<山崎十王堂跡の梅>
初春の鎌倉;鎌倉中央公園・山崎散策
(単独散策)
2016年2月9日(火) 晴
<ルート地図>
■しし石
明日は,去る2月6日未明に身罷った姉の通夜と葬儀のために生まれ故郷の小諸へ帰郷する予定にしている.
私たち三人兄弟の一角がついに崩れ去った.私は,何とも浮かない気持ちのまま,昨日行われた某大学の研究会に出席した.そして,今日.やっぱり私の落ち込んだ気分は一向に晴れる気配はない.
午前中,私は姉の相互の準備など,最低限しなければならないことを渋々ながら進めた.
そして午後.
私は姉の死でポッカリ空いた暗い孔がゆらゆらと揺れているような気分を少しでも鎮めようと思って,自宅近くを散策する.まるで夢遊病になったかのように…
自宅近くの鎌倉中央公園清水塚口から,どこへ行くという当てもなく公園に入る.
温かい日射しの中で日光浴をしている家族連れの幸福そうな姿を見ながら,山崎口近くにあるしし石の上に登ってみる.
しし石の受けからは,冬枯れの谷戸に柔らかな日射しが射し込んでいるのが見える.こんな長閑な風景を眺めていると,何となくざわついていた自分の心がいくらか鎮まったような気分になる.
<しし石の上から谷戸を眺める>
■電線に止まる鳥達
山崎口から公園の外に出る.
沿道の電線に,沢山の小鳥が止まっている.忙しく動き回るものの,ほぼ全部の鳥が同じ方向を向いている.
この小鳥,雀ではないようである.もちろん,カラスではない.セキレイでもなさそうである.
どうせ鳥のことなど私には分からない.鳥の種類など今の私にはどうでもいい.とにかく忙しげに動き回りながらも仲間同士が和やかそうに過ごしているのを見ていると心が和む.
<電線の小鳥>
■山崎の白梅と紅梅
山崎の住宅地をぶらり,ぶらり.
民家の庭の白梅と紅梅が,咲き始めている.
<山崎の民家の白梅>
<山崎の民家の紅梅>
■十王堂跡
どこを歩くという特段の目的もないので,足の向くままに,宝積寺跡の手前から左折して階段道を登って,十王堂跡を訪れる.
十王堂跡の高台に登って,今来た道を振り返ると,目の前に天神山が見えている.その山裾を,3両編成の湘南モノレールの電車が走っている.
十王堂跡の奥にある梅林が見事である(冒頭の写真).
<十王堂跡から天神山を望む>
■清昌院の梅
バス停山崎の手前で左折して清昌院へ.
この寺は非公開なので,山門から境内の梅を覗く.境内の梅は1分咲き程度だろうか.これからも楽しめそうである.
<清昌院の梅>
■お塔様
清昌院の裏手にあるお塔様を詣でる.
相変わらずひっそりとしたただずまいである.
<お塔様>
■六国見山遠望
急な坂道を,丸山住宅地に向けて登る.
坂の途中から,六国見山がとても良く見えている.
”そういえば,前回六国見山を歩いてから,もう2ヶ月以上ブランクがあるな…”
そんなことを考えながら,丸山住宅地の裏道を通って,出発地点の清水塚口に戻る.
これで水平歩行距離2.1キロメートル,累積登攀下降高度60メートルのプチピチ散策は終わる.
<六国見山遠望>
■葬儀出発の準備
夕食後,明日と明後日,故郷の信州小諸で行われる姉のお通夜と葬儀の準備に取りかかる.
正直,気が重い.
PCを開く.
編集長のYKさんから入力依頼のメールがある.かなりのボリュームの文章を入力しなければならない.今はちょっとその気になれないので,
「スミマセンが4~5日待って下さい…」
と返信して,YKさんから快諾して頂く.
…という次第で,香港の旅行記も,1週間程度中断させて頂く積もりである.
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e57bcdf110b2ef0d387b5966dde38ef6
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)
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