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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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閑話休題;胆石症闘病記(12);退院後の日々

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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3e1b3e6bf86f4c46ccff31c138709d21

<退院後5日目>

2016年4月13日(水)  曇

■DTクリニックでチェック
 退院後5日目の4月13日(水)の午前中,私は鎌倉のDTクリニックで,主治医のDT先生の診察を受ける.
 「…その後,体調はいかがですか?」
 「大変お世話になりました.お陰様で体調は順調です,ただ臍の所の傷が,触れると,まだ,一寸,痛いです…」
 「…では,ちょっと患部を見せて下さい」
ということで,ベッドに横になる.
 DT先生は.傷口のガーゼを交換しながら,
 「もう,傷口はちゃんと付いているので,心配ないでしょう…もしガーゼが取れたら,そのままにして下さい.もし,気掛かりだったら1~2週間後にもう一度来て下さい…」
 さらに,
 「もう,胃の薬は,飲まないで様子を見てください,多分,胃痛は起きないと思います.」
ということ.
 いずれにしても,ここまで来れば,時間の問題である.

■名残のサクラ
 私は晴れ晴れとした気分で,DTクリニックから自宅へ戻る.
 午後からは,日常の生活に戻そうと思う.まずは,手始めに,鎌倉中央公園経由で大船駅まで歩いてみる.
 残念ながら,今日は曇り空.でも,曇り空の下,名残のサクラを楽しむことができた.
 気温は高からず,低からずで,とても気持ちが良い.幼児を連れた10人ほどのママ友が広場で円陣を作っている.子供達がとても可愛いので,写真を撮りたいなと思ったが,プライバシーで問題を起こしても困るので,写真は思いとどまる.
<鎌倉中央公園のサクラ>

<天丼を食べてみる>

 退院後8日目;2016年4月16日(土) 曇

■まずはリハビリウォーキング
 4月7日に退院後,リハビリを兼ねて,毎日,6,000~10,000歩のウォーキングをやっている.勿論,ここ数日は,鎌倉市内近場の山谷をユックリ歩く程度に留めている.
 来週,4月20日(水)から2泊3日で善光寺街道を歩く予定になっているので,まずは,この街道歩きを恙なく歩けるかが課題である.
 街道歩きが無事終わった,翌々日にはARENAオフミの定例会主催の三浦三山ウォーキングに参加する手筈になっている.
 この他に本業の予定などをあるので,肝心の塔ノ岳リハビリ登山開始は今月末ぐらいになるかなと思っている.
 今日は,たまたま家内が用事で午前中から外出する.私も一人で家で昼食を摂るのも面倒なので,昼食は外食で済ませることにして,午前中からお散歩に出掛ける.
 勿論,何時ものように,どこへ行くかは,自分の足任せである.
 でも,結局は鎌倉中央公園を経由して,大船駅まで歩く.

■久々の天丼
 大船駅界隈をブラリブラリ.
 私は,大船駅前で一大決心をする.天丼を食べてみることだ.
 もともと,胆石症手術を決断したキッカケは,天丼を食べた後,襲ってきた胃の激痛であった.もともと天ぷらは私の好物だったが,天ぷらを食べると胃が痛くなるという因果関係が分かってからは,天ぷらに恐怖感を抱くようになっていた.
 先日,主治医のDT先生から,もう胃の薬を飲まなくても,胃痛にはならないでしょうと言われていた.
 ”ならば試してみるだけだ…”
 私は,万一の胃痛に備えて,ポケットの中に胃の薬が入っていることを確かめてから,大船駅前にある某天丼専門店に入る.
 もう,13時を過ぎているのに,席が空くのを待っている先客が5~6人居る.平素短気な私は,どんなに美味しい物でも,並んで順番を待っているのはイライラが募るだけなので,待ち行列ができている店には入らないが,今日は”天ぷらテスト”という特別な目的がある.私は仕方なく店に入り,順番待ちの用紙に名前を書く.もちろん偽名.
 先客のほとんどが2~3人の仲間らしい.仲間同士が1ヶ所に纏まって座れる席がなかなか空かないらしく,1人の私の方が先に案内される.
 さて,何を注文するかである.もちろん,ワンコインで食べられる「天丼」一丁.
 エビ,イカ,カボチャなど数種類の天ぷらがご飯の上にのっている.それに味噌汁.ワンコインにしてはなかなか豪華である.
 私は,恐る恐る…でも,美味しく頂戴する.満足.
 さて,胃が痛くなるかな? 一抹の不安がある.食べてから.10分,20分と時間が経過するが,幸いなことに胃痛は全く起こらない.その後,1時間経っても,2時間経っても,胃は平気である.
 ”万歳! どうやら,胃痛からは解放されたぞ…”
 正直なところ,こんなに嬉しいことはない.

<天丼を食べてみた>

<リベンジ塔ノ岳を誓う>

退院後12目;2016年4月19日(火) 晴

■大船駅までブラブラと…
 プリンター用インクを購入するために,大船駅前までブラブラ歩きを楽しむ.
 例により,まずは鎌倉中央公園に立ち寄る.陽気が良いせいか,今日は平日にもかかわらず,幼児を連れたママ友グループで賑わっている.
 サンデー毎日の私も,容器が良いこの時期は,なるべく長い時間,外を歩いていたいので,超ユックリペースでノソノソ歩きを続ける.
 鎌倉中央公園から山崎の集落を抜けて,大船駅前に到着する.
 ”先日,天丼を食べたばかりなので,今日は帰り際にどこかでコーヒーでも賞味しようか”
と思う.
 まずは,駅前のYD電機へ.
 ”それにしてもプリンターインクは高いな…”
と思いながらも,メーカーの純正品を購入する.
 序でに,店内のPC売場を一回りする.
 店員がすぐに近付いてきて,
 「…お客さん.パソコンお探しですか…」
と話しかける.
 「…いえ,ちょっと…まだ」
 「今,どんなパソコンをお使いですか…」
 店員さんもなかなか大変だなと同情しながら,YD電機を後にする.

■塔ノ岳常連STさんと意気投合
 YD電機を出た私は,まだ帰宅するには時間が早いので,ルミネ6階の本屋にでも行ってみようかと思う.
 中通りを駅に向かって歩いていると,偶然.塔ノ岳常連のSTさんにバッタリ.
 「やあ…暫く振りですね…」
ということで,早速,どこかでお茶しようということになる.
 近場のコーヒー店を覗いてみるが,どこも満席.やっと,マクドナルドで落ち着く.ここのコーヒーは1杯100円.
 コーヒーを賞味しながら小一時間,積もる話題で盛り上がる.
 実は,1年半ぐらい前に,STさんは塔ノ岳に登る途中で,転倒したことがある.このアクシデントが切っ掛けになって,あれからずっと塔ノ岳には登っていない.
 雑談をしている内に,また塔ノ岳に登りましょうということになる.
 「でも,もう1年半も登っていないので,とても登れませんよ…」
とSTさんが弱音を吐く.
 「別に塔ノ岳山頂まで登らなくても良いじゃないですか…実は私もそろそろ塔ノ岳に復帰しようかと思っているけど,最初の目標は見晴茶屋ぐらいにするつもりですよ…もしもう少し登れそうだったら一本松まで…という具合に少しずつ,目標を延ばしていくつもりですよ…」
と私.
 「それもそうですね,何も塔ノ岳山頂まで登らなくても良いですよね…」
という訳で,私同様,STさんも塔ノ岳に復帰するかもしれない.

■これからのリベンジ行事
 100円コーヒーで長時間駄弁っていたので,帰宅が少々遅くなる.そうなると奇妙なもので,1時間でも早く家に帰りたくなる.
 大船駅15時45分発路線バスに乗車する.小さなバスは高年齢のジジババで超満員である.
 さて,これからのリベンジ計画…である.
 まずは,明日(4月20日)まで2泊3日の予定で,歩いて巡る善光寺街道の旅をする.この旅は,実質,私が資料調査・企画立案したものなので,病み上がりだからといって不参加にしたら他の方に大変な迷惑が掛かる.
 私は病み上がりの身で,3日間にわたる長丁場を本当に歩けるかどうか,いささか不安があるが,まあ,何とかなるだろう…ということで,明日はいよいよ出発である.
 その長旅から帰宅後,中市日明けてARENAオフミというグループ主催の三浦三山ハイキングに参加することにしている.
 その他に…
 実は.月末頃に,神奈美展に出品予定の水彩画3枚を搬入業者に手渡さなければならない.それなのに,まだ肝心の絵が完成していない.展覧会にはARENAオフミ,五十三次洛遊会,山旅スクール5期同窓会,塔ノ岳常連の皆様など多数の方にお越し頂くことになっている.だから,頑張って完成させなければ…
 ああ,それに某大学の研究員の仕事もある.そろそろ論文の枠組みをきちんと纏めなければ…これは胆石とは関係のないことだが,体力が万全でなければ気力は備わらない.
 いろいろな行事が立て込んでいるので,病み上がりのみには結構大変である.こんな駄文を書いている内にも,ああ,何とかしなければと焦り始める.
 もし,4月30日(土)が,搬入業者に引き渡す日と重ならなければ,何とか塔ノ岳に復帰したいなと思っているが,スケジュールがタイトなのでどうなることやら…
 そうこうしている内に,4月27日(水)に,DTクリニックで,退院後2回目のチェックを受けることになっている.
 そんなこんなで,春たけなわの4月も,駆け足で過ぎ去ろうとしている.

■日課のウォーキングを続ける
 まずは無理せずに歩くことが平凡な日常生活に戻る第一歩であろう.
 そこで,私は,退院後,毎日欠かさずに,鎌倉中央公園清水塚口から鎌倉中央公園を抜けて大船駅までの片道2キロメートル余りの距離を,毎回コースを変えながら歩き続けている.
 ”歩かないよりは,一寸でも歩いた方が良いだろう…”
という軽い気持ちからである.
 お散歩の途中で,昼食を摂ることもあるが,退院後,2度ほど天丼を食べてみたが,全く胃痛に悩まされることはなかった.胆石症の手術の効果は覿面に上がっている…が,過去2年ほどの間に,随分沢山服用した胃薬は一体何だったんだろうという素朴な疑問は残ったままである.
 …まあ,それはともかく,11日間の入院のブランクの間に,春の季節が一段と進んでしまったことに驚く.
 つい先日から,鎌倉中央公園上の池に沢山の鯉のぼりが泳ぎ始めた.公園の新緑はますます勢い付いているし,ウグイスが頻りに囀り始めている.

<復帰着々>

退院後13日目;2016年4月20日(水)~22日(金)

■第3回歩いて巡る善光寺街道
 4月20日(水)から,2泊3日の予定で,街道歩き仲間5人と一緒に,第3回歩いて巡る善光寺街道を実施した.第3回は上田宿から篠ノ井追分までと,松代宿散策である.
 3日目の4月22日に予定通りのコースを完歩した.これで,善光寺西街道と善光寺街道の全行程を踏破したことになる.
 私にとっては,東海道,中山道,日光街道,甲州街道に次ぐ第5番目の”歩き街道巡り”達成ということになる.
 実のところ,退院後間もない私は,街道歩きの途中で,へばって歩けなくなるかなと危惧したが,何とか完歩できた.これでリハビリにも自信が持てるようになった.
 なお,歩いて巡る善光寺街道の記録は,稿を改め,別途,当ブログに連載する予定である.

退院後17日目;2016年4月24日(日) 雨

■三浦三山;武山・砲台山・三浦富士縦走
 ARENAオフミの仲間達13人と一緒に,春たけなわの三浦三山縦走ハイキングに出掛けた.水平歩行距離9.0キロメートル,累積登攀高度364メートル,累積下降高度357メートルの経ハイキングである.多少の山道もあるし,展望も良いコースである.残念ながら,今にも雨が降り出しそうな天気だったが,楽しいハイキングだった.
 これで,来週辺りからはなんとか塔ノ岳に復帰できそうだなと実感する.
 なお,この三浦三山登頂記録は,稿を改め,別途,当ブログに掲載する予定である.

■展覧会に出展する絵
 三浦三山ハイキングから帰宅してから仕掛かり中の3枚目の絵に手を入れる.
 これらの絵は.神奈美公募展(5月3日~8日開催)に出品する積もりである.これで四苦八苦しながらも,3枚の水彩画を何とか仕上げることができた.
 翌,4月25日(月),私は搬入業者に電話で展覧会場への搬入を依頼する.その結果,4月29日(金;昭和の日)に,これらの絵を搬入業者に引き渡す予定.
 これで,ちょっと気が楽になる.
                                   (つづく)
続きの記事
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(執筆中)

胆石症闘病記の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8dca4e221d0d78329dc3044965c5a92c
 
「閑話休題」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e13b5813653ca233117e79f3a4128786
「閑話休題」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.


                                    



 

 

 

 

 

 


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