<鎌倉中央公園の案山子>
中秋の鎌倉;鎌倉中央公園・源氏山公園一回り
(単独散策)
2016年10月2日(日) 晴
<ルート地図>
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このところ余りスッキリとしないお天気の日が続いていたが,今日は朝から良い天気である.冷涼で爽やかな空気に誘われて,午後からちょっとお散歩のつもりで,誓うの鎌倉中央公園へ出掛けたが,結局は青空に誘われるまま,源氏山公園を抜けて,鎌倉駅までブラブラ歩きをしてしまった.
時間に追われながらのソソクサお散歩だったが,十分に中秋の鎌倉を堪能した.
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<まずは鎌倉中央公園>
■清水塚口から歩き出す
13時15分,鎌倉中央公園清水塚口から歩き出す.例によってどこへ行くかは,私の足に聞いてくれである.
最初は中央公園内を一回りして,すぐに家に戻るつもりだった.
まずはバス停鎌倉中央公園前から,上の池を望む風景をパチリ.お馴染みの構図の写真である.
<上の池>
■心地よい散策路
何とはなしに上の池から山崎口に向けてブラブラとあるく.実に心地の良い散策路である.
今日は日曜日,近所の方が三々五々お散歩を楽しんでいる.暑くも寒くもない.如何にも秋らしい良い天気である.
私の足は,お天気に誘われたのか,どうもすぐに帰宅する気はなさそうである.
<心地よい散策路>
■しし石付近の木が色付き始めた
山崎口から公園の外に出る.
しし石付近の木々が色付き始めている.いよいよ秋本番だな.
この辺りは,何時も幼児を連れた母親たちが沢山集まっているが,今日は好天気にも拘わらず.意外と静かである.
私は,このまま踵を返して帰宅するか,それとも定番コースに沿って大船駅まで歩こうか…と迷うが,何時もワンパターではツマラナイ.まずは園内を一回りしながら,どこを歩くかを決めよう.
<しし石付近の紅葉>
■イベント広場で竹とんぼ
しし石からイベント広場に向かう.家族連れで賑わっている.
休憩舎付近で竹とんぼで遊んでいる親子が居る.母親は竹とんぼの飛ばし方を知らないらしく,戸惑っている.竹とんぼを逆さに持って,
「あれ,飛ばないね…」
と困っている.幼児は早く飛ばすように母親を急かしている.
”妙なことしているな…”
と思って通り過ぎようとすると,母親が私を呼び止める,
「竹とんぼ飛ばしてみて下さい…」
と私に言う.
「竹とんぼ…懐かしいですね.昔,自分で竹とんぼ作って飛ばしていましたよ…」
と言いながら,私は竹とんぼを”ビュ~ン”と飛ばしてあげる.
さすがに既製品の竹とんぼは良くできている.空高く勢いよく飛行する.
子どもは大喜び.母親も竹とんぼの飛ばし方が分かったので何度も私に礼を言う.半世紀も前に(もっと前か!),遊んだことが,この年になって蘇るとは…私は,もう一度,自分で竹とんぼを作りたいなという衝動に駆られる.
<イベント広場>
■山田の案山子
田圃の脇を通って,梶原口へ向かう.
たわわに実る田圃にユーモラスな案山子が面白い.もうすぐ稲刈りのようである(冒頭の写真).
こういう田園風景を自宅近くで楽しめるんだから,今,住んでいる場所も満更悪くはないなと思い直す.買い物には,いささか不便だが.
<稲刈り間近の田圃>
<源氏山公園>
■梶原口から桜並木へ
13時46分,梶原口から公園の外に出る.前方には常磐山緑地の山脈が見えている.
閑静な梶原の住宅地を抜けて,桜並木のある自動車路を源氏山方面へ向かう.
<前方に常磐緑地が見える> <山ノ内の桜並木>
■源氏山公園に到着
レストラン「ブランデルブ」と山之内配水場の前を通過して,13時58分,源氏山公園入口に到着する.ここで,自動車路から右に入る路地に入る.
路地を抜けて,14時03分,源氏山公園に到着する.
ここまで来ると,突然降って沸いたような沢山の観光客と出会う.
<源氏山公園入口> <源氏山公園に到着>
■葛原岡神社
14時04分,葛原岡神社に到着する.
好天気に恵まれて沢山の観光客で賑わっている.今回は神社参拝は省略して,道なりに園内を散策する.
途中で,銭洗弁天方面へ行こうか,それとも,寿福寺方面へ行こうかと迷う.
結局,私の足は,
”まずは源頼朝像だ…”
と決める.
途中の三差路で,外人の女性が道に迷っているようである.私は,
「日本語話せますか?」
と伺う.話せないというので,拙い英語でどこへ行かれるんですか,私,50年鎌倉に住んでいますので,路なら大体分かりますよと話しかける.
この方,ドイツから来られ,時間があるので適当にお散歩を楽しんでいるとのこと.
<葛原岡神社>
■源頼朝像
14時19分,源頼朝像に到着する.青空に源頼朝像が映える.いまさら源頼朝像の写真を撮っても仕方がないなと思ったが,これも儀式である.
周囲の芝生て沢山の観光客が休憩を取っている.
ここで私は少し戻って化粧坂を下ろうか,それともこのまま直進して寿福寺に降りようかと迷う.
ちょうどそのとき,先ほどの外国人女性とまたバッタリあう.そこで私は下手くそな英語で,鎌倉幕府のことや,源氏山公園のことをほんの3~4分お話しする.
そんなことをしているうちに,今日は寿福寺へ降りようと決める.
<源頼朝像>
<寿福寺を経由して鎌倉市役所前へ>
■太田道灌の墓
源頼朝像の前を通過して,道なりに歩き続ける.登り坂を上りきると,下りの階段道になる.この階段道はほどなく英勝寺墓地に突き当たる.突き当たりを右折して山道に入る.ここから先,暫くは悪路が続く.
英勝寺墓地に了得院殿の墓があるが,深い笹藪に視界が遮られるのでなかなか見つからない.今日辺りはひょっとして見られるかなと思ったがやっぱりすぐには見当たらないので諦める.
14時28分,進行方向右手にある太田道灌墓(あるいは供養塔)の前を通過する.ちなみに英勝寺は元太田道灌の屋敷跡に創建された寺である.
<太田道灌墓(供養塔)>
■デベッカ家墓から寿福寺へ
さらに山道を下って,14時32分,デベッカ家墓に到着する.
デベッカ家については,関東学院大学公開講座『鎌倉学』で説明を受けている.また,当ブログのバックナンバーでも解説しているので,これ以上の説明は省略する.
デベッカ家墓の石段を降りて,寿福寺墓地の脇に出る.
寿福寺境内から,短いトンネルを潜って,閑静な住宅地の中の道を小町通り方面に向かう
<デベッカ家墓>
■刃稲荷
14時37分,刃稲荷に到着する.この辺りに刀工正宗の屋敷があったという.
若宮大路の少し先で,今小路通りに突き当たる.
これから急げば,鎌倉市役所前14時45分発鎌倉中央公園行の路線バスに間に合いそうである.私は気が変わって,大急ぎでバス停鎌倉市役所前まで歩くことにする.
<刃稲荷>
■巽神社
14時39分,巽神社の前を通過する.
本当は巽神社を御参りしたいところだが,バスの発車時間まで後残り6分.道草している時間は全くない.私は,巽神社から先は,小走りに近い状態で早歩きを続ける.
速歩で歩く私に不平な私の足は,
”別に目指すバスに乗れなくても,30分後のバスに乗れば良いじゃないか…”
とボヤく.
私は足のボヤキなど無視して,バス停鎌倉市役所前を目指して速歩を続ける.
<巽神社>
■市役所駐車場は鎌倉祭で大賑わい
14時44分,バスの定刻1分前にバス停鎌倉市役所前に到着する.
市役所の駐車場に夥しい数の屋台が出ている.そういえば,今日,鎌倉市役所の駐車場で鎌倉祭が開催されることになっていたな…と,会場に来て思い出す.
幸いなことに(?),14時35分発のバスが2分ほど遅延している.その僅かな時間を利用して会場をちょっとだけ覗く.
大変な人出である.
今日は良く晴れているので,ちょっとばかり蒸し暑い.市役所の建物や樹木の日陰は,休憩を取る人達でごった返している.
<市役所駐車場で鎌倉祭が開催されている>
■超満員のバス
2分ほど遅れて,14時45分発鎌倉中央公園行路線バスが発車する.何時もは大して混雑しない路線バスが,今日に限って超満員である.
いつもなら,バス亭八雲神社に到着する頃になるとガラ空きになるが,今日は,結局,バス停山の上ロータリーまで座れなかった.こんなことは,今回初めての経験である.
バス停鎌倉中央公園入口(清水塚口)で下車する.
これで今日のお足まかせ鎌倉散策は無事終わった.短い時間の散策だったが,中秋の鎌倉を堪能することができた.
<ラップタイム>
13:15 鎌倉中央公園清水塚口から歩き出し
13:46 〃 梶原口
14:03 源氏山公園
14:04 葛原岡神社
14:19 源頼朝像(14:25まで休憩)
14:28 太田道灌墓
14:32 デベッカ家墓
14:37 刃稲荷
14:39 巽神社
14:44 バス停鎌倉市役所前着
[散策記録]
■水平歩行距離 4.2km
■累積登攀高度 113m
■累積下降高度 159m
■所要時間 (休憩時間込み)
清水塚口発 13:15
鎌倉市役所前着 14:44
(所要時間) 1時間29分(1.48h)
水平歩行速度 4.2km/1.48h=2.83km/h
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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