<素晴らしい散策路>
善光寺西街道;第2回;第3日目(1);麻績から市野川へ
(五十三次洛遊会)
2015年5月29日(金)~31日(日)
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第3日目;2015年5月31日(日) 晴
<ルート地図>
■第3日目全体図
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■麻績宿・市野川
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<冠着莊の朝>
■今日の天気もまあまあのようだ
毎度のことながら,早朝に目が覚めてしまう.相部屋なので,手前勝手に行動するわけにもいかないので,暫くの間は床の中でジッとしているが,どうにも間が持てないので,そっと寝床から起き上がって廊下に出る.
廊下に出ると,かすかにタバコの臭いが漂ってくる.
"多分,UDさんだな…"
と直感.予想通り階段ところで,UDさんが一服している.
5時過ぎに再び自室に戻る.もう同室のABさんも起床している.部屋の窓を開ける.ひんやりとした朝の冷気が部屋の中に流れ込む.少々寒いが清々しい気分になる.暫くの間,そとの景色を眺めながら,のんびりとした時間を過ごす.
どうやら,今日も何とか天気は持ちそうである.
<早朝の冠着莊からの展望>
■朝食
7時28分から朝食.
私達は長いテーブルを連結した席に案内される.宿泊客は私たち以外にはほんの2~3人しか居ないようである.
冠着莊の朝食は,いわゆるバイキングではなく,セットメニューである.そのため,私などのビンボー人には,ちょっと贅沢な感じを受ける.
もっとも,こんなに宿泊客が少ないのでは,バイキングというわけにも行かないのかもしれない.その辺りのことは,素人の私には分からない.
<私達の指定席>
■朝食のメニュー
朝食のメニューは,下の写真の通りである.やや簡素な印象を受けるが,私にはこの程度が身の丈に合っていて大満足である.
30分ほどで朝食を終える.
<朝食のメニュー>
■送迎車で出発点へ
8時12分,冠着莊の送迎車に乗車,冠着莊を出発する.道すがら運転している係員の方と雑談する.この辺りも過疎化が深刻だとのことである.
8時26分,篠ノ井線聖高原駅近くのコンビニに到着する.ここで下車する.
<冠着莊を出発> <聖高原駅近くのコンビニに到着>
<麻績の郊外>
■コンビニ前から歩き出す
コンビニ裏手の空き地を借りて,私が音頭を取ってウォームアップのストレッチを行った後,8時36分に,コンビニ前から歩き出す.まずは善光寺西街道との交差点,本町まで移動する.
8時43分,麻績番所跡を通過する.番所跡には1本の案内杭が立っているだけで,往時を偲ばせるものは何も残っていない.
8時45分,本日の出発点,本町交差点に到着する.交差点で地図を確認する.同行者のお一人が,交差点の案内標識を見て,
”こっちですよ…”
と私に言う.
危うく案内標識に惑わされて,そのまま自動車道を行きそうになる.本来の街道は,現在の自動車道より南側である.一旦交差点を右折してから,さらにその先で左折して旧道に入るという道順を辿らなければならない.
<コンビニ前から歩き出す> <麻績番所跡>
■旧道に入る
8時46分,善光寺街道道標跡が立っている場所に到着する.この道標には「道標跡 右うゑ田道 左せんこう寺道」と書いてある.
右折して長閑な道に入る.この道は畑中を北北東に向かって伸びている.
8時48分,筑北中学校の脇を通過する.今日は日曜日.学校は閑散としている.
<全校街道道標跡> <麻績中学校>
■海善寺遠望
進行方向左手に海善寺が見えている.街道筋から離れているので,立ち寄らなかった.また,この寺の由来などについては,まだ調べていない.
8時53分,きのこ培養センターを通過する.
<海善寺遠望> <きのこ培養センター>
<長閑な散策路>
■畑中の一本道
辺りは長閑な田園地帯.私達は人も車も通らない畑中の一本道を,ノンビリと歩き続ける.今日は時間もタップリ取ってあるので,先を急ぐ必要もない.気分最高.
<畑中の一本道をノンビリと歩く>
■道幅が狭くなる
田んぼの脇の狭い一本道を行く.狭いながらも簡易舗装がしてある.集落が点在している.
前方には幾重にも重なる山脈が見えている.
”こういうのを日本の原風景っていうのかな…”
などと連想しながらノンビリと歩き続ける.
<道幅が狭い一本道を行く>
■頼りになる案内標識
道路の所々に善光寺街道の案内標識が立っている.この標識を見ながら自分たちが正しい道を歩いていることを確認する.
今回,善光寺西街道を歩いていて,感心するのは,案内板や標識が実に良く整備されていることである.知らないところを歩いているときに,案内板や標識があると,心底からホッとした気持ちになる,実に有り難い存在である.
<9時03分に通過した標識> <9時09分に通過した標識>
■緑に囲まれた街道
9時05分頃.樹木に囲まれた草道をノンビリと歩く.清々しい道である.
<緑に囲まれた素敵な散策路>
■視界が開ける
9時06分,前方の視界が開ける.
多分,前方に見えている山の左手に本日の終点,聖湖があるだろうと買って西宇蔵する.
<前方に山が見え始める>
■皆元気に歩いている
9時06分頃,皆さんが歩いている様子である.皆さんリラックスして旅情を楽しんでいる様子である.
緑の山々に囲まれて,気分最高.
<気分最高>
<市野川>
■馬頭観音と市野川番所跡
9時12分,馬頭観音と道祖神(?)の前を通過する.周囲から人里に入ったような気配を感じるようになる.
9時17分,善光寺街道案内図が立っている場所に到着する.どうやらここが市野川番所跡のようである.
どうやら私達は市野川の集落に入ったようである.
<馬頭観音と道祖神(?)> <善光寺街道案内図>
■白壁の市野川集落
9時23分,市野川の集落に入る.緩やかにカーブする道の片側に,白壁の住宅や蔵が続いている.
何とも風情のある集落である.
<白壁の集落>
■道標と集乳所
集落の中に道標が立っている.
9時31分,聖高原線のバス停集乳所の前を通過する.
<善光寺街道の道標> <バス停集乳所>
■題目碑と馬頭観音
9時34分,小高い場所に立つ題目碑の前を通過する.近くの土手に馬頭観音などの石塔が立っている.
<題目碑> <馬頭観音など>
■市野川一里塚跡
9時35分,市野川一里塚跡に到着する.大きな石塔である.洗馬から13里目の一里塚である.
■市野川の中心部
9時36分頃,市野川の中心部と思われるところに入る.旧市野川公民館前というバス停がある.
<市野川の集落>
[参考資料]
資料1;完全踏査街道マップシリーズ『ちゃんと歩ける善光寺街道』五街道ウォーク事務局
資料2;今井金吾,1994,『今昔中山道独案内』日本交通公社
(つづく)
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(編集中)
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「善光寺西街道」の索引
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