2019年第42回神奈美公募展;出品作品(1);北アルプス展望(1)
2019年5月14日(月) 曇
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[2019第42回神奈美公募展の概要]
開催場所;神奈川県民ホール第4・5展示室
(横浜市山下公園前)
開催期間;2019年5月7日(火)~5月12日(日)
後援;神奈川県,横浜市,川崎市,神奈川県教育委員会,横浜市教育委員会,
NHK横浜放送局,産経新聞横浜総局.神奈川新聞社,フジテレビ,
TVK(テレビ神奈川),ラジオ東京,FMよこはま837,
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作品名『北アルプス展望(1)』(水彩画;F30)
今回の展覧会には水彩画3点を出展した.まずは1枚目.
この作品は,北アルプス表銀座燕山荘から稜線沿いに少し南へ歩いたところからスケッチしたボールペン画から復元したものである.
ただ,展示前に写真を撮らなかったので,冒頭の写真は会場で撮影したものをトリミングしたために,何となく色調がボケて,はっきり写っていないのが残念である.
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<この絵の背景となった旅>
▇第1日目;穂高駅から燕山荘へ
数年前の某年9月,私は山仲間7人で北アルプス表銀座縦走を楽しんだ.
初日(9月9日),新宿23時54分発の夜行列車に乗車,翌9月10日早朝に大糸線穂高駅に到着.リムジンバスで5時51分,中房温泉に到着する.
6時45分,登山開始.
7時20分,第1ベンチに到着する.10分休憩.その後,途中で2回休憩を取り,10時12分,合戦小屋に到着する.ここで20分ほど休憩を取った後,さらに登り続けて12時15分,宿泊場所である燕山荘に到着する.
午後,燕山荘から燕岳を往復する.
▇第2日目;塩山荘からヒュッテ大槍へ
6時15分,燕山荘から歩き出す.時々休憩を取りながら稜線歩きを続ける.
6時59分,見晴らしの良いところで休憩.休憩の合間に今回展示した3枚の絵の元画をボールペンで殴り書きした.
その後,7時06分,「大下り」の起点に到着する.ここでスケッチ画の補足を行う.7時19分鞍部を通過して登り坂に差し掛かる.
8時30分,喜作レリーフ前を通過する.その後連続するクサリ場を通過して,9時32分,大天井ヒュッテに到着で小休止,10時10分ビックリ平に到着する.
11時04分,見晴らしの良い岩塊で,50分ほど掛けて,早めの昼食を摂る.
12時48分,西岳ヒュッテ着,8分休憩.13時54分,水俣乗越着.ここからはハシゴの連続.小休止を繰り返しながら,ハシゴが連続する急坂を登り続ける.
16寺24分,ようやくヒュッテ大槍に到着する.
疲労困憊.でも,しんどいけれども途中で画いたスケッチの手直しをする.
▇第3日目;槍ヶ岳往復から槍沢ロッジへ,
早朝昼食を済ませて,6時15分,出発.7時11分槍ヶ岳山荘着.
7時27分,槍ヶ岳山荘から登山開始,7時53分,槍ヶ岳山頂に到着する.ここで2枚のスケッチをセカセカと済ませる.
8時47分,槍ヶ岳山荘へ戻る.
9時33分,槍ヶ岳山荘を出発.殺生ヒュッテ,坊主窟,大曲,ババ平キャンプ場,槍沢ロッジを経由して,15時47分,横尾山荘に到着する.ここで,久々に風呂に入る.生き返った気分になる.
▇第4日目;横尾山荘から上高地,松本経由で帰宅
6時40分,横尾山荘から歩き出す.上高地に近づくにつれて観光客が増え始める.観光客を避けるようにして,かなりの早足で歩き続けるが,明神会館ではアイスクリームを楽しみながら大休止.
9時42分,明神池,11時17分,河童橋に到着する.
12時40分,バスターミナル着.
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旅行中,ボールペンを使ったスケッチ画を沢山画いた.帰宅後印象が薄れないうちに数日掛けて,これらの絵の補筆と整理を行った.結構シンドイ作業だった.
冒頭の絵は,これらのスケッチ画の中から選んで,F30の大きさに拡大したものである.
この絵を見てすぐに分かることは,山の色調が実際の山の色調とはかなり異なっている.その理由は稿を改めて記述したいと思っているが,
”写真のような絵は画きたくない・・・心象を表現したい”
という基本的な考え方に由来している.結局,青臭い芸術論になるかもしれないが,後日,稿を改めて論じてみたいと思っている.
(1枚目終わり)
(2枚目に続く)
つづき(2枚目)の記事
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(執筆中)
「閑話休題;セピア色の画集」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/fd916b477e5a5bde8c17985c3f4c3aa4
お断り;
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2019年第42回神奈美公募展;出品作品(1);北アルプス展望(1)
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