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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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初夏の鎌倉をひたすら歩く(2);多門院から六国見山を経由して権兵衛踏切へ

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                               <六国見山からの眺望>

     初夏の鎌倉をひたすら歩く(2);多門院から六国見山を経由して権兵衛踏切へ
                    (独りハイキング)
                 2019年6月19日(水) 晴
まえの記事
  ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/77eefc48d3bb359261af90e25d6fe77a

<ルート地図>

▇全体図(再掲)

←クリック拡大

▇六国見山地図(現地案内板を撮影)


<素晴らしい切通>

 ▇常楽寺から多門院へ
 11時55分,常楽寺の参拝を終える.
 一旦,バス通りに出て東の方向に真っ直ぐ歩いて,12時04分に常楽寺前に到着する.今日はひたすら歩くことだけに時間を費やしたいので,多門院の拝観は省略し.常楽寺駐車場脇のごく狭い草道をぬけて,六国見山登山道に突き当たる.
<多門院>

▇切通を登る
 鋭角に右折して登山道に入る.すぐに素晴らしい切通に入る.普通の鎌倉案内書にはほとんど掲載されていない隠れた名所だと私は勝手に思っている.
 このところ雨の日が多かったので足許に降り積もった枯れ葉が湿っているが,歩きにくいと言うほどでもない.両岸に繁茂する木々のこぼれ日が眩しい.
 誰一人と出会うこともなく,全く独りぼっちの散策を楽しみながらユックリと登り続ける.
<切通を登る>

▇こぼれ日の稜線
 切り通しを抜けると尾根伝いの道に変わる.こぼれ日の林の中を深呼吸しながらノンビリと歩く.どこからともなくウグイスの啼き声が聞こえる.

<静かな稜線を登る>

<高野台住宅地を通過>

▇大船高校グラウンドに突き当たる
 登山道は,突然,大船高校の石垣に突き当たって終わりになる(12時10分).ここで左折して階段道を登る.
 登山道が突き当たったところに「六国見山(約六百米)」の案内標識が立っている.
<大船高校グラウンドに突き当たる>

▇バス停高野台
 12時13分,階段道を登り切ってバス停高野台に到着する.丁度,大船行のバスが停車している.バスの脇に立っている運転手が,私にボデーランゲージで,
 「どづぞ・・・」
と挨拶する.私もボデーランゲージで,
 「いいえ,今日はあっちから山へ登ります」
と挨拶する.<バス停高野台>

▇狭い稜線を登る
 両川沿いの細い道に入る,高野台住宅地がすぐそこまで迫っている.ときどき蜘蛛の糸のようなものが顔にまとわりつく.どうやらあまり人が通っていないようである.

<稜線沿いの狭い登山道>

<六国見山森林公園>

▇住宅地からの階段道と合流
 12時19分,住宅地からの階段道と合流する.ここから先は六国見山森林公園である.公園に入った途端に.整備された登山道になる.
 六国見山山頂まであと350メートル.
<六国見山山頂まであと350メートル>

▇ホタルブクロの群生地
 公園に入って直ぐの所にホタルブクロが群生している.随分と大きくて立派な花が沢山咲いている.ここでも思わず立ち止まって何枚かの写真をデジカメに収める.
 この辺りから先は,緩やかな上り階段が続く. 
<群生するホタルブクロ>

▇富士塚が見え始める
 六国見山は双耳峰である.その一方の峯には富士塚が造られている.
 やがて前方にこの富士塚に登る階段が見え始める

<富士塚が見え始める>

▇六国見山富士塚に到着
 12時25分,六国見山富士塚山頂に到着する.蛇足だが六国見山の正式な山頂は,ここから尾根沿いに300~400メートルほど先にあるが,この富士塚も一応六国見山山頂と言うことにしておこう.
 ここには「浅間大神」と大きな字で刻字された石塔が建っている.
 山頂には初夏の太陽がジリジリと照りつけているが,海の方から涼しい風が吹き上げてくる.この風を受けながら富士塚山頂からの展望を楽しむ.

<六国見山富士塚山頂>

▇三角点
 足許に三角点(かな?)のようなものが埋め込まれている.大切な物なんだろうなと思いながら,ここに登った記念として,一応,写真を撮っておく.

<富士塚山頂の三角点>

<六国見山富士塚山頂からの眺望>

▇南方向の眺望
 柵越し遠くに七里ヶ浜方面の海が見えている.その手前に台峯緑地が広がっている.左手に目を転じると鎌倉の市街地,材木座海岸,逗子方面が見渡せる(冒頭の写真).
 上空は雲一つない青空が広がっているが,気温も湿度も高いためか,何となく霞んでいる.そのため,本来なら見えるはずの伊豆・箱根の山々は霞んでいて全く見えないのが残念である.

<六国見山富士塚からの眺望>

▇みなとみらい遠望
 反対側に目を転じると,木の枝の間から横浜のみなとみらい地区が手に取るように見えている.みなとみらい地区が意外に近くに見えるのに驚く.
 眺望を十分に堪能してから,12時35分,六国見山富士塚山頂から下山開始.

<横浜みなとみらい地区展望>

<西管領屋敷を通って権兵衛踏切へ>

▇森林公園南口へ
 ”さて,どちらへ下山しようかな・・・”
 私は暫くの間迷う.稚児塚を経由して明月谷に下山するか,それとも森林公園南口へ下山するかである.もっとも時間があれば天園ハイキングコースを一回りしたいところだがそこまでの時間的な余裕はない.
 迷ったすえに,今回は無難に南口に下山することに決める.
 南口まではほぼ階段道の連続である.丹沢塔ノ岳の階段道とは違って,公園内の階段道なのでとても歩きやすく危険も少ない.同好者も居ないので,結構快調に下山し続ける.

<階段道を快調に下山>

▇アオダイショウが私をストップ
 前方に綺麗な紐のようなものが落ちているのに気がつく.
 ”あれ,何だろう・・・?”
 よく見ると,大きなアオダイショウである.
 私は田舎育ちなので,別に蛇が怖いわけではないが,関わりたくはない.蛇がどいてくれるまで立ち止まって待つことにする.
 ところがこのアオダイショウ,ここが居心地が良いのかなかなか動かない.痺れを切らした私は,アオダイショウをどかそうと思って,どこかに棒きれが落ちていないか探し始める.その気配を察したのか,アオダイショウがずるずると動き出す,これで一件落着.

<階段道に横たわるアオダイショウ>

▇見事なユリの花
 下山途中で見事なユリの花を見付ける.ここで立ち止まって何枚かの写真を撮る.
 ”綺麗だな・・・こんな花の絵も描いてみたいな・・・”
 平素山の絵ばかり描いている私でも,絵心を誘われる美しさである.

<見事なユリの花>

▇森林公園南口に下山
 12時42分,森林公園南口に下山する.
 つい10年ほど前までは,この辺りは見渡す限りの畑地だったが,今は殆どが住宅地に変わってしまった.住宅地以外の所は公園風の空き地に変わってしまった.
 水口から先は高野の住宅地を抜けて,西管領屋敷の先にある権兵衛踏切に向かって山を下るつもりである.

<六国見山森林公園南口に到着>

<西管領屋敷を経由して権兵衛踏切へ>

▇高野の住宅地
 六国見山南口から高尾の住宅地内の坂道を下り続ける.アスファルト道の照り返しがジリジリと暑い.
 随分と下り続けて,12時50分,「至六国見山(約六百米)」の案内杭が立っている四つ角に到着する.ここを左折する.
 左折した先は,ほんの少しの間,緩やかな登り返しになる.

<六国見山まで600メートルの案内杭>

▇階段を下って西管領屋敷へ
 12時53分,登り返しが終わって峠に到着する.ここから先は西管領屋敷の住宅地へ下る階段道である.
 この辺りもここ10年ほどの間にすっかり今風に整備されてしまったが,その前は鬱蒼とした森の中の心細い階段だった.

<立派な階段道を下る>

▇階段上からの眺望
 階段の上からの眺望が素晴らしい.
 眼下の住宅地は北鎌倉から台,前方の山は台峯緑地である.私は権兵衛踏切を越えてから,台峯緑地に登るつもりである.

<階段上からの眺望>

▇西管領屋敷
 階段道を下り終えると西管領屋敷の住宅地が続く.下り坂である.坂の途中で台峯緑地の山々が良く見えている.

<西管領屋敷の住宅地を下る>

▇権兵衛踏切
 13時00分,横須賀線の権兵衛踏切に到着する.ここは北鎌倉駅からちょっと大船寄りにある踏切である.
 私は,この踏切を渡ってから,その先にある台峯緑地の山へ登るつもりである.

<横須賀線権兵衛踏切>
                               (つづく)
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(執筆中)

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