<荏柄天神>
春の鎌倉;荏柄天神・寿に祖果樹園周遊
(山旅スクール5期鎌倉トレッキング会)
2015年2月16日(月) 晴
<ルート地図>
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■鎌倉駅から歩き出す
1日の寒暖差が激しい今日この頃だが,もう2月も中旬である.あちらこちらから梅の開花が話題になっているが,今回の山旅スクール5期鎌倉トレッキング会のテーマは「鎌倉観梅」である.
定刻9時30分までに,鎌倉駅表口改札口に出席予定者全員が集合する.今回の出席者は約10名.中には懐かしい顔ぶれもチラホラ.かつて山学校で同じ釜の飯を食べていた仲間である.懐かしさが込み上げる.
9時35分,鎌倉駅前から歩き出す.
まず最初の目的地は,何と言っても鶴岡八幡宮である.小町通りの裏通りを抜けて,若宮大路を北へ進む.
天気は上々.朝まで吹いていた冷たい風も治まり,今日は絶好のハイキング日和である.
■鶴岡八幡宮
9時50分,鶴岡八幡宮に到着する.
まだ,時間が少し早いので,境内の人影も疎らで,何となく落ち着いた雰囲気が漂っている.
源平池畔の梅が見事に咲いている.
<鶴岡八幡宮の境内>
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■荏柄天神
鶴岡八幡宮の境内を抜けて,10時15分,荏柄天神に到着する.
ここは鎌倉でも有名な梅の名所である.お目当ては何をさておいても古代青軸.荏柄天神の朱色の社殿と梅の花が何ともいえない調和を醸し出している.
”いいな…実に素晴らしい”
<荏柄天神の梅>
<荏柄天神の梅>
■大塔宮
10時30分,荏柄天神から歩き出す.
10時35分,大塔宮(鎌倉宮)に到着する.鳥居の左側に桃色の花が咲いている.梅ではなさそうだ.河津桜かな? 植物に疎い私には何の花かは分からない.
ここで参拝とトイレ休憩.
<大塔宮鳥居前の桃色の花>
■永福寺跡
10時43分.永福寺跡に到着する.
永福寺復元工事が大分進んでいる.池の様子が大分ハッキリ分かるようになっている.ここで,暫く経ち休憩を取る.
<永福寺跡の復元工事>
■天園ハイキングコース瑞泉寺口
10時49分,天園ハイキングコース瑞泉寺口に到着する.ここから山道に入る.このところの晴天続きで,路面がカラカラに乾いているので,とても歩き易い.
今回の参加者の中には,平素運動不足気味の方も居られるので,ごくユックリとしたペースで登り続ける.
<天園ハイキングコース瑞泉寺口>
■明王院分岐から十二所方面へ
10時55分,明王院分岐に到着する.ここで衣張山方面の眺望を楽しみながら,7~8分,休憩を取る.
その後,塩の道を辿って,十二所方面へ下る.やや急で足場の悪い山道である.
<右折して十二所方面へ>
■十二所神社
山道を下って十二所の集落に降りる.ここで番場ヶ谷方面からの道と合流する.道なりに下って鎌倉街道に突き当たる.
11時20分,十二所神社に到着する.
十二所神社の境内で,少々早めの昼食を摂る.
<十二所神社>
■大刀洗水
昼食を終えて,11時47分,十二所神社を出発する.鎌倉街道を渡って,朝夷奈切通に向かう旧道に入る.
道なりに歩いて,11時59分,大刀洗水に到着する.
<大刀洗水>
■朝夷奈切通
12時02分,朝夷奈切通入口に到着する.入口近くの滝を眺めながら,
”さて,これからどっちへ行こうか…”
と迷う.このまま十二所果樹園に行くのも良し,朝夷奈切通を登るのも良し…さて,どうしよう.
念のため参加者の希望を聞いてみる.特にどっちという希望もない方が大半,その他はバラバラ.プロの添乗員でもない私は,こんなときにとても迷うが,真ん中を取って,今までえ案内していなかった道を通ることにする.
滝のすぐ先から右折して急坂を登る,丁度上総介広常屋敷跡の西側に位置する尾根道である.
急坂を登り切るとなだらかな尾根道になる.
<朝比奈切通入口>
■十二所果樹園
尾根道は,大きな弧を描いて右に回る.山学校だったら,この辺りで地図上の現在地確認実習をするだろうな…なんて連想しながら歩き続ける.
歩く途中で数カ所の分岐を通過する.油断をしていると別の方向へ行ってしまいそうである.
12時47分,十二所果樹園に到着する.
残念ながら,果樹園の梅はまだ固い蕾のまま.開花はまだまだ先のようである.梅の花を期待していただけに少々残念である.
果樹園の高い所の縁を廻るように歩いて,12時55分,展望台に到着する.ここで展望を楽しみながら暫く休憩する.
<十二所果樹園に到着> <展望台で休憩>
■展望台から東京湾方面を望む
展望台から東京湾が見える.東京湾の向こうに対岸が見えているが,どの辺りだろうか? 多分,千葉付近の海岸が見えていると思うのだが…確かではない.
<東京湾方面を望む>
■展望台から相模湾を望む
反対側の鎌倉側を見ると,相模湾の向こうに富士山が見える.春霞で茫洋としていてハッキリは見えないが,それでも素晴らしい眺望である.
この展望台からは,三浦半島の東京湾側と相模湾側の両方が見渡せる.鎌倉には景勝の場所が沢山あるが,ここも展望の名所といえるだろう.
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■藪漕ぎをして光触寺へ
13時20分,展望台を出発する.
逗子市と鎌倉市の市境の尾根道を暫く歩いてから右折して,藪道に入る.途中に倒木が横たわっている場所もあって,下山するのに一苦労する.
13時56分,下山して光則寺に到着する.
一遍上人立像,塩嘗地蔵などを見学する.
<一遍上人立像> <塩嘗地蔵>
■大慈寺から明王院へ
14時02分,光触寺から歩き出す.
途中から裏通りに入り.大慈寺跡を通過して,14時11分,明王院に到着する.一寸の時間,拝観する.
<大慈寺跡> <明王院>
■浄妙寺から田楽辻子へ
明王院前から,一旦,バス通りに出る.暫くの間,バス通り沿いに歩くが,途中で右折して住宅街の路地に入る.
この辺りの路地を右折左折しながら,14時33分,浄妙寺に到着する.ただし中には入らず.
さらに,路地を右に左に曲がりながら,杉本観音手前で再びバス通りに突き当たる.
バス通りを横断して,犬懸橋を渡り,田楽辻子のみちに入る.
<浄妙寺> <田楽辻子の道>
■宝戒寺と妙寺
大御堂橋をわたって,再びバス通りに突き当たる.そして,暫くの間,バス通りに沿って歩く.
14時59分,法界寺前を通過し,小町大路を南下する.途中から右折して路地に入る.狭い路地を辿って,15時04分,妙寺に到着する.ここは,つい先日,鎌倉七福神巡りで廻ったばかりの所である.
<宝戒寺> <妙寺>
■本覚寺から鎌倉駅へ
妙寺から小町大路を経由して,15時10分,本覚寺に到着する.
本覚寺境内で,小休止.
15時17分,鎌倉駅表口に無事戻る.ここで解散.
大多数の方々は,これからお茶.私は懇親会には参加せずに,そのまま鎌倉駅西口へ.鎌倉市役所前からバスに乗車.夕方帰宅する.
今日は久々にお会いする山学校の同級生も居たこともあって,大変楽しい一日であった.残念ながら十二所果樹園の梅はまだまだだったが…
<ラップタイム>
9:35 鎌倉駅表口歩き出し
9:50 鶴岡八幡宮(10:00まで見学)
10:15 荏柄天神(10:30まで見学)
10:35 大塔宮
10:43 永福寺跡
10:49 瑞泉寺登山口
10:55 明王院分岐(11:03まで休憩)
11:20 十二所神社(11:47まで昼食)
12:02 朝夷奈切通入口
12:47 十二所果樹園
12:55 展望台(13:20まで休憩)
13:56 光触寺(14:02まで休憩)
14:37 犬懸橋
14:47 御堂橋
14:50 岐れ路
15:03 妙寺
15:10 本覚寺(15:10まで休憩)
15:17 鎌倉駅表口着(解散)
[ハイキング記録]
■水平歩行距離 11.9km
■累積登攀高度 314m
■累積下降高度 314m
■所要時間
鎌倉駅発 9:35
〃 着 15:17
(所要時間) 5時間42分(5.70h)
水平歩行速度 11.9km/5.70h=2.09km/h
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a193f22fe5eda57a4d3e50af4139a70f
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)
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春の鎌倉;荏柄天神・十二所果樹園周遊
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