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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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シロヤシオは未だだが大賑わいの丹沢:塔ノ岳(今年26回目)

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                         <沢山のご常連と一緒に登る>

  シロヤシオは未だだが大賑わいの丹沢:塔ノ岳(今年26回目)
           (常連に同行)
       2013年5月18日(土) 曇り

■大倉は登山客で大賑わい
 今が丹沢詣でのベストシーズンである.
 今日は土曜日.多分,丹沢も大賑わいだろう.でも,今日は塔ノ岳へ行くしかない.私は何時ものように5時10分に家を出る.土曜日だから,小田原駅でJRから小田急に乗り換えるときに,駅の階段を普通に1段ずつ登り下りできるだけの余裕がある.この余裕があるだけで,随分と気分が楽である.
 案の定,渋沢駅の大倉行バス乗り場では,登山客が長蛇の列を作っている.列の後ろに並んだ私は当然座れない.混雑する車内で沢山のご常連を見掛ける.今日は楽しい登山になりそうだなと期待する.
 バスは7時頃,大倉に到着する.私たちがのったバスの直ぐ後に2台の臨時バスが出たらしく,これらのバスから降りた乗客でバス停周辺は登山客で一杯になっている.
 7時10分,たまたま居合わせたご常連の皆様と一緒に歩き出す.

■ご常連寸景
 ご一緒するご常連の皆様のスナップ写真を若干披露しよう.お名前は伏せておく.

<大倉から歩き出す>

 
<父子鷹;雑事場ノ平手前>                     <笑顔が素敵;見晴山荘>

■見晴階段
 何時ものスローペースで,7時56分,見晴山荘を通過する.そしてすぐに見晴階段にさし掛かる.
 坂の上を見上げると,おびただしい人数の登山客が数珠繋ぎになっている.これだけ沢山の登山客が前にいると,さすがに追い越してやりたいという気持ちにはなれない.ただ,ただ,凄い人数だなと驚くばかりである.
 ロートルの私は急な登りは苦手である.極々ユックリとしたペースで登り続ける.

<見晴階段を登る>

■Kさんから元気を貰う
 見晴階段を登り切って,モミジ坂に差し掛かる.
 ここで下山してくるKさんとすれ違う.前回の登山のときにお会いした場所より随分下の方でのすれ違いである.早速握手.何時ものようにKさんから元気を貰う.
 「山頂は霧で何にも見えなかったです…」
 お会いすべき方に,お会いできるのは嬉しいことである.

<モミジ坂登り口にて;ピンぼけ写真で申し訳ない>

■相変わらず富士山は見えない
 8時18分に一本松を通過する.すぐ上の休憩所のベンチは休憩を取る人達で満席になっている.
 駒止階段をユックリ登って,8時28分に駒止茶屋を通過する.
 大倉からの所要時間は1時間18分.夏場とはいえ,かなりのスローペースである.
 堀山の尾根に差し掛かる.晴れていれば富士山が良く見えるはずの場所から,曇天で見えない富士山の写真を撮る.
 今日はバカカメラにお休みして頂き,準バカカメラを持参しているのに,準バカカメラで富士山が撮れるかどうかチェックしたかったのに…残念!
 8時37分,堀山を通過し,下り坂に入る.
 「どうせ小草平で休憩を取るので,ここはちょっと足を速めて,小草平で皆さんを待ちましょう」
ということで,下山がお得意なIさんと一緒に,歩く速度を速める.


<見えない富士山を撮る>

■堀山の家
 8時46分,堀山の家に到着する.私たちの直ぐ後に,常連の皆様も小草平に到着する.
 私は,ここから先,花立山荘までの急坂は,なるべく汗をかかないでユックリ登りたいなと思っている,何しろ熱射病が怖いから…
 それに,少しばかり先へ歩いていても,どうせすぐに追い付かれるので,とにかく休憩を取らずに歩き続けることにする.
 「私,ユックリ登りますから,先に行かせてもらいます」

<堀山の家で休憩を取る常連さん>

■萱場平
 堀山の家から,マイペース,ユックリペースで,暫くの間,一人旅が続く.途中何人かの方を追い越したり,追い越されたりで,9時04分に戸沢分岐を通過する.
 例によって,萱場平で写真を撮る.ここでもベンチでは沢山の登山客が空閨を取っている.

<萱場平;写真に写っている人は私たちとは無関係の人>

■今日のど根性アザミ
 萱場平の木道の間に繁茂するアザミが気になる.今日見たところでは,随分と大きく立派に育っている.
 「がんばれ〜・・」
とアザミにエールを送る.

<萱場平のアザミ>

■花立山荘
 後7分坂(花立階段)に差し掛かる頃,小草平で休憩を取っていたご常連グループに追い付かれる.予定通りである.そして,階段の途中で追い抜かれる.
 私は,常連の皆さんより,階段で20〜30段遅れて,9時27分,花立山荘に到着する.ここも沢山の登山客で賑わっている.
 大倉からの所要時間は2時間13分.堀山の家からの所要時間は41分である.
 ご常連グループは,花立山荘で一休みするという.
 「じゃあ…,私は,また,例によって先にユックリ登っています」
ということで,私はここでも休憩を取らずに,そのまま登り続ける.



<花立山荘で休憩をとる>

■花立山山頂
 花立山荘を過ぎると,辺りの霧が一段と深くなる.周囲の山は完全に霧の中.全く見えない.
 体力に余力があるのか,花立山荘を過ぎる辺りから,自分の体調がとても良いことに気がつく.何時は花立山荘から花立山まで登るのに9〜10分掛かるが,今日は8分で登る.もっとも天気が悪いので,途中で殆ど写真を撮らなかったので,撮影時間が短縮しただけのことかもしれない.

<花立山山頂>

■塔ノ岳山頂
 9時40分,金冷シを通過する.
 金冷シから最初の長い階段を登っている頃,そろそろ後ろにご常連グループが見えないかなと後ろを振り返る.どうやら未だ見えないようなので,そのままの速度で登り続ける.
 9時54分,塔ノ岳山頂に到着する…が,山頂のポールタッチは,ご一緒して頂いた常連さんグループと一緒にしたい.そこで,ポールの少し手前の敷石に座り込んで,皆様の到着を待つ.このとき山頂の気温は15℃.
 今日の大倉から塔ノ岳山頂までの所要時間は2時間44分.前回とほぼ同じである.花立山荘からの所要時間は30分である.
 座り込んで,2〜3分経った頃,カメラマン氏が山頂に到着する.
 その直ぐ後,Tさんが山頂に到着する.Tさんは,つい先日,大倉から2時間08分で塔ノ岳に登った方で,先日の朝日新聞の記事に登場された方である.
 「…いや,皆に合わせてユックリ登っていると疲れます…」
ということで,途中から先に登ってこられたようである.
 そして,10時頃,ようやく皆さんが山頂に到着する.随分と長い間,花立山荘で休憩していたようである.

<大賑わいの塔ノ岳山頂>

■ノンアルコールビール
 ご常連のグループが揃ったところで,一緒に尊仏山荘に入る.
 山荘入口で,「サントリーオールフリー」の無料配布をしている.ノンアルコールビールなら私も飲めるので,1本頂戴する.
 一同,無料ビールを1本ずつ持って,尊仏山荘へ入る.

<サントリーのノンアルコール>

■尊仏山荘
 今日は天気が良いので外で休憩を取る人が多い.そのため山荘は空いている.
 今日の小屋番はオーナーのHさんを始めとして,W林さん,W田さん他オールスターキャストである.残念ながら山猫は不在.
 山荘入り口で頂戴したノンアルコールビールと,300円也のお茶で,水分補給は十分である.
 初めて試飲するノンアルコールビールは,確かに美味しいが,やっぱり本物のビールとは少し味が違うなという印象を受ける.
 私たちは入口近くの長椅子に座って,食事をしながら雑談に興じる.
 今日初めてお目に掛かった台湾出身の方から,台湾と香港の珍しい菓子の差し入れがある.
 居合わせたカメラマン氏とも色々雑談を交わす.
 今年のシロヤシオの見頃は,まだまだ先だが,今からシロヤシオを楽しみにしている.

<ノンアルコールビールと台湾・香港の珍しいお菓子>

■山頂で記念写真
 10時40分過ぎに,そろそろ下山しようということになる.
 私たちが山頂に到着してから,わずか40分ほどの間に,山頂で休憩を取る登山客がおびただしい数に増えている.
 まずは山頂で登頂記念写真を撮る.ただし,撮ったのは私のカメラではないので,ここで披露できないのが残念である.
 10時48分,下山開始.

■超人とバッタリ
 順調に下って,11時11分,花立山荘を通過する.
 後7分坂を下りはじめるところで,登ってくるご常連さんにバッタリ.この方は私などには想像すら付かない超ロングコースを踏破している超人である.早速超人を囲んだ写真を撮らせて貰う.

<超人を囲んで>

■山旅スクール第15(?)期生とすれ違う
 数珠繋ぎになって登ってくる登山客とすれ違いながら下山し続ける.
 11時29分,萱場平を通過する.萱場平のベンチは登山客で鈴なりである.
 狭い階段道で登りが数珠繋ぎになっている.
 「どこのツアーですか」
と伺うと,
 「いえ,個人なんです…」
とのことである.縁もゆかりもない方々が延々と連なっている.何とも凄い人出である.
 やがて,堀山の家に差し掛かる.
 今度は,整然と1列になった団体が登ってくる.私は列の先頭の方を見てびっくりする.山旅スクールでお世話になった“ヤマンバ”さんである.
 「おや,まあ…きっと(FHさんに)会えると思っていました…」
とヤマンバさんがいう.
登山道が混雑しているので,立ち話はほんの一寸だけ.
 「みなさん,この方が,伝説の5期生です…大倉尾根を2時間一寸で登る方です」
と私を妙な形で,私を一同に紹介する.私恐縮.でも“伝説って過去の人間”ってことではないの.
 何れにしても.もう少しユックリお話ししたいところだが残念.

■観音茶屋の氷水
 11時33分,堀山の家に到着する.折角だが,今日は堀山の家には立ち寄らずにそのまま通過する.
 次第に高度が下がるにつれて,蒸し暑くなる.
 「今日は観音茶屋で氷水だ…!」
とどなたかが言う.
 氷水と聞いて,すぐその気になる.
 12時40分,観音茶屋に到着する.すぐに氷水を注文する.一同,外のベンチに座り込んで,氷水を賞味する.実に美味.
 丁度そのとき,山旅スクール5期の方と11期の方が下山してくる.
 「おや…○○さん」
と私が呼び止める.ARENAの山行でご一緒する方である.5期の方とお会いするのも久々である.5期の方が,
 「この頃,体中のあちこちが痛くて…」
とこぼされる.
 
<観音茶屋に到着>                        <観音茶屋の氷水>

■渋沢でコーヒーブレーク
 氷水パーティが終わって,13時03分に観音茶屋を出発する.そして,13時18分に大倉に到着する.
 私たちより先に下山していたAさんとBさんが,
 「随分遅かったですね…どこか他に廻ったのかと思ってましたよ…」
 「いやどうもスミマセン…途中で“氷水”と利いた途端に,氷水のことしか頭になくて…他のことは全部忘れてしまいました…」
 大倉発13時18分のバスに乗車する.私たちは運良く座れたがバスは超満員.
 渋沢駅南口の喫茶店に立ち寄って,コーヒーを飲みながら暫し雑談.
 その中で,近々丹沢主脈を縦走しようかという話も出る.
 14時30分頃,お開き.
 
<渋沢の某喫茶店にて>


<渋沢のコーヒー400円也>

■相模線経由で帰宅
 小田急線下り電車が送電ストップの影響で遅延しているとのことなので,相模線経由で帰宅することにする.
 渋沢から本厚木,厚木経由で茅ヶ崎へ.電車の接続が悪くて厚木駅で20分ほど待たされる.茅ヶ崎経由で16時18分に大船に到着する.
 今日も楽しい塔ノ岳山行だった.
 よかった! よかった!

<ラップタイム>

 7:10  大倉歩き出し
 7:37  観音茶屋
 8:18  見晴山荘
 8:28  駒止茶屋
 8:46  堀山の家
 9:27  花立山荘
 9:40  金冷シ
 9:54  塔ノ岳山頂着(15℃)
10:48      〃  発
11:01  金冷シ
11:11  花立山荘
11:43  堀山の家
11:57  駒止茶屋
12:28  見晴山荘
12:40  観音茶屋(13:03氷水ブレーク)
13:18  大倉着 

[山行記録]

■水平距離       7.0km(片道)

■累積登攀下降高度   1269m

■登攀所要時間(雑談時間を含む)
  大倉   発       7:10
  塔ノ岳  着       9:54
  (所要時間)  2時間44 分(2.73h)
  水平歩行速度   7.0km/2.73h=2.56km/h
  登攀速度    1269m/2.73h=464.8m/h

■下降所要時間(休憩時間を含む)
  塔ノ岳  発       10:48
  大倉   着       13:18
   (所要時間)  2時間23分(2.38h)
  水平歩行速度     7.0km/2.38h=2.94km/h
  下降速度     1269m/2.38h=533.2m/h
                                  (おわり)

「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/82421c6adad9efac348d292e0f194308
「丹沢の山旅」 の次回の記事
(なし)


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