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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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初夏の鎌倉・藤沢;川名御霊神社・神光寺・清水谷戸・西鎌倉周遊

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                       <川名御霊神社>

    初夏の鎌倉・藤沢;川名御霊神社・神光寺・清水谷戸・西鎌倉周遊
           <<清水谷戸の藪漕ぎで参った>>
             (独りウォーキング)
          2020年6月2日(火) 晴れ

<ルート地図>

■全体図

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■御霊神社・新光寺付近地図 (現地の案内地図を撮影)

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<藤沢市川名付近の社寺>

■鎌倉中央公園清水塚口から柏尾川沿いの道へ
 初夏.少々蒸し暑いが久々の上天気である.
 例によって,今日の午前中は頭の体操,午後から身体の体操というわけで,お散歩である.また,何時ものようにどこへ行くという当てもなく,とにかく鎌倉中央公園清水塚口を出発点として,深沢方面に向かって,坂道を下り始める(13時02分).
 なぜ今日は深沢方面か?
 答えは簡単.昨日は京都は反対に鎌倉中央公園を抜けて大船方面へ向かったから,反射的に昨日とは反対側に歩き始めただけである.
 途中,大慶寺,等覚寺の前を通過して,深沢に到着する.ここでまたどっちへ行くか迷うが,目の前の信号が青になったので反射的に信号を渡る.これで当面の行き先は決まった.それで,新川という小川の右岸沿いの歩道を真っ直ぐ歩きつつけることになる.やがて古館橋に到着する.
 つい先日はここから柏尾川右岸沿いに江ノ島海岸まで歩いたが,今日はその反動もあって,川沿いではなくそのまま直進する.
 道幅はそれほど広くはないが,藤沢鎌倉道路の裏道ということもあって,結構自動車の往来も多い.自動車を気にしながら狭い道を歩くのはすぐに嫌になる.そこで,川沿いの道に出ようかと思って,適当なところで左折してみる.ところが運悪くその道は袋小路.やむなくもとの道に引き返し,横断歩道のある場所で左折する.すると上手い具合に柏尾川の堤防道に突き当たる.右折して柏尾川右岸沿いに川下方面に歩き始める.対岸にはお馴染みの川名ゴルフ場の金網が見えている.

<柏尾川右岸沿いの道に出る>

■川名御霊神社
 川名で橋を渡って柏尾川左岸へ.
 バス停御霊神社前付近で左折して道幅が狭い道に入る.くねくねとした道でちょっと心細くなるが,13時51分,無事,川名御霊神社に到着する(冒頭の写真).
 立派な明神鳥居の先に,とてつもなく長い階段が見えている.今日はとてもではないが,この階段を登る気にはなれないので,鳥居の前で一礼しただけで通過する.

<川名御霊神社>

■新光寺
 御霊神社前を通過して少し先へ行くと道が二股に分かれる.右側はどうやら袋小路のようである.この辺り,以前歩いたことがあるが,まだ道には不案内,間違えるかもしれないなと思いながら,左側の道に入る.どうやらこの道で良かったらしく.14時01分,新光寺に到着する.
 ここは真言宗の寺.入口に掲示板があり,そこにお言葉が3枚張り出されている.私のように老境に入ると,どのお言葉にも心が響く.これらのお言葉については,稿を改めて,このブログに収録しようと思っている.

<新光寺>

<川名清水谷戸に迷い込む>

■川名清水谷戸入口
 新光寺のすぐ近くに横穴墓群があると聞いていたので,訪ねてみようと思う.
 ところがどこにあるのか分からないうちに.「川名清水谷戸の保全について」という案内板が立っている場所に到着する(14時06分).
 ”ここが川名清水谷戸の入口か!”
 釣りをするななどと書かれているので,どんなところかなと気になる.そこで,とにかく谷戸へ入ってみることにする.運が良ければ新林公園まで登れるかもしれないぞ.

<川名清水谷戸入口>

■心地よい散策路
 右折して谷戸への道に入る.砂利道.進行方向右手は崖,左手には畠が続く.野趣豊かで心地よい散策路がしばらくの間続く.
 ”蕗沢にはこんな素晴らしいところがあるんだ・・・”

<清水谷戸の入口付近>

■道が怪しくなる
 やがて歩きやすい砂利道が途絶え,人一人が通れるだけの土道になる.道の両側の夏草が繁茂し始めている.途中,何カ所か分岐があるが,人が余計に通っていそうな方を選んで歩き続ける.
 途中で沼に突き当たって少し戻り,こんどは右手の右らしいところを先に進む.
 何だかやたらにジメジメしていて,嫌な感じのところである.


<沼地のようなところで引き返す>

■不気味な洞穴
 だんだんと急傾斜の上りになる.踏み跡もほとんど無くなる.万一,引き返すときのことを考えて,3~4メートル登るたびに手元の細い竹を胸の高さぐらいで,ちょっと折って目印にする.
 誰かが滑った跡も見つかる.
 やがて,右手に不気味な洞穴があるのを見つける.あきらかに人が掘った穴である.
 ”一体,何のために・・・?”

<不気味な洞穴>

■全く踏み跡もなくなる
 そのうちに,踏み跡らしいものもほとんど見当たらなくなる.その辺りを右左に藪漕ぎをして,踏み跡がないか探す.
 折角だから,安全に注意しながら,夏草が繁茂する中を,もう少し登ってみようかと思う.
 ただもう今の季節は初夏.蜘蛛の巣が至る所に貼られていて,虫も随分と出ている.それに,こんなところへ来る予定もなかったので,私の服装は半袖.こんな軽装で藪漕ぎはまずいなと思い始める.

<踏み跡もなくなる>

■断崖に突き当たる
 14時21分,突然,断崖に突き当たる.
 この断崖,明らかに大雨などで表土が滑り落ちたところである.つまり地滑りの跡だ.
 ”やばいぞ”!”
 桑原,桑原,万事窮す.
 ”三十六計逃げるにしかず.”
 もちろん,断崖を迂回することもできるが,この辺りは,個人所有の森林かもしれないし,それに独りでこんなところへ入り込んで,万一,怪我でもしたら,どうしようもない.
 私はすぐに往路を引き返す.
 折角作った目印も途中で見失うこともあったが,往路で地形が分かっていたので,迷うこともなく,14時36分,もとの三叉路へ戻る.心の中で,
 ”こんな行き当たりばったりなことは,二度としないぞ・・・いい年をして”
と心に誓う.
 今回は成り行きで,何となく谷戸に入ってしまったが,冬になってからもう少しよく調べた上で,また来てみるかどうか決めようかと思う.

<断崖に突き当たっておわり;明らかにランドスライドの跡だ>

※メモ書きより

<片瀬から西鎌倉へ>

■市境の尾根を登って片瀬へ
 ここから先は何度となく歩き回っているところである.いわば「蛍のお尻」(地理に明るいという意味).
 鎌倉市と藤沢市の市境尾根を,もう勝手が分かっている道なので,気分的にも溶融である.時間を気にしながらも,のんびりと坂道を登り続ける.
 あまり風が通らず,いくらか蒸し暑いが,周囲の緑が何とも心地よい.

<市境の尾根>

■片瀬へ
 14時53分,山道が終わって片瀬の住宅地に下山する.
 ここでまた,どっちへ行こうかで迷う.右手に曲がって新林公園へ行くか,あるいは直進して,腰越配水池へ向かうかのどちらかである.
 私は時計と睨めっこしながら,しばらくの間考えたが,今回は尾根を越えて西鎌倉へ向かうことにする.

<片瀬の住宅地に下山>

■市境を挟んだ街
 尾根沿いの道をそのまま歩き続ける.
 この道は何時歩いても興味が尽きない.どこに正確な市境があるのか私は知らないが,視覚的にはこの道の真ん中が市境のような気がする.たまたまかも知れないが,道の中央を挟んで舗装の感じが違っている.
 もっと面白いのは(当たり前かも知れないが),向かって左側の家並みの車庫に停車している車は「横浜」ナンバー,右側の車庫には「湘南」ナンバーである.でも電柱は鎌倉側に立ち並んでいる.どうやら電気は,鎌倉側から藤沢側に供給しているようである.こんなこと,どうでも良いことが,この「どうでも良い」ことが,私には,とても面白く感じるのである.

<市境の通り>

■腰越配水池を越えて西鎌倉へ
 14時58分,腰越配水池の脇を通過して尾根の反対側に広がる西鎌倉の住宅地に入る.
 西鎌倉の住宅地の道に突き当たってから,右手を見ると下り坂の向こうに海が見えている.ついついそちらの方へ下りたくなるが,もう大分時間が押しているので,残念ながらそっちはあきらめ左折.海とは反対側へ向かう.

<海が見える>

■長い直線道
 とにかく大きな住宅地である.どこかの角でうっかり曲がるとどこに自分が居るのか訳が分からなくなるので,住宅地の外周沿いの道をひたすら歩き続けることにする.
 左折して,最初の100~200メートルは上り坂,そこから先は緩やかな下り坂である.
 15時00分,西鎌倉住宅地自治会館前を通過.その先,直線の道が延々と続く.歩くのが飽きてくるぐらい長い直線道である.歩いている間,ほとんど人に会うこともないので,例のコロナ3密条件はしっかりクリアされている.

<長い直線道>

<手広から出発点の清水塚口へ>

■鎖大師から手広へ
 15時14分,やっと腰越揚水ポンプ場に到着する.このポンプ場の前で,大船に通じる広いバス道に合流する.ここで左折して,バスが通る広い道を大船方面に向かって,ひたすら歩き続ける.ずっと下り坂である.
 鎖大師が近づく頃,ちょっと急な下り坂になる.
 15時20分,鎖大師山門前を通過する.そしてその先の信号を右折して,手広谷際の住宅地に入る.

<腰越揚水ポンプ場脇から鎖大師へ>

■深沢から清水塚口へ
 単調な住宅地が続く,15時25分,たんぽぽ共同保育園の前を通過する.庭に居る幼児達がとても可愛い.
 15時35分,やっと湘南記念病院の前を通過する.そして藤沢鎌倉道路に沿って歩く.
 15時41分,セブンイレブンのある交差点で左折して坂道を登り始める.今日のコースで最後の長い上り坂である.
 16時00分,無事,出発点に鎌倉中央公園清水塚口に戻る.
 本日の歩数は15,099歩.所要時間に較べて,歩数が伸び悩んだのは,清水谷戸の藪漕ぎの影響である.

<ラップタイム>

13:02  鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
13:12  大慶寺
13:17  等覚寺
13:20  深沢
13:29  古館橋
13:49  川名
13:51  御霊神社
14:01  新光寺
14:06  川名清水谷入口(藪漕ぎ)
14:36  川名清水谷入口へ戻り尾根道
14:53  片瀬登山口
14:59  腰越配水池
15:02  西鎌倉住宅地自治会館
15:14  腰越揚水ポンプ場(バス通りに出る)
15:20  鎖大師
15:35  たんぽぽ共同保育園前
13:35  深沢
16:00  鎌倉中央公園清水塚口着

[散策記録]

■水平距離            9.33km

■沿面距離            9.35km

■累積標高(+)         170m

■累積標高(-)         170m

■所要時間 (休憩時間を含む,業務時間は除く)
 鎌倉中央公園清水塚口歩き出し   13:02
      〃    着      16:00
 (所要時間)          2時間58分(2.97h)               
 歩行速度             9.35km÷2.97h=3.15km/h

■総歩数             15,099 歩

■歩幅              9.35km÷15,099歩=0.000619km/歩
                          (61.9 cm/歩)
■歩行ピッチ           15,099歩÷2.97h=5,083.8歩/h
                 5,083.8km/歩÷60分/h÷60秒/分=1.41歩/秒
          ※藪漕ぎでさまよったのが数字に反映している.                                       
                             (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/fe57b310fb32da26e56e5f34aa0aa04b
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
 (なし)

お断り;
 これらの記事は,私のボケ防止と趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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 なお,古い記事には顔写真が掲載されていますが,すべてご本人の了承を得た上で掲載したものです.




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