Quantcast
Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2690

アンデス・ブランカ山脈紀行;第4日目(3);高所順応日;ケウシュ幕営地に到着

$
0
0

                             <ケウッシュのテント設営>

   アンデス・ブランカ山脈紀行;第4日目(3);高所順応日;ケウシュ幕営地に到着
            (アルパインツアー)
       2016年9月6日(火)~16日(金)

前の記事
  ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/d04d8155b1c7b702292f582a5d83e3d3

第4日目;2016年9月9日(金) 晴  (つづき)

<ルート地図>

■カルワス→ユンカイ→ケウシュ

←クリック拡大

■ユンカイ→ケウシュ(拡大図)

←クリック拡大


<カルワスを出発>

■ホテル「アエブロ」で休憩
 ウルタ峠で高所順応散策を済ませた私達は,13時丁度に,カルワスのホテル,エル・アエブロに戻って,トイレ休憩を取る.
 その男性トイレは,下の写真のように,「大」と「小」の間に間仕切りがない.折角2個の便器があるので,間に間仕切りさえあれば,一度に2人が用足しできる.でも,この構造では,一度に2人が用を足すには,ちょっとした勇気が必要である.
 余談になるが…
 諸外国を旅行するといろいろな便器があって面白い.
 ここの便器は清潔だが,「小用」の便器の形がなかなかユニークである.いかにも「流してやるぞ…」と言っているような形状が面白い.
 そういえば,便器の脇に置いてあるゴミ箱が馬鹿でかい.
 ”ひょっとして,落とし紙は便器に流さずに,このゴミ箱に捨てなければいけないのか”
 部屋のトイレには,それらしい注意書きもなかったので,何の疑いもなく便器に流してしまったが…詰まっちゃったかな.

<トイレに戸惑う>

■アエブロを出発
 トイレ休憩を終えて,13時22分,再び専用車に乗って,アエブロを出発する.
 勿論,トレッキング中,馬に運んでもらう荷物は,専用車に積み込む.
 ワラスのアンディーノクラブホテルに運んでもらう荷物は,多分,別の自動車で運んでもらっているに違いない.
 これから,ユンカイを経由して,今夜の幕営地,ケウシュまで専用車で移動する・
 カルワスからユンカイまでの道程は12.5キロメートル,ユンカイからケウシュまでは約10キロメートル,合計約12~13キロメートル距離である.
 当面,道幅は狭いがきちんと舗装されている.
 車窓から見る限り,この辺りは結構緑が多いところのようである.地図を見るとユンカイまでの間に,ランライカ(Randahica),マンコス(Mancos)という集落があるようだが,専用車が今何処を走っているかは,あまり良く分からない.
 所々にトウモロコシ畑が広がっている.

<幹線道路を北北西に走る>

<悲劇の場所,ユンガイ>

■聖地公園
 13時52分,ユンカイ跡地に到着する.
 ここで専用車から下車する.
 辺り一面は広場になっている.前方には雄大なワスカランが見えている.ここは.悲劇の跡地,旧ユンカイ(標高2,500メートル)である.
 1970年5月,この辺りでマグニチュード7.8の大地震が起きた.この地震でワスカラン山で雪崩が発生.ワスカラン山から10数キロメートル離れた位置にあったユンカイは一瞬のうちに雪崩に巻き込まれた.このときの死者は2万人にのぼるという.
 ツアーリーダーのIBさんの説明によると.このときの雪崩の速度は300キロメートル/時に達したという.
 ワスカラン山では,前回ペルーを訪問したときに大変お世話になったMIさんや,現地ガイドのKDさんが,雪崩で帰らぬ人となっている.合掌. 

<ワスカランを見上げる>

■聖地公園
 今は,悲劇の現場,旧ユンカイは,聖地公園(Campo Sant Yungay)として整備されている.公園の中央の丘に聖母マリア像が立っている.
 現在のユンカイは,ここから1.5キロメートルほど離れた所にあるという.
 聖地公園の見学を終えて,再び専用車に乗車,14時02分に聖地公園を出発する.

<聖地公園のマリア像>

<ユンカイからケウシュへ>

■ユンカイから枝道に入る
 14時06分,ユンカイ市街地(標高2,500メートル)の中心部で右折,ヤンカヌコ谷へ向かう.右折してすぐに舗装道路は途絶えてガタガタの土道に変わる.
 ユンカイの市街地を抜けると.谷間の道になる.

<ユンカイの市街地で右折する>

■山間の小学校
 14時50分,山の上まで続く畑の一角ににある小学校の建物が見える.広場に沢山の子ども達が集まっているのが見える.のどかで微笑ましい風景である.

<山間の小学校>

■ケウッシュに到着
 ヤンカヌコ谷へ向かう道路を左折して,険しい登り坂に入る.15時08分,坂道を登り切って,本日の幕営地,ケウッシュ(標高3,469メートル)に到着する.
 辺り一面広々とした空間が広がる.幕営できる平地の面積は1,000平方メートルくらいだろうか.平地の両側はなだらかな斜面の草地が広がっている.
 平地の南は今登ってきた谷間になっている.平地の西側には小川が流れている.小川を挟んだ向こう側には2~3軒の民家がある.自家用車と思われる軽トラックのような車が駐車している. 

<ケウシュの幕営地に到着>

<ケウシュの幕営地>

■2人テントにSIさんと一緒
 現地スタッフが私達よりも早く幕営地に到着して,着々とテント張りをしている(冒頭の写真).すべて2人用のテントだが,男性は3人居るので,だれか2人は一緒のテントということになる.今日は順番で私がSIさんと一緒のテントということになる.
 テントは十分な広さがある.ちょっと詰め込めば4人が横になれるだけのスペースがある.それを2人だけで使うんだから何の文句もない.

<現地スタッフが手際よくテントを設営する>

■まずはテントに収まる
 まずは指定された自分のテントに入って見る.
 マット,シュラフ,インナーシュラフは現地旅行社が貸与してくれるので,自分のシュラフなどは持参していない.有り難いことである.
 床にマットを敷く.その上にシュラフを広げる.シュラフの中身はどうやら化繊のようである.
 まだ,寝てしまうわけではないが,暫くの間,横になったまま外の風景に見入る.
 荒涼とした平原の先に雪を被った峻険な山脈が見えている.

<自分のテントに収まる>
                                 (つづく)
つづきの記事
  ↓
(執筆中)

「ブランカ山群トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3ac14bd1d44b99a378555e26864f76b7
「ブランカ山群トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9e3ba704d9bf4f7278473747420c4534

[参考資料]
ペルー周遊記(ピスコ山登頂);インデックス
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f78082280c7a6bb87b1810478b6786ea

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.







Viewing all articles
Browse latest Browse all 2690

Trending Articles