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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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アンデス・ブランカ山脈紀行;第3日目(3);高所順応日;野外で昼食後ワラスへ

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                                                   <ラフコルタ湖付近からワンツァン山を望む>

 アンデス・ブランカ山脈紀行;第3日目(3);高所順応日;野外で昼食後ワラスへ
           (アルパインツアー)
      2016年9月6日(火)~16日(金)

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  ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/bb533abe8911da7668f23c999e983c73

第3日目;2016年9月8日(木) 晴  (つづき)

<ルート地図>

■ラフコルタ湖→ワラス

←クリック拡大

<緩やかな下り坂>

■ラフタル湖から歩き出す
 ラフタル湖(標高4,250メートル)での休憩を終えた私達は,10時26分,ラフタル湖から眼下に見える平野を目指して歩き出す.
 前方,数百メートル先に,私達の食事の世話をしてくれる別働隊の車,1台が停まっているのが見える.この車が停まっている原っぱで昼食を摂るそうである.
 ”こりゃあ~…,なかなか良いぞ”

<眼下に専用車が見える>

■緩やかな下り勾配の砂利道
 湖から下の平原までは,未舗装の砂利道だが車が通れる道である.緩やかな下り勾配の歩きやすい道が続く.この道をユックリ歩きながら,標高4,000メートルの高地トレッキングの感触を体験するのが,お散歩の目的である.
 私達は天地ガイドのHSさんの後に付いてユックリと歩き続ける.

<現地ガイドの先導でユックリと歩く>

■小川の畔の絶景
 なだらかな下り坂をゆっくりと歩く.
 歩き出してから10分ほどで,平原まで降りる.振り返ると,氷河を抱くワンツァン山(Huantsuan.標高6,395メートル)が聳えている(冒頭の写真).
 近くには綺麗な水を湛えた小川が流れている.

<小川とワンツァン山>

<草原で昼食>

■草原のど真ん中
 11時01分,別働隊の専用車が停車しているところに到着する.
 草原の真ん中にテーブルがセットされている.私達は,これから,草原のど真ん中で昼食を摂ることになっている.
 ”素晴らしい自然に囲まれての昼食だ.なんとまあ贅沢なことよ…”
 私は,表には出さないが,えらく感動している.

<草原のど真ん中が食堂だ>

■野外食堂
 各自適当なところに座る.
 ちょっと冷たい微風が吹いていてちょっと寒いが,標高約4,000メートルの野外大食堂である.気分最高.
 なかなか本格的なランチである.

<野外の大食堂>

■ランチのメニュー
 ランチのメニューは下の写真の通りである.
 野菜もタップリあるし,昆布で出汁を取った粥も口に合う.ただ,ここは標高4,000メートルを越える高地である.どうしても食欲は減退するので沢山は食べられない.
 私は食事をしながら考える.
 私達たった6人のツアーに,わざわざ別働隊の専用車と何人もの料理人の手を患わしている贅沢さに,私は自分自身に対して,ちょっとした嫌悪感を抱いてしまう.ツアー参加費はそれほど高価ではないのに,その費用の中からツアーリーダを始め現地スタッフ2人分の経費だけでなく,こんなに沢山の料理人の人件費まで含まれているとは…
 ”こちらの皆さんのお手当は一体いくら位なんだろう…”
 民間企業に長い間勤めていた私は,ついつい原価がいくらぐらい掛かっているんだろうと気になる.なんだか通貨「円」の強さに頼って,こんな贅沢をしていて良いんだろうかと反省してしまう.
 現地の皆様から見て,私達日本人に対してどんな感情を抱いているんだろうか.
 ”この成り上がり者め!”
と思われていたら困るなと,ついつい考えてしまう.

<野天食堂のメニュー>

■地域犬
 食事をしていると,どこからともなく2匹の犬が近寄ってくる.
 この辺りに犬を飼っていそうな住宅など見当たらない.
 「この犬,誰が飼い主ですか…」
とツアーリーダーに伺ってみる.
 「この犬たち,地域犬って言われているんです.とくに飼い主は居ないけど,住民の近くで生活しています.一口で言えば野良犬です…」
とのこと.
 その後も沢山の地域犬に出会うが,総じて温和しくて,むやみに吠えたり,イタズラをしたりはしないようである.

<地域犬>

<往路をワラスへ>

■二つのゲート
 昼食を終えて,専用車に乗車する.12時12分,発車.まずは往路をワラスまで戻る予定.
 車窓からは谷間と蛇行する川が見下ろせる.専用車は時速15キロメートル前後のユックリ速度で,砂利道を下り続ける.
 12時35分,最初のゲートを通過する.続いて,12時38分,2番目のゲートを通過する.ここで暫く停車.何やら後続車が持っている鍵を待つとのこと.
 12時52分,2番目のゲートから発車する.

<車窓から蛇行する川と平原が見下ろせる>

■マカシュカの可愛い子供達
 13時04分,1本の木が通せんぼしているゲートらしいところを通過する.
 粉辺りから点在する集落が見え始める.相変わらずの凸凹道だが,学校帰りの子供達の姿をチラホラと見かけるようになる.
 どうやら私達はマカシュカの集落の中を通過中のようである.
 どこの国に行っても子供達は愛らしい.
 13時35分,小学校の脇を通過する.道路の両側に家が立ち並んでいる.

<マカシュカの小学校付近>

■右折して幹線道路に入る
 13時55分,砂利道が舗装道路に突き当たる.三差路を右折する.この舗装道路はワラスからカルアス方面に向かう幹線道路である.
 幹線道路に出た途端に,ガタガタする揺れが消え,専用車の走行速度が増す.

<右折して舗装道路に入る>

<ワラス市内>

■現地旅行社"Explorandes"
 専用車は,何時の間にか,ワラス市内を走行している.
 14時06分,ワラス中心部にある現地旅行社”Explorandes”に立ち寄る.ここから,現地ガイドMNさんの母親が専用車に乗り込む.母親もMNさんに良く似た小柄で上品な方である.どうやら親子で旅行業を営んでいるようである.

<現地旅行社”Explorandes”>

■アンディーノクラブホテルに戻る
 14時10分,アンディーノクラブホテルに戻る.ここでトイレ休憩と荷物の再確認を行う.
 休憩を終えて,14時20分,再び専用車に乗り込んで,案ティーのクラブホテル前から発車する.
 今度は荷物全部を専用車に積み込んでいるので,専用車の後ろの方が少し手狭になっている.
 これから専用車は,一路,カルアスへ向けて走り出す.

<再びアンディーノクラブホテルへ>


つづきの記事
  ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/bcdc530e3ad9f1f4ac486acb2c728776

「ブランカ山群トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3ac14bd1d44b99a378555e26864f76b7
「ブランカ山群トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9e3ba704d9bf4f7278473747420c4534

[参考資料]
ペルー周遊記(ピスコ山登頂);インデックス
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f78082280c7a6bb87b1810478b6786ea

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 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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