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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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松田町(神奈川県)西平畑公園の桜祭り見物

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                           <西平畑公園からの展望>

    松田町(神奈川県)西平畑公園の桜祭り見物
          (塔ノ岳常連有志)
      2016年2月21日(日) 晴

<ルート地図>

■西平畑公園全体図

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■順路

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※松田町のパンフレットから引用

■西平畑公園

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※園内の看板から引用

<塔ノ岳登頂を終えて…>

■重い身体を引っ張って何とか塔ノ岳を往復する
 私は毎週土曜日には塔ノ岳に登るようにしているが,土曜日の天気予報があまりに思わしくないので,翌日曜日(2月21日)に塔ノ岳に出掛けた(塔ノ岳の記事は別途当ブログに掲載予定).
 多分,土曜日の常連さんには会えないだろうなと思いながら,4時10分に自宅を出発する.小田急線渋沢駅前大倉行バス停に到着すると,実際にはたくさんの常連の皆様が来られている.
 登山の途中,
 「…今日,松田の河津桜,見に行きましょう…」
という話が自然と耳に入る.
 どなたが発案者か分からないが,私は,
 「行きます,行きます…」
である.
 …で,塔ノ岳から下山して,12時40分発渋沢行のバスに乗るのが目安.これは大変忙しい.塔ノ岳山頂まで登っている時間があるかどうかも怪しい.
 というのも昨年の右膝の故障から復帰したものの,体力減退は目を覆うばかりで,とうとう塔ノ岳山頂までの所要時間が3時間を越える程掛かるようになってしまった上に,膝への負担を軽減しながら下山するために,下山の所要時間が2時間20分程度掛かってしまうからである.
 …まあ,結果的には,何とか塔ノ岳山頂まで辿り着いた後,山頂で10分程休憩を取っただけで,何とか12時40分のバスには間に合ったものの,大変シンドイ思いをした.

■新松田駅から西平畑公園へ
 大倉12時40分渋沢行のバスに乗車する.乗り合わせた常連は,敬称略で,SSK,MG,IS,IIJ,NM,TG,HD,ST他の諸氏.バスの城弱の大半が常連である.
 小田急線渋沢駅13時10分発小田原行各駅停車の電車に乗車,13時16分,渋沢から1駅目の新松田で下車する.
 
<渋沢駅>                                <新松田駅>

<松田町の繁華街>

■商店街をそぞろ歩き
 松田町では第18回まつだ桜まつりを2月13日(土)から3月13日(日)まで開催中,会場は西平畑公園である.
 新松田駅に降りた途端に,何時もとは違う華やいだ雰囲気が漂っている.駅前広場には桜祭り会場までの案内版が立っている.
 案内板の矢印にしたがって,大勢の人が歩いている.私達もこの人の流れに沿って成り行き任せで歩く.JR御殿場線のガードを潜ってすぐの三叉路を左折する.途端に,ぼんぼりの飾りが華やかな商店街に入る.たくさんの見物客が歩いている.
 ところどころで,1袋200円也の「みかん」を売っている店が目に付く.
 「…みかん安いね.帰りに買おう…」
と同行のどなたかが言っている.私も是非買いたいなと思う.

<松田町の商店街を行く>

■「地酒と足柄の食を愉しむひととき」会場
 商店街を抜けたところがJR松田駅前である.ここでは「地酒と足柄の食を愉しむひととき」という催し物が開催中である.今日2月21日だけの開催で,先着1000名,参加費500円/人で地酒の試飲・試食ができるとのこと.
 大変な人集りである.係員が,
 「どうぞお立ち寄り下さい…」
と言いながらチラシを手渡している.
 下戸の私もチラシは貰ったものの,余り興味なしで通過.

<試飲・試食会の会場>

■前方に公園が見え出す
 商店街を過ぎると,次第に急な登り坂となる.坂を登りながら前方を見ると,満開の河津桜と円筒形の建物が見え始める.どうやら西平畑公園の全景が見えているようである.
 一山全体が川津桜で埋め尽くされている風景は圧巻だが,同時に,
 ”うェ~…,あそこまで登るの…”
と空恐ろしくなる.
 ヒーヒー言いながら塔ノ岳を往復した後なので,私は疲弊しきっている.そんな私にはあそこまで登るのは少々大変だなと覚悟する.

<西平畑公園全景>

<急坂を登って公園へ>

■急な登り坂が連続する
 園内に入ると,路の勾配がますますきつくなる.たくさんの観光客が登り下りしている.私達も他の観光客に混じって,急坂を喘ぎながら登り続ける.
 標高が高まるにつれて,視界が開け始める.
 
<園内の急坂を登る>

■三叉路を左折,桜祭り会場へ
 急坂を登り詰めると,三叉路に到着する.この辺りから勾配が幾分緩やかになる.どうやらこの辺りが公園で一番高いところのようである.ここから先,数分登るとどうやらアグリパークという施設があるようだ.この施設は入場料が掛かるというので,行くのを止めて,三叉路を左折して桜祭り会場へ向かう.

<三叉路から桜祭り会場へ>

■桜祭り会場の見取り図
 三叉路に「内藤園インフォメーション」という案内場案が立っている.この案内板の中の「現在地」を見て,自分の位置を確かめる.
 ”なるほど,今,ここに居るのか…”
と納得する.

<三叉路の案内板>

<公園内を散策>

■群衆に紛れて…
 いよいよ桜満開の会場に入る.途端に大変な人混みである.私も群衆の中に紛れて,今が見頃の川津桜を愉しむ.
 ”丹沢の常連の皆さんとはぐれたら,はぐれたで構わない…”
と腹を括って,桜の写真を撮り続ける.

<たくさんの群衆に紛れて…>

■ふるさと鉄道
 桜を眺めながら道なりに歩くと,進行方向右下にふるさと鉄道の駅が見える.場内アナウンスで.
 「…本日の乗車券は売り切れました…」
とアナウンスしていた鉄道である.
 なるほど転轍機や昔懐かしい腕木式の信号機や手動の転轍機などがあって懐かしい.良い年をしてこんなこと言うのはハズカシイが,私も乗ってみたい.ちなみに乗車券は大人300円/人,子ども200円/人とのこと.車体はどうやら小田急のロマンスカーをイメージしたもののようである.

<ふるさと鉄道>

■箱根の山が見える
 古里駅から坂道を少し下ると,眺望の良いところに出る.西の方にみえる山塊は箱根の山々と思われる.この写真には写っていないが,写真の右の方に金時山,矢倉岳が見えている.
 見物客の人混みをかき分けて先頭に出ればもっと良い写真が撮れるかもしれないが,臆病な私にはそんなことはできない.

<素晴らしい眺望を愉しむ>

■混雑する飲食店と商店
 道なりに進むとテントの商店と飲食店が建ち並ぶ場所に迷う混む.大変な混雑である.突き当たりはマーケット風の大きな店になっていて,人が一杯である.とても通り抜けられそうもないので,引き返す.
 ”迷ってしまったかな…”
と思ったが,商店街の入口で同行の皆さんが屯している.
 平素,混雑するところへ行くことのない私は,そろそろ大混雑に辟易とし始める.

<大混雑のテント商店街>

<ジグサグの坂道を下る>

■細いジグザグ道
 そろそろ下山しようと言うことになり,ジグザクの遊歩道を下り始める.川津桜と菜の花が咲き競う急斜面に造られた狭い階段道である,登りと下りの人がすれ違うのがやっとの路である.登りも下りも切れ目鳴く人の列が続く.
 辺りに菜の花の香りが漂っている.
 そんな下り坂で,ISIさんのカメラで何とか数枚の集合写真を撮ってももらう.

<川津桜と菜の花>

■歩行者道路の登り口
 ジグザグ道を下り終える.
 出口には「お気をつけてお帰りください」と書いた看板が立っている.相変わらずたくさんの見物客が坂を登り始めている.
 私達が下り終えると,登り口付近で立っている案内人が.
 「無料のバスがありますからどうぞ…」
と私達を誘う.
 「じゃあ…乗ろうか」
ということで乗車する.
 「定員は乗務員を含めて10人です…」
とのこと.
 常連の中でこのバスに乗車したのは,SSKさん,NGさん,ISIさん,IIJさん,STさん夫妻,それに私.

<歩行者道路入口>

■電気自動車
 偶然,私達が乗り合わせた自動車は電気自動車である.屋根にはソーラーパネルが貼ってある.100ボルト電源で充電できるという.一晩充電すると平らな所で約40キロメートル走れるとのこと.
 電気自動車にちょっと興味があったので,乗務員の方からいろいろとお話しを伺う.
 電気自動車なのでいたって静かである.したがって,歩行者の皆さんは自動車が近付いているのを察知できなくて,自動車を除けるのが遅くなる.
 耳を澄ますと,電車のモーターに良く似た音が微かに聞こえてくる.
 「…電気自動車は登り坂に弱いです.登り坂ですと大量に電機を消耗するし,いわゆるサイド発進ができないのが厄介です…」

<電気自動車の車内>

■JR松田駅に到着する
 14時40分,電気自動車はJR松田駅に到着する.
 相変わらず駅前は賑わっている.運転手が,
 「あの方が,松田町町長ですよ…」
と言いながら,頭の禿げた(スミマセン)男性を指さす.町長御自ら祭の状況を視察し,訪れた観光客に挨拶をしている.

<JR松田駅に到着>

<御殿場線経由で帰宅>

■久々の御殿場線
 私はIR松田駅から御殿場線で国府津に出て,国府津駅で東海道本線の電車で大船まで戻ることにする.そこで,皆さんとはJR松田駅でお別れする.
 松田駅から大船までの運賃は,新松田,小田原経由の運賃よりさすがに安い.でも御殿場線の電車は本数が少ないので,大分待たされるのではないかと気になる.
 「…今度の国府津行の電車は何時ですか…」
と駅員に伺う.
 「今度の国府津行は,14時56分です…」
とのこと.
 ”大分時間があるなあ~”
  行き違いの電車が遅延したために,国府津行の電車も5分ほど遅延する.
 ”急ぐ旅でもないので,まあいいか…”
 車窓から先ほど愉しんだ西平畑公園の全景が見えている.

<車窓から西平畑公園が見える>

■一寸遅くなったが無事帰宅
 御殿場線の電車が遅延したので登り東海道本線の電車への乗換時間がとても短くなってしまう.小走りで隣の東海道本線のホームに移動する.
 大船から路線バスを利用して,16時10分頃,無事帰宅する.
 今日の歩数は塔ノ岳往復を含めて,約36,000歩.さすがに私も疲労気味である.
 少々しんどいなと思ったが,夕方,「尾根の瓦版」の原稿打ち込みに精を出す.結構なボリュームなので,眠気と闘いながらの作業となる.こんな愚痴を書くと,すぐさま,
 ”そんなに嫌ならば他の人に頼めば良いのに…”
というコメントが入りそうである.

<ラップタイム>

13:18  新松田駅歩き出し
13:50  三叉路
14:29  歩行者道路登り口

[散策記録]

■水平歩行距離          2.0km

■累積登攀高度                      139m

■累積下降高度            82m

■所要時間 (休憩時間込み)
 新松田駅歩き出し        13:18
 歩行者道路登り口着              14:29
 (所要時間)       1時間11分(1.18h)
 水平歩行速度      2.0km/1.18h=1.69km/h
                                                               (おわり) 

「関東・伊豆・箱根の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8abc6ab0875eb0ee15a9319284f7aef8
「関東・伊豆・箱根の山旅」の次回の記事
(なし)

 お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.



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