってくる.
 ”こんなところに山があったら,折角の風が遮られるぞ・・・”
ということで,急遽,崖にしてしまうことに決定!
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 こんなことを,何回も,何回も繰り返している内に,期限切れになる.
 制作の途中で,破り捨てたくなる気持ちを,やっと抑えながらタイムアップした絵がこれである.
 ”なんだこの絵は!・・・”
 私はこの程度の絵しか描けない自分が実に口惜しい!
 ”くそ~っ・・・!”
と頭をかきむしりながら,苛立ちを隠して,この絵を搬入業者に託した.

<太平洋美術会公募展>

▇嬉しい知らせ
 私は神奈川美術協会会員の某氏から,太平洋美術会公募展に応募しないかというお誘いを受けていた.そこで,神奈美会員展公募展用の作品を手がけるのと同時並行して,落選して当然という気持ちで水彩画を描いていた.
 題して,
 『大峡谷の谷底を歩く』(F40)
である.

▇絵の概要
 2年ほど前にグランドキャニョンの谷底を歩いたときに画いたスケッチを水彩画に仕上げた作品である.なお,この作品の姉妹編は,昨年の神奈美公募展に出展して秀作賞を受賞した.
 ・・・で,今回の作品は,神奈美公募展に出したものとは,同じ谷底の絵を画くにしても全く異なった感情で画いている.
 太平洋美術会公募展は,今日(5月15日)から国立新美術館(六本木)で開催される.こちらに出展した絵は,稿を改めて,当ブログに掲載するつもりである.
                           (2枚目終わり)
                           (3枚目に続く)
つづき(3枚目)の記事
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(執筆中)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.








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