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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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オーストリアの山旅:第5日目(1);スポーツホテルロイヤーから出発

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                               <スポーツホテルロイヤーを出発>

  オーストリアの山旅:第5日目(1);スポーツホテルロイヤーから出発
            (アルパインツアー)
      2014年6月26日(木)〜7月7日(日)

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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/cf23119067c754f9f8f715a74977ff60

第5日目;2014年6月30日(月)  

<ルート地図>


※この地図はアルパインツアー社の資料とは無関係です.
 正確さについては全く保証しません.

<早朝のひととき>

■早朝の荷物仕訳
 まだ体調が本調子ではないようだ.夜中に悪夢にうなされて目が覚める.
 全く訳の分からない夢の中で,元勤務先の会社,大学,祖父のことなどがゴチャゴチャになって登場する.
 “はっ…!”
と目が覚めると,心臓がドキドキしている.
 “これは体調が余り良くないな…”
と自覚する.
 どうせ目が覚めたんだから…,という訳で,昨夜のツアーリーダーの指示に従って仕分けた荷物をもう一度チェックする.
 荷物は次の4個に整理する.
 *トレッキング中に背負っていくリュックの
 *ホテルに預けるスタッフバッグ
 *2泊目の山小屋に送る荷物
 *4泊目の山小屋に送る荷物
 トレッキング中に背負っていくリュックには,雨具上下,防寒具,ヘッドランプ,地図,コンパス,洗面用具など必要不可欠なもの最小限に絞る.
 2泊目と4泊目の山小屋に届ける荷物には着替え,嗜好品,文房具,デジカメ用乾電池などの備品を小分けして入れる.
 こんなことをまだ外が真っ暗な内にできるのも一人部屋の気楽さである.

<仕分けた荷物;右側2個が山小屋送り>

■ボンヤリとテレビ
 その内にまた少し眠くなる.5時頃,またベッドに潜り込んで二度寝を始める.健康上,余り良いパターンではないが,成り行きに身を任せるしかない.
 今度は熟睡する.でも,6時頃ふたたび自然に目が覚める.血圧が少し高めのようである.それに脈拍が少し多いようである.この辺りの標高は約750メートルである,時差と標高が影響しているんだろう.要するに加齢とともにホメオスタシス機能が弱くなっているので,環境に順応するのに時間が掛かるようである.
 再び荷物を弄っている内に,7時30分,モーニングコールの電話が掛かってくる.朝食まで後1時間ある.
 7時45分頃,テレビの天気予報を見る.ドイツ語の放送なので,言葉は全く分からないが,画面を見ていると,どうやら今日の天気は余りよくなさそうである.
 8時15分,最終ホテルに送る荷物を自室の前の廊下に出す.
 まだ,朝食まで少し時間があるので,テラスに出てみる.細かい雨が降っていて,気温は冷涼である.温度計を持っていないので正確な気温は分からないが,多分,15℃前後だろうと思われる.
 近くに自動車道路があるらしく,ときどき自動車が通過する音が聞こえてくる.近くの山には桐が掛かっている.霧の間から山肌がときどき顔を出す.美しい風景である.

<部屋からの風景;朝霧が美しい>

■1階ロビーへ荷物運び
 8時25分,2日目と4日目の山小屋へ送る荷物を持って,1階(ぐまりグランドフロア)のロビーへ降りる.
 ロビーでは,現地スタッフのWGさんと,ツアーリーダーが,各人が持参した荷物の仕訳をしている.
 私は内心で,
 “お二人のお陰で,楽をしながら旅ができるな…有り難いことだ”
と感謝している.

<素晴らしい朝食>

■豊富なメニュー
 WGさんとツアーリーダーのお二人に荷物を預けてから,そのまま食堂に向かう.
 バイキング方式の朝食である.ここはさすがにホテルである.実に沢山のメニューが揃っている.目移りするほどである.
 朝から素晴らしい食事にありつくことができれば,今日一日はハッピーに違いない.
 私が持参しているカメラでは広角な画像は撮れないので,全体の雰囲気を伝えることができないが,何枚か撮った写真の中から,まあ,まあ,ぶれていないで何とか見えるものを3枚ばかり披露しよう.
 ただ私は「花オンチ」というだけでなく,食べ物のことも全くといっていいほど分からない人間である.だから,食事のことをチャンと記述できないので,大変もどかしい思いをしている.
 嬉しいことに,ここのパンコーナーには,私たちが日本で食べているのと同じようなパンが沢山あることである.いくら食べ物に好き嫌いがないと自称している私でも,あの黒茶色の硬くて水気のないパンはどうも…

<オートミールなどのブース>

 
<パンのコーナー>                           <ネーベンのコーナー>

■私の朝食
 私の朝食はざっとこんなメニューである.
 左上はゆで卵,パンとジャム,メインディッシュはソーセージなど.それにコーヒーと果物のデザート.
 まあ,私程度の体つきなら,この程度の朝食で十分だろう.
 …と,いうことで,ユックリと賞味する.
 “明日からは,また,山小屋の食事だな…”
と思いながら…
 
<私の朝食>                                          <デザート>

■キャッシャーにビール代を支払う
 9時10分,朝食を終える.
 部屋に戻る前に,キャッシャーの所に立ち寄って,昨日の夕食で乾杯したグラスビール代3.3ユーロを現金で支払う.日本円にして500円弱.
 “ビールは決して高くはないな…”
という実感を持つ.
 その後,一旦,自室に戻る.

<トレッキング出発点まで路線バスで移動>

■バス停へ
 9時45分,スポーツホテルロイヤーを出発する.まずはバス停まで移動する.
 相変わらず霧雨が降っている.無理矢理傘を射さなければならないほどの降りではないが…
 とにかく,何ともついていない感じである.とにかく惨めだ.でもお天気だけは神様の気まぐれで,なるようになるしかないので,苛ついても詮ないことである.とぼとぼと歩くしか選択肢はない.

<スポーツホテルロイヤーから歩き出す>


■バス停に到着
 9時47分,バス停に到着する.バス停が意外に近いところにあるのでビックリする.今のところ私たち以外に乗客は居ないようである.
 ”この雨,早く何とかならないかナ…”
と思いながら,バスの到着を待つ.

<シュラードミングのバス停>

■Wild Wassar行バスに乗車
 10時12分,バスが到着する.
 WGさんが,
 「このバスに乗ります…」
と私たちを促す.
 バスの行き先表示を見ると「Wild Wassar」と書いてある.この程度のドイツ語なら浅学の私でも「荒れ狂う水」という意味ぐらいだろう想像できる.
 バスの乗車賃はすべて旅行代金に含まれているので,私たちはWGさんの後に付いているだけ…実にラクチンである.

<バスの行き先表示>

■ワイルドバッサー到着
 バスはほぼ南へ向けて走る.
 地図で確かめると,私たちのバスは大きな川の右岸沿いに南南東の方向に約13キロメートル走って標高1,079メートル地点にあるワイルドバッサー(Wild Wassar)まで走る,
 途中ほぼ並行に流れる川の名前もワイルドバッサー川と言うらしい.
 途中のバス停でも何人かの乗客の乗り降りがあって,10時53分,バス停ワイルドバッサーに到着する.
 ここは両側から高い岩稜で挟まれている山の中のバス停である.

<ワイルドバッサー到着>
                                   (つづく)
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(編集中)

「オーストリア山岳トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/057c1f13884ed3e55ed78019294833dd
「オーストリア山岳トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/7cbebff6666c1ee86eab07561e3cf5ad


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