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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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鎌倉の梅と玉縄桜;鎌倉中央公園・天神山・フラワーセンター大船周遊

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                                <北野神社の梅>

 鎌倉の梅と玉縄桜;鎌倉中央公園・天神山・フラワーセンター大船周遊
           (単独ウォーキング)
      2016年2月19日(金)  晴・暖かい一日

<ルート地図>


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<まずは鎌倉中央公園>

■血圧が上がるよ! 全く!
 毎度,愚痴話から始まるのが,当ブログの悪い癖である.
 今日も早朝から午前中は,何をやっているのか自分でも全く収拾が付かないほどアタフタの内に瞬く間に終わってしまう.一体オレは何をやっているんだろう…私は天につばをするように自分の行状の情けなさを,ただ,ただ愚痴るだけである.
 すると私の体内に巣喰っているもう一人の私が,私を怒鳴り散らす.
 ”お前さん…5月の展覧会の絵,どうするつもりなんだ…”
 ”お前さん…某大学のアンケート調査,一体どうするつもりなんだ…”
 ”お前さん…郷里の山グループの総会は,どうするんだね…”
 ”お前さん…机の上の書類はいつ片付けるつもりなんだね…”
 ”お前さん…庭掃除は何時するつもりなんだね…”
 ”お前さん…そろそろ洛遊会の開催案内,出さないとダメだよ…”
 私は,もう一人の私が耳元でがなり立てる声がうるさくて仕方がない.
 ”そんなに耳元で,’お前さん’,’お前さん’と喚くなよ…オレだって,何もサボっているつもりはないけど,オレがウン十歳をとっくに過ぎた老人だってこと知って居るンかね.そう急かされたって,若い頃のように無理が利かないんだよ…”
 こんな具合で,午前中は血圧がグングン上がるほどの時間をアタフタと過ごした.

■とにかく鎌倉中央公園だ…
 さて,午後は息抜きである.
 私は,まずは毎日のように歩き回っている鎌倉中央公園を散歩することにする.
 つい2日前に,義理の息子と姪を引き連れて,結構長い距離を歩いたばかりなので,鎌倉散策もいささか食傷気味である.なので,今日も7000~8000歩ほどブラブラしたら帰宅するつもりである.
 12時50分,鎌倉中央公園清水塚口から散歩を始める.
 今日は,4月下旬を思わせるような”春うらら”.平日にも拘わらず園内を散策する人が多い.
 あまり同じ所ばかり歩いていても飽きが来るので,今日は疎林広場へでも行ってみようか.
 清水塚口から,進行方向右手の登り坂を歩いて,12時59分,疎林広場がある.ちょっと坂道を登っただけで,全く人気のない空間が広がっている.春の暖かい日差しが一杯の広場である.
 ”ベンチに腰掛けてずっと日光浴も良いな…”
 私は,ベンチに座って目を閉じる.春の日差しがとても心地が良いけれど,生来せっかちな私は,5分としてジッとして居られない.本当に損な性分だなと自分でも思うが,こればかりは私のせいではない.親から受け継いだDNAがなせる業である.

<鎌倉中央公園の疎林広場>

■青空に梅
 疎林広場から山崎口に向かう.
 この時点で,私は宝積寺跡から町屋へ廻って,湘南モノレール湘南町屋駅近くのコンビニで100円コーヒーでも賞味してから帰宅しようと思っていた.
 山崎口から山崎の集落を抜ける川沿いの路をたどる.
 民家の庭先の梅の花がそろそろ見頃を迎えている.青空を背景に咲いている梅が実に綺麗である,私は上を見上げて青空と梅の写真をとりながら,ブラブラ歩きを続ける.

←クリック拡大

<天神山と北野神社・妙法寺>

■長い石段
 宝積寺跡に到着する.
 丁度そのとき,山崎交差点の信号が「青」になる.
 本当は,山崎交差点を左折して湘南町屋駅方面に向かうつもりだったが,たまたま目の前の信号が青になったので,反射的に交差点を渡ってしまう.
 ”まあ,いいや…序でに天神山へでも登ろうか…”
と,早くもデタラメ歩きモードに入る.まあ,こんなモードの散策も一興である.
 13時25分,北野神社参道入口に到着する.ここは天神山登山口でもある.
 参道に入ってから,鳥居の向こうにそそり立つ長い石段を見上げる.この石段,何段あるか数えたことはないが,多分数百段.ちょうど丹沢大倉尾根の見晴階段ぐらいかな.
 階段を見上げただけで嫌気が射すが,私は,逆に,登り坂があるとついつい登りたくなるという性癖も持ち合わせている.
 どうせ独り散策の気楽さである.猛烈な速度で階段を登利始める.

<北野神社の長い階段>

■北野神社の梅
 13時32分,北野神社に到着する.境内の梅が見頃である.
 境内には誰も居ないので,静まり返っている.ちょうど梅の所に日光が当たっている.
 ”これはなかなかの風景だな…”
 私は,あちこち場所を変えながら梅の写真を撮る(冒頭の写真).
 この社殿のすぐ裏が天神山の山頂である.山頂付近は昔の山城の跡でもある,さらにその先に進むと四国八十八箇所巡りの石柱が散乱している.ついでだから,これらの石柱を見に行こうかとも思ったが,つい先日,見たばかりなので割愛.妙法寺付近に下山することにする.

<北野神社>

■妙法寺
 北野神社から山道を下って,13時40分,妙法寺に到着する.
 妙法寺境内にも梅の1本ぐらいはあるだろうと思ったが,一寸見廻したところ,どうやらこの寺には梅の木はなさそうである.

<妙法寺>

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■山崎跨線橋
 私は,妙法寺を通過してから,頼朝の隠し湯,上町屋を経由して帰宅するつもりだったが,歩いている内に,また気が変わる.
 ”折角だから,貞宗寺,圓光寺,龍宝寺の梅を見て回ろう…”
 …ということで,13時44分,山崎跨線橋を渡る.

<山崎跨線橋>

■玉縄桜の幟旗
 13時53分,フラワーセンター大船の前を通過する…積もりだったが…
 フラワーセンター大船の入り口に「玉縄桜」と書いてある幟旗が沢山立っている.
 ”…玉縄桜か! うん,玉縄桜も見たいな…”
 私はフラワーセンター入口にで,いっそのことフラワーセンターに入ってしまおうか,それとも貞宗寺へ向かうかで随分と迷う.別に入場料の100円が惜しいわけではないが…

<玉縄桜の幟>

<フラワーセンター一巡り>

■素晴らしい開放感
 ”よしっ…! 今日はフラワーセンターだ!”
 遂に私はつい先ほど立てた予定を変更して,フラワーセンターを一回りしようと決める.
 年寄り入場料100円也を支払って,園内に入る.目の前に広々とした池が広がっている.何時もながら開放感溢れるところである.
 目の前の池を見ていると,山旅スクール5期のTBさんに良く似た人がいる.人違いをしたら困るので,本当にTBさんかどうかを確かめてから,
 「…TBさん」
と声を掛ける.お互いにビックリ.こんな偶然もあるんだな.
 近くに山旅スクール5期同窓生のIKさん,HSさん,丹沢常連のONさんなど顔見知りの女性群が居られる.
 「…私達の魅力に惹かれて,来られたんでしょう…」
とどなたかが冗談を言う.
 「たまたまフラワーセンターに来たんですが,こんなに沢山の姥桜に会えるとは思えませんでしたよ」
と混ぜ返す.

<フラワーセンターに到着>

■まずは玉縄桜
 折角,山仲間と一緒になったんだから,一緒に行動しても良かったが,まずは玉縄桜を見たかった私は,ご一行とは別行動を取る.
 まずは,園内の玉縄桜を見て回る.ちょうど今が見頃.成り行きでフラワーセンターに入って良かったなと思う.
 玉縄桜で数年前のことを思い出す.
 私の山の先輩でもある髭の仙人がまだ元気な頃,玉縄桜はその名前の通り玉縄城趾に行けば見られると勘違いして,城廻辺りを探し回ったことがある.あの頃はお互いに元気だったなと懐かしく思い出す.


<玉縄桜>

■スイートピー展
 ついで,展示会場へ.
 第1展示場はスイートピー展.会場に入った途端に強いスイートピーの香りが漂っている.会場は華やかな雰囲気に包まれている.何だか分からないものに圧倒されたような気分になる.
 写真を撮りながら会場を一回りする.

<スイートピー展>

■スプリングガーデン展
 続いて第2展示場へ.
 ここではスプリングガーデン展が開催中である.会場に入ると色とりどりの華やかな花に圧倒される.
 私には花のことは良く分からないが,とにかく見事で美しい.ここでも沢山の写真を撮る.

<スプリングガーデン展>

■様々な梅
 二つの展示場を一回りした後,フラワーセンターの西側にある梅の並木のある通りを歩く.私には梅には白い梅色の梅と紅色のことぐらいしか思っていなかったが,ここを見て回ると,どうやら同じように見える梅にも,実は沢山の種類があることがわかる.
 大きな三脚を広げて写真を撮っている人や,一箇所にじっと留まって写真を撮っていて,他の人の邪魔になっている人も居るが,まあ,いいということにしておこう.
 花オンチの私は,花の種類は分からなくても,綺麗だな,見事だな…と感じればそれで良いことにしておこう.

<梅のプロムナード>


<梅並木を行く> 

■温室を一回り
 序でに温室を一回りする.
 温室の中の花は猛々しい感じがして,私の好みには合わないが,綺麗な花には違いない.私は温室の中をザッと一回りしてから,フラワーセンターを出ようかと思っている.
 熱帯の草花を見てから,温室内の池に到着する.池の縁で先ほど偶然会った”姥桜”の皆さんが座り込んで休憩を取っている.
 「まだ,居られたんですか…」
 ここからは皆さんと一緒に行動する.

<フラワーセンターの温室>

<玉泉寺経由で大船駅へ>

■玉泉寺
 14時55分,フラワーセンターから外へ出る.
 道なりにブラブラと歩いて,15時06分,玉泉寺に到着する.
 「…ちょっと先へ行っていて…」
と一同に声を掛けて,玉泉寺の境内に駆け込む.結局,同行の皆さんも玉泉寺境内まで付いてくる.
 期待通り,玉泉寺の梅は丁度見頃を迎えている.

<玉泉寺の梅>

■大船観音を眺めながら大船駅へ
 玉泉寺から玉縄の住宅地へ向かう.神奈川中央交通バスのバスターミナルから大船駅の連絡通路に登る.
 連絡通路の途中から大船観音を眺める.ここから見上げる大船観音が一番見栄えがするなと思っている.
 15時32分,大船駅に到着する.
 ここで解散.

<連絡通路から大船観音を望む>

■大船駅前ガストでお茶
 お一人を除く全員で大船駅前のガストに入り,暫くの間,懇談する.私は柄にもなく,こんなスイーツを注文する.
 話題はもっぱら山や散策のことが中心である.

<私が注文したスイーツ>

■途中で退散
 皆さんの話はなかなか尽きないので,私は途中で退散.
 大船駅から路線バスで帰宅する.
 帰宅してやおらPCをONにする.沢山のメールが着信している.その中に某大学の先生からのメールがある.アンケート案に付いての問い合わせである.
 私は途端に梅の世界から現実に引き戻される.
 添付ファイルを開いたが,何だが読む気がしない.
 「…明日やれば済むことは,今日やらない…」
という私の怠惰養生訓にしたがって,今日の作業はやらないことにする.

<ラップタイム>

12:50  鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
13:26  北野神社参道入口
13:32  北野神社
13:40  妙法寺
13:53  フラワーセンター大船(14:55まで)
15:06  玉泉寺
15:52  大船駅

[散策記録]

■水平歩行距離       4.6km

■累積登攀高度                 58m

■累積下降高度                104m

■所要時間 (休憩時間を含む)
 清水塚口発          12:50
 大船着                            15:52
 (所要時間)         3時間02分(3.03h)
 水平歩行速度            4.6km/3.03h=1.52km/h
                                                                          (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/22586c13ee5449dba7644299f90dfb70
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.









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