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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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ピレネー山小屋縦走トレッキング;プロローグ(1);迷いながら参加申し込み

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   ピレネー山小屋縦走トレッキング;プロローグ(1);迷いながらも参加申込み
                (アルパインツアー)
           2017年8月18日(金)~27日(日)

<参加する決心がなかなかつかない>

■おまえ,人様に迷惑を掛けるんじゃないぞ!
 これまで,当ブル具で幾度となく同じような口をこぼしてきたが,私の趣味のひとつに山歩きがある.
 もっとも,山歩きを始めたのは60歳代中頃からなので,山歩きが趣味だと言ってもいわゆる付け焼き刃.根っからの登山愛好家とは言えないかもしれない.山歩きを始めて以来,年に100日程度はあちらこちらの山に出かけていた.でも,ここ1~2年は,仕事の都合もあって,山行回数はめっきり少なくなってしまった.そんなこともあって,私の登山力は,最近,徐々に弱くなっているのではないかと心配している.
 とはいえ,時間と費用が許すならば,これからも国内外の山に登り続けたいと思っている.ただ,私が自分のことをある程度の登山なら可能な体力を持っていると言っても,世間的に見れば,もうかなりの高齢者である.私のような高齢者が参加申し込みをすれば,ツアー会社も,こんな高齢者を受け付けて良いか戸惑うだろうし,仮に参加することが決まっても,同行の皆様に迷惑がるに違いない.
 そんなことを考えると,どうしても消極的になってしまう.
 私はツアー会社から送られてくるパンフレットや,ホームページを眺めながら,あれこれと言ってみたいコースを探し出す.でも,
 ”やっぱり,私が参加したら,他の参加者に,迷惑になるかな…それにツアー会社が私ごときロートルの参加を認めるかな…”
と二の足を踏んでしまう.
 ”年は取りたくないな…全く!”

■ツアー会社からDMを頂戴する
 そんなある日,今年3月の参加したグランドキャニオン谷底往復底のツアーリーダーのHDさんから.DMでピレネー山小屋縦走トレッキングへのお誘いを手紙を頂戴した.
 私は,DMの内容を見て,
 ”オレの参加したいトレッキングは,正にこれだ!”
と確信する.
 数年前から,私はピレネー山脈にある種のあこがれを抱いていた.私は大学生だった頃から,なぜかピレネー山脈が気になっていた.どんな切っ掛けでピレネー山脈に関心を抱くようになったのか,もうすっかり忘れてしまったが,ピレネー山脈に,ずっとロマンを感じていた.
 ヨーロッパの地図を見ると,フランスとスペインをくっきり二分するようにピレネー山脈が走っている.その真ん中にアントラという小さな独立国がある.
 ”ピレネー山脈ってどんなところだろう?”
 ”アントラって,どんな国だろう?”
 私は,ピレネー山脈やアントラのことが,やけに気になり始める.
 数日の間,”参加する? 参加しない?”で戸惑うが,ついに7月早々,思い切って,同社のホームページから参加申し込みをしてしまう.
 
■健康診断書
 アルパインツアー社では,75歳以上の高齢者がツアーを申し込む際に,医師の診断書の提出が必須である.
 7月早々,私は近所のかかりつけ医師,DT先生から,健康診断書を発行してもらう.たった2行の証明書だが,なかなか高額である.
 数分,DT先生と雑談する.
 ちょっと余談になるが…
 私は,昨年春,DT先生の執刀で胆石を切除してもらった.この手術を受ける前までは,ときどき胃痛に悩まされ炊いたが,実は胃が悪いのではなく,原因は胆石だった,
 「今度はスペインですか.気お付けて行ってらっしゃい…私も,いつものように,今年も西穂高へ行きますよ」
とDT先生はにっこりしてから私を励まされる.
 DT先生は,毎年,西穂高の診療所に駐在されているとのこと.
 DT先生からいただいた診断書を添えて,申込書と一緒にアルパインツアー社に郵送する.
 諸手続を済ませてからも,まだ,本当にツアーに参加するかどうか迷い続けた.
 ”う~ん…,参加費の支払いが辛いな…これだけの費用があれば塔ノ岳に100回は確実にいけるな…”
 私はドケチなのかもしれない.
 ”いっそのこと,参加をキャンセルしようか.今のうちならばキャンセル料も要らないし…”
 そうこうしているうちに,申込金を支払う期限が過ぎてしまう,申込金を支払わなければ,申込みは成立しないので,途中で参加をあきらめかける.
 そんなある日,アルパインツアー社から,参加確認のメールが入る.
 私は,土壇場で,
 ”よし!…参加しよう”
と決心する.
 私は自分に,
 ”今回のツアーが,おまえさんの一生で最後の海外ツアーだぞ…”
と堅く言い聞かせる.

      ****今回のツアーのあらまし****

■ツアーの名称;ピレネー山小屋縦走トレッキング10日間

■主催;アルパインツアー

■ツアーリーダー;HDさん(グランドキャニオン谷底往復でお世話になった方)

■参加者;11名.

■旅行期間;2017年8月18日(金)~27日(日)

<日程概要>

■第1日目;東京(成田)=(エミュレーツ航空)=>ドバイ(トランシット)

■第2日目;ドバイ=(エミュレーツ航空)=>バルセロナ=(専用車)=>サビニャニーゴ(ホテル泊)

■第3日目;ビッグ・デユ・ミディドッソオ展望トレッキング1日目
      サビニャニーゴ=(専用車)=>ピオーザルギューエ湖(標高1,415メートル)(歩き出し)→
      アユー小屋(標高1,980メートル)(泊)
      (歩行約3時間)  

■第4日目;ビッグ・デユ・ミディドッソオ展望トレッキング2日目
      アユー小屋→ピオーザルギューエ湖=(専用車)=>ガバルニー(標高1,352メートル)(ホテル泊)
      (歩行約4時間)

■第5日目;世界遺産ガバルニー大圏谷ハイキング
      ガバルニー→ガバルニー大圏谷(標高1,650メートル)→ガバルニー(ホテル連泊)
      (歩行約4時間)

■第6日目;プレッシュ・ド・ローラン越えトレッキング1日目
    ガバルニー=(専用車)=>タンテ峠(標高2,208メートル)(歩き出し)→
      プレッシュ・ド・ローラン峠(フランス国境;標高2,807メートル)→ゴリッツ小屋(山小屋泊)
      (歩行約9時間)

■第7日目;プレッシュ・ド・ローラン越えトレッキング2日目
      ゴリッツ小屋→オルデサ渓谷登山口(標高1,320メートル)=(シャトルバス)=>トルラ(ホテル泊)
      (歩行約6時間)

■第8日目;トルラ=(専用車)=>モンセラット=(専用車)=>バルセロナ(フラメンコ鑑賞)(ホテル泊)

■第9日目;バルセロナ市内観光(サグラダファミリア)=(専用車)=>バルセロナ空港=(エミュレーツ航空)=>
      ドバイ(トランシット)(機中泊)

■第10日目;ドバイ=(エミュレーツ航空)=>東京(成田)(解散)


<概念図>


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(準備中)
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お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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