<ロサンゼルス空港>
グランドキャニョン谷底往復;第1日目(2);
ロサンゼルスへ
(アルパインツアー)
2017年2月28日(火)~3月7日(火)
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第1日目;2017年2月28日(火) (つづき)
<ルート地図>
■東京(羽田)→ロサンゼルス
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<東京(羽田)空港を離陸>
■デルタ航空DL006便にボーディング
出国手続やセキュリティチェックを早々と済ませた私は,特に何もすることがないので,ゲート144待合室に直行,待合室の椅子に座ってひたすら搭乗開始が始まるのを待つ.
椅子に座って,ボンヤリと前を眺める.実にさまざまな人達が私の前を行き来している.それにしても,往来している人達に,随分と巨漢が多いのに気が付く.
”もうここは日本ではないな”
と実感する.
14時58分,ツアーリーダーのHDさんが,
「そろそろ1階の搭乗口に行きましょう」
と促される.
15時15分,デルタ航空ロサンゼルス行DL006便のボーティングが始まる.私の席は37F,中央の列の通路側である.
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| | | | | | ↑
|□□□| |■□□| |□□□| 前
窓 | |通|↑ |通| | 窓
| |路|私 |路| |
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まずは通路側の席が確保できて一安心である.
私の隣と前後は,大学生らしい若い女性である.大柄でラフな感じがする外国人の中で,小柄でセンスの良い衣服を着ている日本人の若い女性は,とにかく可愛く見える.
■東京(羽田)空港を離陸
さて,次に私がやりたいことは,離陸までに眠ってしまうことである.私は時々海外にも出掛けるが,飛行機が離陸するときは何時も緊張する.あの,「グ,グ,グ,…」と加速するときの圧迫感や,何時までも離陸しないように思える滑走路上の時間がたまらなく怖い,だからこんな瞬間は,できれば眠っていたい.
とはいえ,眠ろうと思っても,なかなかそう都合良く眠ることができない.
15時35分,客室乗務員が,乗客にヘッドホーンを配り始める.このヘッドホーンは勿論無料である.
15時55分,私達が搭乗したDL005便は搭乗口からユックリと動き出す.私は,まだ,眠れないままである.飛行機は極ゆっくりした速度で,飛行場内を滑走路に向けて移動する.非考古がノロノロと移動している間に眠ってしまおうと思うが,どうも都合良く眠れない.
やがて,滑走路に到着する.飛行機は一旦停まる.
ほどなく飛行機のエンジン音が一段と大きくなり,滑走しはじめる.嫌な瞬間である.加速は 「う,わ,わ,わ…」という感じである.
”まだ,離陸しない,離陸しない,…早く離陸しないかな”
私の祈るような気分がつづく.
15時55分,私達を乗せた飛行機は漸く羽田空港から離陸する.
<退屈な機内>
■巡航高度で飛行
16時22分,飛行機が巡航高度に達したというアナウンスがある.何となくホッとした雰囲気が機内に広がる.
17時07分,ドリンクサービスが始まる.私はコーラを所望する.
大柄なアテンダントが,笑顔なしのまま私にコーラとスナックを手渡す.第一印象は.
”笑顔が少ないなぁ…”
である.
<スナックとコーラ> <機内>
■すぐに退屈になる
ユックリとコーラを味わいながら,スナックを口に運ぶ.ろくに動けないまま食べ続けたらたちまち体重が増えるなと少々心配である.
客室乗務員の指示で,窓の遮蔽板が閉じられていて,機内は薄暗い証明だけ.私は目が弱いので.暗いところでの読書は苦手.折角,機内で読もうと思っていた文庫本もほんの数分読んだだけで,浸かれてしまう.
勿論,手許の証明を点灯すれば読み続けられるが,そこまではしたくない.
仕方なく座席前のスクリーンを弄って,いくつかの映画をちょっとだけ見るが.どの映画も過激な格闘物かマンガばかり,しかも日本語で観られる映画はごく僅かである.たちまちのうちに,敢えて観ようという気はなくなる.
■機内食(夕食)
17時40分,夕食の機内サービスが始まる.
大柄な女性アテンダントが.
”チキン オア パスタ?”
と私に聞く.
私はチキンを選ぶ.
小さなトレーに盛りだくさんの食材が並んでいる.
”結構,充実した機内食だな…”
というのが私の第一印象である.
味も…いや,どうして…機内食にしては上々である.
食べ物の力は凄い.この機内食を食べて,私はデルタ航空のファンになりそうである.
18時15分,夕食を終える.
<デルタ航空の機内食(夕食)>
■消灯
夕食後,機内が落ち着いた頃(18時25分),小太りの女性アテンダントが,飲料水エビアンを1人に1本ずつ配る.
私は,水を飲みながら,メモ帳を開いて,これまでの出来事をメモする.
18時37分,機内の照明が消える.
う~ん…退屈.
私は,何となく[THE ACCOUNTANT]という映画を見続ける.残念ながら英語の映画である.細かいことはサッパリ分からないが,画面だけで何となく筋だけはなんとなく分かる.他にすることもないので.退屈しのぎにこの映画を見続ける.
<エビアンが配られる>
■アイスクリーム
19時25分,「THE ACCOUNTANT」を見終わる.
他にすることもないので,続いて日本映画「海よりもまだ深く」を見始める.
20時12分,今度はアイスクリームが配られる.カチカチに凍っているのですぐには食べられないが,体中がネチャネチャして気持ちが悪いときのアイスクリームは何よりである.
そうこうしている内に,「海よりもまだ深く」を見終える.続いて,”Batman & Superman”という映画を見始めるが,途中で見続けるのがイヤになる.
<コチコチに凍ったアイスクリーム>
■軽食
0時25分,つまりマイナス17時間の時差のあるロサンゼルス時間で,同日7時25分,軽食のサービスがある.
綺麗な装丁の箱二つの軽食である(下の写真).長方形の大きい方の箱にはアルミフォイルに包まれた熱々の柔らかいパンが入っている.中には餃子を連想させる具が入っている.何という名前か私には分からない.
小さな箱()には,サラダ,バターなどが入っている.
”うん,なかなか良いデザインの箱だな…”
私はデルタ航空のファンになりそうです.
<軽食>
■コーヒー
7時48分,コーヒーのサービスがある.
「砂糖とミルク要るか?」
と大柄な男性アテンダントが私に質問する.
「うん,要るよ…」
と英語で答える.
すると無造作に砂糖とミルクを二つずつ置いていく.
”随分,大雑把だなぁ…”
と私は苦笑する.
でも,私はモーニングコーヒーを美味しく頂戴する.
<機内コーヒー>
<ロサンゼルス空港でトランシット>
■ロサンゼルス空港に到着
8時04分,これから高度を下げて着陸態勢に入るという主旨の英語と日本語の機内アナウンスが流れる.今までざわついていた機内が,このアナウンスをキッカケにして,奇妙に静かになる.機内にはゴーゴーというエンジンの連続音だけが聞こえてくる.
8時23分,着陸態勢に入ったとのアナウンスが流れる.
8時35分,葦の下から「ゴトン」という衝撃音が聞こえる.多分,道体から車輪を出したんだろうと想像する.
8時38分,ロサンゼルス空港の滑走路に着陸する.
9時03分,ロサンゼルス空港のゲートに到着する.
9時08分,ディッセンバーグ.そのままイミグレーションへ.USシチズン以外の窓口は数十人の長蛇の列である.私達が困惑しながら列に並んでいると,どこからともなく空港の係員が現れて,私達日本人グループ7人を手招きする.そして空いているUSシチズンの窓口でイミグレーション審査を受ける(9時38分).
”助かった…!”
このとき日本のパスポートの信頼度が高いことを実感することができた.
9時52分,バゲージクレイムを終える.
<ロサンゼルス空港>
■国内線乗り継ぎ
ここから先が,また,慌ただしい.ロサンゼルスから今日の宿泊地のラスベガスなでの国内線に乗り継がなければならない.
勝手が分からない私達は,キンギョのウンコのように,ツアーリーダーのHDさんの後を追う.
どこをどう通ったか確かめる間もなく,エレベーターホールへ.何階か分からないがとにかく国内線出発ロビーへ急ぐ.
10時05分,息をつく間もなく,セキュリティチェックを受ける.機内持込のリュック,上着,脱いだ靴をバスケットに入れて,セキュリティチェックの機械に投入する.そして円筒形の筒の中に一人ずつ入って両手を挙げてホールドアップの姿勢を取る.多分X線で危険物をチェックするんだろう.
筒から出ると,係員が私を呼び止める.
「腰に何か巻いている.見せろ」
と英語で言う.
そういえばパスポートを腰ベルトの中に仕舞い込んでいた.もちろんすぐパス.その間,セキュリティチェックが済んだ数人分の荷物が,山の様に貯まっていて,係員がこれらの荷物を無造作に遠くに押しのけている.
多数の人に混じって私も自分の荷物を拾い出して,再び身につける.撮り忘れた荷物がないかが気になる.
少し離れた所で私達がセキュリティチェックを終えるのを待っていたHDさんが,
「…荷物の取り忘れはないですか…」
と私達に注意する.そして,
「とりあえず搭乗口の68番ゲートまで行きましょう…」
と私達を促す.
■68番ゲートで自己紹介
10時30分,68番ゲートに到着する.
「搭乗予定時間は11時00分です.それまでにはここへ戻って下さい…その前に,なかなか全員が顔を揃える機会がないので,ここで自己紹介をして下さい.ただし,出身地と自分の名前だけで簡単にお願いします.」
ということで,小さな円陣を作ってお互いに自己紹介をする.今回のグループは,
東京都のABさん(女性)
埼玉県のOMさん(女性)
神奈川県のKMさん(男性)
千葉県のTGさん(男性)
埼玉県のIBさん(女性)
神奈川県の不肖FH(男性)
の6名である.
顔ぶれを見ると,どなたも大変なモサに見える.行動中,私が一行の足を引っ張るのではないかと不安になる.
<68番ゲート>
(つづく)
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(執筆中)
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