<台峯の展望台からの眺望>
コロナに負けずに鎌倉散策;神明神社・光照寺・稲荷神社・おろち桜周遊(前編)
(独り散策)
2020年4月11日(土) 晴れ
<ルート地図>
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<鎌倉中央公園から台へ>
■いつものように午後ならお散歩だ
新型コロナ流行のため籠城に近い毎日が連続しているので,体力の減退をできるだけ少なくするのが喫緊の課題になっている.それには散歩をするのが要項な手段だと思われるので,天気さえ良ければ午後のひとときを利用して,自宅近くを歩き回るのを日課としている.でも,毎日となるとどこを散歩するかを考えるのがだんだんと面倒になる.
”さて,今日はどっちへいこうかな…”
毎度,お散歩出発点の鎌倉中央公園清水塚口でついつい迷ってしまう.
まあ,ともかっく鎌倉中央公園内をお散歩しようということで,13時19分,今日のお散歩を開始する.清水塚口の遊園地は子供たちでいつもより賑わっている.
<清水塚口の遊園地>
■穏やかな上池
清水塚口から坂道を下ってまずは上池.毎度のことながらここで定番写真を撮る.池の周囲の新緑がとても綺麗なので,気分も晴れ晴れとしてくる.公園近所に住んでいる方々がいつもより沢山公園に来ているようである.写真を撮りながら山崎口を目指してゆっくりと歩く.
<上池>
■薬師堂跡
山崎口から公園の外へ.
山崎の集落を抜けて,13時40分,薬師堂跡を通過する.前方には水道山が見えている.歩きながら,大船方面に向かうか,それとも山崎小学校方面かな,あるいは水道山の登ろうかと迷い続ける.このところ独り散策を毎日やっているので,どちらの道もつい最近歩いたばかりである.どっちへ行こうかと迷っているうちに水道山登山口を通過してしまう.
”まあ,いいか…今日はとりあえず台山の住宅地を歩こう…”
<薬師堂跡から水道山を眺める>
■大船自動車学校跡地
このまま自動運転で歩き続ければ大船駅に到着してジ・エンドということになってしまう.それに気がついて,大船自動車学校跡地角の十字路を右折する.私はまだ若い頃,ここの自動車学校に通っていた.生来不器用な私は,この学校でえらく苦労して,やっとこさ普通免許を取得した.正直なところ,大学を卒業するよりも自動車学校を卒業する方が厳しかったし,実技に落第するたびに味わう屈辱感は半端ではなかった.でも,大変黒してやっと取得した普通免許も,2~3年前に返上してしまった.
つい筆が滑ったが…
大船自動車学校跡地を通過して台の住宅地内の道を歩き続ける.
<大船自動車学校跡地>
<路地を抜けて光照寺へ>
■神明神社
14時34分,当ブログでお馴染みの神明神社に到着する.例によって石段を登るのが面倒なので,石段の下から一礼するだけで参拝を終える.
”さてここからどうしよう?”
またここで迷う.このように迷い続けながらの散策が,グループ散策では味わえない,独り散策の醍醐味である.でも,同時にしち面倒くさいのも事実である.グループ散策の場合は,参加者の足の強さを想定しながらどのルートを通ったら良いかをかなり厳密に予習してからコースを設定している.そのために歩行中も絶えず進捗状態と最終目的地までの所要時間などを頭の中で計算しながら歩いている.ところが独り散策は全くの出たとこ勝負,途中でそろそろ帰ろうかと思ったら帰るだけ.気楽と言えば気楽だが,散策を終えてからそのとりとめもなさが空疎感を増大させる.
また話題が脇道にそれた…
今回は平素余り歩かない道を歩いてみようかという気になり,台の住宅地内の道で一番北に位置している道を歩くことにする.
<神明神社>
■再び路地に入る
いろいろと考え事をしながら,台の住宅地内を適当に歩きつづける.半ば自動運転のような状態である.こんなときにいろいろなことを思いつくので,その都度,ポケットから小さなノートを取り出し,歩きながら思いついたことをノートに書き留める.ただ,帰宅してからそのノートを読み返すと,歩きながら書いた字が乱れていて,ほとんど読めないことも多い.それでもこの習慣はやめられない.
気がつくと小川にかかる小さな橋を渡って小袋谷の交差点が見える場所で,ひょっこり鎌倉街道に出てしまう.鎌倉街道は自動車の往来が激しくて,とてもではないが歩く気はしない.逃げるように次の分岐で右折して路地に入る.この路地を先へ進むと,いつもお散歩している光照寺脇に出ることができる.
まだ見頃な桜を眺めながら,ゆっくりと路地を歩く.
<光照寺下の路地>
■光照寺
14時22分,光照寺に到着する.石段を登るのが面倒なので,クルス紋のある山門を見上げながら合掌.これで参拝したことにする.
ここでまたどっちへ行こうかと迷う.裏道を歩いて北鎌倉駅前を通過し,瓜が谷を登るもの面白い.あるいは権兵衛踏切を越えて大船方面へ抜けるのも良いな…
…で,結局は興正寺前の急坂を登ることにする.
<光照寺>
<稲荷神社参道>
■稲荷神社入口
興正寺前の坂道を登る.急坂がおわるところで,台山の南斜面を抜ける道と尾根道抜ける道に分岐する.どっちを灯籠かと少し迷うが,尾根道を選べば途中で大船方面の展望が楽しめるものの,すぐにまた先ほどの神明神社前に戻ってしまう.それでも良いがちょっと歩く距離が少なすぎる.
…ということで,南斜面を通り抜ける道を選ぶ.
14時27分,進行方向左手に「稲荷神社」と墨書された立派な案内板が立っているのが目に入る.
”そうだ! 稲荷神社から台峯緑地へ登ろう…!”
これで当面の行き先は決定だ.
<稲荷神社入口>
■面白いオブジェ
稲荷神社参道は曲がりくねっていて少しわかりにくい急坂である.
坂道を1分ほど登った左手の民家の入口に面白いオブジェが置かれているので思わず立ち止まる.素朴な木片を組み合わせた顔だ.特に目の表情が面白い.顎髭も面白い.気の良いおっさんがちょっと困ったような表情をしているように見える.顔の下の板には「■■たい」と書いてあるが,■■の部分が私には読めない.”7h”,”てん”,それとも”な”…まあいいや,顔の下の古株が合掌している胴体に見えるのも面白い.そういえば顔の後ろで両側に開いている木の枝は万歳をしている手かな? よく見ると耳もある.これはますます面白い.遊び心が実に良い.
<面白いオブジェ>
■立派な鳥居
さらに上り坂が続く.ところどころで枝道が分岐するが,14時30分,院利神社の立派な鳥居の前に到着する.
ここでまた鳥居をしげしげと眺める.”うん,反り増しがあるな…”.額束が付いていて,針らは2本,貫が柱を貫いている.台輪が付いているのでどうやら明神鳥居系の鳥居のようである.
<立派な鳥居>
■台の稲荷神社
二つの鳥居と長い石段を登って,14時22分.稲荷神社に到着する.境内はそれほど広くはないが,立派な社殿が建っている.辺りには全く人気がない.まずはお参りを済ませる.
そういえば,こちらの社殿には千木や堅魚木も付いていない.正面と左右に庇が付いている形式の建物である.いわゆる日吉造り系の様式なのだろうか? まあその辺りは素人の私には全く分からない世界なのでこれ以上の詮索はやめておこう.そうはいっても,神社の鳥居,社殿,灯籠,狛犬など千差万別で,調べだしたらきりがないぐらい面白いに違いない.
<稲荷神社>
■稲荷神社からの眺望
稲荷神社境内から金網越しに六国見山がよく見えている.早速,金網の目にデジカメのレンズを差し込んで辺りの風景をデジカメに収める.
正面にどっしりと鎮座するのは鎌倉の名峰,その下に台の住宅地が見えている.一番低いところに横須賀線の線路が通っているはずである.写真左手が大船駅,右手が北鎌倉駅方面である.
<稲荷神社からの眺望>
<展望の台峯緑地>
■急な階段道
14時32分,稲荷神社の参拝を終えて,神社の裏手にある急な階段道を登り始める.結構な急坂である.ここを全力で登ってみる.たちまちのうちに前進が暑くなる.
<急な階段道>
■稲荷神社上の展望台
14時35分,台峯緑地の尾根道に突き上げる.突き上げた場所に稲荷神社上の展望台がある.ここは狭い空き地.腰掛けがある.
ここからも六国見山がよく見える.院利神社よりも少し高い位置からの眺めである.せっかくなので,ここからの眺めも何枚かデジカメに残す.
<稲荷神社上の展望台>
■北鎌倉女子学園グラウンド上
台峯の尾根道を北鎌倉女子学園グラウンド上を目指して歩く.なだらかな起伏で心地よい尾根道が連続する.
14時39分,グラウンド上に到着する.
今日も残念ながら富士山は霞の中である.正面には薄らと丹沢の山々が見えている.山の手前に見えているの市街地は藤沢.今は新型コロナで学校も休みなのだろう.グラウンドには全く人気がない.
<北鎌倉女子学園グラウンド上>
■台峯の展望台
14時42分,台峯の展望台に到着する.このところ2~3日に1度の頻度でここを訪れていることになる.相変わらず今日も六国見山がよく見えている(冒頭の写真).
新型コロナで非常事態宣言が出てから,学校も休みになっているからか,台峯の展望台にも何時もよりも沢山の人が来ているようである.展望台の広場で無心に遊ぶ子供たちが実に可愛い.六国見山の写真を撮ったら偶然に子供たちの姿が映り込んでしまった(念のため顔は黒く塗り潰した).芝生に敷物を敷いて昼寝をしている人も居る.
ここは室内と違って開放的な空間である.しかも”3密”の条件を十分にクリアしているので絶好の休養場所のようである.私もここで数分の写真タイムを取る.
<台峯の展望台からの眺望>
(後編へつづく)
後編の記事
↓
(執筆中)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/414e6698c45868cde14751aa110591ed
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