<畠山山頂の紅葉>
師走の三浦半島;田浦梅林・乳頭山・畠山・十三峠周遊(3);乳頭山・畠山を経て不動橋へ
(箱根ハイク・グループ定例会)
2019年12月14日(土) 快晴 (つづき)
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<ルート地図>
■乳頭山・畠山・不動橋縦走詳細図
←クリック拡大 ←クリック拡大(全体図)
<乳頭山山頂で昼食>
■畠山分岐
東尾根の稜線に突き上げる手前の三叉路で左折して,乳頭山山麓のトラバース道に入る.この10年余り,この道は通っていないので,どんな道だったか記憶が殆どない.
トラバース道に入った直後は普通の山道だったが,先に進むにつれて随分と荒れた道になる.道の横断面が谷の方に傾斜し,しかも細く,小さな凸凹が次から次へと現れる.
「谷川の足を少し谷の方向に開いて歩くと安定しますよ…」
と山学校で教わったことを受け売りでお話しする.これも安全を願ってのことである.
とはいえ,高齢でバランス力が弱くなっている私も少なからずしんどい思いで歩き続ける.
(こんなことを書くと,すぐに「エラソーに…!」という趣旨のコメントが来るので,敢えて「少しでも安全のため」と付け加えておく.)
12時09分,畠山へ向かう道と合流する.ここには「乳頭山0.2km,田浦梅の里0.9km,畠山」1.3km」と書いてある案内標識が立っている.
昼食を摂る予定の乳頭山まで後,200メートルである.
この標識の脇に古い石柱が立っている.この柱には「海軍省」と刻字してある.どうやら帝国海軍の残渣のようである.
”さあ,もう少しで乳頭山山頂だ.気をつけて登りましょう”
と自分に言い聞かせる.
<畠山分岐>
■稜線に出る
分岐から急坂を登って,12時15分,三浦アルプス東尾根の稜線に出る.ちょっとホッとした気分になる.
ここに立っている案内標識でも明らかなように,ここから乳頭山山頂まではたった100メートルである.山頂まではちょっと急な上りの階段道が続く.
<乳頭山近くの案内標識>
■乳頭山山頂
12時19分,乳頭山山頂に到着する.山頂はちょっとした広場になっている.
「ここで昼食にしましょう…」
とリーダーのKGさんが提案する.もちろん異論などない.各自適当なところに陣取って,昼食を摂ることにする.私も眺望の良い一角にビニールシートを広げて,定番のコンビニおにぎり2個を美味しく頂戴する(眺望は冒頭の写真).
座っていると,結構冷たい風が吹き抜けている.
今回のグループは全員が男性,こんなときおしゃべりも少なく,ただ黙々と食事を続ける.
ときどき,近くの登山道をハイカーが通過する.土曜日の休日にしては,ハイカーの数が随分と少ないなという印象を受ける.
<乳頭山山頂>
<乳頭山から畠山へ>
■乳頭山山頂を出発
乳頭山山頂は,冷たい風が吹きぬけているので,寒くて仕方がない.長居は無用ということで,12時47分,そそくさと乳頭山山頂から歩き始める.
まずは往路を稜線上の分岐までたどる.ちょっと急な下り階段を通って,12時49分,先ほど登っていた登山道の分岐点に到着する.この分岐点を左折して,先ほど登ってきた登山道を,今度は逆向きに下る.さらに往路を下って,12時54分,先ほど乳頭山から歩いてきた道を左手に眺めながら分岐を右側の道に入る.この道は畠山まで続く両川沿いの道である.
この道も結構荒れていて,山道に馴れていなければ結構恐怖を感じてしまいそうなところである.小さな登る下りがかなり長い間連続する.ときどき樹木が途絶えて見晴らしが利く場所がある.そんなところでは立ち止まって,写真を撮りながら見晴らしを楽しむ.
<ときどき見晴らしの良いところを通過する>
■帝国海軍の遺構
13時06分,第一三号と刻字された石柱が立っている場所を通過する.これも帝国海軍の残渣であろう.もう少し歳月を積み重ねたら歴史的遺構として研究材料になるかもしれないなと思う.
我が身を振り返れば,幼少の頃,帝国海軍に強い憧れと尊敬の念を持っていた.もうずっと昔のことなのに,その頃のことを記憶しているとは…オレも随分と年を取ったんだと再認識させられる.
<帝国海軍の遺構>
■藪漕ぎに近い道
13時半頃,樹木がびっしりと繁茂する中を潜るようにして先へ進む.樹木のことに疎い私には周囲の樹木の名前は分からないが,幹が細くてびっしりの闊葉樹が辺り一面に繁茂している.半ば藪漕ぎに近い道が暫くの間続く.
<樹木がびっしりと半もする道>
■後100メートルで畠山山頂だ
13時39分,「畠山0.1km」の案内標識前を通過する.この道標によると私たちは既に乳頭山から1.2キロメートルほど歩いたことになる.
「あともう少しで畠山山頂ですよ…」
とリーダーが一同を勇気づける.
<畠山まで0.1kmの案内標識>
<畠山山頂>
■畠山山頂に到着
13時41分,畠山山頂に到着する.
山頂は樹木に囲まれた広場になっている.山頂の周囲には樹木が繁茂しているので見晴らしは全く利かないが,静かな雰囲気で気分が良い.
私は,かれこれ10年ほど前に,山仲間と一緒にここを訪れたことがあるが,そのときの畠山山頂は背の丈ほどの雑草が繁茂していて,とてもではないが休憩を取ろうという気にもなれなかった.でも,今は綺麗に整備されている.
山頂には「乳頭山1.4km,不動橋1.3km」と表示された案内標識が立っている.
<畠山山頂の案内標識>
■山頂の石仏
山頂広場のほぼ中央に石仏が安置されている.
石仏のことはさっぱり分からないが,彫られている仏像は不動明王だろうか?
”多分,江戸末期に彫られたものかな…”
と勝手に想像する.
<畠山山頂の石仏>
■畠山山頂の三角点
石仏のすぐ隣に,三角点が設置されている.
”ここが,標高205.7メートルなんだな…”
と確かめながら三角点の写真を撮る.
<畠山山頂の三角点>
■すばらしい紅葉
山頂の広場の一角にすばらしい紅葉の木がある.今まさに見頃.
「…紅葉を眺めながら,一休みしましょう…」
「折角だから,ここで集合写真を撮りましょう…」
ということになる.
(ここで撮影した集合写真は二日後に参加者全員に添付ファイルにしてPCメールで送られてきた.)
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<畠山山頂の紅葉>
<不動橋へ下る>
■畠山山頂を出発
畠山山頂での休憩を終えて,13時49分,不動橋に向けて歩き始める.
地形図を見ると,ここから先も多少の起伏はあるものの,全体としてはほぼ下りである.
13時58分,突然,進行方向左手の展望が開ける.一番遠くに見えているのは房総半島の山並みだろうか.なかなかの眺めである.ただ,手前に送電線が見えているのがちょっと残念.
<畠山の稜線からの眺望>
■何だこの木は!
14時05分,やたらにたくさんの幹が枝分かれしている木の横を通過する.
”何じゃ! この木は!”
草木に疎い私は,この奇観にとてもびっくりする.こんなときは最後尾を歩いている特権で,すかさず躊躇なく立ち止まって,不可思議な木の写真を何枚か撮る.
もっとも草木のことを知っている人にとっては,特段珍しい木でもないに違いないが…
<何だか不可思議な木だ!>
■竹林の中
14時12分頃,竹林の中に入り込む.
ちょっと荒れた感じの竹林を分け入るように先へ進む.この辺りまで下ると,道も穏やかになり,とても歩きやすくなっている.
<竹林の中を下る>
■切り通しの先は舗装道路
14時13分,切り通しの中の道になる,道の両側は雑木林と竹林が入り交じっている.道路の幅も少し広くなり,路面は舗装こそされていないが大分歩きやすくなっている.
ここまで下れば,もうすぐ山道も終わりになるなと思いながら下り続ける.
<切り通しを下る>
<不動橋を目指して>
■舗装道路に合流
14時15分,私たちが歩いてきた山道は,この舗装道路に飛び出るようにして終わりになる.あとはこの舗装道路を道なりに歩けば,不動橋にたどり着けるはずである.
<舗装道路に出る>
■不動橋に到着
14時22分,下山川に架かる不動橋に到着する.
<不動橋に到着>
(つづく)
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