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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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ノルウェー紀行;第10日目;オスロ観光(2);コンチキ号・プラム号博物館巡り

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                         <FRAM博物館>
 
 ノルウェー紀行;第10日目;オスロ観光(2);コンチキ号・プラム号博物館巡り
           (アルパインツアー)
      2013年8月19日(月)〜8月30日(金)

第10日目;2013年8月28日(水)(つづき) 晴

<ルート地図>



<船でビグドイ(BYGDOY)へ>

■小さな汽船に乗船
 ツアーリーダーの後ろにキンギョのウンコのようにくっついて,赤い字でBYGDOYと画いてある船着場へ行く.BYGDOYはこれから私たちが船で渡る場所の地名のようである.私たちも,沢山の観光客に混じって,小さな汽船に乗り込む.
 "こんなに沢山の客が乗り込んで大丈夫かな…"
 何時もながら臆病者の私は,船が定員オーバーで,転覆しないだろうかと少々気にはなっている.でも,私の周りには,そんな下らない心配をしている人は,一人も居なそうである.皆,何の屈託もなく笑顔で乗船している.

<BYGDOY行船着場>

■途中の港に寄港
 10時20分,私たちを乗せた船は,シティホール前の船着場から出港する.この航路もオスロパスを持っていれば乗船できるので,とても便利である.
 小さい船なので,客室もそれほど広くはない.
 10時30分,最初の寄港地に入港する.寄港した港の名称は良く分からない…が,バイニングジップ(?)と聞こえたような気がする.でも,私の耳にこう聞こえたと言うだけで,全く当てにならない話である.若干の乗客が乗り降りしただけで,10時33分,直ぐに出港する.
 


<オスロカードのスケッチ>                            <船内の様子>

<コンチキ号博物館>

■ビグドイの到着
 10時36分,船はビグドイに到着する.
 船着場を降りると,目の前に三角屋根の大きな建物が見える.コンチキ号博物館(KON-TIKI Museum)である.今から約1時間,自由行動である.
 天候は冷涼.手持ちの温度計では,気温12℃.
 私は最初にコンチキ号博物館を一回り見てから,時間があったらコンチキ博物館の隣にあるノルウェー民俗海洋博物館(こんな訳し方で良いのかな? Norwegian Maritime Museum)を見学しようと思っている.

<ビグドイ船着場に到着>

■コンチキ号博物館を見学
 三角屋根のコンチキ号博物館に入る.
 私は,コンチキ号という船の名前は,以前聞いたことはあるが,コンチキ号についてはほとんど予備知識はない.そのために,大いに戸惑いながら,博物館内部を見学する.
 資料1によれば,コンチキ号博物館は,「民俗学者トール・ハイエルダール(Thor Heyerdal)の探検についての展示をする博物館.ハイエルダールは,有史以前に南アメリカからポリネシアに文化の伝播があったことを証明するために ペルーからラロイア島まで101日間の航海をした太平洋探検などで知られています.博物館にはこの太平洋探検のほか1953年のガラパゴス島探検, 1956年のイースター島探検,1970年の大西洋探検で使用された筏船ラー2世号とコンチキ号や,探検で発見された品々が展示されています.ラー2世号 はパピルス,コンチキ号はパルサ材で造られています.また,ハイエルダールは『コンチキ号漂流記』や『アク・アク』などの書物を著していますが,数ヶ国語に翻訳された著書も販売されています.」とのこと.
 下の写真はコンチキ号博物館の内部で撮影したものだが,フラッシュを差し控えたので,いずれもボケた写真になってしまった.でも,博物館内部の様子は何となく分かるだろう.
 博物館には沢山の人が入って居るので,心なしか空気が淀んでいてムッとした雰囲気である.階段を登ったり降りたりの見学コースで,平素歩いていない人には,少々辛そうなところである.
 このような船で大洋を渡ったとは…とてもではないが,私などには想像すらできないことである.
 幾つもの船を見て回ったが,どの船が,どの航海に使われたのか,混乱して良く分からないまま,コンチキ号博物館の見学を終える.
 
 
<コンチキ号博物館の内部>

■フラム号博物館
 コンチキ号博物館の隣にあるフラム博物館に入ってみる.
 資料2の説明では,フラム博物館は「極地探検船フラム号を展示する博物館.フラム号は1892年にコリン・アーチャー(Colin Archer)が設計した船で,フリチョフ・ナンセン(Fridtjof Nansen)の北極探検(1893〜1896年),オットー・スヴェンドラップ(Otto Svendrup)のカナダ〜グリーンランド間の海流調査(1898〜1902年),ローアル・アムンゼン(Roald Amundsen)の南極探検(1910〜1911年)といった歴史に名を残す探検隊に使用されました.1936年に陸に引き揚げられ,その翌年からは博物館として公開されています.フラム号はいまも当時のままの状態で保存され,実際に内部を見てまわることが可能です.探検に使われた器具や生活用品などもそのままに再現されており,隊員たちの船中生活の様子を垣間見ることができます.」と紹介されている.
 「百聞は一見に如かず」,まずは館内で撮影した写真を以下の通り,4枚披露することにしよう.
 プラム号の中に入って見る.閉塞感がある船内である.こういう所で長期間暮らすのは,私には到底無理だなと思いながら,船内を一巡する.
 館内にはいくつかのジオラマがある.なかなかリアルである.
 二つの博物館を見て廻った印象は,
 "やっぱりノルウェー人はバイキングの末裔だけあって勇猛果敢な民俗だな…"
ということである.
 
 
<フラム号博物館内部>

■広場でひと息
 混雑する博物館は何となく息苦しい.
 博物館の外へ出ると,ホッとした気分になる.大きなスクリューが飾られている広場の一角で,一休みする.
 その内に,何となくコーヒーが飲みたくなる.どこかにコーヒーショップでもないかなと思いながら,近くを歩き回る.
 すぐ隣のビルにそれらしいお店があることが分かったが,残念ながら今日は定休日のようである.ならば仕方がない.心地よい太陽の光を浴びながら,広場で休憩を取る.
 
<スクリューが飾られている広場>                    <コーヒーショップは定休日>

<路線バスを乗り継いで戻る>

■路線バスバス停へ
 そろそろバスに乗車する時間である.
 私たちは,博物館近くのバス停ビグドイネス(?)(Bygdoynes)というところに集まる.私たち以外にも沢山の観光客がバス待ちをしている.
 
<バスの停留所>

■バスで移動
 11時36分,ツアーリーダーの指示に従って,路線バスに乗車する.結構沢山の観光客が乗車するので,かなりの立ち席が出る.もちろん,動作がのろい私は立ち席である.
 ほんの数分バスで移動したHUKという所で,訳の分からないまま,ツアーリーダーの指示で.違う路線バスに乗り換える.

<路線バスに乗車する>

■バス停ナショナルシアター
 12時06分,バス停ナショナルシアターでバスから下車する.賑やかな所である.ここから,東へ向けて歩き出す.
 どうやらシティホールの方向へ歩いているようである.ツアーガイドの案内で,シティホール近くにあるレストランで昼食を摂るようである.
 もう,こうなったらすべてツアーリーダーにお任せである.

<賑やかな通りを歩く>

<ピザ屋で昼食>

■ピザ屋LUNSMENT
 12時06分,ピザ屋LUNSMENTに到着する.入口に"ペッパーズピザ”と大きな赤い字が覆い被さっている…勿論,日本語ではなく英語で…
 何となくクシャミが出そうな店名である.

<ピザ屋の入口>

■ピザを美味しく戴く
 店内はなかなかシックな感じである.
 メニューはツアーリーダー任せで気楽である.その代わりに何が出てくるか分からない.それがまた楽しい.
 店内の席に適当に座る.
 食事のメニューは,下の写真の通りである.ピザは,日本で食べ慣れているものと同じ味である.
    
<昼食はピザ>
                                 (つづく)

[参考資料]
資料1;http://www.visitscandinavia.org/ja/Japan/Norway/Oslo/sightseeing/Kon-Tiki-Museet/
資料2;http://www.visitscandinavia.org/ja/Japan/Norway/Oslo/sightseeing/Frammuseet/

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