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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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巨大な雷雲を見上げながら歩く鎌倉;鎌倉山・稲村ヶ崎周遊(前編)

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                   <笛田公園>

       巨大な雷雲を見上げながら歩く鎌倉;鎌倉山・稲村ヶ崎周遊(前編)
                (独りウォーキング)
             2020年9月11日(金) 晴

<ルート地図>


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<深沢の名刹>

■不安定な天気
 天気予報では、今日の天気もどうやら不安定のようである。それに相変わらず残暑が厳しい。でも、日課の散歩だけは、ちょっとでも良いからしておこうということで、13時10分、鎌倉中央公園清水塚口から歩き出す。
 今日の目的は、軽く深沢辺りを一回りして6,000~7,000歩程度歩いておくつもりである(実際は予定とだいぶ違ってしまったが・・・)
 住宅地の坂道を深沢方面に向かって下る。
 このところ毎日のように雨が降っているので空気がとてもきれいである。坂道を下りながら、ふと前方を見ると、箱根の山並みがとても綺麗に見えている。感動して思わず写真を撮る。

<坂の途中で箱根の山並みを眺める>

■大慶寺
 13時22分、大慶寺に到着する。茅葺きの山門が印象的。ここは円覚寺の末寺で臨済宗の寺。関東十刹に数えられる名刹である。

<大慶寺>

■等覚寺
 続いて13時27分、等覚寺に到着する。ここは真言宗の寺。

<等覚寺>

■亀山
 深沢の交差点を越えて、相鉄ローゼン脇の細い道を南に向かう。
 13時34分、鎌倉で多分一番標高差の低い山、亀山の脇を通過する。山頂に立つ大きな石塔が見えている。

<亀山>

<笛田の谷戸から仏行寺へ>

■野趣豊かな田園地帯
 住宅地を過ぎると舗装道路から砂利道に変わる。進行方向左手には大きな敷地の家が並んでいる。右手には田園が広がっている。散歩していても実に気分が良いところである。
 くねくねと左右に曲がりくねった道をごくゆっくりペースで歩き続ける。
 13時46分、萩郷住宅地入口の十字路に到着する。ここで、どこへ行こうかで少し迷う。

<笛田の谷戸の田園風景>

■仏行寺
 13時46分、仏行寺に到着する。
 本当は境内をゆっくりと散歩したいところだが、お散歩できる時間が限られているので残念ながら省略する。そして、仏行事前の急坂を登る。

<仏行寺>

<笛田公園>

■丹沢に立ち上る入道雲
 かなりな急勾配の道を登って、13時51分、笛田公園入口に到着する。
 笛田公園の中に入ってからの上り坂が続く。
 途中、視界が良いところがある。ここから丹沢方面がよく見えるが、今日は丹沢の上空にずいぶんと大きな入道雲が何本もニョキニョキと立ち上っているのが見える。
 ”あの雲の下は土砂降りだろうな・・・”
と想像する。

<丹沢方面に立ち上る入道雲>

■こちらにも入道雲
 13時55分、あずま屋に到着する。
 ここで1分ほど給水休憩を取ることにする。あずま屋のベンチに座る。ところがこのベンチ、降り注ぐ日光ですっかり熱くなっている。それに気がつかずに座ってしまう。ズボン越しに焼けるような熱さを感じて飛び上がる。べつに火傷はしなかったが、ちょっと迂闊だった。
 前方には野球場が広がっている。さすがにこの蒸し暑いさなかに野球をする人は居ないようである。こちらの方の空にも入道雲が壁のように並んで立ち上っている。

<笛田公園のグラウンド>

<鎌倉山逍遙>

■鎌倉山からの眺望
 笛田公園内のいくつかのグラウンドを左手に見ながらあるいて鎌倉山側の出口から外へ出る。
 丹沢方面の視界が開ける。丹沢山塊の上にたくさんの入道雲が立ち上がっているのが見える。山の手前に見えている町並みは多分茅ヶ崎方面、その右手の方が藤沢、手前に大きく見えているのが萩郷住宅地である。

<鎌倉山からの眺望>

■轍のある砂利道
 砂利道を登り詰めると道が二手に分かれる。右へ向かえばしのぶ塚を経て、鎌倉山ロータリー方面、左に向かえば笛田、枇杷苑、鎌倉山神社方面である。どちらへ行くかで少々迷うが、今回は鎌倉山神社方面へ行ってみようかなと思う。
 左折。轍のある砂利道に入る。左手には常磐緑地の山並みが見えている。

<轍のある道から眺める風景>

■さくら通りに合流
 14時07分、砂利道は桜通に突き当たって、おわりになる。
 さくら通りに出て、またどっちに行こうかと迷う。このままさくら通りを下って枇杷苑の住宅地を抜けるのも楽しいコースだが、歩く距離が少し短くなり1万歩には届かなくなるだろう。ならば、右折して夫婦池公園方面へ向かうのも良いが、ついこの間、歩いたばかりである。
 いろいろ迷った末に、とにかくさくら通りを横切って、鎌倉山の一番縁を通る細い道に入ることにする。この道は自動車にとっては袋小路、歩行者は先に進むことができる道である。

<轍のある砂利道>

■長い上り階段
 閑静な道路がつづく。進行方向右手が山、左手が谷。道の両側には高級住宅地鎌倉山らしい洒落た家が建っている。なんとも羨ましい環境である。
 突き当たりから先は細い土道と石段がある。石段はその先にある舗装道路に突き当たってさくら通りの裏道に通じている。この突き当たり道を通れば楽に裏道まで行けるが、自分の足を鍛えるために、あえて手前にある長い石段を登ることにする。
 この階段、多分、確実に百数十段はある(段数は面倒だから数えたことはないが・・・)。息が切れることなしに普通の速度でこの階段を登れるかがポイントである。ちょっと無理かな・・・

<長い階段を登る>

■肉弾三勇士碑
 三叉路で裏道に突き当たる。ここでもどっちへ曲がるかでちょっと迷う。右に曲がれば広町緑地方面、左に曲がれば陣鐘山方面である。だいぶ迷った末に左折する。この道は七里ヶ浜方面への抜け道なので、自動車の交通量が結構多い。そのためにゆっくりと散策を楽しむ・・・という訳にもいかない。やがて次の三叉路に到着する。ここは左折して鎌倉山神社方面に向かうつもりだが、まずは右折して40~50メートル先にある次の三叉路まで行く。ここに肉弾三勇士碑が立っている。
 この碑が立てられた経緯などは全く調べていないので分からないが、こんもりと繁茂する樹木の中に碑が立っている。数年前までは碑が立っている場所まで近づいて拝観することができたが、今は虎ロープが張られていて中には入れない。聞くところによると、この日は若宮大路にあった大鳥居の柱だという。ちなみにもう片方の柱は鶴岡八幡宮境内にある国宝館の建物の前に据え置かれている。

<肉弾三勇士碑>

■江ノ島遠望
 もとの三叉路まで戻る。
 ここから先は袋道、滅多に自動車は通らないので、ずいぶんとリラックスできるのがうれしい。
 やがて、進行方向右手の視界が開け、江ノ島や七里ヶ浜が見下ろせる。海の向こうに伊豆半途がうっすらと見えているが、多分、デジカメでは写せないだろう。足下に見えているのは七里ヶ浜の住宅地である。

<江ノ島遠望>

■鎌倉山神社
 14時22分、鎌倉山神社に到着する。
 石段の先に靖国型鳥居が立っている。短い階段だが何となく億劫で登る気がしないので、階段下で頭を下げただけでお参りしたことにする。

<鎌倉山神社>

■鎌倉逗子遠望
 14時25分、砂利道の突き当たりに到着する。自動車にとってここが袋小路の突端である。
 ここ~眺める鎌倉市街地や逗子方面の眺望がすばらしい。
 前方に見えている山は二子山、その奥に三浦アルプスの山々が見えている。いつまで見ていても見飽きない絶景である。

<鎌倉逗子遠望>
                         (後編に続く)
後編の記事
  ↓
(執筆中)

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3a3a90465c6c1d36bdb5391975401e49

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