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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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初冬の鎌倉;鶴岡八幡宮・獅子舞・散在ヶ池の紅葉

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                                 <獅子舞の紅葉>

      初冬の鎌倉;鶴岡八幡宮・獅子舞・散在ヶ池の紅葉
             (五十三次洛遊会)
          2015年12月8日(火) 曇

<ルート地図>


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<鶴岡八幡宮>

■鎌倉駅集合
 今日は五十三次洛遊会の定例会開催日.この会としては本年度最終回である.
 9時30分,鎌倉駅表口集合である.定刻10分前に全員が揃う.今回は他のイベントと重なったために,参加者は従来より大分少なく6名(男性3名,女性3名)である.
 9時28分に鎌倉駅前から歩き出す.とりあえずは小町通りを経由して鶴岡八幡宮へ向かう.まだ時間が早いためか,小町通りを歩く観光客の数は少なくて,やや閑散とした印象を持つ.遠足で鎌倉を訪れている小学生が多いようである.

■何とも可愛い犬2匹
 9時47分,可愛い犬2匹と出会う.私はネコ派だが,この2匹の犬は,さすがの私も可愛いなと思う.飼い主の女性にお許しを得て,写真を撮らせて貰う.
 小町通りを抜けて鉄ノ井で鎌倉街道に突き当たる.右折して,若宮大路との交差点で信号をわたって,9時50分,最初の観光場所の鶴岡八幡宮に到着する.

<可愛い犬2匹>

■由比若宮遙拝場付近の紅葉
 舞殿前から右折して白旗神社方面に向かう.この辺りは鶴岡八幡宮境内で一番紅葉が美しいところだと私は思っている.
 由比若宮遙拝場へ向かう途中,見事な紅葉が目の前に広がる.まだ見頃には少々早いが…

<由比若宮遙拝場付近の紅葉>

■白旗神社
 続いて白旗神社を詣でる.
 白旗神社の後山の紅葉が見事なはずだが,見頃になるのはもう少し先になりそうである.でも,なかなかの紅葉である.

<白旗神社>

■浜国大附属小学校のイチョウ
 10時02分,鶴岡八幡宮から浜国大側の鳥居を潜って外へ出る.浜国大附属小学校のイチョウが見事に紅葉している.
 イチョウを眺めながら西御門方面に向かう.

<浜国大のイチョウ>

<西御門から東御門へ>

■白旗神社の紅葉
 10時13分,源頼朝墓の階段下に到着する.
 私は長い階段を登るのが億劫だったので,
 「どうぞ,お参りしてきて下さい…私,階段の下で待っています…」
ということにしたが,結局全員が会談を敬遠する.
 階段に向かって左側にある白旗神社の紅葉を楽しむ.

<白旗神社の紅葉>

■法華堂跡
 10時18分,法華堂跡(北条義時)に到着する.突き当たりに2本の石段がある.この石段を登ると,大江広元,島津忠久他の墓があるが,急な階段の登り下りは,年配者には危険なので止める.
 この辺りは紅葉がとても綺麗なところだが,まだ見頃になるのは先のことのようである.

<法華堂跡の紅葉>

■素晴らしい庭園
 10時30分,東御門のお屋敷跡から素晴らしい庭園を覗き込む.金網の間にデジカメのレンズを当てて撮影する.

<東御門のお屋敷跡>

<大塔宮へ>

■荏柄天神
 10時35分,荏柄天神に到着する.
 梅の見頃に訪れてから,ずっと訪れていなかったので,長くてキツイ階段を登って参拝する.

<荏柄天神>

■祇園山遠望
 荏柄天神の階段上から祇園山を望む.
 ここから見渡す限り,祇園山の紅葉もどうやら見頃を迎えているようである.
 ”近々歩いてみなければ…”

<荏柄天神から祇園山を望む>

■大塔宮(鎌倉宮)
 10時52分,大塔宮(鎌倉宮)に到着する.
 ここで,小休止後,10時57分頃,瑞泉寺方面へ向かう.
 途中,進行方向右手の八百屋で,100円也の焼き芋を購入する.これを昼食代わりにするつもりである.

<大塔宮>

<獅子舞から大平山へ>

■亀が淵から谷間に入る葉
 途中で左折して,テニスコート入口に通じる小径に入る.
 11時02分,永福寺跡に到着する.先日訪れたときには,池に水が張ってあったが,今日はこの水は抜き取られている.
 永福寺跡を通り抜けて,11時15分頃,亀が淵から紅葉の谷間に入る.
 紅葉の見頃には少し早いけれども,なかなかのものである.ただ,足許が泥んこなのには閉口する.紅葉の写真を撮りながら,ゆっくり,ゆっくりと坂道を登り続ける. 

<獅子舞の紅葉>

■大変な人出
 11時25分頃,獅子舞に到着する.今日は平日にもかかわらず,登山道は見物客で渋滞するほどの混雑振りである.
 モミジの紅葉の見頃は,どうやらもう少し先のようだが,まだ銀杏の紅葉が残っているので,黄,赤,緑の取り合わせが実に綺麗である.

<獅子舞は大混雑>

■新立のジグザグ坂
 獅子舞の谷間から新立のジグザグ坂を登る,息が切れそうになる.
 登り坂がもう少しで終わりになる頃,登ってきた坂を振り返ると,見事に紅葉した紅葉谷の全景を見下ろすことができる.
 イチョウの黄色と,モミジの紅葉が実に美しい.

<新立の坂道を登りながら谷間を見下ろす>

<大平山山頂>

■大混雑の大平山展望台
 大平山岩塊上の展望台付近は大混雑.渋滞していて先に進めない状態である.この展望台は廻りの木々が大きくなっていて,眺望が利かなくなっているのに,わざわざ行列を作ってまで登る必要はないので,回り道をして大平山山頂に向う.
 11時58分,大平山山頂にある峠の茶屋に到着する.ここで昼食を摂ることにする.
 茶屋に入ると,女主人が,
 「あら,誰かと思ったら…いらっしゃい」
と私を笑顔で迎えてくれる.
 平日にしては,随分と客が多い.客の中に,常連のEDさんも居られる.
 
<大平山岩塊付近は大混雑>                       <峠の茶屋>

■峠の茶屋で昼食
 私は400円也の甘酒を所望する.
 一同,2箇所の席に分かれて座って,昼食を摂る.私の昼食は,今朝,湘南モノレールの某駅前のコンビニで購入したオムスビ2個である.
 昼食が終わると,何人かの方々から,菓子類の差し入れを頂戴する.頂戴したものをその場で全部平らげると,たちまちの内に腹の調子が悪くなるので,ほどほどに自重し,残りのものはリュックに仕舞い込む(仕舞い込んだことをしばしば忘れるが…).
 食事をしながら,EDさんと立ち話.EDさんとは旧知の間柄である.時間があれば山の思い出話をタップリしたいところだが,残念ながらそうもいかない.でも.私がいよいよ塔ノ岳に登れ得なくなったら,この峠の茶屋に日参したいなと思い始めている.

峠の茶屋>

■峠の茶屋のマスコット犬
 そろそろ昼食を終えて,下山しようかと思いながら,峠の茶屋の客席を見廻す.すると,今日も峠の茶屋のマスコット犬が愛嬌を振りまいている.
 ネコ派の私でも,この峠の茶屋のマスコット犬だけは実に可愛いなと思っている.もうかれこれ,10年ほど,この犬とは馴染みになっている.そのために,峠の茶屋で,このイヌに会えると,私は何となく良い気分になれる.
 「おお…今日も居たかね.元気かな…」
と犬に話しかける.

<峠の茶屋のマスコット犬>

■峠の茶屋からの眺望
 峠の茶屋から,鎌倉市街地を見下ろす.曇り空ながら,材木座から七里ヶ浜方面の眺望が素晴らしい.
 相模湾はどこから海で,何処から空か境目が茫洋としていて良く分からないが,如何にも冬の海らしく鈍く光っている.
 私はデジカメを構えて,この眺望の写真を何枚か撮る.
 昼食を終えて,12時35分,峠の茶屋から出発する.

<峠の茶屋からの眺望>

<素晴らしい紅葉の道を称名寺へ>

■ゴルフ場を経由して下山
 峠の茶屋から坂道を下って鞍部のトイレでトイレ休憩を取る.
 12時47分,Y字分岐を右に進んでゴルフ場の駐車場を抜け,下り坂の舗装道路を歩く.
 この舗装道路で,予想以上に素晴らしい紅葉を堪能する.
 「ああ,いいな…素晴らしいな…」
を言いながら下り続ける.
 13時09分,トンネル手前で左折して,テニスコート沿いの断崖沿いの道に入る.そしてテニスコートを一回りして,トンネルの向こう側で,ふたたびこの道に戻る.

<紅葉が素晴らしい道を下る>

■称名寺 
 紅葉を楽しみながら歩道道路を下り続けて,13時22分,称名寺に到着する.久々の訪問である.ここで,暫くの間,休憩を取る.
 まずは,希望者だけで,陰陽の滝へ向かう.

<称名寺>

■陰陽の滝
 境内の奥にある陰陽の滝を見学する.
 私のカメラでは,男滝と女滝の両方を一度に写すことができないので,尾岳だけ写す.これで我慢.
 陰陽の滝を見物してから,有志だけで今泉不動尊を参拝してもらう.
 今泉不動尊をお参りするには,長い階段を登らなければならない.私は階段を登るのがシンドイので,参拝を辞退する.

<陰陽の滝の男滝>

■素晴らしい紅葉道
 13時43分,賞味用寺を後にする.緩やかな坂道を下る.目の前には美しい紅葉が広がる.素晴らしい.
 今泉クリーンセンター前を通過して,老人福祉さわやかセンター脇の三差路を左折,坂道を登る.

<称名寺付近の紅葉>

<散在ヶ池森林公園>

■せせらぎ小径
 13時50分,散在ヶ池森林公園入口に到着する.
 入口から少し入ったところで右折してせせらぎ小径に入る.深い谷間に作られた木道をゆっくりと歩く.
 谷間を流れる川の水を見た誰かが,
 「綺麗な水ですね.飲みたいわ…」
と言っている.
 “こんな水,飲めないよ…”
と言いたかったが,夢を壊したくなかったので,何も言わずに黙っている.

<せせらぎ小径>

■散在ヶ池(鎌倉湖)
 せせらぎ小径を歩き終えて,13時58分,散在ヶ池(別名;鎌倉湖)湖畔に到着する.散在ヶ池の周囲の紅葉は,丁度,見頃を迎えたところである.
 私達の気配を察したのか,池の鯉がこちらに向かって泳いでくる.

<散在ヶ池>

■散在ヶ池湖畔で休憩
 散在ヶ池湖畔で紅葉を愛でながら一休みする.
 休憩を取りながら,これからのコースをどうしようかと,頭の中で考え続ける.今は1年中で一番早く日が暮れる時期である.したがって,遅くても16時頃には鎌倉駅か大船駅まで戻りたい.
 当初の計画では,散在ヶ池から百八ヤグラ脇のコルを通過して覚園寺登山口経由で鎌倉駅まで歩く予定だったが,時間も押しているし,すでに疲労している人も居るので,バス停半僧坊下から路線バスに乗って,大船駅に出ることにしようかなとボンヤリ思う.

<散在ヶ池湖畔>

■のんびり小径
 14時10分,休憩を終えて,斬罪が池湖畔から歩き出す.
 私はこれからの時間を考慮して,頭の中で,のんびり小径を経由して,バス停半僧坊下まで歩くことに決めている.そして,路線バスを利用すれば,16時前には楽々大船駅に到着するだろうと予測する.
 のんびり小径沿いの紅葉は,まだ見頃になるまで数日はかかりそうだが,それでも実に美しい.

<のんびり小径に入る>

■水面を眺めながら…
 小さな登り下りを繰り返しながら,散在ヶ池湖畔沿いの道を登り続ける.進行方向右手には木の間から散在ヶ池の水面が見え隠れする.
 なかなか見応えのある風景である.

<木の間から湖水が見える>

■様々な色の紅葉
 木道や階段を通過するごとに,次第に湖水から離れて高い所を通るようになる.色々な色の紅葉が眼を楽しませてくれる.
 同行者のお一人が,
 「いままで見た紅葉の中で,ここの紅葉が一番美しいです…」
と言っている.
 こういう誉め言葉を頂戴すると,案内役の私も,自分のことのように嬉しくなる.
 

<様々な色彩の紅葉>

■森林公園入口に到着
 14時37分,今泉台5丁目側の散在ヶ池森林公園入口に到着する.

<散在ヶ池森林公園入口>

<半僧坊下から大船駅へ>

■路線バスで大船へ
 高圧線下の公園道を抜けて,14時42分,バス停半僧坊下に到着する.
 「最初の予定では,ここから百八ヤグラ脇,覚園寺を経由して鎌倉駅まで歩く予定でしたが…歩くのはもう良いですか?」
と参加者に念を押す.
 バスは10分置きにあるらしい.かなり頻繁にバスがあるのに驚くと同時に,便利が良いのが羨ましくなる.
 14時50分,大船行バスに乗車する.結構沢山の方々が乗り降りするのに驚く.
 15時08分,バスは大船駅に到着する.

■懇親会
 大船駅界隈は結構人が集まるところなので,出席者6人が1箇所に纏まって座る場所を捜すのが大変である.
 結局,大船駅前のミスタードーナッツで,お茶を飲みながら,今年度の締めくくりと,来年度の開催スケジュールの打合せを行う.
 今回の定例会をもって,今年度は無事終わりである.正直なところ,自分が高年齢になるにつれて,毎回のように私が道案内役になって案内するのは,とても荷が重い.
 ”来年からは道案内役は引退させて頂けないだろうか…”
とお願いするつもりだったが,この場の雰囲気から,どうも言い渋ってしまう.
 ”まだやるの…! シンドイなあ~”
と思いながらも,来年度も応分に案内役を引き受けることにする.

<ミスタードーナッツで懇親会>

■今年の活動も無事終わった
 実は仕掛中の仕事がゴマンとあるので,早く帰りたいなと内心では焦っている.
 来年度の計画も煮詰まったところで,私は16時丁度に一足先に懇親会を抜け出す.そして,大船駅前16時05分発の路線バスに飛び乗る.
 16時20分頃,無事帰宅する.
 塔ノ岳会の1泊旅行に引き続いての今日の散策だったので,正直なところ,気分的にも疲労困憊気味.
 ”明日は終日ノンビリと過ごそう…”
と心に決める.

<ラップタイム>

 9:28  鎌倉駅表口から歩き出し
 9:50  鶴岡八幡宮(10:02まで参拝見物)
10:13  源頼朝墓
10:18  法華堂跡(10:28まで)
10:35  荏柄天神(10:40まで)
10:52  大塔宮(10:57まで)
11:02  永福寺跡
11:15  亀が淵
11:25  獅子舞
11:58  大平山山頂峠の茶屋(12:35まで昼食) 
13:22  称名寺(13:43まで参拝見物)
13:50  散在ヶ池森林公園着
14:37  散在ヶ池森林公園(今泉台5丁目)着
14:42  バス停半僧坊下

[ハイキング記録]

■水平歩行距離             8.0km

■累積登攀高度                            360m

■累積下降高度                            270m

■所要時間(休憩時間を含む)
 鎌倉駅発                 9:28
 バス停半僧坊下                          14:42
 (所要時間)                        5時間14分(5.23h)
 水平歩行速度            8.0km/5.23h=1.53km/h
                               (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/bfe596cc27c8692cd81de303e11cbec5
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/aaedf0d396ae90c4946e9ba0a1eea36b
 
 


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