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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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富山の名勝地・映画ロケ地とグルメを楽しむ旅;エピローグ

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                 富山の名勝地・映画ロケ地とグルメを楽しむ旅;エピローグ
                          (神奈美・阪急交通社)
                     2018年11月18日(日)~19日(月)
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 ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/1d1af7079246dd4fbf7b986f73b6b005

<旅行ルートの総括>

▇1日目の行程


 1日目,早朝,羽田空港集合.ANAで富山空港へ.富山空港から専用車に乗車して,浮田家,森記念秋水美術館,長慶寺(五百羅漢),雨晴海岸と目まぐるしいほどぐるぐる廻る.真っ暗になってから,ロイヤルホテル富山砺波泊
 昼食は氷見牛と白エビの会席料理.夕食は富山湾鮨であった.
 ホテルは8畳ほどの畳部屋に3人雑魚寝.ただ大浴場は気分良かった.

▇2日目の行程


<実績データの分析>

▇直間比率分析
 目的の場所で実際に見学見物している時間が直接時間である.飛行機,電車・バス,移動のための歩行時間は間接時間である.
 効果的な風物鑑賞をしている時間を直接時間,移動など本来の目的以外に費やされた時間を間接時間という.両者の比較を直間比率と定義する.当然のことながら直間比率が高いほど,効率の良い観光をしていることになる.直間比率には,拘束時間比率と現地観光時間比率の2種類があると考える.これらを計算すると以下の通りとなる.
[1日目]
 拘束時間比率(観光食事時間÷拘束時間×100)(%)
     4.34h÷11.4h×100=38.1(%)
    ※観光時間は拘束時間の約4割に過ぎない.
 現地観光時間比率(観光食事時間合計÷総行動時間×100)(%)
     4.34h÷8.47h×100=51.2(%)
    ※現地観光時間の半分弱が専用車による移動時間である.
[2日目] 
 拘束時間比率(観光食事時間÷拘束時間×100)(%)
     4.22h÷12.8h×100=33.0(%)
    ※観光時間は拘束時間の約3分の1に過ぎない.
 現地観光時間比率(観光食事時間合計÷総行動時間×100)(%)
             4.22h÷9.10h×100=46.1(%)
   ※現地観光時間の半分強が専用車による移動時間である.

▇観光単位時間のコスト
 今回の旅は,現地の観光地見学とグルメ食事を楽しむことが目的である.この目的のために参加費35,000円を支払った.この費用から直接時間当たりの費用を算出してみよう.なお,正確には,この費用の他に,自宅から羽田空港までの往復運賃が掛かっているが,みみっちいことは言わずに,これはオミットしておこう.
                      1日目 2日目
                      ↓    ↓ 
 参加費(円)÷現地観光時間(h)=35,000円÷(4.34+4.22)h=4,089円/h(=68円/分)
 つまり,観光中にボンヤリしていると1分ごとに68円の費用が飛んでいく計算になる.
 脈拍が60回/分と仮定すれば,
     68円÷60回=1.13円/回.
 つまり心臓が1回ドキンとするたびに1円13銭の観光費用が掛かっている計算になる.
 このお値段が高いと感じるか,あるいは安いと感じるかは人それぞれである.

<「点の旅派」それとも「線の旅派」?>

▇旅を振り返る
 専用車での移動距離は初日,2日目共に165キロメートル.旅行中の過半の時間は専用車による移動時間であり,肝心の見物・見学時間は4割程度に過ぎない.
 これまで私は街道歩きを趣味としていた.宿場から次の宿場へと,地図を頼りに歩きながら風物や遺跡・遺構を見物しながらの旅である.したがって,旅の間,何処を今歩いているのかを確かめながら歩くのが楽しみである.
 ところが今回のパックツアーでは移動は全て専用車任せである.地図上で何処にあるのか全く分からない目的地にポンと到着して,
 「見学時間は〇〇分です.遅れないようにバスに戻って下さい」
と急かされながらの旅である.これでも良いのかも知れないが,私は
 「一体,ここはどの辺り…」
が気になって仕方がない.

▇「点」の旅と「線」の旅の違い
 これまでの私の街道歩きの旅は言わば「線」の旅,それに対して,今回のパックツアーは,いわば「点」の旅である.
 「点」と「線」って…?
 少々分かりにくいので,「線」の旅の事例を一つ.
 以下に示す2枚の地図は,「線」の旅の事例である.これは私が所属する「五十三次洛遊会」で善光寺西街道を歩いたときの事例である.実際に,この地図を見ながら自分の足で歩いて移動する.その歩く過程そのものが旅の目的である.これが「線」の旅である.余談だが,これらの地図は,種々の参考文献を頼りに造ったオリジナル(自家製)の地図で市販品ではない.
 冒頭に掲げた2枚の地図と見比べて欲しい.冒頭の地図の破線は専用車で移動した経路をシメしている.つまり「点」と「点」の間を専用車で移動してしまうので,移動経過を楽しむ旅ではないことが一目瞭然である.ところが,下の地図で示した赤い線は自分たちの足で歩くルートである.実際に歩きながら行く先々の風物を自分の目と足で確かめる.ときどこ予期せぬ出来事や発見があったり…これが実に楽しい.




▇どちらが楽しいか?
 「点」の旅も,「線」の旅も,それぞれ一長一短があるので,どっちが良いと判断することはできないし,人それぞれである.
 …が,私にはどうやら「線」の旅の方が合っているような気がする.つまり私は「線の旅派」なのである.だからといって「線」の旅が嫌いというわけではないが…
 この記事を読んで下さる皆様は.「点の旅派」だろうか? それとも「線の旅派」?

<エピローグは新たな旅のプロローグ>

 こうして一泊二日の旅は終わった.「点」の旅とは言え,気心知れた絵仲間との旅は実に愉しかった.
 絵には,描く人の人格や知性が如実に表れる.良い絵を描くには自分の人格や知性を一層高める必要がある.そのためには,仲間達と切磋琢磨することがとても大切だと思う.これからも,旅を通じて自分の人格や知性を一層高めていきたいと思っている.
 今回の旅の成果が,来年の公募展に出展する絵に影響を与えてくれることを期待している.その意味でも,今回の旅のエピローグは,新たな旅のプロローグになってほしいなと思っている.
                           (完)
目次
 ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a6ecd2b12bc613b9c06ff315f619e907

「北海道・東北・北陸の旅」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.




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