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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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山ヒルとビンボウソウで盛り上がる丹沢;塔ノ岳(2019年21回目)

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                       <観音茶屋の氷水;お裾分け>

      山ヒルとビンボウソウで盛り上がる丹沢;塔ノ岳(2019年21回目)
             (登り単独,下り常連と一緒)
         2019年7月13日(土) 曇一時霧雨
前の記事
 ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e1975bf372852d7d9442b8adda469b09

<山ヒルと塩>

▇美女二人と常連多数で雑談
 天気予報は晴れということだったので,塔ノ岳に出掛けたが,途中で上るのがイヤになった.そこで今日の山頂は萱場平ということに・・・
 萱場平から下山開始.丁度,駒止茶山で下山したところで,TBさん,ONさんの美女二人にバッタリ.ONさんに餌付けされてから,このお二人と一緒に小草平(堀山の家)まで登り返す.
 その後,雑談しながら下山途中で,塔ノ岳山頂まで登った常連のMGさんが私達に追いつく.ここからは3人一緒に下山しつづける.
 観音茶屋に立ち寄る.私は150円也の牛乳プリンを所望する.その後,TBさんから氷水のお裾分けを頂戴する(冒頭の写真).4人で雑談をしていると,AIさん,YDさん,YSさんなど続々と常連が下山してくる.
 「どう? (観音茶屋へ)寄っていきませんか?」
ということで観音茶屋はときならぬ沢山の常連で大懇親会となる.
 ・・・という所までが,前回のブログ記事の概要である.

▇舞台はテーブルの上
 皆で雑談をしていると,いきなり,
 「ぎゃぁ~」
と悲鳴を上げる.
 ”一体,何事!”
 一同ビックリ.
 「ヒ,ヒル,ヒルですよ!」
 なるほど,写真のテーブルの片隅で,長さ1.5~2センチほどの大きなヒルがへばりついている.そして何かを探すように,細い頭をグルグルと回している.
 私達の誰かの持ち物にくっついていたに違いない.
 ・・・となると,美女二人あるいは私の中の誰かが,見晴茶屋,駒止茶屋あるいは小草平のベンチで休憩を取っている間に持ってきたに違いない.

<大きな山ヒルが頭を回す>

▇塩,塩だ!,でも止めは山ヒルファイター
 この山ヒル,絶好の実験材料である.
 MGさんが,常時持参している塩を取り出す.そして,この山ヒルに塩をひとつまみ振りかける.
 効果覿面(テキメン)!
 山ヒルは塩を掛けられた瞬間に,ポトンと机から床に落ちる.
 でも,死なない.さらに塩を掛けるが,塩の中で山ヒルは蠢いている.
 どなたかが,
 「・・・以前,塩の山の中で山ヒルが動いていたのを見たことがありますよ」
と経験談を披露する.
 どうやら,山ヒルは塩には敏感に反応するがすぐに死ぬことはなさそうである.
 「それでは・・・」
ということで,TBさんが「山ヒルファイター」を取り出す.そして,塩の中で蠢いている山ヒルに一吹きする.
 その途端に,件(クダン)の山ヒルは,小さな芥子粒のように縮んでしまい動かなくなる.
 ・・・という次第で,やっぱり山ヒルファイターは,塩よりは断然効果的だという結論が得られた.

▇尽きない山ヒル談義
 TBさんはライターも持参していた.実は山旅スクールで山ヒル対策でライターの火を山ヒルに浴びせると,ぽとりと落ちると教わった.これは実験したことはないがまず間違いなく効果的だろう.
 さらにもう一つ,奧さんからストッキングを貰って履きなさいというのがあった.山ヒルはストッキングの編み目を通ることができないとのことだった.
 今回もその話が出るが,何人かの方が,「ストッキングの話は聞いているが,実際には山ヒルがストッキングの編み目を潜ってしまう」と否定的である.
 山ヒル談義は尽きない.
 先々週(だったかな?)の土曜日.天気予報では曇りだったが,予報がずれて大雨になったことがあった.私は用心して登らなかったが,あの日,塔ノ岳に登った常連さんの何人かは山ヒルに取り付かれたとのこと.どうやら山ヒルが雨水に流されて登山者に取り付くようである.そこで,
 ”雨の日は,ことさらに山ヒルにご用心”
という教訓が得られる. 

<ビンボウソウ顛末記>

▇ビンボウソウの記事
 前々回,塔ノ岳に登ったときの記事を少し引用する.
 駒止階段を下り始めたところで,立ち止まっている女性に呼び止められる.
 「・・・ここにビンボウソウが咲いていますよ・・・とても珍しいですね」
 私は「猫に小判」状態だが,薦められるままにこの花をデジカメに収める.
 私は花に詳しい人のことがとても羨ましく思う.
 ”だって・・・オレは花の名前が覚えられないんだもの・・・!”
 なお,この花が本当にビンボウソウというのかどうか,私は図鑑で調べる気にもならない. <ビンボウソウ(?)>
(以上は下記ブログ記事より再掲)
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/1b596e6044e979c1eda06b58f1cf8c2e

▇ビンボウソウは間違い,ギンリョウソウだよ!
 私の拙いブログが常連の皆さんにも呼んで頂いているようである.
 「あれはビンボウソウではないですよ.正確には”`?#$&ソウ”ですよ・・・」
というご指摘を受ける.
 端の名前を聞いた途端に忘れる.私の頭の中の「カビが生えて萎縮した信州ミソ」では端の名前など到底覚えられない.
 「まって,もう一度聞かせて下さい・・・ノートにメモしますので・・・」
 私はノートを取り出して,一字一字聞き直しながらメモをする.
 「”ギ,ン,リョ,ウ,ソウ”ですね・・・」
 漢字で書くと「銀柳草」らしい.
 どうやら,私は「ギンリョウ」を「ビンボウ」と聞き違えたらしい.
 聞き違えた原因は二つ.第一に私自身が貧乏なこと.第二に耳が遠くなったこと.
 ”年は取りたくない・・・トホホ”
 なお,MGさん達から,別名ユウレイダケとも言うと教えて頂く.

▇なるほどギンリョウソウだ!
 帰宅後,フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で調べてみる.
 「ギンリョウソウ(銀竜草、学名:Monotropastrum humile)はツツジ科ギンリョウソウ属多年草腐生植物としてはもっとも有名なものの一つ。別名ユウレイタケ。古い新エングラー体系ではイチヤクソウ科に、クロンキスト体系ではシャクジョウソウ科に分類されていた。」
という説明が掲載されている.
 添付されている写真も,私が見たビンボウソウとやらとそっくりである.
(引用)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%BD%E3%82%A6
 なお手許に常備している『山の花』(山と渓谷社)p.115にもギンリョウソウのことがちゃんと掲載されている.
 「透き通るような白い色をした植物で,別名ユウレイダケともいう.うす暗い林の中に生え,湿り気のある腐植土に生育する.根以外はすべて白色で,りん片葉に包まれた全体の姿を竜に見立てて,この名がある・・・」
という説明がある.なお同書によると,この植物は光合成を行わないという.

<自分の知識には偏りがある>

▇山野草に詳しくなりたいな
 私は山野草の知識が著しく欠如している.このことは十分に自覚しているし,何回も,何回も覚えようとしたことがある.各種植物図鑑も購入しているが,どうも山野草への苦手意識は治らない.
 もし山野草が分かったら,山登りがさぞかし楽しくなるだろうな・・・
 そうそう,もう一つ,私は音楽もダメ.なにかどんな楽器でも良いから一つでも演奏できたら,さぞかし人生が楽しくなるだろうな・・・
 そこで出るのはため息ばかり.

▇はてさて,これからどうしよう
 こうして,今年21回目の塔ノ岳登山も,山頂まで登れずに終わってしまった.とりあえずは次の土曜日も雨でなければ塔ノ岳に出掛けるつもりだが,果たして時間内に山頂まで辿り着けるかどうか,はなはだ疑問である.
 ”そろそろ鉾を収めようか”
とまたまた弱気になり始めている.

[蛇足]
 今回,偶然一緒になった美女2人と一緒に堀山の平坦地を往復した.そこで,この平坦地のことを,当ブログでは”美女平”と呼ぶことにしよう・・・たった今,この妙案を思いついた.
                      (おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
(なし)

  お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.





 


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