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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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師走の鎌倉;六国見山・台峯緑地・瓜ヶ谷・葛原ヶ岡・常磐緑地縦走(3);瓜ヶ谷・葛原ヶ岡

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                              <常磐緑地からの眺望>

師走の鎌倉;六国見山・台峯緑地・瓜ヶ谷・葛原ヶ岡・常磐緑地縦走(3);瓜ヶ谷・常磐緑地
             (ARENAオフミ定例会)
           2017年12月17日(日) 晴   (つづき)

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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e1ac9ef37a522c308c3c12e51f136b04
※ルート地図は「前の記事」に掲示
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<瓜ヶ谷ヤグラ・葛原岡神社>

■西瓜ヶ谷から東瓜ヶ谷へ
 台峯緑地の展望台で六国見山を眺めながら昼食を終えた私たちは12時52分,展望台から山ノ内配水池方面に向けて歩き出す.
 山ノ内配水池の手前で左折して山道に入る.ちょっとした下り坂の短い山道である.
 山道を抜けると西瓜ヶ谷(にしうりがやつ)の住宅地に入る.急傾斜の斜面にへばりつくように住宅が建ち並んでいる.その住宅地の中をつづら折りの急坂が瓜ヶ谷の谷底へ向かって続いている.
 ”凄い坂だな.自動車がこの急坂を登れるなんて,ちょっと信じられないほどだ…”
と心の中で思いながら,坂道を下り続ける.
 急坂を5~6分下ると,2車線の舗装道路に突き当たる.この舗装道路は北鎌倉駅付近から山ノ内配水池前を経由して大平山梶原住宅地方面に抜ける自動車道路である.
 この自動車道路の東側が東瓜ヶ谷(ひがしうりがやつ)である.
 右折して自動車道路を山ノ内配水池方面に向けて歩き出す.やや急な坂道である.
 「ここは自動車の交通量が多いので,一列で歩いて下さい…」
と注意しながらも,
 ”何で大の大人に対して,こんな子供に対するような注意をしなければならないの…”
と私は内心では憤慨している.
 坂の途中で左折して小さな谷戸に入る.この谷戸にも名前が付いているんだろうが,残念ながら私には谷戸の名前は分からない.
 ”この谷戸が本来の瓜ヶ谷なんだろうか? どっちでも,まあ,いいや.体制には影響ないな…”
 谷戸には段々畑がある.段々畑脇の草道を遡る.じめじめと濡れたところや泥んこのところもあるが,やがてこの草道も裏大仏ハイキングコースが通っている尾根の麓に突き当たる

<小さな谷戸を遡る>

■瓜ヶ谷やぐら
 突き当たったところの急斜面に,虎ロープが取り付けられている.虎ロープなどあまり当てにしないで,注意して坂道を登るように促す.
 短い坂道を登ると左手に瓜ヶ谷ヤグラ群がある.13時15分,瓜ヶ谷ヤグラに到着する.貴重な歴史的遺構なので,くれぐれも手で触ったりしないようにと強く注意を促す.
 急坂に沿って5個の穴が並んでいる.

<瓜ヶ谷ヤグラ>

■裏大仏ハイキングコースを経て葛原岡神社へ
 崖と言っても良いほどの急坂を登り切ると,裏大仏ハイキングコースが通っている尾根筋の枝尾根に出る.右折して枝尾根沿いの細い道を歩くと,すぐに裏大仏ハイキングコースに突き当たる.ここを右折.
 13時32分,葛原岡神社に到着する.
 ここは源氏山公園の一角である.観光地なので沢山の観光客が訪れている.
 仲間のどなたかが,
 「…何でこんなに人が居るの…」
ととんちんかんな質問をする.
 「だって,ここ(鎌倉)は,観光地でしょう…源氏山は観光の目玉の一つですよ!」
 蛇足だが…
 ここの地名は葛原ヶ岡(くずはらがおか)という.でもこの神社は葛原岡神社(くずはらおかじんじゃ)という.神社の方には「ヶ」がない.なんでそうなっているのか私には分からないが…
 葛原岡神社で5分ほどトイレ休憩.

<葛原岡神社>

<裏大仏ハイキングコースから常磐緑地へ>

■源氏山公園から裏大仏ハイキングコースへ
 葛原岡神社から源氏山公園を抜けて裏大仏ハイキングコースへ.
 暫くの間,裏大仏ハイキングコースの右手道路沿いに民家が続く.その民家が途絶えると,舗装道路が途絶えて土道に変わる.林の中に入って,暫く進むと「桔梗山」と書いてある素人作りっぽい(?)案内標識が立っている.そこで右折して桔梗山方面へ向かう.更に道幅が狭くなる.
 少し進むと三叉路がある.ここで左折.急な下り坂になる.ほんの200メー居るほど下ったところで,土道に突き当たる.ここを右折する.その先は薄暗い森の中の道になる.ときどき大きな段差があったり,滑りやすい虎b-巣道になったりで,決して歩きやすい道ではない.

■野村総研跡地
 山道を進むと,5分ほどで正村別邸跡(たちん台)へ下る道との分岐に到着する.そのまままっすぐ進んで,14時10分,野村総研跡地にある運動場に飛び出るようにして到着する.
 今までの薄暗い山道から明るくて広いところに出ると,ホッとした気分になる.
 運動場の向こうには立派な建物が建っている.これが野村総研跡である.私も現役サラリーマン時代に仕事でここを訪れたことがある.あのときピカピカな研究室に通された.
 ”こんな素敵な場所で,研究三昧なんて…何ともうらやましいな”
と思ったことを,ついこの間のことのように思い出す.
 {…ちょっと休憩しますか…}
と一向に伺う.
 特段に休憩を取る必要もないというので,
 「では,野村総研跡の建物のところまで行って,ちょっとだけ立ち休憩を取りましょう…」

<旧野村総研跡地の運動場>

■旧野村総研の建物
 14時18分,旧野村総研の建物に到着する.
 建物脇の空き地で,数分の間,休憩を取る.
 この近くに住んでいる方だろうか,数人の方が建物近くを散歩している.
 「…ここは今でも野村総研が所有しているんですか…」
と一行のどなたかが私に質問する.
 「多分,今は,鎌倉市の所有になっていると思いますよ…」
 「空き家にしておくのはもったいないですね…何に使おうとしているんですか?」
 「さあ…私には分かりません」

<旧野村総研の建物>

■常磐緑地の最高峰峯山
 野村総研跡地から常磐緑地に入る.ここは鎌倉三大緑地の一つである.
 私も常磐緑地を歩くのは半年ぶりのことである.今は,蛇,ハチ,蚊,蜘蛛,アブなど忌まわしい生き物が居ないので,お散歩には一番良いシーズンである.
 常磐緑地は,台峯緑地や広町緑地に比較すると,開発が一番遅れているところだと言える.そのため,ここを訪れる観光客は他の緑地よりずっと少ないのではないかと思う(確証はないが…).それだけ野趣溢れる所だとも言えよう.
 14時32分,常磐緑地の最高峰峯山(標高(推定)120メートル)に到着する.
 これまでぼうぼうだった山頂付近の下草が刈り取られて心地よい広場になっている.ここから極楽寺,稲村ヶ崎本面の展望が開けてくる(冒頭の写真).
 展望を眺めながら暫く立ち休憩を取る.

<峰山の山頂>

■立派な案内板
 14時38分,殿入方面への分岐に到着する.
 今までは案内板など全くなかったが,今は立派な案内板が立っている.これは有難いと思う反面,この辺りの秘境的雰囲気はやがてなくなるなという寂しさも感じる.
 今日の所は三叉路をまっすぐ進んで梶原口に下山することにしよう.

<立派な案内板>

■歴史的風土大仏・長谷観音特別保存地区
 14時46分,「歴史的風土大仏・長谷観音特別保存地区」と描いてある標識の前に到着する.この辺りから先は,長い下り坂が連続する.
 この標識を見て,この辺りの風景はほぼ昔のまま残されているんだろうなと希望的に解釈することにする.
 ちなみに,この辺りには山桜が沢山あって,春は絶好の散策路になる.

<歴史的風土大仏・長谷観音特別保存地区の案内杭>

<梶原口から深沢へ>

■常磐緑地から梶原へ
 14時49分,道路の真ん中に棒杭が数本打ち込んである場所に到着する.ここから先は梶原口の住宅地に入る.
 前夫には民家が見え隠れしている.この民家の脇を通過すると,舗装はされているものの随分と急な下り坂になる.

<常磐緑地の入口>

■梶原口
 急な坂道を下って,14時53分,梶原口に到着する.
 ここにはちょっと大きなスーパーや,ラーメン店,電気店などが建ち並んでいる.
 「トイレ大丈夫ですか…?」
と一行に念を押す.
 どうやら大丈夫のようなので,交通量の少ない住宅地内の道路を選んで深沢に向かって歩き出す.
 「…住宅地の中を通りので一列になって道路の端を歩いて下さい…」
 またもや,ここでも,まるで子供に諭すようなことを,言わなければならない.そうしないとすぐに道一杯になって歩こうとする.イライライラ…

<梶原口>

■深沢で解散
 15時10分,予定通りの時間にバス停深沢に到着する.
 ここが今回のハイキングの終点である.
 幹事長のNOさんから締めくくりの挨拶を頂戴して解散.
 解散後,直帰組,アルコール組,喫茶組に分かれる.私は喫茶組.喫茶組は私以外全員女性.アルコールに弱い私はちょっと情けない.
 喫茶組は近くの喫茶店「コメダ」へ.私はホットコーヒーを所望する.ここのコーヒーはたっぷり量があって美味しい.

<コメダのブレンドコーヒー>

■無事帰宅
 コーヒーを賞味しながら,40分ほど雑談.そしてお開き.
 皆さんをバス停深沢まで見送った後,寺分の住宅地に入る.またもや上り坂の連続である.でも,まあ,いいや….独り歩きなので全速力で10分ほど坂道を登って無事帰宅する.
 今回の道案内が終わると,年内の予定行事は全て終わりだ.
 ”うんじゃぁ~…まあ,明日から年賀状書きでも始めるかな…”

<ラップタイム>

10:00  大船駅歩きだし
10:20  大船むくどり公園
10:21  木曽義高墓
10:29  常楽寺(10:40まで参拝)
10:48  多門院(10:52まで参拝)
10:55  切通
11:00  大船高校脇
11:05  バス停高野台
11:25  六国見山富士塚(11:30まで休憩)
11:37  高野登山口
11:56  権兵衛踏切
12:27  台峯緑地の展望台(12:52まで昼食)
13:15  瓜ヶ谷ヤグラ
13:25  裏大仏ハイキングコースに合流
13:32  葛原岡神社(13:40までトイレ休憩)
13:45  裏大仏ハイキングコース入口
14:10  野村総研跡地
14:32  常磐緑地峯山
14:38  殿入分岐
14:49  常磐緑地入口
14:53  梶原口
15:10  バス停深沢(解散)

[ハイキング記録]

■水平歩行距離                   10.2km

■累積標高(+)                             351m

■累積標高(-)                           351m

■所要時間 (休憩時間を含む)
 大船駅歩き出し                                10:00
 バス停深沢着                15:10
 (所要時間)                              5時間10分(5.17h)
 水平歩行速度             10.2km/5.17h=1.97km/h
                                              (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9afde7eec952af3de796c4aaa0ffd772
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/d2453018fac5d2e025fa6a019a150733

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します







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