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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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オーストリアの山旅:第4日目(5);スポーツホテルロイヤー;第4日目の纏め

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                              <スポーツホテルロイヤーの客室テラス>

オーストリアの山旅:第4日目(5);スポーツホテルロイヤー;第4日目の纏め
            (アルパインツアー)
      2014年6月26日(木)〜7月7日(日)

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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/2be334ff0409a03b71cd063ea2e4c055

第4日目;2014年6月29日(木) (つづき) 

<スポーツホテルロイヤーに到着>

■素晴らしく大きなホテル
 私たちは2日間にわたるダハシュタイン縦走トレッキングを終えて,ケーブル山頂駅から,ケーブルと路線バスを乗り継いで,バス停ダハシュタインに到着.さらにスポーツホテルロイヤーの専用車に分乗して,16時11分にスポーツホテルロイヤー(標高約750メートル)に到着する.そして,現地ガイドのWGさんと,ツアーリーダーのYDさんが,宿泊手続きを済ませるまで,ロビーで待つ.
 待っている間に,ロビーの廻りをキョロキョロと見回す,
 ばかでかくて立派なホテルである.1階(つまりグランドフロアー)には待合室の他に,食堂が複数箇所,何百人も座れそうな大広場などの設備が並んでいる.どうやらイベント会場としても使われるような大きなホテルのようである.
 
<ホテルのロビー>                             <待合室の一角>

■夕方のミーティング
 宿泊手続きが終わる.
 私に宛がわれた部屋は105号室.2階(つまり現地風に言えば1階)にある客室である.ツアーリーダーからカード式の鍵が手渡される.
 続いて今日明日の予定についてのガイダンスがある.
 まずは,夕食の時間である.夕食はグランドフロア(つまり1階)の食堂で18時30分から.
 明日は,
   7時30分  モーニングコール
   8時30分  朝食
   9時45分  ホテル発
の予定だという.
 ついで,荷物の仕訳である.
 荷物は,次の4種類に仕分ける.
 (1)自分で背負って持って行く荷物(リュックサック)
    水,雨具上下,地図,カメラ,貴重品など
 (2)6日目に宿泊するゴッリング小屋まで先送りする荷物
 (3)8日目に宿泊するカインプレヒト小山で先送りする荷物
 (4)ホテルに預ける荷物(トレッキングに不要な荷物)

<ホテルの客室>

■広い客室
 ミーティングは30分ほどで終わる.
 早速部屋に入る.ザルツブルグで預けたスタッフバッグが,確かに届いている.全ての荷物を持ち歩かなくても,ちゃんと届けてくれるところがツアー登山の有り難いところである.
 部屋に入って,最初にビックリしたのは,とにかく広いことである.こんな広い部屋を私ごときヘッポコジジイが占有しても良いのかしらと不安になる.何しろ私は生来貧乏性なので…
 まずは,割り当てられた部屋の平面図を披露しよう.縮尺の寸法に誤差があるだろうが,まあ大体の所は下の図のような間取りである.有り体に言えば一寸したマンションの1軒分ぐらいの広さは十分にある.

<客室の平面図>

■部屋を探検
 まず入口から部屋に入る.広さ4.5畳ぐらいの玄関風の部屋がある.鏡や物置が付いている.入口から見て,この部屋の左手にユーティリティがある.
 この部屋の突き当たりにあるドアーを開けて,次の部屋に入る.ダブルベッドが2基並んでいる.その先に丸テーブルの応接セット,テーブルと椅子,冷蔵庫,テレビなどの家具設備がある.
 部屋の突き当たりから,専用のテラスに出られるようになっている.テラスには小さなテーブルと椅子2脚が置いてある.
 テラスからの眺めは,何とも長閑な感じである(冒頭の写真).
 
<玄関>                                    <ダブルベッド2基の部屋>

■久々の風呂
 まずは一刻も早く風呂に入って,体中に付いている汗や埃を洗い流したい.
 バスタブにお湯を張る.蛇口から熱い湯が迸るように出てくる.バスタブにお湯を張るのに,それほどの時間が掛からない.有り難い.やっぱり先進国のホテルはこう言うところが良いなとつくづく思う.
 私はすぐさまタップリお湯のバスタブに浸かる.ゆっくり,ゆっくり,気が済むまでお湯に浸かったまま“ジッ”と過ごす.3日間のトレッキング中,途中で1回シャワーを浴びたとはいえ,久々の風呂である.時間の許す限り,ユックリ,ノンビリと風呂を楽しむ.

■明日のコースの説明
 18時30分,1階の食堂で夕食である.
 食堂の一角に全員が集まる.
 夕食前に,WGさんから明日から始まる5日間のコース,シュラードミングダウエルン縦走コースの説明がある.
 最後に参加者のお一人から毎日の歩行距離がどのくらいかという質問がある.たまたまWGさんに資料がなかったので,私が予習してきた資料をもとに毎日の歩行距離を説明する.

<嬉しい夕食>

■1階食堂で夕食

 これまでの山小屋での食事と違って,ここではコース料理である.現地ガイドのWGさんの指示に従って,食堂の一隅に纏まって座る.
 今日はコース料理である.
 ただし,最初のアペタイザーはサラダバー方式である.
 WGさんから何種類かのメインディッシュの説明がある.これらの中から好みのものを選ぶようにとのこと.私には料理の中味など聞いてもあまり良く分からないし,食べ物に好き嫌いはない.周囲の人の反応を見ながら,一番人気のありそうなものを選ぶことにする.

<食堂の一隅で一緒に夕食>

■サラダバーと前菜
 まずはビール.
 今日は区切りの日で,かつ低地である,同行の山旅スクール5期のTBさんのお薦めもあって,久々にグラスビールを所望する.
 座席には適当に座ったつもりだったが,たまたま?浜地区の人たちだけが隣り合っている.そんなこともあって,食事中の雑談が大いに盛り上がる.
 サラダバーから適当の野菜類を取り分ける.トマト,トウモロコシ,キュウリなど.小麦粉のパンが出てくる.例の黒くて固いパンではないのが有り難い.
 コース料理の最初はアペタイザー.ぺたんこになったお焦げご飯のようなものが出てくる.ぱりぱりとした食感が心地よい.下に敷かれているのはトマト.
 
<サラダバーで選んだ前菜>                       <お焦げの煎餅のようなもの>

■スープとメインディッシュ
 続いてスープ.いろいろなものが入っている.グラタン風.美味しい.
 メインディッシュは,トリフが入った何とかというもの.正直に言えばジャガイモ以外は何を食べているのか私には良く分からない.何だかぺたんこになった信州おやきの皮を食べているような感じである.
 “お前〜…! 高級食材のトリフがはいっているんだぞ! お前さんみたいな田舎者にはなかなか味わえない珍味だよ.心して味わわなければ罰が当たるぞ…”
と私の心の奥底に住むもう一人の私が,厳しく注意する.でも,生まれてこの方,トリフなど食べたことがないので,トリフがどんな味なのか私には全く分からない.こう言うのを”猫に小判”という.
 とにかく食事の量が多いのに閉口する.私にはスープまでで十分な量である.メインディッシュの半分位を残してしまう.ウエイターに,
 「美味しいけど,量が多すぎて食べられないよ…」
とブロークンイングリッシュで言い訳をして,皿を下げて貰う.

<メインディッシュ>

■デザート
 最後はデザート.甘いものである.
 甘いものは別腹である.満腹でもうこれ以上食べられないと思っていたのに,デザートは案外すんなりと食べられる.
 
<スープ>                                     <デザート>

<こうして4日目も無事終わった>

■下着類の洗濯
 20時30分頃,夕食会はお開きになる.
 私は部屋に戻って,2日間のトレッキングで着ていた下着類を全部洗濯する.持参している衣類は全てクイックドライのものなので,今,洗濯しても,明日の朝までには十分に乾く,
 洗濯を終えて,実にサッパリした気分になる.

■時差が残っていて中々寝付けない
 “さ〜てっと…,寝ようかな”
ということでベッドに潜り込むが,なにせ,まだ時差が残っていて,眼がパッチリ.
 しかたなくテレビを点けてみる.さすがに文明国.沢山のチャンネルの放送があるが,殆どがドイツ語ばかり.英語の放送ならば,ときどき知っている単語を聞き取ることができるので何が話題の内容かおぼろげながら分かるが,ドイツ語ではからっきしダメ.
 どのうちに何とか寝付くだろう.
 …ま,ともかく成り行きに任せよう.

<第4日目のラップタイム>

 6:00  朝食
 6:45  集合
 6:53  グッテンベルクハウス小屋歩きだし
 7:10  峠の交差点
 7:44  標高2,260メートル地点(7:54まで休憩)
 8:47  標高2,160メートル地点(8:55まで休憩)
 9:47  標高2.200メートル地点(9:58まで休憩)
10:19  大雪渓
10:27  リフトが見える岩稜
10:56  標高2,420メートル地点(11時05分まで休憩)
       ※前方のコルがはっきり見え出す
12:10  ケーブル山頂駅着
==========================================
       ※レストランで昼食・休憩
         スカイウォーク一周
==========================================
14:35  ケーブル山頂駅発(標高2,700メートル)
14:40     〃  山麓駅着(標高1,700メートル)
------------------------------------------
15:15  ケーブル山麓駅発
16:11  スポーツホテルロイヤル着
18:30  夕食

[トレッキング記録]

■水平移動距離           約7.1km

■累積登攀高度           約800m

■累積下降高度           約150m

■所要時間
  グッテンベルクハウス小屋発   6:53
  ケーブル山頂駅着                 12:10
  (所要時間)      5時間17分(5.28h)
  水平歩行速度     7.1km/5.28h=1.34km/h 

[行動記録]

■水平移動距離
  トレッキング             約  7.1(km)
  -------------------------------------
  交通機関
    ケーブル               約  2.8
  路線バス               約17.0
  専用車                約 1.0
  --------------------------------------
   小 計               約20.8
 ====================================== 
  合  計               約27.9(km)

■累積登攀高度
  トレッキング            約800(m)
   ------------------------------------
   交通機関
   ケーブル                0(m)
       路線バス                 0
   専用車                  0
   -----------------------------------
    小 計                 0
  ======================================
      合  計             約800(m)

■累積下降高度
  トレッキング            約150m
 -------------------------------------
  交通機関
   ケーブル             1,000(m)
      路線バス             約950
 -------------------------------------
        小 計            約1,950(m)
  =====================================
   合  計             約2,100(m)  
         
<ダハシュタイン山群トレッキング2日間の合計>

 以下の数値から明らかなように,私たちはダハシュタイン山群縦走トレッキングコースを二日間にわたって歩いた,その実績は水平歩行距離15.8キロメートル,累積登攀高度1,300メートル,累積下降高度300メートルのコースを,2日間に分けて合計11時間22分歩いた.その水平歩行速度の平均は1.39キロメートル/時であった.
   ==================================================
※全て概数
                 第1日目    第2日目    合計 
■水平歩行距離(km)     8.7        7.1         15.8

■累積登攀高度(m)          500       800      1,300

■累積下降高度(m)            150        150              300

■所要時間         6時間05分 5時間17分 11時間22分(11.37h)          

■水平歩行速度(m/h)   1.43             1.34            1.39         
     ====================================================

                                   (第4日目終わり)
                                   (第5日目に続く)
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(編集中)

「オーストリア山岳トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/057c1f13884ed3e55ed78019294833dd
「オーストリア山岳トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/7cbebff6666c1ee86eab07561e3cf5ad


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