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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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盛夏の鎌倉;天神山・台峯緑地・常磐緑地・鎌倉山縦走

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    盛夏の鎌倉;天神山・台峯緑地・常磐緑地・鎌倉山縦走
           (ARENAAオフミ)
        2014年7月18日(日) 晴・猛暑

<ルート地図>



<大船駅から天神山へ>

■久々の鎌倉散策
 このところ関東近郊の里山歩きが主体だったARENAオフミだが,今回は久々の鎌倉散策である.鎌倉が散策の対象となると,成り行きとして,鎌倉市民である私が案内役ということになる.私は大船駅9時30分集合で,景色が良いところを歩こうと思って,水平歩行距離約10キロメートルのコースを想定していたが,実際の所は当日の成り行き次第ということにしておいた.
 集合は大船駅南口改札口前9時30分である.時間前に幹事長のNWさん他12名の方がお集まりである.たまたま,男性6名,女性6名である.この酷暑の中,12名もの方にオア積まれ頂けるとは,案内係としては何よりの励みになる.
 今日の最初の目的は山崎(ヤマサキと読む.ヤマザキは誤り?)にある天神山登山である.登山口までは少々蒸し暑い市街地を通らなければならない.
 9時28分,大船駅から歩き出す.
 まずは中通りを南に向かう.まだ,早い時間帯だが,もう開店しているお店も多い.女性群は主婦感覚で店を覗き込む.
 「安いね…でも,今,買ったら,1日中持ち歩かなければならないね.」

■妙法寺
 中通りを抜けて,横須賀線の踏切とガードを抜ける.この辺りは交通量が比較的多いところで,事故に巻き込まれそうな気がしてヒヤヒヤしながら通る.やがて,フラワーセンター大船へ抜ける陸橋近くの三叉路を通過してから,天神橋へ抜ける道幅の狭い道に入る.この道も一方交通ながら結構通り抜ける自動車が多い.
 10時13分,妙法寺に到着する.折角だから境内をほんの少しだけ拝見する.境内はそれほど広くない,民家風の平屋が建っている.これが本堂である.

<妙法寺>

■天神山登山口
 10時17分,妙法寺のすぐ先にある天神山登山口に到着する.この階段道を少し登ったところから草道に入る.初めて登られる方にはちょっと分かりにくい登山口である.
 登山道に入った途端に濃い緑陰の涼しい空気を感じることができる.ほどほどの勾配の道を5分ほど登ると,石造りの立派な階段に合流する.この階段道を少し登ると山頂直下に鎮座する北野神社に到着する.

<天神山登山口>

■北野神社
 10時22分,北野神社の境内に入る.
 北野神社を詣でる.この神社の祭神は菅原道真.夢窓疎石が京都天満宮を勧請したとされる由緒ある神社である(資料1.p.112).

<北野神社>

■天神山山頂
 折角ここまで登ったので,北野神社のすぐ裏手の天神山山頂まで登ることにする.でも,天神山山頂には案内杭のようなものは全くない.勢いよく繁茂した木々が聳えているだけである.
 山頂に立つと山麓から涼しい風が吹き上げてくる.一同山頂で暫くの間立ち休憩を取る.

<天神山山頂>

<山崎から台峯緑地へ>

■北野神社から魯山人窯跡へ
 10時31分,北野神社を出発する.
 階段道の参道を下って,10時37分に湘南モノレールが通っている自動車道路から1本西側の道路に降りる.そして,民家の間の路地を抜けて,元湘南鎌倉総合病院の建物があった付近で,湘南モノレールが通っている道路を渡る.
 当初の予定では,旧江の島道を通って富士塚に向かうつもりでいたが,常磐緑地を横断してみたいという希望者がいるので,参加者全員の了承を得て,コースを変更することに決める.具体的なコースは案内人の私に一任ということで…
 私は,頭の中のボロコンピューターをフル回転させて,新しいコースを設定する.その新しいコースに沿って,まずは矢戸池から台峯の展望台を目指すことにする.
 今居るところは宝積寺跡と呼ばれる所の近くである.もともとの計画では,近くにある高台に登って,坊主墓と近くの眺望を眺めながら一休みするつもりだったが,この高台は省略する.そして,水道山を目指して山裾の道を辿る.
 やがて,薬師堂跡の三叉路に到着する.この三叉路を右折して,谷間の道をユックリと遡る.
 11時01分,山崎小学校グラウンド脇に到着する.さらに小川沿いの細い道を進んで,11時02分,魯山人窯跡に到着する.

<魯山人窯跡>

■台峯緑地入口
 魯山人窯跡からさらに奥へと進む.
 11時04分,台峯緑地の入口に到着する.特に何の案内板があるわけでもないので,初めてここを訪れる方には,なかなか分かりにくいところである.
 入口から一歩中へ入ると,いきなり鬱蒼とした樹林帯の中の山道になる.小川の左岸沿いの細い道を何処までも遡る.

<台峯緑地入口>

■ハスが一杯の矢戸池
 やがて太い土管を跨ぐ.ここで道は二手に分かれる,私たちは右側の小川の右岸沿いの道をさらに遡る.やがて谷戸を横切る排水溝に突き当たる.この排水溝の蓋をガタガタと渡って,台峯の尾根裾沿いの道をさらに遡る.
 11時15分,進行方向右手に矢戸池が見える.池一面にハスが自生している.残念ながらここのハスは蕾がまた硬く,見頃を迎えるのはもう少し先のようである.

<ハスが一杯の矢戸池>

■台峯の展望台で昼食
 矢戸池を通過してから,さらに谷戸の道を遡る.ここから先は,途中でいくつかの枝道が分岐するので,少々分かりにくいが,途中から急坂を登って尾根道を辿る.このお寝道を道なりに進むと,やがて山ノ内ポンプ場から北鎌倉女子学園に抜ける生活道路に突き当たる.
 突き当たりで左折して北鎌倉女子学園グラウンドの手前で,高さ1メートルほどの土手を登ると台峯の展望台に到着である.
 11時23分,私たちも無事台峯の展望台に到着する.後方の方は登り坂で大分疲労したようだが…
 相変わらずここからの展望は素晴らしい.
 眼下に北鎌倉駅付近が見えている.その向こうに六国見山が聳えている.ここから見ると中々大きな威風堂々の山である.
 山麓から涼しい風が吹き上げてくる.とにかく,涼しくて気持ちがよい.
 “このまま,ここで…夕方まで,涼んでいても良いな”
と私は心の中で思っている.そうもいかないが…
 以心伝心.
 誰からともなく,
 「少し早いけど,ここで昼食にしましょうよ…」
 勿論私にも異論などない.
 「では,ここで昼食にしましょう…」
 幸いなことに,私たち以外にここを訪れる人はほとんど居ない.私たちは美しい風景を独占しながら,ユックリと中食を楽しむ.
 私の昼食は,夏向きにとろろソバとオニギリ1個.これが夏の定番である.

<台峯の展望台で早めの昼食>

<葛原岡神社から裏大仏ハイキングコースへ>

■カンナが目を惹く尾根道
 昼食を終えて,12時03分,台峯の展望台からまた歩き出す.案内役の私としては,これから葛原岡神社,源氏山公園,裏大仏ハイキングコースを抜けて,常磐緑地に向かう積もりである.
 山ノ内の尾根道をユックリと移動する.途中,山ノ内の展望台を通過する.毎年のことながら,展望台の傍らで,カンナが勢いよく咲いている.この季節,この花を眺めるのが私の楽しみの一つである.

<山ノ内の尾根道にて>

■葛原岡神社
 山ノ内ポンプ場から源氏山公園に向かう.
 12時22分,葛原岡神社に到着する.ここまで来ると沢山の観光客に出会う.まるで,今までの閑静な散策ルートとは全く違う所へいきなり迷い込んだような気分である.同じ鎌倉市内なのに…
 神社前のベンチに,同行の皆さんが座り込む.自然発生的にここで休憩を取ることになる.私は心の中で密かに,
 ”ここから鎌倉駅に向かえば,30分ほどで散策も終わりになるな…”
と思っている.

<葛原岡神社>

■裏大仏ハイキングコースへ
 12時34分,葛原岡神社から歩き出す.
 沢山の観光客に混じって,ゆっくりと散策路を裏大仏ハイキングコース入口に向かう.
 裏大仏ハイキングコース入口付近の木々が美しく色付いている.この辺りの木々は春夏秋冬を通じて,何時も訪れる人たちの眼を和ませてくれる.
 12時36分,裏大仏ハイキングコース入口に到着する.

<美しい木々が見事な源氏山公園>

<野村総研跡を経由して常磐緑地を縦走>

■野村総研グラウンドへ
 源氏山公園から裏大仏ハイキングコースへ入る.ときどきハイカーとすれ違う.ハイキングコースを歩き出してすぐに,住宅地沿いの道になる.そして,鎌倉市街地,材木座方面がよく見える場所を通過する,ここで一寸立ち止まって,素晴らしい眺望を楽しむ(冒頭の写真).
 5分ほど歩くと長閑な住宅地沿いの尾根道が密林のような緑深い山道に変わる.さらに木の根が網の目の入り組んでいる急坂を下る.この急坂からほんの少し先へ進んだところに大仏に向かうハイキングコースと佐助稲荷に下る道との分岐点がある.
 私たちは,その分岐…までは行かないで,急坂を下りきったところで右折する.鬱蒼とした木々が繁茂する薄暗い道を先へ先へと進む.途中で,たちん台方面へ下る道を分岐する.
 さらに尾根沿いの道を辿る.この辺りから常磐緑地の核心部に入る.
 鬱蒼と茂る夏草をかき分けながら歩き続けて,12時56分,旧野村総研グラウンドに飛び出るようにして到着する.
 グラウンドまで来れば風が吹き抜けて涼しいかなと思っていたが,グラウンドからの照り返しが強くて,随分と蒸し暑い.
 グラウンドには近所の少年野球チームらしい子供達が集まっている.どうやらこれから野球の試合が始まるようである.溌剌とした子供達がとても可愛い.

<旧野村総研グラウンド>

■旧野村総研
 旧野村総研のグラウンドから大規模な竹林を右手に眺めながら,草道を歩く.そして,13時03分,旧野村総研の建物に到着する.外観はそれほど痛んでいないように見えるが,建物の中を垣間見ると,ひどく荒れていることが分かる.私は内心で,
 “勿体ないな…”
と思っている.
 余計なことだが…
 この辺りに,鎌倉市が新たなゴミ処理場を建設する計画も取りざたされているようだ.

<旧野村総研の建物>

■常磐緑地を縦走
 旧野村総研を通過して,常磐緑地の尾根道を辿る.
 最近この辺りを通った人は居ないらしく,至る所にクモの巣が張られている.先頭の私は枯れ枝を右手に持って,立ちはだかるクモの巣を払いながら先へ進む.でも,1本の棒ではとても払いきれないので,ヤツデのような木の葉っぱに持ち替えて,クモの巣を払い続ける.
 今は7月も下旬である.夏草が随分と繁茂していて,場所によっては山道が完全に見えなくなっている.そんなところは尾根筋を睨みながら,適当に見当を付けて歩き続ける.
 時折,尾根を涼しい風が吹き抜ける.そんなときは救われたような気分になる.でも,風が止むと,途端に蒸し暑くなる.先頭を行く私は汗とクモの巣で体中がベトベトになる.

<常磐緑地を行く;歩きやすい道もすぐに終わりになり,狭い藪こぎ道になる>

■梶原口へ下山
 13時28分,梶原側の登山口に到着する.
 登山口に打ち込まれた杭を通過すると,間もなく民家の前を通る舗装道路になる.でもこの舗装道路,転げ落ちそうになるほどの急斜面である.
 急斜面の舗装道路を下って,13時32分にバス停梶原口に到着する.

<常磐緑地の梶原口側の入口>

<笛田の谷戸から鎌倉山へ>

■梶原口のスーパーで一休み
 常磐緑地から梶原口へ出た途端に,密林からいきなり大都会に出たような錯覚に陥る.
 私たちは,梶原口にあるスーパーで休憩を取ることにする.
 とにかくスーパーの店内に入る.涼しい! 実はこのスーパー,我が家から徒歩で15分ほどの所にある.バスを利用すれば5分程度.私もときどきこのスーパーを利用している.
 何はともあれ…こんなに蒸し暑いときはガリガリ君だ! このガリガリ君,コンビニに比較すると随分と安いのに驚く.
 本当は涼しい店内で休憩を取りたかったが,商売の邪魔をしてはいけないということで,自主的に外で休憩を取る.

<スーパーで一休み>

■一気に鎌倉山へ
 スーパーでの休憩を終えて,13時45分,また歩き出す.
 まずは,梶原口から藤沢鎌倉道路の裏道を通って,深沢まで歩く.裏道ながら,結構自動車が通っているので,あまり気分の良い道ではない.
 途中で左折して笛田の谷戸に入る.自動車道を避けて,裏道を辿る.ついこの間,ここを通ったときには田植えをしていた田んぼは,もう水が見えないほど真っ青に育っている.
 点在する農家と田んぼの間をクネクネと曲がりながらぬける草道は,歩いていても実に気持ちがよい.
 5〜6分歩くと笛田団地の入口に到着する.この辺りから登り坂になる.
 仏行寺と三嶋神社の参拝は省略して,広場風の公園の手前で左折して,急坂を登る.坂の途中からまた左折して笛田公園に抜ける階段道を登る.この道は,笛田公園沿いに鎌倉山まで一気に登る急坂である.
 「ユックリ登りましょう…」
と一同に声を掛ける.
 坂道を登り切ると,鎌倉山にある動物病院の脇に出る(14時26分).
 その少し手前の日陰で,藤沢方面の展望を楽しみながら,10分ほど休憩を取る.

<鎌倉山からの展望を楽しみながら休憩>

<鎌倉山の裏道を散策>

■しのぶ塚
 14時39分,重い腰を上げて,動物病院脇の日陰から歩き出す.
 14時40分,しのぶ塚に到着する.今日は,仏行寺の源太塚を詣でていないので,しのぶ塚だけ立ち寄るのは片手落ちになるが,やむを得ない.
 しのぶ塚付近の閑静な住宅地を抜けて,鎌倉山のさくら通りに出る.

<しのぶ塚>

■鎌倉山碑
 当初の予定では,しのぶ塚からさくら通りに出たら左折して,鎌倉山神社を経由して,山道を通って月影地蔵へ出るつもりだった.さらに御霊神社,長谷観音前を通って鎌倉駅まで出る筈だったが,参加者の一部から,深沢へ戻ろうという意見も強いので,計画を変更して,深沢に戻ることにする.
 そうと決まれば,さくら通りを右折して,夫婦池公園に下る道との十字路まで,そのままさくら通りを歩く.この通りは結構自動車の往来が多いので,道端を歩くのには辛いものがある.自動車の往来が多いのは,正に菅原通斉の思惑通りになっていると言えよう.
 十字路を見送って少し先へ進んだところで右折して,さくら通りの裏道に入る.この通りは未舗装の砂利道である.道路の両側には,壮大な敷地を持つ家が並んでいるが,鬱蒼とした木立に隠れてしまい,家屋は殆ど見えない.途中,道路が分岐しているのかと間違えるほどの私道がある.多分私道の先に豪勢な住宅があるんだろうと想像しながら歩き続ける.
 14時53分,未舗装の道路は,また,さくら通りと合流する.この合流点に鎌倉山碑が立っている.大きな石碑である.何か細々とした説明文が刻まれているが,難解な文章が苦手で,しかも長い文章はとても読む気力のない私にはチンプンカンプンだが,フィクサー菅原通斉の心意気が書かれているんだという説明を受けたことがある.
 この碑の脇に休憩所がある.休憩所のベンチに一同座り込む.ここで10分ほど給水休憩を取る.
 
<鎌倉山碑>                                          <ベンチで休憩>

■鎌倉山の尾根道を楽しむ
 休憩所の脇から,夫婦池公園に通じる散策路がある.この散策路を辿れば,20〜30分で深沢に着いてしまう.それでは,当初鎌倉まで歩こうと思って居た方には不満が残るだろうと思う,そこで,私はもう少し鎌倉山の散策を楽しんでから,深沢に戻ることにしようと思う.
 休憩を終えて,15時丁度に歩き出す.
 まずは,100メートルほど,さくら通りに沿って鎌倉山ロータリー方面に向けて歩き出す.進行方向右側にある長い石段に到着する.少々急で長い石段だが,ユックリと登る.途中から階段の先を見ると,何だか個人宅に飛び込みそうな感じがするが,心配する必要はない.階段を登り切ると鎌倉山の尾根に最も近い道路に続いている.
 この尾根道は正に展望の道である.

<石段を登って尾根道へ>

■素晴らしい眺望
 のんびりと眺望を楽しみながら鎌倉山の天井道を歩く,
 遠くに靄が掛かっていて,水平線は見えないが,眼下に江の島や七里ヶ浜付近の住宅が見えている.
 「凄い見晴ですね…」
と後ろの方で誰かが言っている.
 しばらく進むと尾根を越えて反対側の尾根筋道になる,今度は大船方面が良く見え始める.
 先ほど登った天神山や常磐緑地もよく見えている.その向こうには六国見山も見えている.
 15時14分,ローストビーフの有名店の前に到着する.つい2ヶ月ほど前に,衣服を整えて息子を連れて,この店で夕食を食べた.当然,丁重なもてなしを受けたし,大変美味しかった.平素コンビニのオニギリを食べている私には,目の玉が飛び出るほどのお値段だったが,料理の満足したので高いとも思わなかった.
 その私が,今日は汚いリュックとつぎはぎだらけのバッチイズボンを履いて歩いている.
 “こんな格好でお店に入ったら,蹴飛ばされるかも知れないナ…”
と変なことを連想しながら通過する.もちろん,蹴飛ばされるようなことはないに決まっているが,すぐに変なことを考えるのは困ったものである.

<鎌倉山尾根道からの眺望>

 ■竹林の裏道
 途中から竹林沿いの細い路地に入る.勿論,未舗装ですれ違うのがやっとの細い道である.一見(いちげん)の観光客には絶対に分からない小径である.鬱蒼とした竹林の脇の緩やかな下り坂である.
 この小径は5〜6分も歩くと,教養センターに下る道に突き当たる,そこから,民家裏手に続くU字溝の蓋を辿る道(?)を進むと,駐車場に突き当たる.この駐車場からの眺めも最高である.

<駐車場から六国見山常磐方面を望む>

<笛田から深沢へ>

■教養センター裏道を一気に下る
 駐車場から,教養センターの裏手を通る小径を一気に下る.未舗装の野趣溢れるジグザグ道である.急斜面の道は繁茂する樹木の陰で薄暗い.そこを抜けると墓地がある.さらに下ると笛田の住宅地に到着する.
 先ほど登った笛田の谷戸に降り立つ.先ほど通った道はなるべく通りたくないので,今度は,暫くの間,バス通りを深沢方面に向けて歩き続ける.
 途中から左折して,笛田川沿いの小径に入る.
 何時も立ち寄る野菜無人スタンドを覗くが,すでに観梅したのか商品はない.残念.

<お馴染みの無人スタンド>

■深沢に到着
 曲がりくねった小径を歩いて,湘南記念病院脇の十字路を右折する.さらに湘南記念病院前を通過して左折,15時43分に深沢交差点に到着する.
 ここが本日の終点である.
 途中まで,16時30分に鎌倉駅に到着するつもりで歩いていたので,少々早めの終着となる.ここで解散である.
 幹事長のNOさんから,無事終了の挨拶を頂戴する.ここで解散.
 アルコールを嗜むグループと,嗜まないグループに分かれて,適宜懇親会を開くことになる.

<深沢交差点>

■下戸組はコーヒー店「MT」で懇親会
 アルコールを嗜むグループは全員男性で,バス停深沢近くの居酒屋で,ノンアルコール組は私1人が男性,残りは全て女性.なんとも居心地が悪いが,これも運命.バス停近くの某レストランに入る.ここは名古屋を本拠点とする有名なチェーン店である.
 私は,柄にもなく,いちご氷水を注文する.トッピングはタップリのクリームである.これがいちご水と実に良く合うので味が倍増する.美味しく頂戴する.

<イチゴ氷水>

■無事帰宅
 16時36分,お開き,
 私は皆さんをバス停深沢までお送りする.
 北の空を見上げると,今日もまた入道雲がモクモクと沸き上がっている.
 「東京か埼玉か分からないけれど.また雷雨になりそうですね…」
 仲間の内,お二人はバス停深沢から「こまわり君」に乗って藤沢へ,残りの5人は,大船行のバスに乗車する.
 全員がバスに乗車したことを確認してから,私は自宅まで徒歩で帰る.深沢から家までは結構な登り坂である.
 昨日今日と2日間にわたって歩き通しなので,さすがの私も若干の疲労感がある.ここはノンビリノタノタの気儘一人旅である.気が済むまでノタノタ歩きを楽しむ.
 17時丁度に,無事,帰宅する.メデタシ,メデタシ…

<ラップタイム>

 9:28  大船駅歩き出し
10:13  妙法寺
10:22  北野神社(10:31まで)
11:02  魯山人窯跡
11:15  矢戸池
11:23  台峯の展望台(12:02まで昼食)
12:22  葛原岡神社(12:34までトイレ休憩)
13:03  旧野村総研
13:28  梶原口
13:35  梶原口スーパー(13:45まで休憩)
14:26  鎌倉山動物病院脇(14:39まで休憩)
14:40  しのぶ塚
14:53  鎌倉山碑(15:03まで休憩)
14:53  ローストビーフ鎌倉前
15:22  鎌倉山駐車場
15:43  深沢交差点(解散)


[ハイキング記録]

■水平歩行距離      12.0km

■累積登攀高度      371m

■累積下降高度      371m

■所要時間(休憩時間を含む)
 大船駅発             9:28
 深沢着                             15:43
 (所要時間)        6時間28分(6.47h)
 歩行速度          12.0km/6.47h=1.85km/h

[参考資料]
 資料1;鎌倉商工会議所(監),2008,『改訂版鎌倉観光文化検定』かまくら春秋

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/4923bf7315c87f0865ab0d5f7c47c41f
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)

※誤字脱字転換ミスなどご容赦下さい.












 


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