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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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香港トレイル50km大踏破;第2日目(4);セクション3を終えてホテルへ

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                             <CY の落書きの前で小休止>

  香港トレイル50km大踏破;第2日目(4);セクション3を終えてホテルへ
           (アルパインツアー社)
      2016年1月28日(木)~2月1日(月)
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/88a7d7e40004573a51369aefe3879af3

第2日目;2016年1月29日(金) 雨のち曇

<ルート地図>


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<森林の中の散策路>

■平坦な道
 13時50分,セクション2の終点,つまりセクション3の始点に到着する.ここで小休止後,13時58分からセクション3を歩き始める.
 14時05分標識H026(13.0キロメートル)を通過する.その後も森林に覆われたなだらかな道が連続する.
 初対面の人達も2日目の午後ともなれば,お互いに少しずつ打ち解けてくる.
 どなたか分からないが,私の後ろに居られる2人の女性が絶えず雑談をしながら歩いておられる.どうやら初対面のようである.やっぱり山を話題にした話が多いが,何かの弾みにご主人に対する愚痴話になる.
 「…主人が終日家に居ると昼食の準備が面倒…」
 「…喧嘩をしたら,他の部屋へ行ってしまい,長い間無口で過ごします…」
 「…子供達は私一人で育てたんだ…」
 「…皿洗いをさせると,やたらに洗剤を使いすぎるんで困る…」
 「…洗濯機にタップリと洗剤を入れてしまう…」
 「…昼食を放っておくとコンビニに妙なものを買ってくる…」
 私は何気なく聞こえてくる愚痴話に,まるで自分が叱られているような気分になる.
 ”やっぱり,女性は怖いな…桑原,桑原…”
 私も前後の男性と,ポツリ,ポツリの雑談する.雑談をしている内に,標識を見落とすことがある.すると,ツアーリーダーのHKさんが,
 「…FHさん,標識見落としましたよ…」
と教えてくれる.
 私は,多少の距離なら,戻って標識の写真を撮る(お陰様で全セクションの標識を残らず写真に収めることができた).
 森林の中の土路がつづく.

<平坦な土道が続く>

■敷石の道
 14時12分,気がつくと,何時の間にか石を敷き詰めた道に変わっている.箱根の石畳道よりずっと歩き易い道である.相変わらす深い森林に覆われた道である.
 ”こういうのを森林浴っていうんだな…”
と思いながら,前の人の後を黙々と追い続ける.

<敷石の道>

■沢を渡る
 14時13分,深山幽谷の趣がある沢を渡る.
 香港と言えば,シンガポールと同じように島全体が都市化しているような第一印象があったが,こんな印象は見事に外れてしまう.素晴らしい自然が沢山残っているのにえらく感心してしまう.
 14時13分,川を渡ってすぐのところにある標識H027(13.5キロメートル)の前を通過する.

<趣のある沢を渡る>

■妙な落書き
 平坦な道を歩きつづける.
 14時20分,標識H028(14.0キロメートル)を通過する.
 つづいて,14時26分,標識H029(14.5キロメートル)を通過する.この辺りの歩行速度は,6分で500メートル,つまり5キロメートル/時のやや速い速度で歩いていることになる.
 引き続き,14時36分,標識H030(15.0キロメートル)を,14時41分に標識H031(15.5キロメートル)を通過する.その間,同じような平坦道が連続する.
 14時44分,赤いペンキで「CY下台」と書いてある標識のようなものの前で立ち止まる.先程から,ときどき,同じように「CY下台」と書いた石がある.
 現地案内人のMKさんに,
 「…CY下台って何の案内ですか…?」
と伺う.
 すると,MKさんは苦笑しながら,
 「CYは香港で一番えらい人のイニシアルなんです.下台は”やめろ”という意味です…落書きなんです」
と答える.
 「…先日,香港でストライキがありましたね.こんな落書きして犯人は捕らえられないんですか?」
 「だれが,何時,書いたのか分からないし,この程度のことなら,香港では捕まることはないと思います.中国ではどうなるか分かりませんが…」
とのこと.
 序でながら…
 過日のストライキ騒動で騒いだのはごく一部の人で,大多数の人は迷惑がっていたとのこと.日本のテレビ報道で受けた印象とは大分異なるようである.

<妙な落書き>

<今日最後の登り坂>

■尾根を越える
 14時58分,道標H033(16.5キロメートル)を通過する.引き続き,15時12分に道標H034(17.0キロメートル)を通過する.
 道標H034を通過して,小川を渡ると,すぐに登り坂になる.ここから田湾山(Tin Wan Shan;標高252メートル)山頂から南へ延びる尾根越えが始まる.ちょうど香港仔郊野公園(アバディーンカントリーパーク)の東側の縁を三谷向かって進む道である.登り坂は5分ほどで終わる.
 15時20分,道標H035(17.5キロメートル)を通過する.
 15時25分,道標H036(18.0キロメートル)通過する.

<今日最後の登り坂>

■セクション3の終点
 15時40分,セクション3の終点(標高180メートル)に到着する.
 ここでしばらく休憩を取る.
 ここで約6.5キロメートルのセクション3が終わりになる.今朝,9時41分にセクション1を歩き出してから,セクション3を歩き終わるまでの所要時間は,憩時間込みで6時間59分(6.98h)である.
 セクション1の歩行距離は7.0キロメートル,セクション2は4.5キロメートル,セクション3は6.5キロメートル,合計の歩行距離は18.0キロメートル.したがって,水平歩行速度は,
    18.0km/5.98h=3.01km/h
ということになる.
 私が平素鎌倉を案内しているグループの歩行速度は,まず2.0km/hを超えることはない.
 ”やっぱり,山登りを趣味にしている人は歩行速度も幾分速いな…”
 これが私の偽りのない実感である.

<セクション3の終点>

<専用車でホテルへ>

■バスの通る道へ下る
 セクション3の終点での休憩を終えて,15時41分,香港トレイルの標識が立っている自動車道に出る.

<香港トレイルの道標>

■専用車に乗車
 15時50分,専用車に乗車する.すぐに発車.
 どこをどう通ったのか分からないが,坂道を下って香港島のビル群の間を抜けて,海底トンネル経由で九龍側に渡る.


■ホテル着
 ホテル近くの繁華街は一方通行の道が錯綜している,さらに繁華街のど真ん中なので大渋滞である.
 16時32分,連泊中のホテルパノラマバイロンバスから,100メートルほど離れた場所で,専用車から降りる.途端に,自分たちが何処にいるのか良く分からない.
 「真っ直ぐ行って左に曲がって下さい…」
と言うツアーリーダーの声に送られて,数人が一団となって,最初の角を左に曲がる,ところがホテルがない.
 ”ありゃ~ぁ…! ホテルが見当たらないぞ!”
 すぐに一つ手前の三差路を曲がってしまった.少々まごつくが,16時40分,無事にホテルに到着する.
 
<専用車に乗車>                         <ホテル近くで下車>

■まずは自室へ
 16時42分,自室に戻る.
 留守の間に,部屋は綺麗に掃除されている.気分が良い.
 まずは風呂に入る.まだ,バスを利用する客が少ないせいか,今度は熱いお湯がタップリと出る.少し熱めのバスに浸かる.実に気分が良い.
 風呂に入った序でに,下着一式の洗濯を済ませる.
 今夜の夕食は広東料理だという.18時丁度にロビーに集合し,専用車で九龍にあるレストランに向かうことになっている.
 まだ時間がある.私はNHKのテレビを見ながら過ごす.
 
<ホテル戻る>                               <綺麗に片付いている自室>
                                        (つづく)                          
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(執筆中)

「香港トレイル50km」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/66e122691315c1628f0ac6b16c47b250
「香港トレイル50km」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/0c78d4a15e2d1fb5ee7dd88c5d0bad50

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.










 


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