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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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春の鎌倉;台峯・六国見山縦走(4);六国見山山頂から大船駅へ

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               <六国見山(富士塚)山頂からの眺望>

     春の鎌倉;台峯・六国見山縦走(4);六国見山山頂から大船駅へ
                 (独り山登り)
           2020年3月24日(水)  晴
まえの記事(3)
  ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f9589a7c412c2f71763b07a3ecd89de2

<ルート地図>


←クリック拡大
※再掲

<南口広場から六国見山山頂へ>

■南口広場に到着
 しばらくの間,高野の住宅地内の坂道を登り続けて,14時50分,六国見山山麓にある南口広場に到着する.10年あまり前まで,この辺りは畑地が一面に広がる野趣豊かな場所だったが,今はすっかり変わってしまった.まず南口広場付近まで住宅地になってしまった.その先の田畑はすっかりなくなり公園風になってしまった.
 南口公園では何組かの家族連れが車座になって日向ぼっこをしている.実に楽しそうである.

<南口公園に到着>

■南口から登山開始
 南口広場の少し高いところに六国見山山頂に至るハイキングコース入口がある.ここから六国見山山頂なでジグザグの階段道が連続する.
 私は広場で休憩は取らずに,そのまま登山を開始する.

<南口広場登山口>

■急階段の連続
 ジグザグでかなり急な上り勾配の階段道が連続する.この階段道,とても良く整備されているので,何らの危険もなく登りやすい.私は,今,コロナで登山を自粛している塔ノ岳の階段道を連想しながら登りつづける.

<ジグザグの階段道を上り続ける>

■目の前に山頂が見える
 やがて,目の前に大きな物干し台のように見える六国見山山頂が見え始める.
 ”あともう少し…”
 ちょっと物足りないぐらいの短時間の登りで山頂が見えてしまう.
 正確に言えば,目の前に見えているのは富士塚の山頂である.本当の六国見山は,今見えている富士塚山頂から右手方向に尾根伝いに5分ほど歩いたところにある.言い換えれば六国見山は双耳峰である.

<階段を登るとほどなく山頂が見える>

<六国見山山頂(富士塚)に到着>

■富士塚の大石塔
 階段を登り切ると,富士塚の山麓を周回する土道の突き当たる.この土道から富士塚を登って,14時57分,六国見山(肘塚)山頂に到着する.
 山頂には「浅間大神」と刻字された大きな石塔が立っている.
 私より先に山頂に来られた数組の登山客が,山頂からの眺望を楽しんでいる.

<六国見山(富士塚)山頂に到着>

■三角点
 山頂は見晴らしの良い広場になっている.広場の一角に三角点が設置されている.六国見山に登った証拠として,この三角点の写真を撮る.

<六国見山の三角点>

<山頂からの眺望>

■素晴らしい眺望
 山頂直下から物干し台のように見えた展望台から周囲の風景を楽しむ.まず左手には鎌倉市街地,材木座,逗子方面がよく見えている(冒頭の写真).その右手(つまり真正面)には,先ほど歩いた鯛峯緑地が見えている.
 適当に歩いていたのに,随分,遠くまで来たなという実感がわく.目の前の風景を眺めながら,
 ”オレの家は,一番向こうに見えている山の向こう側だな…”
と位置確認.
 鎌倉は小さな街だが,こうして見回すと結構広いな…それにしても鎌倉は山ばかり目立つなと改めて思う.

<六国見山(富士塚)山頂から台峯緑地方面を望む>

[晴れていれば…]
 晴れていれば富士塚山頂から素晴らしい富士山が見えるはず.

(引用)『かまくら子ども風土記』,p.219

■藤沢・丹沢方面の眺望
 さらに目を右に転じると,藤沢や丹沢の山々がよく見えている.良く晴れていれば富士山も見えるはずだが,今日は残念ながら,霞に覆われていて富士山は見えない.

<藤沢・丹沢方面の眺望>

■振り返ると横浜方面が見える
 後ろ向きのなると,今が見頃のサクラの先に横浜の「みなとみらい」地区と思われるビル群が見えている.ここは名にし負う六ヶ国が見える名峰である.さすがに素晴らしい眺望が楽しめる.蛇足ながら,六国とは安房,上総,下総,武蔵,相模,伊豆のことである.もし快晴ならば,これらの六国の他に富士山(駿河)と筑波山(常陸)が見えるので「八国見」とも言われているようである(『かまくら子ども風土記』,pp.218-219).

<六国見山(富士塚)山頂から横浜みなとみらい地区を望む>

<高野台へ下る>

■長閑な尾根道
 15時05分,六国見山(富士塚)山頂から下山開始.
 実は,稚児塚を経由して北鎌倉方面へ下山するか,それとも直接大船方面に下山してしまうか迷ったが,もう時間も大分押している,ちょっと残念だが大船方面に下山することにする.
 しばらくの間,長閑な尾根道が連続する.木々の間から山麓に広がる住宅地が見え隠れしている.

<長閑な尾根道を下る>

■夫婦桜
 少し急な下り坂になる.
 15時07分,夫婦桜の前に到着する.なかなか立派なサクラだが,台峯のおろちサクラ,子おろちサクラや広町緑地の大サクラなどと比較すると全体がホッソリとしていて小ぶりである.私には草花の知識に乏しいので,良く分からないが.おろちサクラなとどは,違う種類のサクラかもしれない.

<夫婦桜>

■急な階段を降りて高野台へ
 15時09分,高野の住宅地へ下る階段に到着する.いつもなら,この階段は下らずに,階段の右手にある山道に入ることが多い.この山道はいったんバス停高野付近で高野台の住宅地に降りるが,すぐにまた大船高校グラウンド脇から,山の中の切通になり,多門院付近で大船の市街地に降りる.でも,今回は時間が押しているので,目の前の階段を降りて,高野台の住宅地を通り抜けることにする.
 長い階段を降り始めるが,降りるにつれて,何かに捕まらないと怖いぐらいの急傾斜になる.私も自分の年を自覚して,手すりにつかまりながら,この階段をゆっくりと降りる.

<高野台へ降りる階段>

<高野から大船駅へ>

■バス停大船高校
 住宅地内の道路を適当に下って,バス停高野台と大船高校正門前の間でバス通りに突き当たる.この突き当たりの三叉路を左折して,バス通り沿いに歩いて,15時19分,大船高校正門前を通過する.授業を終えて帰宅する大船高校の生徒がぞろぞろと校門から出てくる.大船高校の生徒は皆きちんとした服装をしているので,好感が持てる.
 このままバス通りに沿って歩けば間違いなく大船駅に到着するが,それでは面白くないので,住宅地内の枝道に入ってみるが,細い路地は行き止まりになっていることが多く,結局はまたバス通りに戻る.それに迷い込んだ路地も結構な坂道なので,上り下りが結構多くなる.

<大船高校正門>

■完成記念碑と供養塔
 結局はバス通りを歩き続けることになる.
 15時22分,バス停大船高校前に到着する.あと2分で大船駅行のバスが到着する.このバス路線は日中の時間帯は1時間に1本しかバスがない,それを考えると正にドンぴたり,よほどバスに乗ってしまおうかと思ったが,なんだか歩き足りない感じがする.
 …で,迷った末に,やっぱり大船駅まで歩くことにする.
 この辺りからしばらくの間は下り坂が連続する.
 15時28分,下り坂の途中で,「完成記念」という刻字のある大きな石碑の前に到着する.私には何の完成記念か分からないが,多分,高野台住宅地の完成を祝っているんだろうなと勝手に想像する.確か私がまだ現役のサラリーマン時代(もう何十年も前のことだが),六国見山の山麓が大きく削られて無残な姿になっているのを何時も悲しい思いで見ていたのを思い出す.


<完成記念の石碑と供養塔>

■見晴らしの良い坂道
 やや急勾配の下り坂が連続する.目の前に大船観音と大船駅付近の市街地が見下ろせる.今歩いている自動車道は,15時33分,小坂小学校付近で鎌倉街道に突き当たる.突き当たりを左折し,さらにその先の適当な交差点で右折する.

<目の前に大船観音が見える>

■大船駅に到着
 大船の住宅地や商店街を適当に歩いて,16時02分,大船駅に到着する.
 もう少し歩きたいなとは思うが,もう16時を回っている.私にも夕方になると,それ相応の仕事があるので,観念して路線バスに乗って帰宅することにする.
 折から新型コロナウイルス騒ぎの真っ最中である.路線バスは密閉した空間といえる.その中に沢山の人が乗り込むのは,少々不気味な感じもするが,バスは予想外に空いている.やっぱり新型コロナウイルスを警戒して自宅に待機している方々が多い証拠だろう.

<大船駅に到着>

■無事帰宅
 途中,工事中の場所があったので,バスに乗っている時間が,いつもより幾分長かったが,無事帰宅する.これで,今回の適当歩きの旅は終わりである.
 今回の出鱈目歩きの水平歩行距離は8キロメートルあまり,累積高度は上り253メートル,塔ノ岳大倉尾根にはとうてい及ばないが,歩かないよりはマシかなという程度である.
 早くコロナ騒ぎが収束しないかなと祈る毎日である.

<ラップタイム>

13:19  鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
13:26        〃   山崎口
13:34  薬師堂跡
13:35  山崎の石塔群
13:36  山崎ひめしゃら公園
12:40  山崎小学校正門前
12:42  台峯緑地入口
13:48  台峯緑地尾根の広場
13:55  北鎌倉女子学園グラウンド上
13:58  台峯の展望台(14:03まで展望休憩)
14:06  山ノ内の展望台
16:09  山ノ内配水池
14:11  銭洗弁天参道入口
14;15  棚田
14:20  北鎌倉延命地蔵尊(14:22まで)
14:35  山ノ内ハクモクレン公園
14:37  権兵衛踏切
14:50  六国見山南口広場
14:57  六国見山山頂(15:05まで展望休憩)
15:07  夫婦桜
15:09  高野台住宅地階段
15:19  大船高校正門前入口
15:22  バス停大船高校
15:28  完成記念碑
15:33  鎌倉街道
16:02  大船駅着

[ハイキング記録]

■水平距離            8.39km

■鉛面距離            8.46km

■累積標高(+)              253m

■累積標高(-)              299m

■所要時間 (休憩時間込み)
  鎌倉中央公園清水塚口歩き出し    13:19
  大船駅着                   16:02
  (所要時間)                 2時間43分(2.72h)
 水平歩行速度                8.39km÷2.72h=3.08km/h
                                          (おわり)

「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私のボケ防止と趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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