<しなの鉄道から浅間山を望む>
春の信濃路:浅間山展望と小諸懐古園見物の旅(1);しなの鉄道の車窓
(2ヶ月ぶりの信濃路)
2018年5月5日(土)(こどもの日) 晴れ
<ルート地図>
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<信州へ>
▇北陸新幹線「はくたか551」に乗車
5月連休真っ直中の3日,故郷のFH一族の本家で不幸があった.遠く鎌倉に住まいしている私も,四親等に当たる方の旅立ちなので,取るものも取りあえず,5日の葬儀に出席するために,信州へ向かった.連休中の北陸新幹線は多分大混雑することを覚悟して…
大船発5時09分の東海道本線上り前橋行電車に乗車する.
何時も,塔ノ岳に行くときは,ほぼ同じ時間に隣のホームから発車する下り電車に乗車している.そんなこともあってどうも落ち着かない感じがする.上り電車もいつも通りの混雑だが,何とか座席に座れる.
6時19分,東京駅に到着する.
コンコースを往来する沢山の旅人の間をすり抜けるようにして,北陸新幹線改札口に到着する.そして,はくたか551号金沢行(自由席)に乗車する.
列車は意外に空いている.今日は大型連休最終日の1日前.こんな時期に旅に出掛ける人は意外に少ないのかもしれない.私は進行方向右側窓側の席に座る.
<北陸新幹線「はくたか551」号に乗車>
▇車窓からの秩父の山々
新幹線も東京から大宮辺りまでは,在来線程度の速度で走っているようである.意外に時間が掛かる.
大宮を過ぎると,列車は快適に走り出す.車窓から目まぐるしく後ろに飛び去っていく景色を,ボンヤリと眺めている.遠くに秩父の山並みが連なっているのが見える.
”多分,あの山のいくつかには山学校に通っていたときに登っているに違いないな…”
と思いながら,自分の山遍歴を回想する.
<車窓からの秩父の山並み>
▇まずはモーニングコーヒーだ!
車内が落ち着いた頃,車内販売がまわってくる.
”ああ,そうか! 今日乗車しているのは「あさま号」ではなかったんだ!”
北陸新幹線が金沢まで開通してから,長野までの列車「あさま号」の車内販売はなくなってしまった.「あさま号」に乗車する機会が多い私はなんだか仲間はずれになったような気分がしていた.そんなこともあって,私は反射的に320円也のコーヒーを所望する.
私は特段のコーヒーマニアだという訳ではないが,やっぱり1杯のコーヒーで気分が随分とリラックスする.
ゆっくりとコーヒーを賞味している間に,列車はもう高崎を過ぎて,いくつかのトンネルを通過している.もうすぐ下車駅軽井沢である.
<モーニングコーヒー>
▇軽井沢駅到着
7時37分,列車は軽井沢駅に到着する.ここで下車してしなの鉄道に乗り換える予定である.
軽井沢駅のホームに降りた途端に,随分と寒いのにちょっと驚く.
天気予報で,今日は夏日になりそうだと聞いていた私は普通の背広姿のままである.やっぱり,もう一枚羽織ってきた方が良かったかなと後悔する.
軽井沢駅での乗り換え時間はたった7分しかない.
折角の軽井沢だから…ということで,軽井沢駅前の風景を良い急ぎで2~3枚だけ撮って,しなの鉄道の改札口に向かう.
<軽井沢駅前;離山が見えている>
<しなの鉄道の車窓を楽しむ>
▇しなの鉄道の電車に乗車
券売機で小諸までの切符を購入する.480円也.
改札口で,
「まもなく発車です.お急ぎ下さい…」
と促される.
<軽井沢から小諸までの乗車券>
▇懐かしい車両
軽井沢発7時34分小諸行の電車に乗車する.
2両編成.国鉄時代のかなり古い車両である.私は鉄道マニアではないので,詳しいことは知らないが,この車両は全国でも珍しい直流方式とやらだが,現在使用中の後継車両を入手するのはなかなか困難とか聞いている.もちろん噂話だから真偽のほどは分からない.
三つドアーの車両である.ドアーとドアーの間に4人掛けボックス席が2カ所ある.ボックス席の窓にちょっとした物置台が付いているのが特徴である.
なんとも懐かしい感じがする.
”そういえば,もうかなり前から,東海道本線や横須賀線の電車は全部四つドアーの車両になってしまったな…”
と再認識する.
車内は空いている.
<しなの鉄道の車両>
▇花の並木道と離山
列車は軽井沢駅と中軽井沢駅の間にある離山の裾をかすめるようにして走る.
なかなかシャッターチャンスがつかめないので,良い写真が撮れないが,その中でも多少は雰囲気が分かる写真を投稿しておこう.
花オンチの私には何の花か分からないが,綺麗な花が満開の並木路が続いている.
<離山>
▇軽井沢高原からの浅間山
今日のお天気は最高.
浅間山山頂まで良く見えている(冒頭の写真).山頂左のトンガリ山は前掛山である.一番高いところが浅間山山頂.
”今日のような天気の良い日に登っていたら最高だろうなあ…”
電車は千曲川に向けて下り続ける.
途中,御代田駅付近から浅間山を見上げる.左側に三角錐状に聳える山が剣ヶ峰である.
蛇足だが…
私が信越線の列車で,小諸から上田に通学していた時代には,御代田駅はスイッチバック式の駅だった.
<御代田付近の高原から浅間山を望む>
<小諸駅に到着>
▇ノスタルジックなホーム
8時05分,小諸駅に到着する.
どうしてか理由は知らないが,軽井沢発の列車の殆どが小諸駅止まりで,その先の上田や長野方面に行くには,小諸発の電車にわざわざ乗り換えなければならない.
それはともかく,ホームの屋根が木像なのに,ちょっとしたノスタルジーを感じる.
<小諸駅に到着>
▇古い駅舎
小諸駅の駅舎.
私が中学か高校時代に建て替えられた駅である(そのご多少の改築はされているが…).
…と,言うことは齢(よわい)はとっくに還暦を過ぎている駅である.改築された当時は素晴らしく大きくて立派な駅だと驚いたものだが,今ではなかなか懐古的で味わいのある田舎駅という感じである.
私にとって,小諸は生まれてから高校を卒業するまでずっと暮らしていた懐かしいところである.
私は所用があって年に数回帰郷しているが,毎度.この駅前に立つと,懐かしさで胸が高ぶる.
今日は,10時30分までに,小諸の在にある本家まで行けば良い.
まだ,2時間以上の余裕がある.集合場所委行く前に,私は少し急ぎ足で懐古園を一周しようと思う.
<小諸駅>
(つづく)
つづきの記事
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(執筆中)
「関東・上信越の山旅」の前回の記事
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