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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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予想外に雪が少ない丹沢;塔ノ岳(2019年6回目)

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                                          <塔ノ岳山頂から富士山を望む>

                   予想外に雪が少ない丹沢;塔ノ岳(2019年6回目)
                            (単独山行)
                      2019年2月16日(土) 曇り後晴れ

▇皆さん元気だ!
 今日の天気予報は午前中曇,午後から晴れ.
 塔ノ岳に登るのを,今日にしようか,それとも明日にしようかと迷うが,雨は降りそうでないので,定番の土曜日登山ということにする.
 渋沢発大倉行1番バスに乗り合わせた常連は,毎日登山のTGさん,YSさん,AIさん,IIJさん,KMさん,MTさん,KIさん,ONさん,カメラのMMさん,KMさん他何時もの土曜日メンバーが揃っている.バスは何時もの土曜日よりは幾分空いている感じである.
 何時ものように7時06分,三々五々,大倉から歩き始める.今日は心なしかこの時期にしては暖かい感じがする.
 先週,歩き始めに少し早足で頑張ったために頂上付近でへばってしまったので,今日は超ゆっくりペースで歩き始める.
 ほどなく登山口を通過する.私のすぐ前には常連のYSさん,AIさん,ONさんの後ろ姿が見えているが,だんだんと遠のいていく.

<登山口>

▇丹沢ベース
 克董窯を通過してほどなく礫を敷き詰めた道に入る.歩きにくい.ただ,路面は良く乾いているので,滑る心配はないだけマシである.
 7時26分,丹沢ベースを通過する.この辺りから登り坂が少し急になる.先ほどまで直ぐ目の前に居られた3人の常連の後ろ姿はもう見えなくなっている.

<丹沢ベース>

▇日の当たる坂道
 やがて日の当たる坂道に差し掛かる.晴れていれば朝日が射し込んで実に気持ちの良いところだが,今日はあいにくである.辺りが何となく霞んでいて,今日の見晴が気になる.
 7時36分,観音茶屋を通過する.そして,ジグザグの坂道に差し掛かる.
 何時もならば,この辺りから,体も馴れて,順調な速度で登り続けられるようになるが,今日は何時まで経っても体が重く感じている.
 ”今日は体調がダメ! 萱場平辺りで引き返そうかな…”
と思いはじめる.

<日の当たる坂道>

▇見晴茶屋
 7時56分,見晴茶屋に到着する.
 何時ものように,見晴茶屋の前から海を見下ろす.今日は曇り.海と空との境目がはっきりしない.あまり快適とは言えない雰囲気である.
 見晴や屋裏手の林から鳩の鳴き声がうるさいほどに聞こえてくる.

<見晴茶屋>

▇見晴階段
 見晴階段に差し掛かる.何時ものように見晴階段を見上げて写真を撮る.偶然,登山者は1人も写っていない.さきほど私とほぼ一緒に歩き出した常連の皆様も,既に見晴階段を登り切ってしまったようである.
 ”あ~ぁ…! 情けない”
と自分の不甲斐なさが情けなくなると同時に,
 ”仕方がないな…これが年を取ると言うことか”
と自分を慰めながら,ごくゆっくりペースで登り続ける.

<見晴階段>

▇一本松
 見晴階段を登り切って,モミジ坂に差し掛かる.ここは案外円滑に登り続けて,8時16分,一本松を通過する.
 大倉からの所要時間は1時間10分.何時もより6~7分余計に時間が掛かっている.
 何時の間にか空が晴れたのか,一本松から先の尾根道には沢山の木の枝の影が見えている.天気が良くなれば,自然に気分も良くなる.

<一本松上の尾根道>

▇駒止茶屋
 駒止階段に差し掛かる.深呼吸をして,”さあ,登るぞ!”
 休憩舎の駒止階段を登って,8時33分,駒止茶屋を通過する.大倉からの所要時間は1時間h27分.何時もより6~7分余計に時間が掛かっている.

<駒止茶屋>

▇堀山の標識
 堀山の尾根道に差し掛かる.この辺りを歩くのは気分最高.
 1週間前には,この辺りは雪道だったが,今日は残雪もなく,まるで春のような雰囲気である.
 8時46分,下山してくるKSさんとすれ違う.
 「…山頂付近は樹氷が凄かったです.樹氷が溶けてバラバラと落ちていましたよ…」
とのこと.私が山頂に到着する頃まで樹氷が残っているかな?
 8時47分,堀山の標識を通過する.

<堀山の標識>

▇堀山の家
 8時56分,ようやく小草平(堀山の家)に到着する.大倉からの所要時間は1時間50分.堀山の家の温度計は7.5℃.登山にはちょっと暑い.
 先に堀山の家に到着されたKIさんが居られる.今日は体調が思わしくないので,塔ノ岳山頂まで登るのはヤメにするとのこと.しばらく,KIさんと立ち話をしてから,また,登り続ける.

<堀山の家に到着>

▇小草平からの富士山
 小草平から富士山が良く見えている.
 高い空に薄らと雲が掛かっているが,雪で真っ白な富士山がカゲロウのように見えている.山頂には笠雲が架かっているようである.

<小草平からの富士山>

▇小草平上の岩稜からの富士山
 小草平から先はカメラのMMさんと前後しながら登り続ける.岩稜を少し登ったところで富士山が良く見えている.立ち止まって,富士山の写真を2~3枚撮る.
 「…この頃,カメラ変えたの?」
とMMさんが私に問いかける.
 「いえ,別に…相変わらず安物デジカメ使っています」
 「…最近,あなたのブログを見ていると,写真が露出不足になっているので,新しいカメラに変えたのかと…」
 「…いえ,実は富士山が良く撮れないので,露出を調整しているんですが,上手くいきません…」
 ブログの写真を見ただけで,露出不足が分かってしまうとは…さすがその道の専門家はちがうなと感心しながら,登り続ける.

<小草平上の岩稜からの富士山>

▇萱場平
 9時18分,ようやく萱場平に到着する.ベンチに常連のSSKさんがニコニコしながら座っている.SSKさんはリハビリ登山中.今回は,萱場平で終わりにして,これから下山するとのこと.SSKさんと,暫くの間,雑談.
 9時25分,雑談を終えて,萱場平から歩き出す.
 ”随分と遅くなっちゃったな…”

<萱場平>

▇花立階段下からの富士山
 階段道を登って岩稜道に入る.まあまあの体調で推移している.マイペースを守りながらユックリと登り続ける.
 9時43分,花立階段に到着する.階段下から相変わらず富士山が良く見えている.早速富士山の写真を数枚撮る…が,ご覧の通り露出不足.ブログに掲載する前に,画像ソフトを使って露出調整を試みるが余り上手くいかない.
 花立階段を登ろうとしているときに,後のバスで来られたTTさんが私に追いつき,どんどんと階段を登っていく.

<花立階段下からの富士山>

▇花立山荘
 10分掛けて花立階段を登って,9時53分,ようやく花立山荘に到着する.大倉からの所要時間は2時間47分.
 ”こりゃ,いくら何でも,こんなに遅くちゃ,駄目ダ.でも仕方ないな,悟らなければ…”
 花立山荘からも富士山が良く見えているが,手前のベンチで沢山の登山者が休憩を取っているので,富士山だけの写真を撮るのが困難である.
 ふと,ベンチを見ると,私より先を歩いていたONさんが,ちょこんと座っている.
 「おや,どうしたんですか?」
 「足が攣ったので,ここから引き返します…」
 ONさんの脇に座って,暫くの間,雑談.
 10時丁度に気を取り直して,花立山荘から歩き出す. 

<花立山荘に到着>

▇花立山荘からの富士山
 富士山の周りに,怪しい雲が沢山湧いているが,それがまた富士山を引き立てている.露出不足の写真だが,手持ちのソフトでは補正後の写真が保存できないので,残念ながら,披露困難である.

<花立山荘前からの富士山>

▇花立山からの眺望
 花立山荘から,暫くの間,荒れた段道が続く.最近,少し手入れがされて歩きやすくなったが…
 階段道を過ぎてガレ場に入ると視界が開ける.
 10時12分,ようやく花立山山頂に到着する.相変わらずカメラのMMさんと前後しながら歩いている.
 花立山山頂からの富士山も,雲がうまい具合に棚引いていてなかなかの風景である.あいかわらず露出不足の写真だが,あとでユックリ補正してみよう.

<花立山からの眺望>

▇鹿の親子
 馬の背で3頭の鹿を見かける.親子だろうか.
 最近,塔ノ岳付近では鹿の駆除がされたため,鹿を見かけることがほとんどなくなった.そのため,久々に鹿を見付けると,なんだか懐かしい気分になる.
 「こいつら花の芽を食べちゃうんで,花が咲かなくなっちゃうんです…」
と居合わせたどなたかが言っている.
 ”でも,可愛いな…”

<鹿の親子>

▇塔ノ岳山頂
 10時20分,ようやく金冷シを通過する.ここまで登れば塔ノ岳山頂まであと僅か.ちょっと気が緩む.
 金冷シから先は,残雪が少しあるが,歩くには全く支障はない.
 金冷シから2番目の階段を登っているときに,下山してくるMGさんとすれ違う.さらに,山頂直下の階段でAIさん,さらにその上でYSさん,TGさんとすれ違う.
 山頂に近づくにつれて,樹氷が見え始める.
 10時38分,MMさんとほぼ一緒に,漸く塔ノ岳山頂に到着する.山頂の気温は私の携帯では5℃.MMさんの温度計では0℃.どちらが正確か良く分からない.
 今回の大倉からの所要時間は,休憩時間込みで,3時間32分.ナンタルチアの記録である.
 相変わらず怪しい感じの富士山が良く見えている.何時もの通り,山頂からの写真を沢山撮りまくる(冒頭の写真).

<樹氷と富士山>

▇早々に下山開始
 山頂でほんの少し休憩を取っただけで,10時45分,下山開始.
 曇り空ながら,樹氷の向こうに相模湾が見下ろせる.相変わらず素晴らしい風景である.展望の風景を楽しみながら,ゆっくりと下山し続ける.

<塔ノ岳山頂から下山開始>

▇バスの時間に合わせて下山
 下山しながら,何時のバスの乗れるかの胸算用.
 大倉発13時38分のバスに乗るのはちょっと無理.ならば13時11分発のバスに間に合うように下山しよう.
 …ということで,山頂直下の階段道,花立階段などを降りるときには特に注意をして下山し続ける.
 萱場平を通過して,あと少しで堀山の家というところで,TGさんに追いつく.TGさんが先に行ってくれとのことだったので,追い越させて貰う.
 11時45分,堀山の家に到着する.女主人に今回は時間がないので通過しますと挨拶して,立ち寄らずに下山し続ける.
 12時01分,駒止茶屋を通過する.これで13時11分のバスには十二分に間に合うなと確信する.あとは気楽に下山し続ける.
 12時37分,観音茶屋に到着.今日は観音茶屋はお休みなので,気楽に通過.
 12時58分,予定通りに大倉へ下山する.

▇渋沢駅ビルでコーヒーブレーク
 大倉発13時11分のバスに乗車する.何時もの土曜日より幾分空いているような気がする.乗り合わせた常連は,MGさん,TBさん,IIJさん,ONさん,YSさん,MTさん,TTさん他.
 渋沢駅ビル1階ミスタードーナッツで,コーヒーブレーク.常連9人が参加.相変わらす盛況である.大した話をしているわけでもないが,同じ仲間達との雑談で,気分がますます爽快になる.

<ミスタードーナッツでコーヒーブレーク>

▇無事帰宅
 私は一足早く堆積して,渋沢13時52分発快速急行小田原行に乗車する.上空は晴れ渡っているが,周囲に雲が湧いていて,富士山はわき上がる雲の中に隠れている.残念ながら富士山と矢倉岳が重なる風景は見えない.
 小田原で東海道本線上り電車に乗り換えて15時過ぎに大船駅に到着する.
 大船駅ルミネ6階の本屋に立ち寄ってから,15時45分頃無事帰宅する.
 登山後の片付けを済ませてから,ノンビリと昼寝.この昼寝が実に気持ちが良いんだなぁ~.

<ラップタイム>

  7:06   大倉歩き出し
  7:36  観音茶屋
  7:56  見晴茶屋
  8:33  駒止茶屋
  8:56  堀山の家
  9:18  萱場平(9:25まで休憩)
  9:53  花立山荘(10:03まで休憩)
10:20  金冷シ
10:38  塔ノ岳着
10:45     〃 発
10:57    金冷シ
11:11    花立山荘
11:45  堀山の家
12:01  駒止茶屋
12:23  見晴茶屋
12:37  観音茶屋
12:58   大倉着

[山行記録]

▇水平歩行距離        7.0km(片道)

▇累積登攀下降高度        1,269m

▇上り所要時間(休憩時間込み)
 大倉発           7:06
   塔ノ岳着              10:38 
    (所要時間)         3時間32分(3.53h)
  水平歩行速度       7.0km/3.53h=1.98 km/h
  登攀速度         1,269/3.53h=361m/h

▇下り所要時間(休憩時間込み)
  塔ノ岳発          10:45  
  大倉着             12:58
   (所要時間)         2時間13分(2.22h)
 水平歩行速度         7.0km/2.22h=3.15 km/h
 下降速度          1,269m/2.22h=571m/h
                           (おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/7ff8120650f01527682b5d70865c2977
「丹沢の山旅」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.


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