<鶴岡八幡宮の彼岸花>
初秋の鎌倉;彼岸花・萩を眺めながらのデタラメ散策(後編)
(山旅スクール5期鎌倉トレッキング会定例会)
2014年9月21日(日) 晴
この記事の前編
↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/45f0b05a1ca9d7aa66f49ba0abefdb68
<ルート地図>
※再掲
<滑川に沿って>
■田楽辻子
衣張山山頂から平成の巡礼道を下った私達は14時33分に田楽辻子(でんがくずし)の交差点に到着する.交差点で左折して田楽辻子を大御堂橋に向かって歩く.この道は滑川左岸沿いの閑静な住宅地の中を通っている.
途中の三叉路を左折すると釈迦堂切通まで行けるが,釈迦堂切通が崩落の危険があるため現在は残念ながら完全に通行止めになっている.
<田楽辻子との交差点>
■大御堂橋
14時42分,大御堂橋に到着する.橋の上から滑川を見下ろす.沢山の鯉が泳いでいる.
橋の上の人影,つまり私達を見付けた鯉たちが,何か餌を貰えるのかと思って,遠くの方から集まってくる.たちまちの内に橋の下は沢山の鯉で一杯になる.黒い鯉,白い鯉,キンギョのように色鮮やかな鯉など,見ていてもなかなか飽きない.
<大御堂橋の鯉>
<彼岸花とハギを楽しむ>
■鶴岡八幡宮
大御堂橋を渡って金沢街道に突き当たる.左折して金沢街道を西へ向かう.
金沢街道は,自動車の交通量が多いので,何とも落ち着かない.
「静かな裏道を通りましょう…」
との同行者の希望に沿って,岐れ路から裏道に入る.
?浜国立大学附属小中学校の前を通過して,14時55分,鶴岡八幡宮に到着する.境内は沢山の観光客で混雑しているようである.
「さて,どうしましょう…このまま鶴岡八幡宮の境内を抜けるか,それとも,彼岸花を見に行きますか…」
<鶴岡八幡宮に到着>
■鶴岡八幡宮の彼岸花
鶴岡八幡宮に入るより彼岸花を見たいという人の意見で,鶴岡八幡宮の鳥居の前で左折する.そして,鶴岡八幡宮添いの路地に入る.境内の垣根沿いに沢山の彼岸花が見頃を迎えている.
例年に比較して,今年の彼岸花は少し淋しいような気がするが,そう感じるのは私だけかもしれない.
<鶴岡八幡宮の境内沿いの彼岸花>
■ハギの宝戒寺
続いて,15時02分,宝戒寺を訪れる.
「境内に入らなくても.外から見れば十分…」
という意見に従って,境内には入らずに,境内入口からハギを見物する.
今が,丁度,ハギの見頃である.実に見事である.
<宝戒寺の見事なハギ>
■宝戒寺のお守り
私は宝戒寺のお守りが欲しかったので,境内入口の受付まで入って,下の写真のお守りを購入する.「足・腰のおまもり」である
実は,以前から宝戒寺のお守りをリュックにぶら下げていたが,つい先日のオーストリアでトレッキングで,現地ガイドのWGさんにお礼としてそのお守りを差し上げた.WBさんは大喜びだった.喜んで頂いたのは嬉しいが,それ以来,私のリュックからはお守りが無くなっている.
そんな経緯もあって,是非,宝戒寺で同じお守りを授かろうと思い続けていた.
なかなか可愛いお守りである.
<法界で授かった足・腰のお守り>
<小町大路界隈>
■大佛次郎邸
宝戒寺前から,小町大路を南へ少し下ったところで右折して住宅地内の路地に入る.
若宮幕府跡の案内標石の前で左に曲がって,15時08分に大佛次郎邸前を通過する.
<大佛次郎邸>
■妙?寺
大佛次郎邸前を南へ下って,妙?寺裏手から,妙?寺境内に入る.境内に履いて直ぐ近くにある丸山定夫の墓の前を通って,本堂前に出る.
境内のサルスベリが見頃である.
例年,今日のメンバーは,鎌倉七福神巡りで,この寺を必ず訪れている.
参拝を済ませて,正面の山門を通って小町大路に出る.
<妙?寺>
■日蓮上人辻説法跡
15時20分,日蓮上人辻説法跡に到着する.
自動車の交通量がかなり多い道路に面しているので,ゆっくりと見学する気分になれない.そそくさと通過する.
<日蓮上人辻説法跡>
■琴弾橋
日蓮上人辻説法跡から一寸南に下ったところにある三叉路を左折して,立ち休憩を取る.交通量の多い道から閑静な道に入ると,正直なところホッとした気分になる.
「あそこに見える赤い欄干の橋が琴弾橋です…」
と琴弾橋に関連する言い伝えを説明する.勿論,『子ども鎌倉風土記』の受け売りである.
「渡ってみたい…」
という提案がある.
そこはデタラメ旅の良いところである.
「ああ…そうですか」
で琴弾橋を渡る.
<琴弾橋>
<本覚寺経由で鎌倉駅へ>
■再び妙本寺山門前
琴弾橋を渡った序でに,その先の住宅地を抜けて,15時28分,妙本寺山門前に再び到着する.
「皆さん…ここで,今朝方通った道にまた戻りましたよ…」
と説明する.
<妙本寺山門前>
■再び本覚寺
15時30分,再び本覚寺に到着する.
まだ時間に余裕があるので,のんびりブラブラ境内を散策する.
境内の一角に置かれている「しあわせ地蔵」の柔和なお顔に惹き付けられる.一同地蔵の前に立ち止まって,シゲシゲと拝顔する.
<本覚寺の幸せ地蔵>
■大巧寺
15時36分,大巧寺に到着する.
この寺には,いろいろな花があるので有名だが,もう花は見なくても良いから,早く休憩しようということなので,山門前から境内を一寸見だけして,今日の終点,鎌倉駅に向かう.
ここは名にし負う安産と子育ての神様.どなたかが,
「もう,私には関係ない…」
とおっしゃる.
<大巧寺>
<今日も無事終わった>
■鎌倉駅で解散
15時38分,鎌倉駅前に到着する.
今朝,9時30分頃歩き出してから,休憩時間込みで,6時間余りのハイキングは,ここで無事終了である.ここで解散.
こうして,デタラメ歩きの一日が無事終わる.
「…それでは希望者だけでお茶しよう…!」
結局,参加者7人全員がお茶に参加することになる.
ところが,この時間は,鎌倉駅周辺の喫茶店はどこも満員.
それでは穴場で…ということで,鎌倉駅前某ビル某所に向かう.案の定,ここは比較的空いている.そのかわりにメニューは少ない.7人が一箇所に纏まって座れる.
私はアイスコーヒーを所望する.ここはさすがに,名にし負う観光の名所,鎌倉駅前の店である.私が大船駅近辺で何時も賞味しているコーヒーに比較すると2倍近いお値段である.
“あまりケチなこと言うな…”
私の心の中に住み着いているもう一人の私が,私に苦言.
“はい,ご尤も…”
雑談の中で,私が昨日塔ノ岳を往復したことが話題になる.お一人から.
「塔ノ岳を往復した翌日にまた歩くなんて…足が痛くならないですか…」
とシゲシゲと質問される.
「いえ,その…塔ノ岳に登るときも,公園を散歩するときのように,絶対に頑張らないでリラックス,リラックスで登っています.だから,翌日に差し支えるような疲れはないですよ…」
とシドロモドロ.
でも,塔ノ岳に登るときには,オーバーペースにならないように,細心の注意をしている積もりなのは事実である.
<鎌倉駅前某ビル3階の某喫茶店で>
■今日も無事だった
16時30分頃,懇親会を終える.
私は,鎌倉市役所前16時50分発鎌倉中央公園行のバスに乗ろうかと思っていたが,つい2〜3日前に,家内が同じ時刻のバスに乗ったところ,平素なら鎌倉中央公園入口まで12〜13分の所要時間の所が,1時間もかかってしまったと言っていたことを思い出す.
私は急遽大船駅経由で帰宅することにする.一人になっても行き当たりバッタリを続ける.結局,メンバー全員と一緒に,混雑する横須賀線の電車に乗って大船駅まで移動する.
大船駅から自宅近くに向かうバスは,特に遅れもなく時刻通りに運行している.
17時20分頃,何とか帰宅する.結局の所,鎌倉市役所前からバスで帰宅したのとどちらが早かったのかは分からないが,とにかく無事に帰宅する.
夕方,近くに住む孫娘が,某大学の推薦入試枠に引っかかったとの朗報を聞かされる.まだ正式決定ではないが…
…ま,そんなこともあって,今日も良かった! 良かった!
<ラップタイム>
9:30 鎌倉駅前から歩き出し
9:35 本覚寺
9:41 妙本寺(9:55まで参拝・休憩)
9:58 常栄寺
10:03 八雲神社
10:07 別願寺
10:13 上行寺
10:39 石清水の井
10:31 元八幡
10:49 長勝寺(10:55まで)
11:00 銚子ノ井
11:03 日蓮乞水
11:07 横須賀線踏切を渡る
11:20 名越切通峠三叉路
11:38 名越切通
11:40 展望台
11:45 名越切通峠三叉路
12:00 大切岸広場(12:45まで昼食)
12:53 子ども自然ふれあいの森入口
12:57 パノラマ台(13:03まで)
13:13 展望台
13:30 子ども自然ふれあいの森ベンチ(トイレ休憩)
13:52 浅間山山頂
13:56 衣張山山頂(14:14まで休憩)
14:28 大御堂橋
14:55 鶴岡八幡宮
15:02 宝戒寺
15:08 大佛次郎邸
15:14 妙?寺
15:20 日蓮上人辻説法跡
15:22 琴弾橋
15:28 妙本寺
15:30 本覚寺
15:35 大巧寺
15:38 鎌倉駅着
[ハイキング記録]
■水平歩行距離 8.9km
■累積登攀下降高度 255m
■所要時間(休憩時間込み)
鎌倉駅発 9:30
〃 着 15:38
(所要時間) 6時間08分(6.13h)
水平歩行速度 8.9km/6.13h=1.45km/h
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/781477665eb790cc5ff2a0bd53cb7622
「鎌倉あれこれ」の後の記事
(なし)
↧
初秋の鎌倉;彼岸花・萩を眺めながらのデタラメ散策(後編)
↧