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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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春たけなわの三浦半島;三浦三山縦走ハイキング

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                           <武山山頂からの眺望>

    春たけなわの三浦半島;三浦三山縦走ハイキング
          (ARENAオフミ)
     2016年4月24日(日) 雨後曇・寒い1日

<ルート地図>


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<三浦海岸駅集合>

■どうやら今日は天気が悪い
 昨夜から今日の天気がどうなるか気になっていた.
 何時ものことながら,3時頃目が覚める.まだ,雨が降っている.
 今日は.月1回のARENAオフミ開催日である.選りに選って,どうしてこんなときにお天気が思わしくないんだろう.
 月額利用料300円也の天気予報サイトを見る.どうやらこの雨も,午前中には止んで,夕方からは晴れるようである.
 7時頃,ARENAおふき幹事長に,Cメールで,
 「どうやら天気が悪そうですが,予定通り開催しますか?」
と問い合わせる.すると,
 「…この雨,程なく止むみたいなので,予定通り実施しましょう.集合時間に来た人だけで歩き出しましょう…」
という主旨の返信がある.
 ”ならば,出掛けるしかないな…”

■集合は京急三浦海岸駅
 集合は,京急線三浦海岸駅10時である.私は十分に時間の余裕を持って,自宅を出発する.勿論,いつもの塔ノ岳詣でのときと違って,朝の集合時間が遅いので,自宅で朝食を十分に摂ってからの出発である.
 大船から横須賀線電車で,まずはJR久里浜へ.JR久里浜から京急久里浜駅まで移動する.ここまで来れば,三浦海岸駅までの所要時間を正確に予測できる.まだ,大分時間があるので,京急久里浜駅構内にあるコーヒーショップでモーニングコーヒーを賞味してから,京急電車に乗り込む.京急久里浜駅ホームで,参加者のMTさんとバッタリ会う.
 集合時間10分前に無事三浦海岸駅に到着する. 
<京急久里浜駅>                              <京急久里浜駅構内のコーヒーショップにて>

<三浦海岸駅から武山へ>

■三浦海岸駅から歩き出す
 集合時間10時00分までに,参加予定者全員が三浦海岸駅前に集合する.
 今回の参加者は,13名.内訳は男性11名.女性2名である.このグループは珍しく男性が多い.また,まだ現役の若い世代の参加者が多いのも特徴である.
 10時丁度に幹事長のNOさんから挨拶があり,10時02分に三浦海岸駅から歩き出す.
 朝方まで降っていた雨は,どうやら止んだようだが,道路はビショビショに濡れたまま.空には雨雲が低く垂れ下がっている.気温がどの程度か分からないが,この時期にしては随分と寒いように思える.
 三浦海岸駅前から,2車線の自動車道路に沿って歩き出す.緩やかな上り勾配の道である.綺麗に舗装された道路だが,自動車の交通量は少ない.

<三浦海岸駅前に集合>

■来福寺参道入口
 道なりに登り坂を進む.途中で左側から道路が合流し,大きく右にカーブして進行方向が西北西から北に変わる.そして10時12分,信号池代を通過する.手持ちの地図を見て,池代という集落を頼りに,私達の現在地を確かめる.
 この辺りから上り勾配は幾分緩やかになる.
 10時15分,来福寺参道入口を通過する.私はふたたび地図上で来福寺の位置を確認する.参道の先を見ると,200~300メートル先に来福寺本堂らしい建物が見えている.街道歩きを趣味の一つとしている私は,ついつい来福寺へ寄り道したくなるが,ARENAの皆様には社寺参拝は主目的ではないことは,私も十分に弁えているので,そのまま通過する.
 
<信号池代>                                  <来福寺参道入口>

■台地に畑が広がる
 地図で現在地を確かめながら,ごく緩やかな上り勾配の道をノンビリペースで歩き続ける.坂道を登っているという感覚は殆どないが,歩くにつれて,標高もかなり高くなっていく.
 10時21分,気が付くと,私達は広々とした台地の真ん中を歩いている.道路の両側は見渡す限りの台地である.
 どうやら,春キャベツの収穫を終えた畑や,カボチャ畑が多いようである.

<広々とした台地に畑が広がる>

■農道の向こうに三浦三山
 10時24分,信号仲尾を通過する.
 10時25分,Y字型三叉路で右折して,自動車道から農道に入る.道幅は狭いものの同道も見事に舗装されている.
 農道の遙か先に,これから登る予定の三浦三山が見えている.
 「…ほら,向こうにこれから登る三浦三山が見えますよ…左から順に武山,砲台山,三浦富士ですよ…」

<三浦三山遠望>

■路傍の石塔群
 10時44分,農道の四つ角に到着する.四つ角の片隅に沢山の石塔が並んでいる.
 一番大きな石塔には「青面金剛」と刻字してあるのが分かる.その他の石塔は庚申塔だろうか.それとも道祖神かな.ひょっとしたら馬頭観音かもしれない.要するに浅学の私には良く分からない.
 私達は四つ角を横切って直進する.

<路傍の石塔群>

■農道交差点で一休み
 10時56分,農道の四つ角に到着する.少し斜めになった特徴のある四つ角なので,地図上でも容易に現在地が確認できる.
 四つ角を渡り終えたところで,共催所の給水休憩を取る.
 
<農道の交差点>                              <交差点付近で給水休憩>

■私有地から登山道へ
 11時04分,給水休憩を終えて再び歩き出す.
 11時07分,目の前にゲートが現れる.どうやらゲートから先は私有地のようである.この辺りの事情が良く分からないので,少々戸惑うが,11時11分,漸く私有地近傍を通過して,武山登山道に入る.
 登山等に入ると,いきなり急な階段道になる.ここから急に登山道らしくなる.
 
<私有地のゲート>                            <急登の階段道>

<武山山頂>

■武山に到着
 20分ほど急な階段道を登ると,上り勾配が緩やかになる.
 11時25分頃,武山へ向かう道と砲台山に向かう道の分岐に到着する.私達は最初に武山へ登る積もりなので進行方向左手の道に入る.暫く進むとまた急坂になる.
 11時30分,急坂を飛び出るように抜けて,武山山頂(標高200メートル)に到着する.
 山頂一帯は武山不動院の境内になっている.
 山門から武山不動院の境内に入る.境内の新緑とツツジが実に綺麗である.
 「…ここで昼食にしましょう…」
とリーダーのNOさんが言う.

<武山山頂に到着> 

■展望台からの眺望
 まずは,境内にある展望台に登ってみる.残念ながら雨雲が低く垂れ込めているので,あまり遠くは見通せない.それでも,高い所からの眺望は見事である.眼下には境内に咲いているツツジの花が見える.その先に三浦半島の海が見えている(冒頭の写真).
 展望台の上は,冷たい風が吹いていて,長時間留まるのは無理.周囲の眺望をデジカメに収めてから,すぐに展望台を降りる.

<武山山頂からYRP方面を望む>

■展望台下で昼食
 展望台下のベンチに腰掛けて昼食を摂る.私の昼食は,何時ものようにオニギリ2個と,味噌汁.この程度で十分である.
 相変わらず季節外れの冷たい風が吹いているので,座っていてもどうも落ち着かない.
 
<展望台下の休憩所で昼食>                      <私の昼食>

■武山不動院
 昼食後,武山不動院を詣でる.
 境内に掲示されている案内文によれば,この寺の正式名称は龍塚山持経寺武山不動院,浄土宗の寺である.応永4年(1397年),奈良東大寺沙門万務大阿闍梨が諸国行脚の途中で彫刻した不動尊が祀られているという.

<武山不動院>

■筆塚と身代り不動
 本堂に向かって右側に,神社,筆塚,身代り不動が祀られている.これらの由来などは良く分からない.
 12時13分,昼食と参拝を終えて,武山山頂から出発する.
 
<筆塚>                                    <身代わり不動>

<砲台山>

■四方八方に枝を伸ばす大木
 武山から往路を戻る.
 途中,四方八方に大きな枝を広げる大木を見てビックリする.何という木か私には分からないし,木の名前など覚える気も全くないが,どうやらこの尾根道にはこの種の木が繁茂しているようである.
 12時20分,先ほどの分岐に到着する.今度はこの分岐から砲台山山頂を目指す.

<四方八方に枝を伸ばす大木>

■砲台山山頂
 道なりに歩いて,12時30分,砲台山山頂(標高204メートル)に到着する.山頂には高射砲陣地跡と無線中継所の遺構が残っている.
 砲台跡を半周する.
 私は砲台跡を診ながら,ふとつまらないことが気になり始める.
 ”砲台山って,この山の正式名称なんだろうか.砲台が作られる前,この山は何と呼ばれていたんだろう…どうも気になるなあ~”

<砲台山山頂の砲台跡>

■砲台山の広場
 砲台山山頂の広場で,立ち休憩を取る.ここからの展望も良いので,ここで昼食を摂ったら気持ちが良いだろうなと想像する.
 12時36分,砲台山山頂を出発.三浦富士を目指して歩き始める.

<砲台山山頂の広場>

<展望台のある稜線>

■奇妙な遺構と展望台
  長閑な感じの尾根道が続く.この辺りは道幅も広くて,歩きやすい道が続く.
 12時37分,巨大なコンクリート製の柱が2本立っている場所を通過する.この巨大な柱は一体何なのだろうか.私には分からないが,多分,砲台と関係のある遺構だろうと勝手に想像する.
 12時41分,展望台に到着する.ここで展望休憩を取る.
 
<巨大な柱2基>                                <展望台>

■展望台からの眺望
 展望台からの眺望はなかなかのもの.
 土地勘のない私には,一体,どの辺りを見下ろしているのか正確には分からないが,多分,三浦汗顔辺りを見下ろしているんだろうと勝手に想像する.
 12時43分,展望台を出発.
 小さな登り下りを通過した後,稜線の北側をトラバースする道を通過する.

<展望台からの眺望>

■奇妙な枝振りの林
 歩き進む内に,奇妙に曲がりくねった枝が絡み合った林の中に入る.何という木なんだろう.こんな木の間を歩いていると何だか不思議な気分になる.
 やがて,私達は急な登り坂に到着する.
 ”この坂を登り切ったところが三浦富士の山頂だな”
と直感で分かる.

<奇妙な枝振りの木が沢山繁茂している>

<三浦富士山頂>

■三浦富士山頂に到着
 13時07分,最後の登り坂を上って,三浦富士山頂(標高183メートル)に到着する.
 山頂には沢山の石塔や石祠が立ち並んでいる.ここは信仰の山のようである.
 私達は石塔前の露岩の広場に座り込んで休憩を取る.同行のOKさんから,乾燥果物の差し入れがある.
 私達が休憩を取っている最中に,若い女性2人が津久井側の登山口から山頂に到着する.
 
<三浦富士山頂>

■三浦富士からの眺望
 三浦富士の南西側の視界が開けている.あいにくの曇り空で,遠目は利かないが,多分,三浦海岸付近が見下ろせる.山頂の案内板によると,晴れていれば,ここから富士山が良く見えるようである.
 眺望を楽しんだ後.13時13分,三浦富士山頂から下山開始.津久井方面に下山する予定である.

←クリック拡大

<津久井浜を目指して>

■急な下り階段
 三浦富士山頂直下の急階段を下り続ける.
 13時17分,赤い頭巾を被った地蔵の前を通過する.この辺りまで下ると,急な下り坂も終わりになり,のどかな山道に変わる.
 分厚い雲もいくらか明るくなり,気温も少し上がって,丁度良い感じになる.

<急な下り階段が終わると間もなく地蔵の前を通過する>

■犬の学校
 13時24分,横須賀警察犬訓練所に到着する.看板に「犬の学校」と書いてある.なぜか犬の鳴き声が全く聞こえてこない.辺りはシ~ンと静まり返ったままである.
 この訓練所前で道は左右に分岐する.私達は右側の道を選んで歩き続ける.

<横須賀警察犬訓練所>

■谷間の長閑な散策路
 進行方向右手に山を望みながら,畑中の下り坂をノンビリと歩く.新緑が何とも美しい谷間の道である.
 この辺り一帯に観光農園が点在しているようである.

<谷間の長閑な散策路>

■津久井浜観光農園案内
 13時33分,津久井浜観光農園案内図の前に到着する.
 この案内図を参考にして,私達の現在地を確認する.私達は図の中の赤い★の位置に居るようである.辺りには予想以上に沢山の観光農園が点在しているようである.
 ただ,私達が今居る場所は,大多数の観光農園より,かなり標高の高い場所を歩いているようである.

←クリック拡大

■川沿いの道
 所々に道案内の標識が立っている.これらの標識を頼りに歩き続ける.
 13時47分,標識の案内に従って,川沿いの道に入る.
 辺りは長閑で,心地よい散策路だが,残念なことに,川の中に,かなりのゴミが放置されている.鎌倉市内の川に比較すると,この辺りの川は明らかに汚い.津久井浜が一流の観光地を目指すならば,もう少し環境整備に注力すべきだと,私は勝手な感想を抱く.

<川沿いの散策路;川にはゴミが散乱している>

■キャベツ畑の向こうに集落
 道なりに歩き続ける.
 13時50分,広々としたキャベツ畑の脇を通過する.収穫を終えたキャベツの根から芽が生えて黄色い花を咲かせている.
 キャベツ畑の向こうには集落が見え始める.そろそろ駅が近いなと感じる.

<キャベツ畑に花が咲く>

■津久井駅で解散
 13時58分,郵便局の前を通過する.続いて,13時59分,京浜急行のガードを潜る.ガードの先で右折して,14時00分,本日の終点,津久井浜駅に到着する.
 駅前で幹事長のNOさんから,閉会の挨拶があり,解散.
 私は真っ直ぐ帰宅するつもりだが,大多数の皆さんは横須賀のどぶ板通り辺りで懇親会をするようである.
 
<ガードを潜る>                             <月医浜駅で解散>

<横須賀線経由で帰宅>

■京急久里浜で横須賀線に乗り換え
 京浜急行津久井浜14時12分発快速特急に乗車する.どぶ板とやらにいかれる方々も一緒である.
 14時20分,京急久里浜駅に到着する.私1人だけ,ここで下車.皆様とお別れである.次回また御一緒するのは5月22日(日)の予定である.
 京急久里浜駅構内でコーヒーブレークでも…と,思ったが,今朝方ここでコーヒーを賞味したばかりなので,自粛して断念.そのままJR久里浜駅へ.
 12時25分,JR久里浜駅に到着する.
 
<津久井浜駅で快速急行に乗車>                  <JR久里浜駅>

■無事帰宅
 JR久里浜駅は,京急久里浜駅に比較すると随分と田舎駅のような感じがする.
 ホームに入るが,なかなか電車が来ない.どうやら,日中の時間帯は20分に1本程度の電車しかないようである.
 結局20分近く待って,14時44分発成田空港行の電車に乗車する.11両編成である.途中,逗子駅で列車後部に電車4両を増結するとやらで,長い時間停車している.
 15時25分,やっと大船駅に到着する.
 大船駅からは,路線バスを利用して,15時50分頃,無事,帰宅する.
 この所,いろいろな用事が重なっていることもあって,塔ノ岳復帰の日程が建てられずにいるが,今回のハイキングを含めて,まあ,まあ,歩き込んでいるので,大倉尾根でも堀山の家ぐらいまでだったら,まあ,確実に登れるだろうと思っている.
 帰宅後,3枚目の水彩画の仕上げ作業に専念する.
 展覧会に出展する絵は4月29日に搬入業者に手渡す手筈になっている.

<ラップタイム>

10:02  三浦海岸駅から歩き出し
10:12  信号池代
10:15  来福寺参道入口
10:24  信号仲尾
10:44  石塔群
10:56  農道交差点脇(11:04まで休憩)
11:25  武山・砲台山分岐
11:30  武山山頂(12:13まで昼食)
12:31  砲台山(12:36まで展望休憩)
12:41  展望台(12:43まで展望休憩)
13:07  三浦富士山頂(まで休憩)
13:24  横須賀警察犬訓練所
24:00  津久井浜着  

[ハイキング記録]

■水平歩行距離          9.0km

■累積登攀高度                     364m

■累積下降高度                     357m

■所要時間(休憩時間を含む)
 三浦海岸発           10:02 
 津久井浜着           14:00 
 (所要時間)                 3時間58分(3.97h)
 水平歩行速度       9.0km/3.97h=2.27km/h
                                                                        (おわり)
「関東・伊豆箱根・上信越の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9b18504821a4942a6f79f13d60fb4c2f
「関東・伊豆箱根・上信越の山旅」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.







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