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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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香港トレイル50km大踏破;第2日目(3);滝と眺望のセクション2

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                        <11km地点から香港仔(アバディーン)を望む>

   香港トレイル50km大踏破;第2日目(3);滝と眺望のセクション2
           (アルパインツアー社)
      2016年1月28日(木)~2月1日(月)
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/88a7d7e40004573a51369aefe3879af3

第2日目;2016年1月29日(金) 雨のち曇

<ルート地図>


←クリック拡大

<奇力山東南斜面のトラバース道>

■急な階段道を登る
 セクション2の出発点から少し歩いたところにある吾妻屋で昼食を終えた私たちは.12時22分,午後の部を歩き出す.
 吾妻屋からいきなり急な階段道を登る.数分の間,階段道を登ると平坦な舗装道路になる.道路はよく整備されているので,とても歩き易い.
 どうやら雨も上がったのでホッとする.気分も段々と爽快になり,歩くのが楽しくなる.
 私たちは奇力山(Mt.Kellet;標高501メートル)の西側斜面,標高約250メートルの道をほぼ南に向かって歩いている.
 
<いきなり急登の階段道>                        <なだらかな散策路になる>

■雨が上がって歩行速度が速まる
 12時37分,雨で増水した小川を渡る.
 12時45分,吾妻屋が建っている休憩所に到着する.ここでトイレ休憩.
 12時51分,標識H016(8.0キロメートル)を通過する.その後も平坦で同じような感じの道が連続する.
 12時57分,標識H019(8.5キロメートル)を通過する.標識H015から500メートルを6分で歩いたことになる.したがって,歩行速度は約5キロメートル/時と,かなり速歩になっている.雨が上がったことと,平坦な道であることが相まって,歩行速度が速まったのであろう.
 13時03分,標識H020(10.0キロメートル)を通過.この区間の歩行速度も約5キロメートル/時である.

<トレイルの途中にある吾妻屋風の休憩所>

■鴨利州の火力発電所遠望
 13時09分,標識H021(10.5キロメートル)を通過する.相変わらず約5キロメートル/時と快調である.
 標識H021付近から鴨利(正しくは「月」偏に「利」)州(Ap Lei Chau)島と,この島にある火力発電所の煙突が3本見え始める.
 「昔,そういえは,れっしゃんで浦和から東京へ入る付近で,お化け煙突っていうのがありましたね…見る場所によって,4本の煙突が,3本に見えたり,2本や1本になる…っていう不思議な煙突でしたね…」
と懐旧譚が始まる.
 もちろん,私も,昔々,このお化け煙突を見たことがある.懐かしいが,こんなお化け煙突のことを知っているのは,極々古い人間だけだろう.
 暫くの間は平坦で展望の良い道が続く.もちろん舗装された道である.

<鴨利州遠望>

■吾妻屋で休憩
 13時12分,吾妻屋が建っている広場に到着する.何となく中国を連想させる感じの立派な吾妻屋である.私達はここで休憩を取ることになる.
 まだ上空には雲が残っているが,雨も上がっている,気温はいくらか低めだが寒いと言うほどでもない.

<吾妻屋で休憩>

<香港仔へ下る>

■香港仔の眺望
 吾妻屋のある広場の手すりに寄りかかりながら南東の方向を見下ろす.眼下には香港仔(アバディーン)の高層ビルが林立しているのが見える.
 現地ガイドのMKさんが,
 「…これまで香港に来られた方は,多分,一度はアバディーンの水上レストランで食事をしたことがあるかと思いますが,開発が進んで,昔のアバディーンの雰囲気はほとんどなくなってしまいました…」
 私も,香港が中国に返還される直前に,仕事で香港を訪れたことがあるが,そのときアバディーンを遠くから見たことがある.食事はしなかったが…沢山の船がビッシリと浮かんでいたのを思い出す.
 どなたかが,MKさんに.
 「…この辺りの住宅の値段も高いんでしょうね…」
と伺う.
 「うぅ~ん…この辺りはまだ地下鉄が通っていないので,まだそんなには高くないと思いますよ…」
 展望休憩を終えて,13時17分,歩き出す.
 13時22分,標識H022(11.0キロメートル)を通過する.ここから下り坂が始まる.
 是迄は奇力山から南南西に延びる尾根の西側斜面をトラバースしてきたが,標識H022付近から,この尾根の反対側,つまり東側斜面の道に変わる.そのために進行方向もこれまで南南西に向かっていたのが,東北東の方向に変わる.

<アバディーンのビル群を見下ろす>

■長い下り坂
 下り始めるとすぐに舗装道路が終わって土道になる.道幅が狭くて,急傾斜の下り坂が続く.先ほどまでの雨で路面は濡れていて,滑りやすい.足許は要注意である.
 暫くの間は急な坂道を下り続ける.途中,進行方向左手には,雨水が激しく流下する滝のような俄か川をいくつか通過する.

<アバディーンを目指して急坂を下る>

■水路沿いの道へ
 13時34分,急な下り階段から飛び出るようにして水平道に入る.
 昨年,春に右膝を故障した私は,下り坂がやや苦手である.長い下り坂が終わって,水平道に入ると,正直なところ,ホッとする.
 ここからは道幅が狭い堤防道が連続する.
  
<この階段で下り坂は終わる>                          <ここからは水路沿いの平らな道になる>

■立派な滝と砂防ダム
 13時40分,標識H024(12.0キロメートル)を通過する.
 途中,素晴らしい滝の脇を通過する.累々峨々とした岩の間を水がザワザワと流下する立派な滝に思わず見とれる.そして何枚かの写真を撮る.
 MKさんによると,香港は火成岩の山なので雨水は地下水にならず,表面を一気に流下してしまうので,常時滝が見えるわけではないとのこと.
 途中,急峻な谷間をいくつか越える.
 13時47分,標識H025(12.5キロメートル)を通過する.その直ぐ後,大きな砂防ダムの上を通り抜ける.
 
<立派な滝>                   <砂防ダムの上を通る>

■野生のブーゲンビリア
 13時45分,野生のブーゲンビリアが咲いているのを見かける.注意をすると,沿道のあちらこちらでブーゲンビリアが咲いているのを見かける.
 MKさんの説明によると,これらのブーゲンビリアは,もともと園芸していたものが野生化したものだという.
 花オンチの私は,この花がブーゲンビリアだと聞いたので,すぐにノートに花の名前を書き留める.そうしないと3歩も歩かない内に,花の名前など忘れてしまうからである.

<野生のブーゲンビリア>

■セクション2の終点
 13時50分,屋根付きの案内板の前に到着する.
 ここがセクション2の終点であり,セクション3の始点でもある.

<セクション2の終点>
                                   (つづく)
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(執筆中)

「香港トレイル50km」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/66e122691315c1628f0ac6b16c47b250
「香港トレイル50km」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/0c78d4a15e2d1fb5ee7dd88c5d0bad50

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